紫色のバラの花言葉は？特徴・基本情報や贈るのにおすすめのシーンを解説

華やかで上品な花を咲かせるバラは世界中の人に愛されており、「花の女王」とも呼ばれています。愛にまつわる花言葉が多く、告白やプロポーズ、結婚式などで用いられることも少なくありません。

その中でも紫のバラは上品で高貴なイメージがあり、年上や目上の方に贈りやすい花です。この記事では、紫のバラの花言葉や人気の品種、おすすめの贈るシーンやアレンジメントをご紹介します。他の色のバラの花言葉や本数ごとの花言葉も解説しているので、バラのギフトを考えている人は参考にしてみてください。

紫色のバラの花言葉

紫のバラには「誇り」「気品」「尊敬」などの花言葉があります。これは、かつて紫の着色料が手に入りにくくて貴重なことから、高貴な人しか身に付けられない色であったことに由来しています。

ちなみに、濃い紫のバラなら「永遠の愛」「崇拝」「賞賛」「尊敬」となり、淡い紫のバラなら「不思議」「神秘的な愛」という花言葉になります。淡いバラがこのような意味合いになっているのは、紫色が赤と青の相反する要素を持ち合わせていることから、不思議なイメージを受けることに由来しているようです。

紫色のバラの花言葉に怖い意味はある？

紫のバラの花言葉に、とくに怖い意味合いはありません。しかし、フラワーギフトとして定番ともなっているバラには、花の部位や状態でも細かく花言葉が設定されており、中には少し怖い意味合いも存在します。

例えば、バラの枝には「不快さ」、トゲには「不幸中の幸い」という花言葉があるので、贈り物の際には誤解を招かないようにしましょう。さらに、しおれたバラには「はかない」という花言葉が、しぼんだバラには「絶望」という花言葉もあります。

紫色のバラの基本情報

紫のバラには、贈る相手を尊重するような素敵な花言葉があるので、プライベートだけでなくビジネスシーンにもおすすめです。紫のバラはそれほど希少なものではないため、フラワーショップやネット通販などで手に入ります。

紫色のバラの購入方法

紫のバラは一般的なフラワーショップなどの実店舗で販売されています。それほど珍しい花色ではないので、取り扱っている店舗はたくさんあるでしょう。もし店頭で見当たらない場合、店員さんに問い合わせてみると、入荷する日を教えてくれることもあります。

店舗に行く時間がない方や、近くのフラワーショップに紫のバラがなかった場合、ネット通販で購入するのもおすすめです。

紫色のバラの値段相場

紫のバラをプレゼントするとき、その価格は本数やフラワーギフトの形態などで異なります。紫のバラ10本程度のコンパクトな花束やアレンジメントなら4,000円前後で、30本程度の豪華な花束なら15,000円前後が相場のようです。50本以上のボリューミーな花束の場合、20,000円を超えることもあります。

紫のバラ1本当たりの単価は取り扱っているお店によって異なりますが、350～500円ほどが相場のようです。紫のバラを贈るときは、あらかじめ予算を決めておき、その範囲内で贈れるものを探しましょう。店頭で購入する場合、店員さんに予算を伝えると、その金額に見合うフラワーギフトを見繕ってもらえることがあります。

紫色のバラはいつの誕生花？

紫のバラを誕生日に贈るなら、誕生花を意識するのもおすすめです。誕生花とは、生年月日にちなんだ花のことで、365日全てに花があてられています。

紫のバラが誕生花になっている日は11月2日ですが、淡い紫のバラなら9月26日も含まれます。また、バラ全般の花言葉は6月19日なので、この日に誕生日を迎える人への誕生日プレゼントとしても良いでしょう。

紫色のバラの種類・品種

バラは、世界中で盛んに品種改良が行われており、毎年たくさんの新たな品種が誕生しています。今では5万を超えるほどの品種が存在していると言われていますが、紫のバラだけでも多くの品種があるので、どれを選べばよいか迷ってしまいますよね。

そこでここからは、紫のバラの人気の品種を7種類に厳選してご紹介します。

夜来香（イエライシャン）

夜来香（イエライシャン）は、淡くて優しい印象の紫のバラを咲かせる品種です。花の大きさは8～12cmと大輪なので満開時はとても華やかな印象になります。香りも良いのでフラワーギフトにすると、バラの魅力を最大限に感じられるでしょう。

地植え、鉢植えともに栽培可能で、切り花にも向いているのでガーデニングにもおすすめです。

スイート・ムーン

スイート・ムーンは、淡い藤色の花を咲かせる品種で、2001年に日本で誕生しました。四季咲きで房咲きなので花付きが良く、長期間花を楽しめます。樹高は1mほどで、ぐんぐん生長するので育てやすく、ガーデニングで楽しむ人も多い花です。

花茎が長いので切り花として花束などにいかがでしょうか。

ブルー・バユー

ブルー・バユーは、1993年にドイツで生まれた品種で、少し青みがかった淡い紫色の花を咲かせる品種です。クールな印象があるので、男性へのプレゼントとしても贈りやすいでしょう。

花の大きさは8cmほどで、房咲きで花付きが良く、満開になると見事な先姿になります。樹高は1.4mと少し高めなので、大きな株に育てたい方におすすめです。

たそがれ

たそがれは1977年に日本で生まれた品種で、少しピンクがかった可愛らしい紫色をしています。花びらの縁が波打っているのが特徴で花付きも良く、開花時は見ごたえ満載です。花持ちはそれほど良くありませんが、四季咲きのため長期間花を楽しめるでしょう。高さは1mほどで枝が細く、トゲが少ないという特性もあるので、ガーデニングにもおすすめです。

ルシファー

ルシファーは、少しくすんだような淡い紫色が特徴の品種で、大人っぽくて神秘的な雰囲気をかもし出します。花の大きさは6～8cmと中輪ですが、カップ咲きから徐々に花びらが反り返って、半剣弁咲きへと変化していきます。爽やかで清々しい香りも魅力で、フラワーギフトにすると上品でエレガントなプレゼントになるでしょう。

マミーブルー

マミーブルーは1991年にフランスで生まれた品種で、青みがかった淡い紫色をしています。花びらがくるくると裏返り、中心が高い「高心剣弁」で、丸っこくたっぷりとした印象です。

「マミーブルー」とは「おばあちゃんの青い服」という意味で、その通り優しい色合いをしています。おばあちゃんへの誕生日祝いや還暦祝い、敬老の日などのプレゼントにいかがでしょうか。

リラ

リラはピンクのような可愛らしい紫色の花を咲かせる品種で、たくさんの花びらを密集させるカップ咲きは、ボリュームがあって華やかです。バラの品種の中では花持ちが良い方で、最後まで形をあまり崩すことなく長期間咲き続けてくれます。

育成は遅めなのでじっくり時間をかけて育てる必要がありますが、株元から花を咲かせるので、ガーデニングでは手前の方に植えたり、鉢で育てたりするのがおすすめです。

紫色のバラを贈るのにおすすめのシーン

紫のバラには、相手を敬う花言葉があるので、目上の方や年上の方に贈ると良いでしょう。プライベートはもちろん、ビジネスシーンでも活躍します。紫色は男性にも女性にも贈りやすい花なので、花の色選びに迷ったときは選んでみてください。ただし、紫色はお供えの花にも使われることがあるので、バラのように華やかでプレゼント向きのものにしましょう。

昇進祝い

紫のバラには、「賞賛」や「尊敬」といった花言葉があるので、社内で昇進した人へのプレゼントにおすすめです。おめでとうという気持ちを込めて、バラの花束やアレンジメントを贈りましょう。

昇進祝いの相場は5,000円からとなっていますが、何人かでお金を出し合って予算を組む場合はもう少し豪華なものになっても構いません。また、昇進祝いは正式な辞令の発表から1週間以内、遅くとも2週間以内に贈るようにしましょう。

昇進祝いのフラワーギフトをオフィスなど屋外で渡すときは、持ち帰りやすいように紙袋を用意し、あまり大きくなりすぎないように注意してください。

退職祝い

紫のバラの「誇り」という花言葉は、これまで真剣に仕事に取り組んできた方への退職祝いに最適です。退職祝いのギフトは、贈る方との関係性によって相場が変わりますが、同僚には3,000〜5,000円、上司や先輩には5,000～10,000円となっています。

また、部署のメンバーなど複数人でお金を出し合う場合は、1人当たり1,000円ずつ出すことが多いようです。退職祝いも昇進祝い同様、オフィスで渡すなら持ち帰りやすいサイズ感と形状にしましょう。

長寿祝い

紫色は上品で高貴な色なので、おじいちゃんやおばあちゃんへ贈る花として人気の色です。「気品」や「尊敬」といった花言葉もあるので、長寿を祝うプレゼントとしていかがでしょうか。他にも、誕生日や敬老の日などにもおすすめです。

長寿祝いでバラを贈る場合、花束よりもアレンジメントだと管理の手間がかかりません。もちろん、ガーデニングが趣味のおじいしゃんやおばあちゃんには、花鉢を贈っても喜ばれることでしょう。

紫色のバラのおすすめアレンジメント

紫のバラは上品でエレガントな印象なので、それだけでも素敵なフラワーギフトになります。しかし、特別な贈り物にしたい場合はバラの本数にこだわってみたり、他の色のバラと合わせてより華やかにしてみたりするのも良いかもしれません。

紫のバラのおすすめアレンジメントをご紹介するので、ギフト選びの参考にしてみてください。

12本の「ダズンローズ」として贈る

「ダズンローズ」とは12本のバラの花束のことです。1本のバラごとには、それぞれ「愛情・感謝・尊敬・信頼・真実・誠実・情熱・努力・栄光・希望・幸福・永遠」といった意味が込められており、告白やプロポーズにおいて相手へのあふれる愛を表現するために用いられます。それだけでなく、家族や友人、お世話になった方に、感謝の気持ちを込めて贈るのも良いでしょう。

ダズンローズといえば赤いバラが定番となっていますが、もちろん他の色でも良いので、紫のバラでダズンローズを作り、大切な人に贈ってみてはいかがでしょうか。

他の色のバラと合わせて贈る

紫単色のバラは、神秘的で高貴なイメージになりますが、他の色のバラと組み合わせても美しくなります。例えば、淡い紫のバラと白いバラを組み合わせるとアンティーク調の優しい雰囲気になるので、女性へのプレゼントにおすすめです。赤みの強いバラは、赤やピンクのバラと組み合わせることで華やかで情熱的な雰囲気になるでしょう。

青みの強い紫のバラは、緑色のバラと組み合わせるとクールな印象になるので男性へも贈りやすくなります。

【バラの花言葉】色による違い

紫のバラは他の色のバラとも相性が良いことを解説しましたが、その場合は他の色のバラの花言葉も気になりますよね。バラの花言葉は基本的にポジティブな意味合いのものが多いのですが、中にはマイナスイメージの花言葉もあるので贈る際には誤解を招かないように注意しましょう。

赤色のバラ

赤いバラは、バラの中だけでなく花全体で見てもフラワーギフトの定番の1つです。告白やプロポーズ、結婚式などで贈られることが多い印象ですが、そのイメージ通り、花言葉も愛にまつわるものが多くなっています。

「あなたを愛してます」「愛情」「情熱」といった、ロマンティックな花言葉があるので、恋人やパートナーへのギフトにおすすめです。

紫の花と合わせる場合、ピンクっぽい紫のバラだと、暖色系でまとまって相性が良くなります。

ピンク色のバラ

優しくて可愛らしい印象のピンクのバラ。花言葉は「上品」「感謝」「しとやか」など、美しい女性を表す意味合いが多くなっています。また、ピンクのバラは色の濃さによっても花言葉が変わり、淡いピンクだと「誇り」、濃いピンクだと「愛している」や「可愛い人」といった意味合いになるのです。

紫のバラとピンクのバラはとても相性が良く、全体的にふんわりと優しい印象のフラワーギフトになるので、女性へのプレゼントに適しています。

黄色のバラ

明るくてポジティブな印象を受ける黄色いバラ。見ているだけで元気をもらえそうですが、花言葉も「友情」「献身」「平和」といった、前向きな意味合いになっています。しかし、黄色いバラには「薄らぐ愛」「嫉妬」「不貞」といったネガティブな花言葉も存在するので、贈る際は誤解されないように注意しましょう。

青と黄色が補色関係にあるので、紫と黄色も相対する色のように見えますが、組み合わせて花束を作ってみると、上品な中にも元気な印象のある個性的なギフトになります。

オレンジ色のバラ

まるで太陽のように、見る人の心を温かくしてくれるオレンジのバラ。オレンジのバラが生まれたのは約100年前と言われており、バラの色の中では比較的新しい色味です。

オレンジのバラには、「絆」「幸多かれ」「信頼」「健やか」など、贈る人の幸せを祈れる花言葉がたくさんあります。大切な友人や家族に贈ると良いでしょう。

オレンジのバラと紫のバラの組み合わせも、黄色と同じように個性的な色味になります。

白色のバラ

ブライダルシーンでも用いられることの多い白いバラ。まるで雪のような、けがれのない純白の花色が、花嫁さんにぴったりです。

白いバラの花言葉は、そのようなイメージにぴったりの「純潔」や「私はあなたにふさわしい」となっています。また、「深い尊敬」という花言葉もあるので、ブライダルシーン以外でも贈りやすいでしょう。ただし、白いバラが折れた状態だと「純潔を失った悲しみから死を望む」という少し怖い花言葉になってしまいます。

緑色のバラ

緑色のバラは、華やかさの中にも周りを包み込むような優しさがあります。爽やかな印象なので、女性はもちろん男性にも贈りやすい花色です。

緑色のバラには、「穏やか」や「あなたは希望を持ちえる」という花言葉があります。これから新しい環境に飛び込もうとする、入学祝いや就職祝いにもおすすめです。

【バラの花言葉】本数による違い

バラは花の本数によっても花言葉が細かく分かれています。花束で紫のバラをプレゼントしたいときは、伝えたい気持ちに合う花言葉の本数で選んでみるのも素敵です。

1本	「一目ぼれ」「あなたしかいない」
2本	「この世界は二人だけ」
3本	「愛しています」「告白」
4本	「死ぬまで気持ちは変わりません」
5本	「あなたに出会えたことの心からの喜び」
6本	「あなたに夢中」「お互いに敬い、愛し、分かち合いましょう」
7本	「ひそかな愛」
8本	「あなたの思いやり、励ましに感謝します」
9本	「いつもあなたを想っています」「いつも一緒にいてください」
10本	「あなたは全てが完璧」
11本	「最愛」
12本	「私と付き合ってください」
13本	「永遠の友情」
21本	「あなただけに尽くします」
24本	「一日中思っています」
50本	「永遠」
99本	「永遠の愛」
100本	「100％の愛」
999本	「何度生まれ変わってもあなたを愛します」

バラを贈るならフラワーギフトラボ

紫のバラを贈るなら、フラワーギフトラボをご利用ください。予算やギフトシーン、花の色などから絞り込みができるので、希望に添うフラワーギフトを探しやすいです。日本全国配送可能で、地域によっては24時間以内に届けられます。急な贈り物でもあわてずに済むでしょう。また、立札やラッピングは無料のサービスになっているので、ビジネスシーンにもおすすめです。

紫のバラを大切な人に贈ろう

紫のバラには「誇り」「気品」「尊敬」など、贈り物にふさわしい花言葉があります。しかし、花の状態や組み合わせる他の色のバラによっては、ネガティブな意味合いになることもあるので、贈る際には注意しましょう。バラの本数に意味を持たせて、特別な花束を贈るのもおすすめですよ。