かわいいガーベラをプレゼントしよう!ガーベラを贈る際知っておくべきことと選び方
花はどんな花でも美しく、多くの人を魅了するものですが、特に人気の高い花は贈り物としても活用されます。
そんな人気の高い花の1つとして、世間でよく知られているのが「ガーベラ」です。
花の種類には詳しくないという人でも、ガーベラなら知っているという人も、きっと多いことでしょう。
それくらいガーベラという花は、多くの人から愛されている花です。
だからこそガーベラは、フラワーギフトとして欠かせない花でもあり、その種類は実に豊富で、様々な種類が存在します。
では、誰かにガーベラを贈りたいと考えた時、どんなガーベラを選べば喜んでもらえるでしょうか。
知っているようで知らない、ガーベラの生態に迫りながら、プレゼントとして選ぶ際のポイントをみていきましょう。
ガーベラってどんな花?
「ガーベラってどんな花?」と質問され、頭の中でイメージできる人はたくさんいることでしょう。
ですが、その生態についてまで詳しく知っているという人は、意外と少ないかもしれません。
花芯から外へ向かって、花びらが幾重にも重なって咲くその姿は、とても愛らしいものです。その愛らしくかわいらしい姿から、年代を問わず広く愛されていますが、そんなガーベラの生態とは一体どんなものなのでしょうか。
ガーベラの生態
ガーベラはキク科に分類され、1本の茎から5㎝〜10㎝ほどの大きさの花を咲かせます。
色の種類がとても豊富なうえ、1年に2回春と秋に花を咲かせることが特徴です。
アフリカや熱帯アジアなど特に暖かい地域に生息し、その名は発見したドイツの博物学者から名づけられています。
近年においては品種改良も重ねられ、暑さ寒さに強いガーベラや、病害虫に強いガーベラが多く誕生しています。
日本へ入ってきたのは大正初期といわれ、「花車」「花千本槍」などの和名も名付けられるほどです。
栽培に適した環境
ガーベラは暖かい地域に多く生息していることからもわかるように、日当たりのいい場所を好む花です。
暖かい場所を好みますが、品種改良されたガーベラは寒さにも強く、マイナス5℃前後まで耐えられるガーベラもあります。
10℃から20℃が最適な栽培温度とされ、湿度にも弱いため、風通しのいい場所がガーベラにとっての好環境といえるでしょう。
暖かい場所を好みますが、直射日光はNGです。
ガーベラの栽培の特徴
ガーベラには地植えで育つものと、そうでないものがあります。
また、色とりどりの花の種類があり、茎の長さにも長いものと短いものがあります。
花や蕾は雨風に弱く、頻繁にさらされてしまうと枯れてしまう原因となるものです。
咲いた花を切り花としてカットしても、次の花がすぐに開花することもガーベラの特徴となっています。
鉢植えとしてガーベラを育てる際、気を付けるべきなのが根詰まりです。
根が成長を続けることで、鉢の中で根詰まりを起こしてしまうため、定期的に鉢の植え替えをする必要があります。
代表的な品種
ガーベラの代表的な品種には下記のようなものがあります。
・ガルビネア・・耐寒性に優れた品種で、病害虫にも強い。
・エバーラスト・・耐寒性に優れ、連続して花を咲かせることができる。
・パティオ・・切り花由来の品種と言われ、大きくて豪華な花を咲かせる。
ガーベラの種類
ガーベラと一言で言っても、その種類はとても豊富でバリエーションも豊かです。
原種の数は約40種類にもなり、全体では2000種類以上にも及びます。
大きく分けると、花の咲き方と大きさにより5つのタイプのガーベラに分類することができます。
ひと重咲き
1番よく見かけるガーベラです。
中心部の芯の色が、花びらと同じものと濃い色のものとあります。
花びら1枚1枚が細長いことが特徴です。
八重咲き
ひと重咲きと比較すると花びらの大きさが小さく、芯までびっしりと花びらが咲いているガーベラです。
花芯から外側に向かって花びらの大きさが大きくなっていきますが、花びらの数が多すぎて花芯が見えないものもあります。
スパイダー咲き
花びらの形に特徴があるガーベラです。
ひと重咲きと比較してもわかるように、花びらの形は先端にむかって細くなっています。
まるで夜空に咲く花火のようにも見えるのが、このガーベラの特徴です。
カール咲き
一見するとその姿はひと重咲きのようにも見えますが、花びらがうねるように咲いているのが特徴的なガーベラです。
先端が反り返っていることから、臨場感や躍動感にあふれるガーベラとして知られています。
独創性があるため、フラワーアレンジメントなどに使う時は、特に目を引くガーベラです。
ミニ系とスタンダード系
ガーベラは、花びらの大きさによっても分類されます。
花が約10㎝未満のものなら「ミニガーベラ」として分類され、10㎝以上の大輪なら「スタンダード系」と呼ばれます。
ガーベラはどんな時に贈る花?
ガーベラは、特に女性に人気が高い花です。
その理由は、その可愛らしい姿や色とりどりに咲かせる花びらにあります。
ガーベラの種類は先にふれたとおりですが、色の種類が多いこともガーベラの特徴の1つです。
豊富な色のガーベラをふんだんに使い、フラワーギフトとして贈られることの多いガーベラですが、では主にどんなシーンで贈られているのでしょうか。
お祝い
オレンジ色や黄色などの暖色系は、ビビットカラーと呼ばれはっきりした濃い目の色が多く、見る人を明るい気持ちにさせてくれます。
同じ明るい色でも、ガーベラは薄いピンクやレモンイエローなどといったパステルカラーの種類も豊富です。
そのため、結婚や出産などのおめでたいシーンや、授賞式などのお祝いの席でも喜ばれます。
新しい門出
合格祝いや就職祝いなど、新しい門出を迎える人にもガーベラは最適です。
お祝いのシーンと同じく、明るい色のガーベラでまとめたフラワーアレンジメントは、これから始まる新境地へのイメージを抱かせてくれます。
特に白いガーベラには「希望」「律儀」「純潔」という花言葉があることから、このようなシーンでは選ばれることが多くなっています。
記念日
ガーベラは大輪の花を咲かせるため、記念日の贈り物にもぴったりです。
大輪の花が印象に残りやすく、ガーベラを目にするたび、この記念日のことを思い出すきっかけとなるでしょう。
贈るガーベラを選ぶ時のポイント
ガーベラの花言葉を知る
花には花言葉というものが存在しますが、ガーベラにも当然花言葉があります。
ガーベラ全体としては「希望」「前進」などの花言葉を持ち、その色によっても花言葉は違うものです。
赤色には「神秘」「燃える神秘の愛」「挑戦」という花言葉、ピンクには「感謝」「崇高な美」、オレンジの花言葉には「我慢強い」「冒険心」などの花言葉があります。
ガーベラが持つ花言葉の意味を調べることで、贈る目的に合わせたガーベラを選ぶことができ、相手をさらに喜ばせることができます。
相場を知る
ガーベラの相場はその種類や季節、お店によっても異なります。
ガーベラをメインとしたフラワーギフトを作るなら、予算は3000円前後が目安となります。
3000円前後のフラワーギフトなら、ガーベラを10本から12本ほど入れることが可能ですが、品種によっては高価なガーベラもあるため、注意が必要です。
色の組み合わせ
ガーベラは色の種類が豊富なため、フラワーアレンジメントに大活躍します。
複数種類ある色を、どのように組み合わせるのか、もしくは単色で作るのかによって、できあがるフラワーアレンジメントの雰囲気は変わってくるものです。
贈るシーンに合わせて色の組み合わせを変えると、さらに一段上を行くフラワーアレンジメントが完成するだけでなく、贈る相手にも喜んでもらえること間違いありません。
プレゼントとして贈るガーベラのスタイル
ガーベラを贈る時に、どんなスタイルのガーベラを思い浮かべるでしょうか。
ガーベラのプレゼントは、主に下記のようなスタイルに分けられますが、これはガーベラに限らず、フラワーギフトとして定番のスタイルでもあります。
花束
花束は、フラワーギフトの定番の形です。
茎から使うことで花そのものの形を活かすことができ、ボリューム感や花本来の美しさを最大限に表現できるスタイルでもあります。
ラッピングに使用するペーパーやリボンにもこだわると、さらにおしゃれな花束が完成します。
贈られた人は、こだわりの花瓶に生けられる点や、好きな形に生けなおすことができるのが、花束のよい点です。
1本で花束としても存在感があり、大人数に配る時には、色とりどりのガーベラを用意すると、とても華やかになります。
フラワーアレンジメント
茎を適度な長さにカットし、水を含ませたスポンジに複数本の花を活けるスタイルです。
専用のかごやボックスに活けられるため、受けとった人がすぐにそのまま飾れることがメリットとなっています。
頻繁な水やりや、花瓶の用意がいらない点もフラワーアレンジメントが人気を集めている理由です。
複数本の花を同時に活けることから、1つの作品として完成されています。
リース
花や茎をつなぎ合わせ、全体的にリング状の形に作られたものです。
リースに向いていると言われている花は、凹凸が少なく、平面的な花です。
ガーベラは立体的ではなく平面的な形をしているため、リースには最適な花であり、色とりどりのガーベラを使うことで、素敵なリースを作ることができます。
リースも花や茎はスポンジに刺されて作られているので、受け取ったらそのまま飾ることが可能です。
またその形状を生かし、壁や玄関などにかけて飾ることができるのも、リースの大きなメリットとなります。
ガーベラを贈るメリット
ガーベラはフラワーギフトとして贈られると、ほぼ間違いなく喜ばれる花です。
その美しさが理由であることは言うまでもありませんが、ガーベラをフラワーギフトとして贈る際には、他にどんなメリットがあるでしょうか。
パステルカラーが豊富
色の種類が豊富な花はたくさん存在しますが、ガーベラはパステルカラーと呼ばれる淡いい色の種類までとても豊富です。
だからこそフラワーアレンジメントとして一役買うことが多く、明るいだけでなく優しいその色合いやポップな色合いが、見る人の心まで癒してくれます。
豊富な色合いが、フラワーアレンジメントをデザインする楽しさまで教えてくれるのです。
お財布に優しい
ガーベラは平面的に花を咲かせるだけでなく、大輪の花を咲かせる花です。
大輪の花が隙間や空間を上手に埋めてくれるため、フラワーアレンジメントをデザインする時に、大活躍します。
予算に余裕がない時にガーベラを活用すると、見た目的にも美しいだけでなく、お財布にも優しいフラワーギフトを作ることができます。
1本でも複数本でもいい
ガーベラの茎はとてもしっかりしているだけではなく、その色もきれいです。
長さもあるため、その凛とした美しい佇まいは、1本だけでも絵になります。
長い茎のガーベラを複数本集めるとボリュームがアップし、高級感も増すので、一味違った花束が出来上がります。
茎を程よい長さでカットし、複数本集めるとかわいらしいフラワーアレンジメントのデザインに大活躍です。
花言葉が良い意味のものが多い
ガーベラの色とりどりの鮮やかな花や、茎まで美しい姿は見る人をとにかく元気にしてくれるものです。
花びらや茎だけでなく、花芯まできれいな色をしているガーベラは、花言葉も良いものが多く、プレゼントとして贈りやすいのが特徴です。
ガーベラ全体の花言葉は「希望」「前進」で、ピンクは「感謝」赤は「限りない挑戦」など、前向きな気持ちになれる花言葉であることが多く、花言葉を気にする方にも贈りやすいでしょう。
老若男女に愛される
ガーベラは女性に人気の高い花ですが、老若男女を問わずに愛される花でもあります。
特に黄色でまとめられたガーベラなら、男性でも女性でも、年配者でも子供での喜ばれる色です。
年齢や性別だけでなく、プレゼントとして贈る相手との関係性も問わないのがガーベラのいいところでしょう。
恋人、家族、上司、どんな相手に贈っても失敗しません。
ガーベラは、誰からも愛される花だからこそ、誰にでも気軽に贈れる花として人々に親しまれています。
2度楽しめる
ガーベラは、その花びら1枚1枚もとても美しい花です。
飾ったガーベラを楽しむことはもちろんですが、落ちてしまった花びらも、私たちを楽しませてくれます。
色とりどりの花びらを複数枚集め、透明の瓶やコップに入れて観賞するのもおススメです。
また日々のお手入れとして、吸い上げがよくなるように茎のカットを繰り返していると、自然と茎は短くなってしまいます。
ガーベラは大輪の花を咲かせるので、短くなった茎とのバランスがとりづらくなるものです。
水を替えるタイミングで茎部分をカットし、花びらだけを水に浮かべ観賞すると、ガーベラを2度楽しむことができます。
まとめ
目にする機会の多いガーベラは、見た目的にも美しいだけではなく、1本でも複数本でも、その良さを最大限に発揮できる花です。比較的安価な価格で入手できる点や、大輪の花で上手に空間を埋めてくれる点など、メリットだらけの花でもあります。
だからこそ、フラワーギフトとして贈られると喜ばれる代表花でもあり、多くの人を魅了し続けるのです。プレゼントする目的に合わせたガーベラを選ぶことで、さらに受け取った人の気持ちを華やかで明るい気持ちにさせてくれます。
フラワーギフトラボでは、そんなガーベラの花束をご用意しております。誕生日やちょっとしたプレゼントに、ぜひガーベラの花を選んでみてはいかがでしょうか。