ポインセチアの花言葉特集!怖いってほんと?赤や白の意味は?
クリスマスが近くなると街でよく見かけるようになるポインセチア。赤や緑のクリスマスカラーが美しく、クリスマスを連想する方も多いでしょう。
しかし、そんなポインセチアの花言葉について知っている人は少ないのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ポインセチアの花言葉や贈り方、人気の種類や育て方まで徹底解説します。ポインセチアを誰かにプレゼントしたい方や育ててみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ポインセチアの花言葉
ポインセチアは、クリスマスの定番の花としてイメージ付けられていますが、花言葉にもこのイベントを連想させるようなものがいくつかありますよ。
日本語版と英語版で少し意味合いが異なるので、両方の面から花言葉を解説していきます。
日本語版
ポインセチアの日本での花言葉は、「祝福」「聖夜」「幸運を祈る」「私の心は燃えている」などがあります。
「祝福」や「聖夜」は、ポインセチアの花がクリスマスシーズンの時期に咲くことであったり、ポインセチアの苞の形が夜空に輝く星に見えたりすることなどから由来しているようです。
「幸運を祈る」という花言葉は、古くからヨーロッパの人々が、自然に感謝する気持ちを込めてポインセチアを飾る風習があったことから付けられています。台地や太陽に感謝を捧げることで、自分や家族の幸運を祈っていたのでしょう。
「私の心は燃えている」という花言葉は、情熱的な赤いポインセチアで心まで燃え盛っているという様子を表していることから由来しています。
英語版
英語版のポインセチアの花言葉には、「purity(清純)」と「be of good cheer(元気を出しなさい)」などがあります。「清純」という花言葉は、ポインセチアの原産国であるメキシコにおいて、赤色が「清純」を表していることから付けられているようです。日本では一般的に「清純」というと白を連想しますが、国によってイメージカラーが異なるのは新鮮味を感じますね。
「元気を出しなさい」という花言葉は、かつてインドでポインセチアの樹液を薬として用いていた風習からきているそうです。実際に、ポインセチアの樹液に薬としての効果があることは立証されていませんが、昔の人々の思想や風習が花言葉として残っていることは面白いですね。
ポインセチアの色ごとの花言葉
ポインセチアといえば赤が定番になっていますが、実はピンクや白などのカラーバリエーションもあります。
ポインセチアは色の違いによっても花言葉が付けられているので、ギフト選びやガーデニングの参考に覚えておくと良いでしょう。
赤いポインセチア
赤いポインセチアには「祝福する」「幸運を祈る」「聖夜」「私の心は燃えている」などの花言葉があります。上記でも解説したとおり、ポインセチア全般の花言葉と一致していますが、それは一般的なポインセチアが赤であることを想定しているからです。
ピンクのポインセチア
赤いポインセチアよりも柔らかい雰囲気で、可愛らしい色合いのピンクのポインセチア。花言葉は「思いやり」や「純潔」となっています。詳しい由来などは分かっていないようですが、ピンクのポインセチアの優しいイメージから連想できそうです。
この色は主に「プリンセチア」という品種で、2009年にサントリーフラワーズが開発したものです。この品種については、後ほど詳しく解説します。
白いポインセチア
清らかで上品な印象を受ける白いポインセチアの花言葉は、「慕われる人」や「幸運を祈る」です。これは、白が聖母マリアを連想させることや、白がウエディングカラーであることから由来しているのでしょう。
結婚祝いはもちろん、尊敬しているという気持ちを込めて上司や目上の方に贈るのもおすすめです。
黄色いポインセチア
あまり見かけませんが、黄色いポインセチアも鮮やかで美しいですよ。そんな黄色いポインセチアには、「あなたの幸せを祈る」という花言葉があり、さまざまな贈り物のシーンで贈りやすいでしょう。
黄色いポインセチアは品種が少ないのですが、「レモンスノー」という品種が代表的です。
青いポインセチア
まれに、青いポインセチアを見かけることがありますが、これは白いポインセチアを青に着色したものであり、自然界には存在しません。そのため花言葉も存在しないのですが、あえて意味を込めるなら白いポインセチアの「幸運を祈る」という花言葉を流用しても良いでしょう。青いポインセチアはシックでクールな印象があるため、男性へのプレゼントにおすすめです。
ポインセチアの花言葉は怖いって本当?
これまで解説してきたように、ポインセチアの花言葉に怖い意味は特にありません。しかし、クリスマスのイメージカラーの1つである赤がキリストの血をイメージしていることから、なんとなく怖いという印象があるのかもしれませんね。
また、ポインセチアの原産国であるメキシコにおいて赤が「清純」を意味するのも、血に由来しているようです。これらのことから、ポインセチアになんとなく怖いイメージが付いてしまっているのでしょう。しかし、相手に怖い思いをさせるような花言葉はないので安心してください。
ポインセチアの花言葉を生かした贈り物シーン
クリスマスのイメージが強いポインセチアですが、花言葉の意味を生かして告白や結婚祝いなどにもおすすめです。こ
こからは、花言葉を意識した、ポインセチアのギフトシーンをご紹介します。
クリスマス
「祝福」や「聖夜」という花言葉を持つポインセチアは、やはりクリスマスプレゼントにぴったり。色味も赤や緑とクリスマス感たっぷりなので、クリスマスパーティーを彩る花としてもおすすめです。
本物のポインセチアをプレゼントするのも素敵ですが、ポインセチアをモチーフにした小物やアクセサリーなども、クリスマスプレゼントとして人気です。
告白・プロポーズ
赤いポインセチアには「私の心は燃えている」という意味合いもあるので、告白やプロポーズにもおすすめです。真っ赤なポインセチアを大切な人に贈って、熱い思いを伝えてみませんか?
ポインセチアの多くは鉢植えで流通していますが、最近では切り花も出回っているので、花束やアレンジメントに取り入れてみてください。
誕生日
ポインセチアは、冬に誕生日を迎える人のバースデープレゼントにもおすすめです。「祝福する」という真っすぐな花言葉があるので、色鮮やかなポインセチアで誕生日をお祝いしてみませんか?女性の方には、「思いやり」という花言葉をもつピンクのポインセチアもおすすめです。
結婚祝い
この時期に結婚をされる方への結婚祝いにもポインセチアがおすすめです。赤いポインセチアの「祝福する」や、白いポインセチアの「幸運を祈る」、黄色いポインセチアの「あなたの幸せを祈る」など、ポインセチアには新たな門出を祝福する花言葉がいくつかあります。
また、白い花はブライダルシーンにもぴったりでしょう。
ポインセチアを贈るときの選び方
ポインセチアは、クリスマスプレゼントはもちろん誕生日や結婚祝いなどほかのお祝いのシーンにも贈りやすいおすすめの植物です。
ポインセチアを贈る際には、カラーを生かしたものを選んだり、花言葉や花の本数で選んだりしましょう。
ここからは、ポインセチアを贈るときの選び方のポイントをご紹介します。
クリスマスカラーを意識する
クリスマスプレゼントにポインセチアを贈るなら、クリスマスカラーを意識しましょう。緑の葉に赤い苞のポインセチアであればそのままクリスマスカラーになりますが、白いポインセチアを織り交ぜるとより華やかになります。
また、店舗によってはクリスマスシーズンに出回るポインセチアの苞に金箔が塗布してあることもあり、より雰囲気を盛り上げてくれることでしょう。ラッピングにはシルバーやゴールドの包装紙を選ぶのもおすすめです。
花言葉で想いを伝える
花をプレゼントするときには、花言葉によって想いを伝えられるというメリットがあります。せっかくなのでこのメリットを生かして、伝えたい想いに近い花言葉を選びましょう。ポインセチアには「祝福」や「思いやり」、「幸運を祈る」などの素敵な花言葉がたくさんあるので、これらの花言葉を意識すると想いが伝わりやすくなります。
花の本数を決める
花は、贈る本数によっても意味合いが異なります。例えば、3本だと「告白」「あなたを愛しています」、5本だと「あなたに出会えて嬉しい」、12本だと「結婚してください」という意味になるのです。特別な意味を持たせたポインセチアを贈りたいなら、ぜひ本数にもこだわってみてください。
ただし、4本は「死」を、9本は「苦」を連想させるので避けるのがマナーです。また、13はキリストが処刑された日などさまざまな悪い言い伝えがあり、縁起の悪い数字とされているので、こちらも避けましょう。
ポインセチアの基本情報
ここまで、ポインセチアの花言葉やおすすめの贈り方などについて解説してきました。ここからは、ポインセチアの基本的な情報や種類、育て方などについてご紹介します。
科 トウダイグサ科
属 トウダイグサ属
和名 ショウジョウボク、ポインセチア
英名 Poinsettia , Christmas flower
学名 Euphorbia pulcherrima
原産地 メキシコ
特徴
ポインセチアの開花期は11月〜1月。クリスマスのイメージも強いですが、実は暖かい地域原産の植物です。冬の花とはいえ、日本の冬ような厳しい寒さには弱く、5度以下の環境で一晩放置していると枯れてしまうこともあります。
しかし、うまく育てればとても大きく成長し、草丈が2m以上になることもあるようです。
ポインセチアの赤やピンクなどの色づく部分は、花ではなく「苞」といって葉が変化したもので、苞の中心にある黄色く小さな粒が花になります。
ポインセチアの誕生花
誕生花とは、365日それぞれに特定の花を割り当てたもので、生まれた日にちなんだ誕生花を贈ってお祝いすることに用いられるものです。
誕生日に贈る花の種類に迷ったら、誕生花を参考にしてみるのもおすすめ。ポインセチアの花言葉は、花の色ごとに異なっています。
ポインセチア全般:12月26日
赤色のポインセチア:12月9日、12月25日
白色のポインセチア:11月18日、12月13日
赤いポインセチアはまさにクリスマスの誕生花なので、この日に誕生日を迎える人にぜひ贈ってみてください。
ポインセチアの種類
ポインセチアは、品種改良によって新たな種類が続々と誕生しています。定番の赤いポインセチア以外にも、ピンクや黄色のポインセチアも人気を集めているほか、苞や葉の形もバリエーションが豊かになってきました。
ここからは、ポインセチアの種類について解説します。
プリンセチア
華やかな苞がプリンセスを想像させることから、「プリンセス」と「ポインセチア」を組み合わせて作られたネーミングの品種です。赤以外にもピンクや白などの苞を付けます。
コンパクトでスタンダードなものから、豪華な八重咲きのものまでさらに細かく品種が分かれているシリーズです。
ウインターローズ
ウインターローズは、カールした苞が重なり合うことでまるでバラのように見える品種です。華やかで豪華な花を思わせるユニークな花姿ですが、色も赤だけでなく白も存在します。また、白いウインターローズは、真っ白ではなく、中心にうっすらとピンクの斑が入っているのも美しいです。
ジングルベル
ジングルベルは、赤い苞に白い斑が入った色鮮やかな品種で、まるで雪が降り積もったかのような幻想的な魅力があります。斑の入り方は個体差があるので、株によって違いを楽しむのもおすすめです。
白い苞をもつポインセチアがなくても、これ1つでクリスマスカラーを再現できますよ。
クレイジークリスマス
ピンクの半に白い斑が入った品種で、葉や斑のフチがギザギザになっているのが特徴です。一目見ただけではポインセチアに見えないこともある変わり種でまさにクレイジー。
クリスマス感はありながらも、少し変わったポインセチアを贈ってみたい、または育ててみたい方はクレイジークリスマスを選んでみてください。
レモンスノー
赤やピンクが一般的なポインセチアですが、こちらは珍しく黄色い品種です。レモンのような爽やかなイエローが印象的で、聖夜の星のような明るさを放ちます。
ロマンチックになりすぎないので、同性の友達や家族にも贈りやすいでしょう。
アイスパンチ
アイスパンチは2007年から生産が始まった比較的新しい品種で、赤い苞の中心部分に白い斑が入るのが特徴です。まるで雪や霜が降り積もったような姿で、品種名からもひんやりとした印象を受けますね。日本では人気の品種です。
ポインセチアの育て方
ポインセチアは贈り物にも最適ですが、鉢植えで流通していることが多いのでガーデニングとして育ててみるのもおすすめです。
鉢植えでポインセチアを貰ったら、正しい育て方をして長く楽しみましょう。
置き場所
冬に開花を迎えるポインセチアですが、極端な寒さには弱いので冬は基本的に室内で育てます。目安として、外気温が15度を下回ったら室内に入れるのがおすすめです。5度を下回ると枯れてしまうこともあるので注意しましょう。
ただし、日光が不足すると葉が変色して落葉してしまうので、日中はできるだけ明るい場所に置いてください。
水やり
ポインセチアはどちらかというと乾燥気味の環境を好むので、水のやりすぎには注意しましょう。鉢の表面が十分に乾いていることを確認してからやるようにしてください。
夏の暑い時期に水をやりすぎると蒸れて根が傷んでしまうので、朝や夕方の涼しい時間帯に控えめにやるようにしましょう。
肥料
ポインセチアを植え付けるときは、元肥として緩効性の肥料を混ぜ込みましょう。4月から秋までの成長が活発になる時期は、月に1度のペースで固形肥料を与えます。
しかし、肥料が多すぎると栄養過多になって逆に株が弱ってしまうので、量を守りましょう。
植え替え
ポインセチアの根詰まりを予防するために、1〜2年に1度は新しい鉢に植え替えましょう。植え替える時期は、5月中旬の花が咲き終わったタイミングがベストです。
植え替えの際、根鉢を傷つけないように慎重に行い、傷んだ根があれば取り除いてください。
まとめ
今回はポインセチアの花言葉や育て方についてご紹介しました。
ポインセチアには、「祝福」や「聖夜」などクリスマスにぴったりの花言葉がいくつもありましたね。赤いポインセチアは12月9日、12月25日の誕生花なので、クリスマスプレゼントはもちろん、誕生日や告白のシーンにもおすすめですよ。
あまり見たことのない白や黄色のポインセチアを贈れば、一味違うプレゼントになるでしょう。
花の色ごとでも花言葉が異なるので、伝えたい想いに近いものを選んでみてくださいね。