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勤労感謝の日には花を贈ろう|相手に合わせた花の選び方や相場は?

毎年11月23日に制定されている「勤労感謝の日」は、「勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝しあう日」という目的で国民の祝日とされています。この日は普段仕事をしている家族はもちろん、家庭で家事や育児を頑張る人や、日々の介護を担っている人、職場の上司、同僚などに感謝を伝えるに最適な日です。
今年は、ありがとうの気持ちを込めて花のギフトを贈ってみませんか。この記事では、勤労感謝の日に贈るのに相応しい花を紹介します。贈る相手別の選び方や花の相場なども解説しているので、ぜひ花を選ぶ際の参考にしてください。

勤労感謝の日に花を選ぶ理由

勤労感謝の日に、両親や職場の同僚、パートナーに花を贈ったことがある人は意外と少ないかもしれません。しかし、日ごろなかなか面と向かって伝えられないありがとうの気持ちを伝えるには、花のギフトが最適です。

まずは、勤労感謝の日に花のギフトを選びたい理由を見ていきましょう。

感謝の気持ちがストレートに伝わる

数あるギフトのなかでも、花は感謝の気持ちがストレートに伝わる贈り物です。相手の好きな色や雰囲気に想いを巡らせて選んだ花の贈り物には、相手を想う気持ちが託されています。受け取った人は、相手が自分のために選んでくれたという背景も一緒に感じることができるでしょう。その気持ち自体はどんな贈り物よりも嬉しいはずです。

また、普段なかなか面と向かって感謝の気持ちを伝えられない人も、花と一緒ならいつもよりも素直な気持ちを伝えやすくなります。直接言葉にするのがどうしても気恥ずかしいという人は、花と一緒にメッセージカードを添えてみるのも良いでしょう。

日々の疲れを癒してくれる

花は、仕事や家事、育児で疲れた心と体を癒してくれる贈り物です。フラワーセラピーという心理療法があるほど、花には人間の心と体を癒す効果があることが分かっています。実際に、疲れたときにふと飾られた花を見て心がほっと癒された、という経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。

花は色によって与える効果が変わります。例えば、赤や黄色、オレンジといったビタミンカラーは元気がほしいときに選びたい色です。
それ以外にも、心を落ち着けて休みたいときには白やブルー。日々のストレスを緩和したい人にはピンク系やパステル系。リフレッシュしたいときにはグリーン系の花を選ぶなど、相手に合った効果を持つ花を選んでみるのも良いですね。

好みを選ばず相手の負担になりづらい

普段身につけるものや食べ物には好みがありますが、花はどんな相手にも喜ばれる贈り物です。また、他のギフトと違い、飾ったあとには何も残らず、相手の負担になりづらいのもメリットです。

勤労感謝の日には家族で食卓を囲むという人も多いのではないでしょうか。花の贈り物はそんなシーンでも、お祝いムードをより一層盛り上げる役割としても喜ばれるはずです。

贈る相手のタイプによって花のスタイルを選ぶ

花のギフトには、主に花束やフラワーアレンジメント、花の鉢植えがあります。ギフトを選ぶ際は、贈る相手に合わせて負担にならない花のスタイルを選ぶことも大切です。

例えば、忙しい人であれば水替えなどの手間のかからないフラワーアレンジメント、足腰が優れずこまめなお手入れが難しい人には水やりが少なくても育てやすい胡蝶蘭といった風に、相手の生活に寄り添ったギフトを贈ると喜ばれます。

贈る花のスタイルごとのメリットデメリット

贈るスタイル メリット デメリット おすすめしたい人
花束 花が長持ちする

自由に生ける楽しみがある

花瓶が必要

水替えが必要

花が好きな人

花を飾る習慣がある人

アレンジメント 花瓶が不要

水替えが不要

お手入れが簡単

花束に比べると花の日持ちは短い 忙しい人

こまめなお手入れが苦手な人

花を飾る習慣がない人

花の鉢植え(胡蝶蘭など) 美しい花が長持ちする

胡蝶蘭を選べばお手入れが簡単

咲き終わったあとはお手入れか処分が必要 植物を育てるのが好きな人(花の鉢植え)

足腰が優れない人(胡蝶蘭)

花が好きな人には花束

花束は、切り花を美しく束ねてラッピングしたギフトのスタイルです。相手に直接手渡すシーンで、より気持ちが伝わるギフトとなるでしょう。

贈られた側は好きな花瓶に自由に生ける楽しみがあるので、花を普段から飾っている人や花が好きな人に贈るのにおすすめです。フラワーアレンジメントに比べると茎を長く残しているので、花の日持ちが良いといったメリットもあります。

花束は、茎の長さによってコンパクトにまとめたラウンドタイプか、長さを残したロングタイプを選択できます。出先で渡す場合など持ち帰りをコンパクトにしたい場合はラウンドタイプを、同じ金額でもなるべくボリュームを出したい場合はロングタイプを選びましょう。

ただし、花束を飾るには花瓶が必要ですし、花瓶の水を数日に一度取り替える、水替えと呼ばれる作業を行う必要があります。普段忙しくてこまめな花のお手入れをするのが難しい方に贈る場合は、花束よりもお手入れが簡単なアレンジメントがおすすめです。

忙しい人にはお手入れが簡単なフラワーアレンジメント

フラワーアレンジメントは、オアシスと呼ばれる吸水スポンジに短くカットした花を挿してデザインした花のことです。

花瓶がなくてもそのまま飾ることができ、デザイン性が高いことが特徴です。

また、花束とは違って水替えが必要がなく、オアシスに水を足しながら管理するだけなので、花を飾る習慣のない人におすすめのギフトといえます。

花束に比べると花の茎を短くカットしているので日持ちは短くなりますが、日々忙しい人や自宅に花瓶があるか分からないという人にはアレンジメントを選ぶと良いでしょう。

 

植物を育てるのが好きな人には胡蝶蘭の鉢植え

花の鉢植えのなかでは、お祝いに相応しい胡蝶蘭も人気があります。

胡蝶蘭は美しい状態を2~3ヶ月楽しむことができ、基本的なお世話は水やりのみでお手入れが簡単といったメリットがあります。
また、胡蝶蘭は「幸せが飛んでくる」という縁起の良い花言葉を持っているので、数多くのお祝いシーンで選ばれています。

手軽に贈るなら、サイズが小ぶりで価格もリーズナブルなミディサイズの胡蝶蘭がおすすめです。

ミディサイズであれば、テーブルやチェストの上に気軽に飾れるサイズ感なので、贈る相手の負担にもなりません。

ただし、鉢植えであるため、花が終わったあとは翌年以降の管理方法に合わせた処理が必要です。
不要であれば鉢ごと処分してしまうこともできますが、翌年も花を楽しみたい場合は節を残してカットし、翌年の開花に供えて株を休ませましょう。

 

勤労感謝の日に贈る花の相場

勤労感謝の日に家族や親しい人に贈るフラワーギフトの相場は3,000~5,000円、ビジネスシーンの場合は5,000円前後です。
また、ビジネスシーンで上司などに贈る場合は相場より少し高額な花のギフトを選ぶケースもあります。

ただし、あまりにも高価な贈り物は相手にお返しの心配をさせてしまったり、気持ちの負担になってしまうことも考えられます。

適切な相場を把握し、贈る相手が気軽に受け取れる金額を選ぶことが大切です。

家族や親しい人に贈るなら3,000~5,000円

家族や親しい人に贈る場合は、手軽に贈れる3,000〜5,000円の花束やアレンジメントがおすすめです。

3,000円はフラワーギフトギフトをオーダーする際の一つの目安になることが多く、3,000円程度の予算ならプレゼントとして恥ずかしくないボリューム感のあるギフトに仕上がります。

5,000円のフラワーギフトは、3,000円に比べるとメインとなる花が2〜3輪、小花や葉物の本数なども増えるため、サイズ感が一回り程度大きくなります。
フラワーギフトの内容にこだわりたいと考えている人は、5,000円程度の花束やアレンジメントを検討してみると良いでしょう。

ビジネスシーンで贈るなら5,000円前後

ビジネスシーンで贈る際は、5,000円前後の予算でフラワーギフトを贈ることがおすすめです。

ビジネスシーンにおいては、職場での相手との関係性を意識した予算選びも大切です。

仕事関係の贈り物は相手がお返しを検討するケースも多いため、相手の負担にならないように高額なフラワーギフトは避けたほうが無難といえます。

部署全体で上司に贈るようなシーンであれば、相場より少し高めの豪華な花束やアレンジメント、高級感が感じられる胡蝶蘭も喜ばれるでしょう。

勤労感謝の日に贈る花の選び方

日ごろの感謝の気持ちを込めて花を贈るなら、相手に喜ばれるような花を選びたいと考える人は多いでしょう。

花を選ぶ際は感謝を伝える花言葉を持つ花を選んだり、相手の好きな色や雰囲気をヒントに選んだりすることがおすすめです。

ここでは、相手に喜んでもらえる花を選ぶためのポイントを紹介します。

感謝を伝える花言葉で選ぶ

花には、種類によってそれぞれ異なる花言葉を持っています。

勤労感謝の日には、「感謝」や「ありがとう」という花言葉を持つ花を選ぶと相手により気持ちが伝わりやすいでしょう。

直接渡すようなシーンであれば言葉にして伝え、配送の場合は花言葉をメッセージカードに添えて贈ることがおすすめです。

勤労感謝の日に相応しい「感謝」や「ありがとう」というような花言葉を持つ花に関しては、次の項目で詳しく解説しているので花を選ぶ際の参考にしてください。

 

相手の好みの色や雰囲気で選ぶ

相手の好みが分からず、どんな花を選んだら良いか迷う人は、贈る相手が普段しているファッションや持っている小物、人柄や雰囲気などを参考に花を選ぶと良いでしょう。

また、色にはさまざまな種類がありますが、同じような色でも印象などが変わってきます。

例えば、ピンク色と一言でいっても濃いピンク色は大人っぽい印象があり、淡いピンク色は優しい印象になります。

ピンクに合わせる花の色も、選び方によってはオシャレになる場合やナチュラルになる場合があり、与える印象はさまざまです。

花屋に相談する際は贈る相手の好みや雰囲気を具体的に伝え、イメージに合った特別感のある花束やアレンジメントをつくってもらいましょう。

勤労感謝の日におすすめしたい花言葉を持つ花5選

勤労感謝の日に相応しい「感謝」や「ありがとう」の意味を持つ花は数多くあります。

そのなかで、勤労感謝の日に特におすすめの花は以下の5つです。

  • ピンク色のバラ
  • カスミソウ
  • ピンク色のガーベラ
  • 白色のダリア
  • ピンク色のカーネーション

 

ここでは、それぞれの花について具体的に解説します。

ピンク色のバラ

ピンク色のバラの花言葉は、「感謝」「温かい心」「幸福」などです。

バラは気品ある咲き姿から花の女王ともいわれています。

そんなバラのピンク色には「感謝」という花言葉を持っており、まさに勤労感謝の日の贈り物には最適です。

その際、お祝いの場が華やぐような明るい色合いの花束やアレンジメントにすると良いでしょう。

また、ピンク色には人の心を癒す効果もあり、部屋に飾れば日ごろの疲れを癒してくれる効果も期待できます。

カスミソウ

カスミソウの花言葉は、「感謝」「幸福」「無垢の愛」などです。

また、色別でも花言葉を持っており、赤色やピンク色は「感激」、青色は「無邪気」、紫色は「清らかな心」などがあります。

ふわふわと小さな花が集まった姿が可憐な印象を与えるカスミソウも「感謝」という花言葉を持つ花です。

カスミソウはメインの花を引き立てる役割を担うことが多いですが、カスミソウをメインにたくさん束ねた花束はナチュラルな美しさがあります。

ドライフラワーにすることもできるので、長く部屋のインテリアとして楽しめるのもカスミソウの魅力です。

勤労感謝の日に贈る際はカスミソウの色にも注目し、相手のイメージに合ったフラワーギフトを贈ると良いでしょう。

ピンク色のガーベラ

ピンク色のガーベラの花言葉は「感謝」「神秘」「思いやり」などです。

ガーベラ全体では「希望」「常に前進」などの花言葉を持ち、全体的に前向きな意味を持っているため、勤労感謝の日に相応しい花といえます。

ガーベラは、正面を向いて咲き誇る姿が見る人を元気にさせてポジティブな気持ちにしてくれる花として人気があります。

丸いフォルムは花束やアレンジメント全体の雰囲気に優しい印象を与えるため、性別や年齢を問わず多くの人に喜ばれるでしょう。

白色のダリア

白色のダリアの花言葉は、「感謝」「豊かな愛情」などです。

1輪でもボリュームがあるダリアは、花束やアレンジメントのメインになる存在感のある花です。

品種によっては、同じ白色でも形や大きさが異なり、さまざまな咲き方をします。

通年流通のある花ですが旬を迎えるのは秋であり、この時期はスタンダードなデコラ咲きやボール咲き、花びらの先が反り返ったカクタス咲きなど、より多くの品種が花屋に並びます。

贈り物として選べば花束やアレンジメントが華やかになり、お祝いのシーンを盛り上げてくれるでしょう。

ピンク色のカーネーション

ピンク色のカーネーションの花言葉は、「感謝」「気品」「温かい心」などです。

母の日のイメージがあるカーネーションですが、ピンクのカーネーションには「感謝」という花言葉があります。

年間を通じて花屋に並ぶ花であるため、花束やアレンジメントにも取り入れやすく、どんな花とも相性が良いのが特徴です。

比較的日持ちが良く、上手にお手入れすれば1週間~10日程度は美しいカーネーションを楽しめるでしょう。

勤労感謝の日に花を贈る際に気をつけたいポイント

せっかく選んだお祝いの花が相手の負担になってしまっては、嬉しさが半減してしまうかもしれません。

最後に、花を贈る際に気をつけたい主なポイントを2つ解説します。

渡すシーンに相応しいサイズ感を選ぶ

職場や外出先で渡すシーンであれば、大きすぎる花束やアレンジメントは持ち帰りが大変になってしまいます。

一方、人前で渡すようなシーンで花束やアレンジメントが小さすぎると物足りないような印象を与えてしまいかねません。

そのため、花束やアレンジメントをプレゼントする際は花屋にどのようなシーンで渡すかを伝え、仕上がりのボリューム感も確認しておきましょう。

配送で贈る場合は相手の予定に配慮する

サプライズで贈って相手を喜ばせたいと考える人は多くいますが、配送の場合は相手の予定に気遣うことが肝心です。

配送のときに不在だと持ち帰られてしまう可能性が考えられます。

生花の場合はデリケートであるため、できるだけ早く受け取ってもらう必要があります。

配送でフラワーギフトを贈る際は、事前に贈る旨を伝えて配送日の相談をしながら手配するようにしましょう。

敬老の日には花を贈って感謝の気持ちを届けよう

勤労感謝の日に贈る花は、贈る相手の雰囲気やライフスタイルに合った花を選び、日ごろの感謝の気持ちを届けることが大切です。

仕事をしている人はもちろんのこと、普段から家事や育児、介護などの家庭の仕事を担っている人にプレゼントすれば、忙しい日々のなかにほっとする癒しの時間が生まれます。

また、自分のことを想って花を選んでくれたというエピソードも相手にとって素敵なプレゼントになるでしょう。

勤労感謝の日には、日ごろの感謝やありがとうの気持ちを込めて、大切な人に花を贈ってみてはいかがでしょうか。