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冬至の時期に咲く花・飾るのにおすすめの花をまとめて紹介!

冬至はもっとも昼が短く夜が長い日です。冬至といえばかぼちゃを食べたりゆず湯に入ったりするのが一般的ですが、季節の花を飾りながら長い夜の時間を楽しむのも良いでしょう。

この記事では、冬至の名前がつく花や冬至の時期に咲く花、冬至の日に飾るのにおすすめの花をまとめて紹介していきます。おすすめの花の飾り方も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

そもそも冬至とは

冬至とは、太陽が一年でもっとも南にある位置に達し、昼がもっとも短く夜がもっとも長くなる日のことです。この日を境に少しずつ日が長くなり、春に向かって暖かさが増していきます。冬至を意識してみると、季節の移り変わりを感じながら過ごすことができるでしょう。

古くから冬至は、自然界のリズムに関連するさまざまな風習や祭事が行われてきました。現代でも日本や中国で冬至の祝いが行われています。

2024年の冬至は12月21日です。この日に花を飾ると家の中でも季節を感じられます。ぜひ冬至の日には時期に合う花を探して飾ってみてください。

冬至の名前がつく花

冬至の日に飾るのにピッタリな花として挙げられるのが、名前に「冬至」がつく花です。冬至の時期に咲く花なので、自宅に飾るのも冬の時期に誰かにプレゼントをするのにも向いているでしょう。

  • 冬至梅
  • 菊冬至

それぞれの花の特徴を解説します。

冬至梅(とうじばい)

冬至梅は名前の通り、冬至の頃に咲く梅の品種の一つです。花が白く中心部分には黄色い雄しべが見られるのが特徴で、 寒さに強いので雪の中でも美しく咲きます。その美しさから、詩や俳句に取り上げられることもある花です。

また、春に感じるような梅の香りも感じられるので、きっと癒しを与えてくれるでしょう。冬至梅は、その美しさを楽しみつつ、季節の移り変わりを感じられる花となっています。

菊冬至(きくとうじ)

菊冬至といわれると、菊の花を想像してしまいますが、実は椿の品種です。椿の花は鮮やかな色彩と美しい形で知られています。その中でも菊冬至は、濃い紅色に雪が降っているような白い斑が入った色合い、花びらが重なり合った華やかな八重咲きが特徴的で、見るだけで気持ちが明るくなるでしょう家の中でも、冬の空気や雪が降るような様子を感じられる花です。

冬至の時期に咲く花8選

「冬至」の名前がつく花について解説しましたが、ここからは冬至の時期に咲く他の花も紹介していきます。冬至梅や菊冬至がなかなか手に入らない、さまざまな花を組み合わせて飾りたい、色んな花の中から選びたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

  • ポインセチア
  • シクラメン
  • シンビジウム
  • マーガレット
  • パンジー・ビオラ
  • ルクリア
  • クレマチス
  • サザンカ

それぞれの花の特徴について、詳しく見ていきましょう。

ポインセチア

ポインセチアは、クリスマスの時期に花屋の店頭に並ぶことも多い、鮮やかな赤色が特徴的な花です。しかし、実は白や紫などの花色もあるので、自分の好みや部屋のインテリアに合わせた色のポインセチアを飾ることもできます。

メキシコ原産の花で寒さに弱いため、最低温度10℃以上の室内で管理するようにしましょう。水を与えすぎず、乾かし気味に管理するのが長く楽しむコツです。

「祝福する」「幸運を祈る」「聖夜」「私の心は燃えている」などの花言葉があり、部屋に飾るのにも誰かにプレゼントをするのにもおすすめできます。

シクラメン

シクラメンは、サクラソウ科の球根植物で、秋から冬にかけて花を咲かせます。白、赤、ピンク、紫など花の色が豊富で、中輪から大輪まで幅広い品種があるのが特徴です。また、葉は緑色の他に銀色などのバリエーションがあり、花とのコントラストが美しいです。

耐寒性があまりないので、夜の気温が10℃以下にならないように管理をする必要があります。昼間は暖かい窓辺に置いて、夜の気温が下がるときは暖かい場所に移すなどの工夫をしましょう。

シクラメンには、「遠慮」「内気」「はにかみ」などの花言葉があります。

シンビジウム

シンビジウムはラン科の植物で、白やピンク、オレンジ、黄色などのさまざまな色の花があります。12月~4月が開花期なので、冬至の時期に咲かせることも可能です。シンビジウムを育てる際は、日当たりの良い場所に置くようにしましょう。ただし、強い直射日光が当たる場所に置くと葉焼けをしてしまう恐れがあります。窓際の半日陰の場所に置くのがおすすめです。

シンビジウムには、「華やかな恋」「高貴な美人」「誠実な愛情」「飾らない心」「素朴」などの花言葉があります。

マーガレット

マーガレットは品種が豊富で、一重咲き、丁字咲き、八重咲き、ポンポン咲きなど、花の咲き方が多岐にわたります。花の色も豊富で、赤や白、ピンク、黄色、オレンジなどがあり、自宅の雰囲気に合わせて飾ったり他の花と組み合わせたりしやすいです。

マーガレットは寒い地域でなければ、冬の時期でも対策をすれば屋外で育てられるので、室内で育てる場合はあまり神経質になる必要はありません。

マーガレットの全体の花言葉には、「恋占い」「心に秘めた愛」「真実の愛」「信頼」「誠実」などがあります。

パンジー・ビオラ

パンジー・ビオラはスミレ科の一年草で、春に咲く花として有名です。しかし、苗の流通は10月頃から始まっており、半年以上開花するので冬至の時期に咲かせることもできます。

昔は大輪の花を咲かせるのをパンジー、小輪の花を咲かせるのをビオラとして区別していましたが、品種改良が進んで品種の種類が増えた現在では、区別をするのが難しくなっています。

パンジー・ビオラの花言葉は、「もの思い」「私を思って」です。

ルクリア

ルクリア(アッサムニオイザクラ)は、ヒマラヤや中国・雲南省が原産の常緑低木です。秋から冬にかけて、白やピンクの花を咲かせます。日本の蒸し暑い夏や冬の寒さが苦手な植物なので、庭植えには向きません。冬の間は室内の日当たりの良い場所で育てるようにしましょう。冬至の時期も室内で楽しむことができます。

ルクリアの花言葉は、「優美な人」「清純な心」「匂い立つ魅力」「しとやか」です。

クレマチス

クレマチスは、キンポウゲ科センニンソウ属のつる性植物です。英国ではつる性植物の女王として親しまれている人気の植物となっています。クレマチスには、一年に一回開花する一季咲きと、長期間にわたって繰り返し咲く四季咲きがあります。

冬至の時期に楽しむなら、冬咲きの品種を選ぶか四季咲きの品種を選ぶのがおすすめです。クレマチスは日の光が好きなので、冬場は窓辺の太陽の光が当たりやすいところに置くと良いでしょう。

クレマチスの花言葉は、「精神の美」「旅人の喜び」「策略」です。

サザンカ

サザンカはツバキ科の植物で、秋から冬にかけて赤や白、ピンクの花を咲かせます。冬は、-5℃以下になる場合は防寒対策が必要ですが、室内で育てる場合はあまり重視する必要はないでしょう。窓辺の日が当たるところに置いて、冷たい風が当たらないように気をつけながら育てるようにしてください。

サザンカの花言葉は、「ひたむきさ」「ひたむきな愛」「理想の恋」「困難に打ち勝つ」です。

冬至の日に飾るのにおすすめの花は?

ここまで、冬至の時期に咲く花について紹介しました。ここからは、冬至の日に飾るのにおすすめの花について詳しく解説していきます。

  • センリョウ
  • ツワブキ

冬至の日に飾る花にお悩みの方は、参考にしてみてください。

センリョウ

センリョウは、センリョウ科センリョウ属に分類される常緑低木です。正月の縁起物としても人気があるため、冬の時期に見かけることが多いという方も多いのではないでしょうか。

花を咲かせるのは6月頃ですが、10~2月頃に赤い実をつけます。冬至の時期は丁度赤い実を楽しめる時期なので、縁起の良いセンリョウを部屋に飾ってみてはいかがでしょうか。

育て方

センリョウは、強風が当たらない明るい日陰で育てるのが適しています。冬は寒い風に当たらないように注意してください。用土は水はけが良いものが向いているので、赤玉土3と腐葉土1の配合土を用いると良いでしょう。肥料はほとんど必要ありません。

水をやるときは、鉢植えが極端に乾燥しないように、土の表面が乾いたら水をあげると良いです。乾燥させすぎると実がつきにくくなったり最悪枯れてしまったりするので気をつけてください。

ツワブキ

ツワブキはキク科ツワブキ属の花で、海岸近くの岩場などに自生しています。10月~12月にかけて、黄色や白、オレンジなどの花を咲かせて、秋から冬にかけて彩りを与えてくれる植物です。冬至は、かぼちゃを食べたりゆず湯に入ったりなど、太陽の色である黄色の食べ物や植物を取り入れた風習があります。そのため、太陽の色である黄色の花を飾るのもおすすめです。

育て方

ツワブキは日が当たる場所や明るい日陰で育てるようにしましょう。冬の室内で育てる場合は窓辺に置いて、土が乾いたら水を十分に与えるようにすると良いです。地植えで育てる場合は基本的に水やりは必要ありません。

用土は特別な土を用意しなくても、市販の草花用の培養土で十分に育ちます。水はけが心配な方は、用土に腐葉土を多く含ませておくと良いです。

日本独自の冬至の過ごし方

日本独自の冬至の過ごし方の例としては、下記の3つが挙げられます。

  • ゆず湯に入る
  • かぼちゃを食べる
  • 丸型のもちを作る

冬至に行われる風習は、収穫祭や家族の絆を深めることを目的としたものが多く、また、冬の寒さから身を守るための健康維持につながるものもあります。冬至の日は、年間を通じた自然のサイクルを感じることができる大切な日として親しまれています。

かぼちゃを食べる

冬至の時期に食べる代表的な食べ物として、かぼちゃが挙げられます。では、なぜさまざまな野菜がある中でかぼちゃが選ばれたのでしょうか。それには、下記のような理由があります。

  • 太陽の色とされる黄色があることから魔除けの効果があると信じられていた
  • 長期保存が効くかぼちゃは昔は冬に食べられる貴重な野菜とされていた
  • かぼちゃに含まれるβ-カロテンやビタミンB、C、Eは体の免疫力を高めてくれる

冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかないといわれていますが、これはかぼちゃに含まれている栄養素が、免疫力を高めてくれるからです。

また、冬至の日には「冬の七草」と呼ばれる食べ物を食べることが多く、その中にもかぼちゃが含まれています。こういった理由から、冬至にかぼちゃを食べる習慣が定着しているようです。

冬の七草を食べる

冬至の日には、「ん」がつく食べ物を食べると運気が上がるとされています。この風習にちなんで、「ん」がつく食べ物を集めた「冬の七草(冬至の七草)」が定められました。

  • なんきん(かぼちゃ)
  • れんこん
  • ぎんなん
  • にんじん
  • きんかん
  • かんてん
  • うんどん(うどん)

一部の地域では、冬の七草を入れたそばを食べる習慣があるところもあります。しかし、うどんは「ん」のつく食べ物なので運気が上がるとされており、全国的にはうどんを食べるほうが一般的です。

冬至の日には、かぼちゃやにんじんなどをたくさん入れた具沢山のうどんを作ってみても良いでしょう。

ゆず湯に入る

冬至の有名な風習として「ゆず湯に入る」ことが挙げられます。ゆずは邪気を払うとされており、ゆずの香りと熱いお湯で厄を落とすことで、「この日にゆず湯に入ると風邪を引かなくなる」といった言い伝えがあり、その風習が現在まで残っているのです。

また、ゆずは肌をスベスベにしてくれるビタミンCが豊富に含まれているため、美肌効果を得るためにも行われていました。ゆずには血液の流れを良くする効果もあるので、冷え性の改善にも効果的です。厄払い以外にも、女性にとって嬉しい効能がたくさんあります。

冬至の時期の花の飾り方は?

冬至が名前につく花や冬至の時期に咲く花などを詳しく解説しましたが、それらの花をオシャレに飾るにはどうすれば良いのでしょうか。ここでは、冬至の時期の花の飾り方のポイントを解説します。

  • 花瓶に生ける
  • スワッグにする

それぞれのポイントを見ていきましょう。

花瓶に生ける

部屋に花を飾る際は、「花瓶に活ける」のが定番の方法として挙げられます。部屋の雰囲気に合わせて花瓶を選ぶと、インテリアに馴染んでオシャレな雰囲気になるでしょう。

花瓶には、背の高い花を飾るのに適した「つぼ型」や、ブーケや花束を飾るのに適した「ラッパ型」、一輪のみを飾るのに適した「一輪挿し」など、さまざまな種類があります。花の色や大きさ、種類などに合わせて、花瓶を選ぶのもおすすめです。

花を生ける際にはしっかりと下準備をして、花を長持ちさせられるようにしましょう。花瓶に生ける際に行うべき下準備は、下記の通りです。

  • 水に触れる部分の葉を選定する
  • 余計なつぼみや葉を剪定する
  • 水切りをする
  • 花瓶を清潔な状態に保つ

水切りは、茎を水に浸けながら茎の先端から2~3cm上を斜めにカットすると良いです。

スワッグにする

花をより長く楽しみたい方は、スワッグを購入するか、スワッグを作るのも良いでしょう。スワッグは、花や葉を小さめのブーケのように束ねて壁に飾る飾りのことです。ロープでガーランドのようにつないだものもあります。素朴でナチュラルな雰囲気があるので、華やかな色が部屋の雰囲気に合わないという人におすすめです。

ドライフラワーを使ったスワッグが一般的ですが、他にもプリザーブドフラワーやアーティフィシャルフラワーなどを使用したスワッグもあるので、好みに合わせて選んでみてください。

海外では、花ではなくハーブなどを束ねたスワッグを飾ることもあります。

冬至に飾る花を探すならフラワーギフトラボ 

冬至に飾る花をお探しの方は、ぜひフラワーギフトラボをご利用ください。花束やブーケ、ドライフラワーなどのさまざまな形式の花を取り扱っているので、きっとインテリアに合う花を見つけられるでしょう。

花の種類、花の色、季節、ギフトシーンなど、さまざまな条件から花を探せます。冬至の日に飾る花が探しやすいのはもちろんのこと、冬至の時期にプレゼントを贈りたい人も適した花を見つけやすいでしょう。

冬至に飾る花やプレゼント用の花を探している方は、チェックしてみてください。

まとめ

冬至は、昼がもっとも短く夜がもっとも長くなる日のことです。この日を境に少しずつ日が短くなっていきます。日本では、かぼちゃを食べる、冬の七草を食べる、ゆず湯に入るなどの風習があります。実際に冬至の日に行っている人も多いのではないでしょうか。

冬至の日には、季節の花を飾るとより季節の移り変わりを感じられます。ぜひ、記事を参考に、「冬至梅」「菊冬至」のように名前に冬至がついている花や、冬至の時期に開花する花などを飾ってみてください。

冬至の日に飾る花をお探しの方は、ぜひフラワーギフトラボをご利用ください。