クリスマスにピッタリの鉢植えの花は?花言葉やおすすめの飾り方も紹介
年末の大きなイベントといえばクリスマスを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。
12月に入ると段々楽しい気分になり、部屋をクリスマスカラーに飾りたくなる人が多くいます。
クリスマスをオシャレに彩るなら生花やグリーンを使った装飾がおすすめであり、特に鉢植えの花を選べば生き生きとしたカラーをクリスマス後もずっと楽しめます。
今回は、クリスマスにおすすめの鉢植えの花とその花言葉、主な育て方、生花を活かしたインテリアなどをご紹介します。
クリスマスにおすすめの鉢植えの花は?
クリスマスの花といえば、「ポインセチア」をイメージする人は多いのではないでしょうか。
しかし、クリスマスらしさを演出してくれる花はポインセチアだけでなく、クリスマスローズやヒイラギなどもクリスマスにピッタリです。
ここでは、クリスマスを彩る際のおすすめの鉢植えの花とその育て方についてご紹介します。
ポインセチア
クリスマスの花の大定番、12月になるとフラワーショップに並ぶ花が「ポインセチア」です。
ポインセチアは葉が緑、苞(ほう)が赤、樹液は白と、鮮やかなクリスマスカラーに染まっています。
赤は「キリストの血」、緑は「永遠の命と愛」、白は「純潔」を象徴し、苞の形がベツレヘムの星も思わせることから、キリスト教に由来するクリスマスに最適の花とされています。
花言葉も「祝福する」「聖夜」「幸運を祈る」などがあるので、幸せに満ちたクリスマスを盛り上げてくれるでしょう。
花の育て方
ポインセチアはクリスマス用としてフラワーショップに並ぶ冬の花ですが、実際には寒さに弱いという意外な特徴を持っています。
日当たりの良い窓辺などに置き、夜間は冷気が当たらないように部屋の真ん中へ移して管理しましょう。
冬場の水やりは晴れた日の午前中にするようにし、あげすぎないように注意してください。
4~10月は生育期なので、たっぷり水やりをしましょう。
ポインセチアは短日植物であるため、翌年も発色を良くするには日照管理をして調節することが大切です。
クリスマスローズ
「クロスマスローズ」は、真冬にバラのような美しい花をつける「冬の女王」ともいわれる花です。
名前にバラとついていますがバラの仲間ではなく、キンポウゲ科に分類されます。
貧しい少女がイエス・キリストの生誕の際に贈り物ができず、涙を流した場所に咲いた花という逸話があり、クリスマスには最適です。
色は白や緑、ピンク、赤、紫と豊富であり、八重咲きを選べばゴージャスになるでしょう。花言葉は「いたわり」「追憶」「慰め」「中傷」などで悲しい意味もありますので、贈り物の際は気をつけてください。
花の育て方
クリスマスローズは半日陰を好むため、明るい日陰などで管理します。
12~4月に開花するので、冬の間も土が乾燥したらこまめに水をあげましょう。
一方、夏の暑さには弱く、直射日光が当たらない場所へ移動して静かに夏越しをさせます。
夏場は根腐れをする傾向にあるため、水やりも控えてください。
クリスマスローズは鉢植えが管理しやすいですが、慣れてきたら地植えでも楽しめます。
ヒイラギ
「ヒイラギ」はトゲのある緑の葉にたくさんの小さな赤い実をつけ、クリスマスムード抜群の常緑樹です。
ヒイラギは、イエス・キリストが十字架にかけられた際につけていたイバラの冠の象徴ともされており、クリスマスには欠かせません。
真冬でも枯れることはなく、美しい緑色の葉と真っ赤な実を保ちます。
ヒイラギの花言葉は「用心深さ」「歓迎」「先見の明」などが挙げられます。
葉のトゲは魔除けにも使われる風習があり、「あなたを守る」という意味もあるため、家族との幸せなクリスマスを演出する際にも向いているでしょう。
花の育て方
ヒイラギは日当たりを好みますが耐陰性も強いため、多少条件の悪い場所でも丈夫に育ってくれます。
ただし、冬場の乾燥した空気には弱く、土が乾燥しすぎると枯れてしまうことがあるので注意が必要です。
放っておいてもキレイな形を保ってくれるので、気になる枝などがあれば剪定するくらいの管理で良いでしょう。
プリンセチア
「プリンセチア」は、華やかなピンク色のポインセチアです。
ポインセチアの品種改良で2009年に生まれた新種であり、名前は「プリンセスのようなポインセチア」に由来しています。
色はホットピンクだけでなく、クリスマスらしいルージュやチェリーレッド、パールなども揃っているため、可愛らしい雰囲気にまとめたいときに向いています。
優しい雰囲気から花言葉は「思いやり」であり、自宅用だけでなくプレゼントとしても喜んでもらえるでしょう。
花の育て方
プリンセチアの育て方は、基本的にポインセチアと似ています。
開花時期が10~3月でありながらも寒さは苦手であり、外では枯れてしまう可能性があります。
温かい室内の日の当たる窓辺などに置き、冷え込む夜間は冷気の流れない部屋の中央へ移しましょう。
プリンセチアも短日植物なので、日照時間が短くなると色づきます。
翌年のクリスマスに合わせて色づけたい場合は、遮光処理などの工夫を加えると良いでしょう。
シクラメン
冬場に鮮やかな花を咲かせる「シクラメン」も、クリスマスの定番の花といえます。
花の色がとても豊富であり、クリスマスに合う赤や白、ピンクだけでなく、紫や黄色などもあり、好みに合わせて楽しめます。
鮮やかな色をしていますが花の姿は少しうつむき加減に見えることから、花言葉は「はにかみ」「恥じらい」「遠慮」など、やや控えめな印象です。
品種も豊富で扱いやすい小型が多いため、プレゼントとしてもおすすめです。
花の育て方
冬場であれば日の当たる窓辺などに置き、土が乾いたら水をあげるようにしましょう。
ただし、球根や花・葉に直接水がかからないように注意してください。
気温が上がってきたら、カーテン越しに日が当たる場所へ移動させます。
シクラメンは6~7月に休眠に入るため、水や肥料などは与えずにカビが生えないよう涼しい場所へ移して管理しましょう。
バラ
「花の女王」というイメージを持つ華やかな「バラ」は、クリスマスシーンにも最適といえるでしょう。
バラは5,000万年の歴史があるともいわれており、品種は現在3~5万種、古くから美の象徴としてさまざまなシーンに登場しています。
カラーはクリスマスにピッタリの赤や白、緑だけでなく、黄色や青、オレンジなど、非常に豊富です。
バラ全体の花言葉は「愛」「美」「情熱」などであり、色ごとでも花言葉が異なるため、相手やシチュエーションに合わせたプレゼントとして利用しやすいでしょう。
花の育て方
鉢植えのバラは換気の良い場所を選び、1日6時間程度日に当ててあげましょう。
ベランダに出しても問題はありませんが、日当たりの良すぎる場所は鉢内が高温になる可能性があるため注意が必要です。
水やりは土が乾いたら乾き切ってしまう前にたっぷりとあげるようにします。
ガーベラ
「ガーベラ」は大きく鮮やかな花をつけるため、1年を通して人気がある花です。
花の色は赤や白などのクリスマスカラーをはじめ、黄色やオレンジの華やかな種類もキュートなクリスマスムードを演出してくれるでしょう。
比較的安価でほかの花とのバランスもとりやすいため、自宅用やプレゼント用として気軽に購入できます。
ガーベラの花言葉は「希望」「常に前進」などですが色によっても花言葉が変わるため、シーンに合わせて花言葉を選ぶと良いでしょう。
花の育て方
ガーベラは花束などの切り花に人気がありますが、鉢植えとしても育てることが可能です。
鉢植えの場合は風通りと日当たりの良い場所に置き、西日などが当たる場所は避けるようにします。
水はこまめに与え、水はけを良い状態にしつつ水切れさせないことが大切です。
ガーベラは雨に強くないので、雨の日や梅雨の時期には屋根のある場所へ移してあげましょう。
クリスマスに鉢植えの花を飾るときのポイント
クリスマスに鉢植えの花を飾るときのポイントは、主に4つ挙げられます。
- クリスマスカラーの花を選ぶ
- 鉢や鉢カバーで華やかに飾る
- 飾り方を工夫してオシャレなインテリアにする
- 風水効果も意識して飾ってみる
ここでは、それぞれのポイントについて具体的に解説するので、クリスマスの飾り付けをする際の参考にしてみてください。
クリスマスカラーの花を選ぶ
クリスマスのために鉢植えの花を飾るなら、クリスマスカラーの花を選ぶと良いでしょう。
クリスマスカラーは赤・白・緑であり、この3色はキリスト教において「赤=キリストの流した血」、「緑=永遠の命」、「白=純潔」などの象徴とされています。
また、ポインセチアはキリストが生誕した際に現れたとされる「ベツレヘムの星」の形とされています。
本来のクリスマスカラーの意味を知ると、より神聖な気持ちでクリスマスを過ごせるでしょう。
鉢や鉢カバーで華やかに飾る
クリスマスらしい花を選んだら一緒に鉢や鉢カバーも揃えて華やかに飾ると、より一層クリスマスらしい演出ができます。
鉢そのものの色や質感をアンティーク調などにするのも良いですが、そのためには植え替えをしなければならないことが多く、やや手間に感じるかもしれません。
そのような場合は、クリスマスを感じられるような鉢カバーを利用してみると良いでしょう。
飾り方を工夫してオシャレなインテリアにする
いつもの鉢植えであっても、飾り方次第でオシャレなインテリアとして演出できます。
複数の鉢がある場合は、窓辺や階段、オープンシェルフなどに並べてみましょう。
また、小さなワゴンやスタンドなどに乗せておけば手軽に移動させることも可能です。
鉢が多くない場合は、プラントハンガーなどに入れて天井から吊るせばカフェのようなオシャレな雰囲気になるでしょう。
風水効果も意識して飾ってみる
鉢植えを飾る際は、ぜひ風水効果も意識してみてください。
植物を部屋に飾り、そのエネルギーで運気を上げることを「花風水」といい、色・方角・場所が重要とされています。
クリスマスカラーでもある赤は恋愛運・勝負運、白は浄化、緑は健康運、ピンクは恋愛運・結婚運、黄色は金運などを意味します。
その色ごとの吉方位があり、赤なら東・南、ピンクなら北・南東と、決まった方角へ配置することがポイントです。
また、運気が出入りする玄関、火の象徴のキッチン、悪い気の溜まりやすいトイレ、リビング・寝室などでも花風水が効果を発揮する場所として最適です。
クリスマスにおすすめの鉢植えの観葉植物は?
クリスマスには華やかな花以外にも大活躍をしてくれる観葉植物が多くあります。
下記では、クリスマスにおすすめの鉢植えの観葉植物を3つご紹介します。
観葉植物を設置すれば一気にクリスマスムードを盛り上げてくれるので、ぜひ活用してください。
モミ
絵本などに登場するようなクリスマスツリーを演出できるのが「モミ」です。
モミの木は寒い冬の間も美しい緑色の葉をつけ続けることから古くより「生命の象徴」とされており、クリスマスツリーに使われてきました。
主に外で育つ植物ですが、鉢植えとして育てることも可能です。
室内でツリーとして使用する際は重すぎるものを飾り付けしないようにし、イルミネーションは防水効果のあるものを選ぶようにしましょう。
ゴールドクレスト
「モミの木を置きたいけど、住環境や落ち葉などの理由で購入できない」という人には「ゴールドクレスト」がおすすめです。
ゴールドクレストは針葉樹の一種で上に向かった円錐のような形をしており、小さなクリスマスツリーとして部屋を演出してくれます。
庭に植えると大きくなりますが、鉢植えならば小さいままなので気軽に育てられるので安心です。
ゴールドクレストの天辺に星をつけ、100円ショップなどで購入した小さなオーナメントを飾れば、子どもと一緒にクリスマスを楽しめるでしょう。
コニファー
「コニファー」は、自然とクリスマスツリーのような円錐形を保ってくれるため、比較的管理が簡単な植物です。
種類が豊富にあるため、植え替えや剪定が不要なミニサイズ鉢など、自身に合った種類を気軽に購入できるでしょう。
コニファーは基本的に寒さに強い品種ですが、空調が直接当たる場所に置くと枯れてしまうことがあるので気をつけてください。
クリスマスに飾る花・グリーンの装飾品
ポインセチアなどの鉢植えの花は一気に雰囲気を明るくしてくれますが、それ以外にもクリスマスを彩る花やグリーンの装飾品にはさまざまなものが挙げられます。
ここでは、クリスマスを盛り上げる花やグリーンを使ったおなじみの装飾品、オシャレなインテリアをご紹介しています。
クリスマスツリー
クリスマスの装飾として大定番といえるのがクリスマスツリーです。
日本では一般的に造花のツリーが使われますが、上記で紹介したような観葉植物を使って本物のツリーを飾れば、一気に本格的なクリスマスムードを演出できるでしょう。
ツリーによく使われるモミの木は、本来外で生育する種類ですが、鉢植えにすることもできます。
落ち葉や剪定が面倒と感じる場合は、扱いやすい小型のコニファーなどがおすすめです。
ただし、観葉植物の枝によっては重い装飾で折れることもあるため、あらかじめ注意してください。
クリスマスリース
クリスマスリースとは、玄関や部屋に飾られるグリーンの輪の飾りです。
リースの輪には「永遠」の意味を持ち、魔除けや豊作祈願、幸福祈願などのために飾る風習があります。
一般的には造花のリースが普及していますが、生花や樹木、ドライフラワー、ブリザーブドフラワーなどを使ったリースもフラワーショップなどで購入することが可能です。
ヒムロスギやクジャクヒバなどの美しい緑色の素材を使ったリースは鮮やかであり、玄関などに飾れば目を引くでしょう。
クリスマススワッグ
リースよりも一層オシャレなインテリアを好むなら、クリスマススワッグもおすすめです。
スワッグとはモミやヒバなどの針葉樹を素材として作られた壁飾りのことをいい、ヨーロッパなどでは幸福や魔除けの効果があると考えられています。
スワッグはドライフラワーとは違い、生の素材を束ねて吊るし、ドライフラワーになるまで楽しむ種類です。
針葉樹の緑色はクリスマスにピッタリであり、花やリボン、木の実などで装飾されたクリスマススワッグは部屋をオシャレに飾ってくれるでしょう。
クリスマスに鉢植えの花を購入するなら「フラワーギフトラボ」
クリスマスに向けてオシャレな鉢植えを購入したい場合は、「フラワーギフトラボ」の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
フラワーギフトラボは色とりどりのオシャレなフラワーギフトの専門店であり、クリスマスなどの季節イベントだけでなく、さまざまなお祝いやスタンド花などのギフトまで広く取り扱っています。
値段検索もでき、最短で24時間以内に配達が可能なため、クリスマスまで時間がない場合も利用しやすいでしょう。
また、ラッピングも無料であるため、クリスマスプレゼントとして密かに計画を立てている人にもおすすめです。
まとめ
クリスマスにはピッタリの花や植物がたくさんあり、由来や意味を知ればさらに神聖なクリスマスを楽しめます。
また、観葉植物でツリーを作れば本格的なクリスマスムードになり、賑やかで楽しいクリスマスを過ごせるでしょう。
ぜひこの記事を参考に、今年のクリスマスを華やかに盛り上げてみてはいかがでしょうか。