プリザーブドフラワー

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誕生日にはおしゃれなプリザーブドフラワーを!選び方や種類を解説

家族や友人など大切な人への誕生日プレゼントには、みずみずしくて美しい花がおすすめです。しかし、生花だと寿命が短いし、水替えなどの手間が相手の負担にならないかなと心配になりますよね。

そこで今回は、誕生日プレゼントに最適なプリザーブドフラワーについて解説します。プリザーブドフラワーの魅力やメリットはもちろん、選び方やおすすめの花の種類、贈るときのポイントなども解説しているので、誕生日プレゼントの計画の参考にしてみてください。

プリザーブドフラワーとは

プリザーブドフラワーの「プリザーブド(Preserved)」は「保存された」という意味で、その名の通り美しさが長持ちするよう特殊加工が施された花のことです。長期保存できる花としてドライフラワーも人気ですが、花を自然乾燥させたのみのドライフラワーとは違い、プリザーブドフラワーは水分を抜いたあとに特殊な液体に浸けて着色します。

ドライフラワーよりも手間がかかる分、コストも高くなりがちですが、鮮やかな発色で生花のようなみずみずしさを数年単位で保存できるのです。

プリザーブドフラワーは手作りできる?

プリザーブドフラワーは自分で作れないこともないのですが、消毒用エタノールやグリセリン、専用インクなど特殊なアイテムが必要になります。また、脱色や着色など専門的な技術も必要になるので、慣れるまでに時間がかかるかもしれません。

プリザーブドフラワーを贈りたい人の誕生日までしばらく時間があるのなら練習できますが、誕生日が迫っている場合は市販のものを購入した方が無難です。

プリザーブドフラワーが誕生日におすすめの理由

生花ならではの儚さや美しさはもちろんありますが、プリザーブドフラワーには生花にはない魅力がたくさんあります。花を贈る上で難点だと思われやすい点をクリアしているのです。まずは、プリザーブドフラワーが誕生日の贈り物におすすめの理由を解説します。

長期間飾れる

生花から色素を抜き、特殊な染料で加工されたプリザーブドフラワーは、保存状態が適切であれば5年以上長持ちすることもあります。20歳や30歳など節目となる特別な誕生日には、記念になる花を贈りたいですよね。

プリザーブドフラワーであれば、生花のようにすぐに枯れることがないので、思い出として長期間飾っておけます。

手間がかからない

生花を飾る際に欠かせない花器や水ですが、プリザーブドフラワーには必要ありません。お手入れをするとしても、たまに誇りや汚れを取り除く程度です。

そのため、毎日の水替えが難しい忙しい方や一人暮らしの方、花の扱いに慣れていない方やご高齢の方にも負担なく飾っていただけます。また、生花を届けるのが難しい遠方の方や、寒冷地に住んでいる方にも贈りやすいのもメリットです。

特別な色を再現できる

プリザーブドフラワーは生花から色素を抜いたあと人工的に着色するので、発色の良い花を作れます。また、自然界にはない色やグラデーション、微妙なニュアンスの色を再現することも可能です。

カラーバリエーションがとても豊富なので、誕生日プレゼントを贈りたい人の好きな色や似合う色に合わせてじっくり選べます。

香りや花粉がない

香りや花粉は、生花ならではの美しいものです。しかし、香りは好みに個人差があるので、相手の方に合わないものだと不快さを感じさせてしまう恐れがあります。また、花粉が多い花は飾っているうちに周りを汚してしまうこともあるでしょう。

プリザーブドフラワーには香りも花粉もないので、相手の好みに左右されず、衛生的に飾ることができます。

誕生日に贈るプリザーブドフラワーの選び方

誕生日に贈るプリザーブドフラワーは、タイプや花の種類、色合いなどで選びましょう。プリザーブドフラワーは、水を必要としないのでさまざまな形で贈れます。また、お祝いにぴったりの花言葉を持つ花を用いるのもおすすめです。

タイプで選ぶ

プリザーブドフラワーには、生花に見せかける花束やアレンジメントタイプのほかに、ボックスやクリアケースに入ったものも人気です。見た目のおしゃれさや飾りやすさ、機能性のあるものなど、相手の好みに合わせて選びましょう。

花束タイプ

プリザーブドフラワーを花束のようにまとめると、まるで生花のようなイメージになります。プリザーブドフラワーにしたいけど花束のような自然な華やかさが欲しいときにおすすめです。

プリザーブドフラワーでできた花束は花瓶に生ける必要がないので、そのままさりげなく飾ってもおしゃれです。また、自立するミニブーケタイプであれば、より飾りやすくなりますよ。

鉢植え風タイプ

陶器製の容器にアレンジされたプリザーブドフラワーは、まるで鉢植えのような自然な雰囲気を放ちます。少し高級感のあるプリザーブドフラワーを贈りたいときにおすすめです。

いくつかの種類の花を寄せ植えにしたようなものだと華やかになりますが、1種類でも自然な鉢植えのようになります。

バスケットタイプ

ナチュラルで優しいイメージのプリザーブドフラワーを贈りたいならバスケットタイプがおすすめです。取っ手の付いているカゴ型なら、おしゃれなだけでなく持ち運びやすくもなりますよ。

生花だとバスケットに生けるのは難しいので、プリザーブドフラワーならではの飾り方です。

ボックスタイプ

フタを開けたときの驚いた顔が見たいならボックスタイプのプリザーブドフラワーを贈りましょう。箱の中にぎゅっと敷き詰められた花は、まるで小さな花畑。四角形や丸型、長方形などさまざまなボックスの形があるほか、サイズ感のバリエーションも豊富です。

ボックスタイプはフタを開けてそのまま立て掛けて飾ることができます。

ドーム・ボトルタイプ

プリザーブドフラワーを外気の刺激から守りながら美しくディスプレイできるのがドームやボルトタイプです。プリザーブドフラワーを保護できるので、露出しているものより長持ちしやすくなります。

ガラスやクリスタルケースの中のプリザーブドフラワーは、まるで宝石のような輝きを放ち、小さなものでも存在感抜群です。

写真立て・時計付きタイプ

プリザーブドフラワーに機能性も持たせたいなら、写真立てや時計付きのものがおすすめです。写真立ての場合は、相手に好きな写真を入れて使ってもらうのも良いですが、思い出となる写真をこちらで入れて贈っても喜ばれるでしょう。

時計付きタイプも、プリザーブドフラワーがフレーム内に収められていることが多いので、長持ちしやすいというメリットがあります。

リースタイプ

プリザーブドフラワーを壁にかけて飾ってほしいなら、リースタイプがおすすめです。自宅のドアや壁を明るく彩ってくれることでしょう。

通常のリースのようにプリザーブドフラワーが露出しているものが一般的ですが、フレーム内に収められたものもあるので、保護しながら長期間飾ることができます。

花の種類で選ぶ

プリザーブドフラワーを選ぶときに、花の種類にこだわるのもおすすめです。例えば、相手の好きな花をメインにしたり、相手のイメージに合う花にしたりすると、誕生日プレゼントとして喜ばれます。

また、相手の誕生日に対応する誕生花のプリザーブドフラワーを贈るのもロマンチックです。誕生花がプリザーブドフラワーとして流通していない場合は、その季節の旬の花を探してみましょう。

花の色で選ぶ

プリザーブドフラワーは、さまざまな色合いの花を再現できるからこそ、カラーバリエーションがとても豊富で色選びに迷ってしまいますよね。相手の好きな色や、イメージカラーで選ぶのがおすすめですが、思いつかない場合は以下を参考にしてみてください。

可愛らしい女性にはピンク

可愛らしくて誰からも愛されているような女性には、ピンクのプリザーブドフラワーがぴったりです。ピンクとひとことで言っても、淡いものからビビットなものまでさまざまですが、トーンの違うピンクをいくつか取り入れると統一感がありながらも華やかな印象になります。

情熱的な人にはレッド系

情熱的な人には、レッド系をメインとしたプリザーブドフラワーを贈りましょう。恋人やパートナーにロマンチックな誕生日プレゼントを贈りたいときにもレッド系がおすすめです。

また、シックで濃い赤色なら男性にも贈りやすいでしょう。

クールな人にはブルー・系

大人っぽくて知性的な方への誕生日プレゼントなら、ブルー系のプリザーブドフラワーが似合います。青い花は自然界にはあまり存在しませんが、プリザーブドフラワーなら再現可能です。

濃い青ならかっこいいイメージに、淡い青なら優しい雰囲気になります。

お子様にはオレンジ・イエロー系

元気で明るい人やお子様へは、オレンジやイエロー系のプリザーブドフラワーがおすすめです。太陽を象徴するようなオレンジ・イエロー系の花は、見ているだけで元気が湧いてきます。

オレンジやイエローはロマンチックすぎないので、同性の人への誕生日プレゼントとしても贈りやすいでしょう。

年上の人にはパープル系

年上の方や上司の方への誕生日プレゼントには、シックで落ち着いた印象のパープル系のプリザーブドフラワーがおすすめです。紫の花は和の雰囲気にも合うので、和室にも飾りやすいでしょう。

誕生日に花を贈りたいけど、相手の方があまり派手なものを好まないときにも、パープル系のプリザーブドフラワーを贈ってみてください。

花言葉で選ぶ

花言葉には誕生日にふさわしいものがたくさんあります。せっかくプリザーブドフラワーを贈るなら、素敵な花言葉を持つ花を選んで「おめでとう」の気持ちを込めたいですよね。

例えば、白いバラには「あなたを思う」や「永遠の愛」という花言葉があり、ピンクのガーベラには「希望」や「前進」という花言葉があります。

プリザーブドフラワーに適している花の種類

このように魅力がたくさんあるプリザーブドフラワーですが、実はどんな花でも加工できるわけではありません。プリザーブドフラワーに適している花は、花びらが厚くてしっかりしており散りにくい花です。コスモスやカサブランカのように花びらが散りやすい花は、加工の行程で壊れやすいので向いていません。

それでは、具体的にどのような花がプリザーブドフラワーに適しているのかご紹介します。

バラ

花のプレゼントの王道とも言われているバラですが、花びらがしっかりしているのでプリザーブドフラワー向きです。プリザーブドフラワーのアレンジメントのほとんどにバラが用いられており、定番にもなっています。

バラには「愛」や「美」といった花言葉もあるので、誕生日プレゼントとしても最適です。

カーネーション

母の日のイメージが強いカーネーションですが、フリルのようなひらひらした花びらが美しく、誕生日プレゼントにもおすすめです。赤いカーネーションには「母への愛」という花言葉があるので母親への誕生日に最適ですが、ピンクのカーネーションには「感謝」、黄色いカーネーションには「友情」という花言葉もあるので、友人にも贈りやすいでしょう。

ガーベラ

一重咲きや八重咲きなど花の咲き方が豊富で、カラーバリエーションも多いガーベラ。生花としてもフラワーギフトに多く用いられますが、丈夫で花びらが散りにくいのでプリザーブドフラワーでも活躍しています。

ぱっと大きく開いた花姿は存在感があるので、誕生日プレゼントのメインとして輝きを放ってくれることでしょう。

キク

和風のプリザーブドフラワーを贈りたいなら、キクを用いるのがおすすめです。お供えのイメージが強い和菊と、小ぶりで丸いフォルムをした洋菊がありますが、誕生花に贈るなら洋菊が良いでしょう。

キクには「高貴」や「高潔」といった花言葉がありますが、色別だとピンクのキクには「甘い夢」、赤いキクには「あなたを愛しています」という花言葉もあります。

ジャスミン

プリザーブドフラワーのメインの花の美しさを引き立てるには小花も欠かせません。白くて小さな花を咲かせるジャスミンは他の花との相性も良く、さまざまなアレンジメントに用いられています。

もちろん、ジャスミンのみで構成されたプリザーブドフラワーのアレンジメントも、清楚で優しい雰囲気になっておすすめです。

誕生花にプリザーブドフラワーを贈るときのポイント

便利で美しいプリザーブドフラワーですが、相手により喜んでもらうためにはちょっとした工夫も大切です。せっかくの誕生日祝いですから、相手に失礼のないようにしましょう。

メッセージカードを添える

誕生日にプリザーブドフラワーを贈るだけでも素敵なプレゼントになりますが、メッセージカードを添えるとより丁寧で心がこもります。メッセージカードの内容は、単純に誕生日をお祝いする内容でも良いですが、日頃の感謝や気持ちを綴っても良いでしょう。

とくに、遠方に住んでいる方への誕生日で直接渡せない場合は、メッセージカードを添えてお祝いの言葉を贈るのがおすすめです。

生花が好きな方には喜ばれないことも

花の扱いに慣れており、生花が好きな方にとっては、プリザーブドフラワーはあまり喜ばれないことがあります。時間が経つと枯れてしまう生花は消えものとして気軽に受け取れますが、プリザーブドフラワーだと長期間飾っておく必要があるので負担に感じる人もおられるようです。

プリザーブドフラワーを贈るときは、相手の方が生花にこだわりを持っていないか、プリザーブドフラワーを苦手としていないかを確認しておきましょう。

プリザーブドフラワーを飾るときの注意点

適正な環境で保管していると数年間美しさが長持ちするプリザーブドフラワーですが、飾る上で注意点も存在します。誕生日プレゼントで贈るときに、相手の方に一言伝えておくと安心です。

高温多湿・直射日光に注意

プリザーブドフラワーを高温多湿の場所や直射日光が当たる場所に置いていると、色あせたりひび割れたりすることがあります。プリザーブドフラワーを保管するときは、できるだけ風通しが良くて日陰になる場所に置きましょう。

飾らないときは、箱などに乾燥材と一緒に入れておくのもおすすめです。

布への色移りに注意

プリザーブドフラワーに使われている着色液がカーテンや衣服などの布に接すると、色移りすることがあります。色移りすると落とすことが難しくなるので、プリザーブドフラワーの周りには色移りする可能性のあるものを近づけないようにしましょう。

窓際に飾りたいなら、ガラスやクリアケースに入ったものだと安心です。

大切な人の誕生日にはおしゃれで美しいプリザーブドフラワーを

プリザーブドフラワーは、手間いらずで美しさが長持ちする便利なフラワーギフト。花器や水を必要としないので、さまざまなタイプや種類が存在します。誕生日にプリザーブドフラワーを贈るときには、相手の好みやイメージに近いものを選んだり、花言葉を参考にしたりしてみてください。

心のこもった誕生日プレゼントは、きっと相手に喜ばれるものになりますよ。