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カフェにおすすめの観葉植物6選!選び方やおしゃれな飾り方、注意点まで

おしゃれな雰囲気のカフェにしたいのに、なんだか物足りない。

そんなときは、観葉植物を飾ってみるといいかもしれません。テレビや雑誌などに出てくるおしゃれなカフェには、必ずと言っていいほど観葉植物が置いてあります。

そこでこの記事では、カフェに置く観葉植物の選び方やおすすめの種類、おしゃれな飾り方などをご紹介。

カフェならではの注意点も解説しているので、カフェに観葉植物を飾りたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

 

カフェにおすすめの観葉植物6選

はじめに、カフェにおすすめの観葉植物を6種類、厳選してご紹介します。

  • サンスベリア
  • ウンベラータ
  • ハートカズラ
  • ドラセナ
  • ストレチア
  • モンステラ

カフェに置く観葉植物選びに迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

サンスベリア

サンスベリアは土から真っすぐ上に伸びた葉に白い斑が印象的な観葉植物です。すらっとした見た目でスタイリッシュなカフェによく似合います。横に広がらないので、ちょっとしたスペースでも飾ることができるでしょう。

熱帯地方が原産のサンスベリアは肉厚の葉に水分をたくさん含んでいるので、水やりは月に1~2回程度でよく、手入れもしやすい特徴があります。また、丈夫で枯れにくい性質もあるので、初心者の方でも育てやすい観葉植物です。

ウンベラータ

細い枝と丸みを帯びた大きな葉がナチュラルな雰囲気のウンベラータ。葉の表面はツヤがあり、みずみずしい印象です。

熱帯アフリカに自生しているウンベラータは、暑さや乾燥にも強いので水やりは控えめで構いません。土の表面が乾いているのを確認してから与えるようにしましょう。

ただ、冬になると葉を落とすことがあるので、その場合はこまめに掃除する必要があります。厳しい寒さには弱いので、気温が下がりやすい窓際から離して置くようにしましょう。

ハートカズラ

ハートカズラは、小さなハート型の葉を連なってつけるツル性の植物です。ナチュラルで可愛らしい雰囲気を演出します。このようなツル性の植物は、紐やワイヤーをつかって吊るして飾るのがおすすめです。おしゃれなだけでなく、観葉植物を飾るスペースがなくても空間を有効活用できるでしょう。

床を掃除するときも、鉢を移動させる必要がないのもメリットです。

ドラセナ

真っすぐ上に伸びた太い幹に、細長い葉をたくさんつけるドラセナ。すっきりしたシルエットで、大きく成長しても圧迫感を与えません。

高温多湿の環境を好むので、定期的に水やりをし、同時に霧吹きなどで葉水すると元気に育ちます。丈夫で育てやすい観葉植物なのですが、寒さには弱いため特に寒い時期はできるだけ温かい場所に置きましょう。また、冬場は成長が緩やかになるので水やりはしなくても構いません。

ストレチア

個性的な観葉植物をカフェに飾りたい場合は、ストレチアがおすすめです。地面からすらりと伸びた茎の先に、葉を1枚ずつつける独特な見た目をしています。

全体的に横に広がるシルエットはしていますが、縦方向に伸び、密集性が少ないので圧迫感を与えません。

スタイリッシュで洗練された雰囲気のカフェにぴったりです。日陰でも育ちますが、基本的に日光を好む植物なので、週に2~3回は日当たりの良い場所で光を当ててあげましょう。

また、5~10月になると花を咲かせることもあるので、また違った姿を楽しめます。

モンステラ

モンステラは、大きな葉にざっくりと切り込みが入ったエキゾチックな観葉植物で、南国リゾート風のテイストのカフェにおすすめです。存在感が大きいので、カフェに1つ置くだけでも雰囲気をガラリと変えてくれます。

丈夫で育てやすいですが、日光不足になると葉のツヤがなくなるので、店内でもできるだけ明るい場所で管理しましょう。春から秋にかけては、土の表面が乾いたら水をたっぷり与え、成長が止まる冬は水やりはしないようにしてください。

カフェに観葉植物を飾るメリット

カフェを訪れると、多くのお店に観葉植物が飾ってあります。それは、おしゃれな雰囲気を演出する以外にも、お客さんに落ち着いて過ごしてもらうためのリラックス効果があることをご存じでしょうか。

まずは、カフェに観葉植物を置くことで得られるメリットから解説します。

  • おしゃれなインテリアになる
  • リラックス効果がある
  • 空気清浄効果がある

以下で詳しく解説します。

おしゃれなインテリアになる

テーブルや椅子など、家具が多くなりやすいカフェなどの飲食店。空間に観葉植物のグリーンがあることで、自然の要素を店内に取り入れることができます。観葉植物が1つあるだけでもカフェの中がぱっと明るくなり、おしゃれになるのです。

カフェの内装やテーブル、椅子などはできるだけシンプルにしたい、でも色味も少し欲しいというときに、鮮やかな観葉植物を置くだけでカラーバランスが良くなります。

リラックス効果がある

緑色には、見る人の心を落ち着かせてリラックス効果をもたらすとされています。そのため、カフェに観葉植物を飾ることで、お客さんの視界に自然にグリーンが入り、ゆっくりとくつろいでもらえるのです。

カフェに来る人の中には、毎日の生活に追われて忙しい方や仕事の合間に来ている人も多いので、カフェでのひとときをリラックスタイムにしてもらいましょう。

空気清浄効果がある

一般的な植物は、光合成によって二酸化炭素を吸収して酸素を放出します。また、植物によっては空気中の有害物質を吸着するものや蒸散効果が高いものがあり、それらは総じてエコプランツと呼ばれています。

そのようなエコプランツは、空気清浄効果を期待できるため、カフェの店内の空気を循環させます。多くの人が出入りするカフェになるよう、いつも新鮮な空気で満たしておきましょう。

 

カフェに飾る観葉植物の選び方

飲食店であるカフェに観葉植物を飾るときは、衛生面と安全面に注目してみましょう。食事を提供してお客さんにくつろいでもらうカフェでは、お客さんのことを考えた観葉植物の選び方が大切です。

見た目だけでなくその観葉植物の性質も判断材料にしてみましょう。

お店のイメージに合うもの

そのカフェにはそれぞれコンセプトやイメージがあるはずです。ナチュラルで優しい、異国感があってエキゾチック、仕事に集中できるスタイリッシュな空間など、そのカフェのイメージにマッチする見た目の観葉植物を選びましょう。

店内の内装や雰囲気に合わないものだと、統一感がなくてチグハグな印象になってしまいます。全体的なイメージに合わせて観葉植物を飾ることで、インテリアの質が上がり、居心地のいい空間になるでしょう。

落葉しにくいもの

飲食店であるカフェは、いつも清潔にしておく必要があります。葉が落ちやすい観葉植物だと、鉢の周りが汚れやすく、こまめに掃除しなければなりません。

カフェに観葉植物を置くなら、できるだけ葉が落ちにくい種類がおすすめです。観葉植物の中には、冬でも落葉しない常緑性の植物が多くあります。観葉植物を購入する前に、落葉しにくい種類の観葉植物であることを確認しておきましょう。

目安として、大きな葉、長い葉、硬い葉をもつ観葉植物は落ちにくい傾向にあります。

害虫が付きにくいもの

カフェで楽しく食事しているときに、近くの観葉植物に虫が付いていると嫌な気持ちになりますよね。観葉植物には虫が付きやすい種類もありますが、葉に厚みのあるものや香りがあるものは虫が寄り付きにくくなるのでおすすめです。

また、コバエは土の匂いに誘われて土の中に卵を生むので、土の表面にカバーを被せたり赤玉土などの無機質な土を敷いたりして土の匂いが広がらないようにしましょう。

トゲや毒がないもの

サボテンはおしゃれで手もかからない人気の観葉植物ですが、トゲがあるため手に触れにくい場所に置きましょう。また、観葉植物の中には毒をもっているものもあり、植物全体が有害なものや、一部だけ毒性があるもの、樹液が危険なものなどさまざまです。

カフェに観葉植物を置く場合は、毒性のないものにし、どうしても置きたい場合はお客さんから離して置くようにしましょう。ドックカフェなど動物がいるお店では、とくに注意が必要です。

カフェの観葉植物はサイズ選びも重要

カフェに観葉植物を置きたいけど、どこにどんな観葉植物を置けば良いか迷っている方もいるでしょう。観葉植物は、てのひらに乗るような小型サイズから、人の背丈にもなる大型までさまざまなサイズがあります。

観葉植物の大きさ別に、カフェでのおすすめの置き場所をご紹介します。

大型の観葉植物はシンボルツリーに

人の背と同じくらい、もしくはそれより大きな観葉植物は、お店のシンボルツリーとして飾りましょう。壁面や角に配置し、どこからでも目に入るようにするのがおすすめです。

大きな観葉植物をそのお店の看板にすれば、カフェの目印にもなり、活気も溢れそうですね。

中型の観葉植物は入口や客席に

中型サイズの観葉植物は、適度な存在感がありながらも模様替えや掃除で移動させやすいのがメリットです。入口やエントランス、客席のところどころなど置き場所を選びません。

大きく育つ観葉植物を、中型サイズからじっくり育てるのもいいですね。おしゃれな雰囲気にしたいけど、扱いやすいものから育てたいという方にもおすすめです。

小型はテーブルやトイレにも

手のひらサイズの小型の観葉植物は、窓際やテーブルの上にも置けます。サボテンなどの多肉植物が代表的です。とにかくたくさんの観葉植物を置きたい方は、小型にしてみるのも良いでしょう。小型であれば、トイレなどのちょっとした空間にも置きやすくなります。

小さな観葉植物は、最近では100円ショップでも販売されているので、コストを抑えたい方にもおすすめです。

 

カフェでの観葉植物の効果的な飾り方

カフェに観葉植物を置くとき、基本的には好きな場所に好きなように飾っていただいて構いません。しかし、よりおしゃれさを求めたい場合は、次のような飾り方を意識してみてください。カフェの雰囲気に合う、見栄えがアップする置き方をご紹介します。

お客さんの目線の高さに合わせる

お店に観葉植物を置くときは、お客さんの目線の高さに合わせるのがポイントです。

例えば、雑貨店やアパレルショップではお客さんが立って商品を眺めるので、背の高い観葉植物が効果的。しかし、カフェではお客さんは座って過ごす時間が長いので、座ったときの目線に合う高さの観葉植物を選ぶと視界に入りやすくなるのです。

このように、観葉植物を選ぶときは、あらかじめ置く場所を決めて、お客さんが立っているのか座っているのかを想像しながら選びましょう

複数並べるときは高さに変化をつける

1箇所に2〜3個の観葉植物を並べるのもおしゃれな飾り方です。しかし、並んだ観葉植物が全て同じ種類、高さだと単調になるだけでなく、背が高ければ圧迫感を与えてしまいます。

複数の観葉植物を並べるときは、高さに変化をもたせてみましょう。簡単なことのようですが、それだけでメリハリがつき、個々の観葉植物の魅力も引き立ちます。

間接照明やキャンドルと組み合わせる

カフェなどの店舗において、おしゃれに観葉植物を魅せるには間接照明を利用すると効果的です。とくに、南国風のものやエキゾチックな雰囲気の観葉植物との相性は抜群。

観葉植物の背後に間接照明を置くと、光が程よく漏れてムードが出ます。少し薄暗いカフェやホテルのラウンジなどがおすすめです。

テーブルの上に小型の観葉植物を置く場合は、キャンドルと組み合わせてもおしゃれになります。

カーテンやパーテーションなどの機能性をもたせる

観葉植物を単なる飾りとしてでなく、「機能」を持たせるのもおすすめです。

例えば、良く育ったツル性の植物を窓際に吊るしてグリーンカーテンのようにしたり、背の高い観葉植物を客席と客席の間に置いてパーテーションのようにしたりしても良いでしょう。

また、幹が太くて葉がしっかり茂っている観葉植物を窓際に置くと、目隠しだけでなく外からの雑音を軽減してくれる効果も期待できます。

 

カフェに観葉植物を飾るときのポイント・注意点

カフェにとって観葉植物は、おしゃれなインテリアとしてだけでなく機能性のあるアイテムです。お店の雰囲気をより良いものにするため、積極的に取り入れましょう。

しかし、店舗であるということと、人が頻繁に出入りすることも考慮しなければなりません。最後に、カフェに観葉植物を飾るときのポイントと注意点を解説します。

お店でも育てやすいものにする

住宅兼店舗でない限り、店主であってもカフェの店内に1日中いるわけにはいかないでしょう。お店が忙しいときや、お休みのときは植物のお世話が毎日できないことも考えられます。また、自宅で観葉植物を育てていないと、水やりをつい忘れてしまうことも懸念点です。

そのため、カフェで育てる観葉植物は、水やりが頻繁に必要ないものがおすすめです。また、日陰でも育ちやすいものだと置き場所にも困りません。

導線を確保する

お客さんの出入りがあるカフェでは、通路の邪魔にならない場所に観葉植物を置くようにしましょう。店員やお客さんがつまずいたりぶつかったりすると怪我をする恐れがあります。お店の広さや客席の数を考慮し、導線に影響のない範囲で観葉植物を取り入れてください。もし、店内のスペースに余裕がない場合は、吊るすスタイルの観葉植物やテーブルに置ける小型の観葉植物も検討してみましょう。

管理が難しい場合はフェイクグリーンも

忙しくて観葉植物のお世話ができない方や、日当たりが悪い店舗の場合は、フェイクグリーンもおすすめです。水やりや肥料、植え替えなどの必要がなく、彩りのみプラスしてくれる便利なアイテムです。最近では、ぱっと見た感じはまるで本物に見えるフェイクグリーンも増えているので、カフェで観葉植物を育てるのが難しい場合は検討してみてください。

ただし、お世話をしなくて良いからと放置したままでいると、ホコリがたまって不衛生になるので、定期的にお手入れしましょう。

 

まとめ

カフェと観葉植物は相性が良く、1つ置くだけでもお店の雰囲気をぐっとよくしてくれます。じっくりとお世話しにくいカフェでは、お世話する手間がそれほどかからない観葉植物がおすすめです。

観葉植物の大きさや高さなどによって、より効果的な置き場所を選び、衛生面に注意しながら機能面をもたせるのもポイントです。

お客さんに素敵なリラックスタイムを過ごしてもらえるよう、こだわりの観葉植物を探してみてくださいね。