初心者にもおすすめ!オシャレで丈夫な垂れ下がる植物ベスト10
生活の中に植物を取り入れることは、居心地のいい空間を作るための素敵なアイディアです。
しかし植物を育成するのが初めての方にとっては、どれをチョイスすれば良いのか迷ってしまうのではないでしょうか。
せっかく取り入れるなら長くお手入れができるよう、まずは管理が簡単なものから選んでいくことをおすすめします。
垂れ下がるタイプの植物は空間を豊かにし、発想次第では色々な楽しみ方ができるでしょう。初心者には難しいイメージもありますが、コツをつかめれば、手入れも簡単にできます。
おすすめの垂れ下がる植物を10種類と、スタイリッシュな飾り方のコツを紹介していきます。
飾る際の注意点なども解説しますので、是非最後までご覧ください。
ガーデニングに重宝する垂れ下がる植物おすすめ3選
垂れ下がる種類のツル植物は、ガーデニングの際にも映える植物です。
這うように育つ植物はグランドカバーとして大活躍しますし、絡ませて伸びていくタイプのアサガオやクレマチスは、外部からの目を遮りプライバシーを守るのに役立つでしょう。
- バコパ
- イポメア
- エピスシア
ここでは主に、寄せ植えの際におすすめの垂れ下がる植物を3つ、紹介します。
①バコパ
属/科:ステラ属/オオバコ科
原産:南アフリカ
学名:Sutera(ステラ)
開花時期:3~6月/9~11月
誕生花:1月16日
花言葉:小さな強さ
バコパは這うように広がっていく多年草の植物になります。
茎が柔らかく枝が垂れ下がるので、寄せ植えの縁取りにするのに適しているでしょう。
また庭のグランドカバーとしても最適です。
花の色も豊富で白やピンク、淡い紫の他に八重咲きの品種もあります。
この花は多年草ではありますが、夏の高温多湿と冬の寒さには弱いので、夏は半日陰の場所に置き冬は室内で管理するのがおすすめです。
②イポメア
属/科:サツマイモ属/ヒルガオ科
原産:中央アメリカ~メキシコ南部
学名:Ipomoea(イポメア)
花言葉:活力/甘い想い出
イポメアは熱帯地方〜温帯地方を中心に約650種類が自生していると言われています。
(非耐寒性)多年草で、暑さに強く夏の寄せ植えにおすすめです。
葉色はきれいなライムの他にパープルなどもあり、管理も楽なので初心者向きの植物と言えるでしょう。
温暖な地域であれば、冬にアサガオに似ている花を咲かせることがあります。
また葉の形もハート型でとても可愛らしい品種です。寒さには弱いので、越冬させたい場合は室内で育てましょう。
③エピスシア
属/科:ベニギリソウ属/イワタバコ科
原産:熱帯アメリカ
学名:Episcia(エピスシア)
開花時期:5~9月
誕生花:11月12日
花言葉:可憐
熱帯アメリカの森林の中で、約9種類が自生していると言われているエピスシア。
湿度が高い地域の植物なので暑さには適応できますが、直射日光は避けて明るい日陰で栽培するのに向いています。
直射日光に当たると、美しい葉っぱが変色してしまうことがあるので注意が必要です。
鉢に植えると葉が垂れ下がるエレガントな姿が見られるでしょう。
耐陰性があるので、シェードガーデンにも応用できます。
インテリアに取り入れたい!おすすめの垂れ下がる植物7選
ここでは丈夫で育てやすく、屋内のインテリアとしておすすめの垂れ下がる植物を7つ紹介します。
- オリヅルラン
- ハートカズラ
- ディスキディア
- アジアンタム
- コウモリラン
- ポトス
- つる性ガジュマル
部屋内で育てればいつでも視界に緑が入り、心地よい空間となるでしょう。
以下の項目で種類の詳細を紹介します。
①オリヅルラン
属/科:オリヅルラン属/キジカクシ科
原産:熱帯アフリカ/インド
学名:Chlorophytum(クロロフィツム)
開花時期:4~10月
誕生花:3月4日/3月11日/7月11日/9月16日
花言葉:集う祝福
オリヅルランは、細長くスラリと伸びるストライプの葉っぱが垂れ下がる美しい植物です。
花は白または淡い紫色で、花の後には子株をつけます。
またオリヅルランは、さまざまな方法で増やすことが可能です。
株分けの他、ランナーの子株で水栽培をすることもできます。根が生えている子株なら、そのまま土に植えてもいいでしょう。
生育旺盛で手間が掛からないので、植物を育てるのが初めての方におすすめの品種です。
②ハートカズラ
属/科:セロペギア属/キョウチクトウ(ガガイモ)科
原産:南アフリカ
学名:Ceropegiawoodii(セロペギア ウッディー)
開花時期:6~8月
誕生花:5月16日
花言葉:助け合う
ハートカズラは葉の形がハート型に見えることから、女性に人気がある植物です。
この植物はツル性で、鉢の中で垂れ下がるフォルムが何とも言えず可愛らしいですね。
日当り良好で風通しがいい場所を好むので、ベランダなどで栽培することもおすすめです。
ただし気温が5℃以下になると枯れてしまうので、冬は室内で管理するようにしましょう。
③ディスキディア
属/科:ディスキディア属/ガガイモ科
原産:オーストラリア
学名:DischidiaNummularia(ディスキディア ヌンムラリア)
開花時期:6~8月
花言葉:平和
ぷっくりした肉厚の葉が可愛いディスキディアは、葉の重みで垂れ下がるように伸びていくユニークな姿が特徴です。
葉のフォルムは品種により異なりますが、ハート型やメダル型のものが人気があります。
自生地では樹木や岩などに張りついて生長しています。したがって明るい日陰で育成するのに適しているでしょう。
古葉が出にくく生長のスピードも緩やかなので、お手入れが楽な植物です。
しかし耐寒性はないため、冬は暖かな室内で育ててください。
④アジアンタム(クジャクシダ)
属/科:ホウライシダ属/イノモトソウ科
原産:温帯~熱帯地方
学名:Adiantumpedatum(アジアンタム・ペダツム)
花言葉:天真爛漫
シダ植物の仲間であるアジアンタムは、柔かい葉が優雅に垂れ下がる特徴があります。
葉っぱの先には細かい切れ込みがあり、涼しげなイメージもセールスポイント。
「adiantum」はギリシャ語で「湿っていない」という意味で、葉っぱが水を弾く性質を持っていることが由来です。
直射日光に当てると葉が傷むので、半日陰のエリアで育てるのに適しています。
⑤コウモリラン
属/科:ビカクシダ属/ウラボシ科
原産:アフリカ/東南アジアなど
学名:Platycerium(プラティケリウム)
花言葉:信頼
コウモリランは熱帯地方に分布しているシダ科の植物で、そのユニークなフォルムが人気です。
下向きに生える葉っぱがコウモリの羽根に似ていることから、この名前が付けられました。
原産地では大きな樹木に付着して生育しているので、ハンキング仕立てで育てる方が、環境条件に合っています。
見た目が独特で育てにくいと思われがちなコウモリランですが、実はビギナーの方でも大変育てやすい品種です。
ただし寒さには敏感なため、気温が15℃以下になったら室内で育成しましょう。
⑥ポトス(グローバルグリーン)
属/科:ハブカズラ属/サトイモ科
原産:ソロモン諸島
学名:Epipremnumpinnatum(エピプレムヌム ピンナツム)
誕生花:4月17日
花言葉:永遠の富
生命力が強くツヤのある葉が魅力のポトスは、耐陰性があり初心者にも育てやすい植物です。
100円ショップや雑貨店で、ミニサイズのポトスを見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
この植物はハンキングの他に、支柱を使用してグリーンタワーにすることもできます。
空間を美しく彩るガーランドとしても活用できるので、好みで仕立てましょう。
またポトスは生育のスピードが早く、放っておくと葉が繁り過ぎてしまうことがあります。
そのため、定期的に剪定して風通しを良くしてあげましょう。
⑦つる性ガジュマル(シャングリラ)
属/科:フィカス属/クワ科
原産:台湾/中国
学名:Ficusvaccinioides(フィカスヴァッキニオイデス)
花言葉:健康
通常のガジュマルは上に向かって生長しますが、シャングリラという品種は匍匐(ほふく)性になります。
光沢がある丸く小さな葉っぱが、とてもキュートな植物です。
暖かく少し湿り気のある場所を好むので、ビバリウムにも向いています。
また少し高さがある棚の上に置いても、垂れ下がる可愛い葉っぱが鑑賞できますよ。
室内で育成する際は、直射日光が当たらない明るいエリアに置くようにしましょう。
垂れ下がる植物の魅力とは?
近年ではさまざまなタイプの植物が展開され、好みに合わせて選び方も多種多様です。
部屋に観葉植物を飾りたいけれど置くスペースがない場合、垂れ下がる植物は色々な飾り方ができるので、取り入れやすいのがセールスポイントになっています。
では垂れ下がる植物の魅力は何でしょうか。以下の項目で具体的に解説します。
初心者にも簡単に取り入れられる
垂れ下がる植物は、水やりも頻繁に行う必要がなく、室内で育てられる品種も多いため、初心者の方もストレスなく育てやすい品種が多いです。特に上記で紹介した品種は初心者でも取り入れやすく、1つ取り入れるだけで簡単に部屋を明るくすることが可能です。
垂れ下がる植物は天井から吊るすことで場所も取らず、置き場所にも困らないでしょう。
アイディア次第で自由に飾れる
垂れ下がる植物の魅力は、何と言ってもアイディア次第で色々な飾り方ができることです。
例えばカラフルな紐を使用してポップなプランターと組み合わても素敵ですし、高低差をつけて並べるだけでもスタイリッシュな雰囲気が演出できるのです。
今まで植物を置くのを諦めていた方も、わずかな窓際のスペースを使ってセッティングできます。
その他にも自分の発想次第で、どんな楽しみ方も自由自在にセンスを生かすことができるでしょう。
ワイヤーやフックの素材などにもこだわるなど、他のアイテムでもそれぞれ差をつけられます。
室内でも屋外でも楽しめる
垂れ下がる植物は、室内だけではなく屋外でも楽しめます。
例えば、からみつく性質を活用して地面を這わせればグランドカバーにもでき、他にもガーデンフェンスやアーチに誘引することもできるでしょう。
また垂れ下がる特性を生かして、寄せ植えの脇役にも、花壇のアクセントにも効果的です。
垂れ下がる植物を飾る時のポイント
垂れ下がる植物はアイディア次第で色々な楽しみ方が広がります。
普通の観葉植物とは一味違った魅力を存分に楽しみましょう。ここではオシャレな飾り方のポイントを紹介していきます。
ハンキンググリーンとして吊るす
ハンギンググリーンとは、プラントハンガーなどを使って天井や壁面から吊るして飾る植物のことです。垂れ下がる種類の植物は、天井やカーテンレールから吊るすと空間にバリエーションが生まれます。大きさの異なる植物を2つ並べて飾るだけでも、お部屋がグッとオシャレになるためおすすめです。
またボヘミアンスタイルのお部屋に小さめの垂れ下がる植物を何種類かディスプレイすれば、ナチュラルなスペースが生まれます。
プラントホルダーを活用する
エアプランツのように土がいらない植物なら、アートのように壁に飾っても絵になります。コットン紐を使って、マクラメ編みのプラントハンガーを手作りするのも素敵です。
初心者の方なら、ガラスボールがセットになっているキットなどを活用するのもおすすめ。
さらに天然のシェルで作られたプラントホルダーなら、南国ムードを味わえます。
殺風景な壁にさりげなく飾れば、瞬く間に洗練された雰囲気になるでしょう。
インテリア用ラダーを使ってみる
グリーンを取り入れてナチュラルなインテリアを楽しむなら、木製のラダーを活用する方法もあります。
例えば天井からラダーを吊るしてS字フックを使い植物を飾りつけてもいいですし、床に置いて雑貨といっしょに飾っても映えるでしょう。
ラダーならスペースを取らないので、色々な活用法があります。
階段に置き、細くて華奢な葉が美しいブッツィー(エアプランツ)などを取り入れてもオシャレです。
ハンキンググリーンの注意点
最後に植物を吊るす飾り方であるハンキンググリーンの注意点を解説します。
- 強度の確認
- 乾燥対策
- 水やりへの対処法
以下の項目で3つのポイントに気を付けることで、枯らしてしまったり思わぬ事故を防ぐことができるでしょう。
強度の確認
ハンキングプランツを楽しむ場合は、まずプランターの強度・S字フックなどの強度・セッティングする予定の壁やカーテンレールなどの強度を確認しましょう。
例えば設置する場所のネジの穴が広がっている場合、取り付けた時にグラグラしてしまい落下の原因になるため危険です。
このような場合は補強したり、他の設置場所に変えることも視野に入れてください。
植物を吊るす際には特に重量の確認は大切になります。まず軽い植物を吊るして強度を確認しましょう。
特に小さなお子さんやペットがいるご家庭では注意して設置場所を決める必要があります。
乾燥対策
床に置いて育成する植物とは異なり、吊るす場合は通気性が良くなる代わりに乾燥のスピードが早くなります。
したがって霧吹きなどを使って葉水をするなどの工夫をしましょう。
また、保水性が高い土を活用する方法もおすすめです。
水やり対処法
ハンキングプランツ初心者の方なら、水やりをしやすいプランターを選びましょう。
受け皿がセットになっているハンキング向けの鉢なら、水がこぼれてくることもないので安心です。
またビニールなどを敷いて防水対策をするのもおすすめです。
下に家具などが置いてある場合は、水が垂れてカビが生えやすくなってしまうこともあるため注意してください。
まとめ
お部屋に緑を取り入れると部屋全体が温かみを帯び、過ごしやすい空間になります。
特に垂れ下がる植物はインテリア性が高く、空間をデザインできるので昨今人気を集めており、ハンキングとして天井などから下げる飾り方が人気です。
大きな観葉植物などは場所を取りますが、垂れ下がる植物は天井や壁に掛けることができるので省スペースで、置き場所がないと諦めていた場合も場所を見つけられるのではないでしょうか。
是非今回紹介した垂れ下がるおすすめの植物の中からお気に入りを見つけて、自宅にも緑を取り入れる準備をしていってください。