フランネルフラワーの花言葉は良い言葉が多い?基本情報や育て方なども解説
結婚式のブーケや大切な日の贈り物としても活躍しているフランネルフラワーですが、大切な人に花を贈る際には花言葉が気になりますよね。この記事では、フランネルフラワーの花言葉について解説していきます。
フランネルフラワーの基本情報や種類、育て方なども紹介するので、大切な人へのプレゼントに贈りたい方から自分で育てたい人まで、ぜひ記事を参考にしてみてください。
フランネルフラワーの花言葉
フランネルフラワーの花言葉は、「高潔」「誠実」「いつも愛して」です。友人や家族だけでなく、尊敬している人や憧れの人など、さまざまな人へのプレゼントに適している花言葉といえるでしょう。
上記の他にも「あなたを愛しています」「純粋な愛」「真実の愛」といった花言葉もあるので、恋人やパートナーへのプレゼントにもおすすめの花です。
フランネルフラワーの花言葉の由来
フランネルフラワーは、花弁が白色で柔らかく、あたたかみを感じさせる雰囲気を持っていることから、誠実さや純粋さを表す「誠実」という花言葉が付けられています。また、愛情を表現する「あなたを愛しています」「純粋な愛」「真実の愛」という花言葉は、花が白色で純粋な印象を与えることで付けられているようです。
「いつも愛して」という花言葉は、フランネルフラワーの花期が長く、春から秋にかけて咲くことから付けられました。
さらに、「高潔」という花言葉は、フランネルフラワーの花弁がしっかりとした形をしていることが高潔さや真摯さを表しているようだという印象が由来になっています。
フランネルフラワーの花言葉に怖い意味はある?
フランネルフラワーの花言葉に怖い意味があるという噂もありますが、上記で解説した通り、怖い意味の花言葉はありません。
フランネルフラワーの花言葉は、いずれもポジティブな意味合いを持っています。
花言葉はフランネルフラワーの花の見た目や花弁のしっかりとした形、花弁の白色と柔らかさが由来なので、フランネルフラワーの花が持つ美しさから生まれたポジティブな意味合いです。
フランネルフラワーの基本情報
科 | セリ科 |
属 | アクチノタス属 |
和名 | フランネルフラワー |
英名 | Flannel Flower |
学名 | Actinotus helianthi |
原産地 | オーストラリア |
フランネルフラワーの名前の由来
フランネルフラワーの名前の由来は、花や葉に生えた細かい毛がフランネル(ネルシャツの素材)の感触に似ていることからきています。フランネルは、綿や羊毛などの繊維を短く起毛させた、柔らかくあたたかみのある織物です。
フランネルフラワーの花や葉には、細かい毛が密生しており、フランネルのような触感があることから、フランネルフラワーという名前が付けられました。
フランネルフラワーの特徴
フランネルフラワーは、オーストラリア原産のセリ科アクチノタス属の多年草です。
花や葉に細かい毛が生えているため、花や葉に触れると、フランネルのような柔らかくあたたかみのある感触があります。
花は白が有名ですが、中央の部分がピンク色になっているピンクフランネルフラワーもあります。花期は長く、春から秋にかけて咲き、花は切り花としても人気です。
フランネルフラワーはいつの誕生花?
フランネルフラワーは、5月13日、6月18日の誕生花です。
フランネルフラワーの原産地であるオーストラリアの「母の日」が5月12日なので、フランネルフラワーは、母の日のプレゼントとしても人気があります。母親が5月に誕生日を迎える方であれば、よりプレゼントに適しているでしょう。
また、6月18日はフランネルフラワーの花期の真っ盛りなので、6月18日生まれの人への誕生花としても贈る際には綺麗な花を咲かせてくれるはずです。
フランネルフラワーの花言葉は、いずれもポジティブな意味合いを持っているため、愛情や誠実さを表す花として、贈り物やプレゼントにも人気があります。
フランネルフラワーの主な種類
フランネルフラワーにはさまざまな種類がありますが、ここではその中から代表的な5つの種類を紹介します。
- 天使のウインク
- エンジェルスター
- リトルエンジェル
- フェアリーホワイト
- ファンシースノー
これらの品種は、それぞれ花の色や形、草丈などが異なるので、用途や好みに合わせて選ぶようにしましょう。
天使のウインク
一般的なフランネルフラワーよりも小型で、花も小輪で茎の長さも短めのコンパクトな品種です。寄せ植えに入れるのにピッタリで、アレンジメントなどにも向いています。白いふわふわのフランネル(毛布)のような花弁と明るいグリーン色の花芯で、花びらの先にもグリーンが入る花もあります。
エンジェルスター
矮性で分枝が良く、小輪の花を多数咲かせる四季咲きの園芸品種です。草丈は30cmまで成長し、花は、白やピンク、紫など、さまざまな色があります。花びらは、星形で、フランネルのような柔らかい触り心地です。
リトルエンジェル
フランネルフラワーの小輪種で、花も葉もシックで優しい印象のある、とても人気のある花です。ナチュラルカラーの小さい花がたくさん咲くので、他の花とも合わせやすいです。花束やアレンジメントなどで他の花と組み合わせて贈るのもおすすめできます。
フェアリーホワイト
フランネルのようにふわふわで、長い間、花を楽しむことができます。エメラルドグリーンの葉が茂り出すと、白いフェルトのような質感の花を咲かせます。マーガレットのような形ですが、キク科ではなくセリ科の植物です。
ファンシースノー
植物全体が細かく柔らかい毛におおわれていて、フランネルのような質感です。花は8cm程度で、白地に先端が緑色になっているのが特徴的といえます。押し花、ブライダルなど、使用用途が多種多様で、贈り物をする際に相手の好みに合わせて贈りやすいでしょう。
フランネルフラワーの育て方
ここまで、フランネルフラワーの花言葉や基本情報などを解説しましたが、ここからはフランネルフラワーの育て方について見ていきましょう。
- 用土・肥料
- 置き場所
- 水やり
- 植え付け・植え替え
- 剪定
- 夏の管理方法
- 冬の管理方法
- 増やし方
これらのポイントを解説していきます。
用土・肥料
フランネルフラワーは、水はけの良い酸性の土を好みます。鉢植えの場合は、市販のブルーベリー用土などの酸性にブレンドされた土を使うと良いでしょう。自分で用土を配合する場合には、ピートモスと鹿沼土を5:5の割合で混ぜたものがおすすめです。
大きく育てたい方は多めの肥料が必要となりますが、高濃度の肥料を与えすぎると肥料やけを起こしてしまう可能性があります。本来の規定よりも2倍ほどに希釈した液体肥料を与えるようにしてください。薄めた肥料を週に1回など高頻度で与えると良いです。庭植えのものには必要ありません。
置き場所
フランネルフラワーは、日当たりと風通しの良い場所で育てましょう。日光不足になると間延びして花がつきにくくなり、風通しが悪いと病気にかかりやすくなります。
鉢植えの場合は、日当たりと風通しの良い場所に置き、夏の直射日光は避けて軒下などの半日陰に置くのが良いです。
地植えの場合は、日当たりと風通しの良い場所に植えてください。このとき、夏の西日が当たる場所は避けるようにしましょう。
水やり
フランネルフラワーは水をよく吸い上げる性質があります。水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと与え、乾燥させないようにします。ただし、過湿は根腐れの原因になるので注意が必要です。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水を与えます。水やりの頻度は気温や湿度によって異なりますが、夏は毎日、冬は1週間に1回程度を目安にします。
地植えの場合は、雨が降っていなければ、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。水やりの頻度は、気温や湿度によって異なりますが、夏は週に1回程度、冬は2週間に1回程度を目安にします。
水やりを行う際は、葉や花に水がかからないように注意しましょう。水やりの後は、水が溜まらないように鉢底の水を捨ててください。
植え付け・植え替え
フランネルフラワーの植え付け・植え替えは、4月から5月、9月から10月に行うのがおすすめです。
鉢植えの場合は根が鉢いっぱいに回ったタイミングで植え替えを行います。植え替えの際は、根鉢を崩さないように注意しながら新しい鉢に植え付けましょう。
地植えの場合は植え替えは不要ですが、根詰まりを防ぐために、3年に1回程度、株を掘り上げて根を切り詰めて植え替えます。
剪定
フランネルフラワーは、剪定をすることで株の形を整えながらも、花つきを良くすることができます。剪定は春と秋の2回行うのがおすすめです。
春の剪定は、冬の間に伸びた枝を切り戻すことで、新しい枝が伸びて花つきが良くなります。秋の剪定は、花が終わったら花がらを摘み取って、枯れた枝や間延びした枝を切り戻して、株の形を整えてください。
夏の管理方法
フランネルフラワーは高温多湿に弱いため、夏の管理には注意が必要です。夏場は風通しを良くすることで蒸れるのを防ぎ、直射日光を避けることで葉焼けを防ぐ効果が得られます。フランネルフラワーは、夏の暑さで花つきが悪くなる場合があります。夏の暑さが厳しい地域では、花が咲き終わったら切り戻しをして夏越しを促しましょう。
冬の管理方法
フランネルフラワーは寒さに強い植物ですが、霜に当たると枯れる可能性があるため、冬の管理には注意が必要になります。冬は霜に当たらないように室内に取り込んだり、軒下や鉢カバーを利用したりするようにしましょう。
フランネルフラワーは、冬に休眠期に入るため、冬の間は肥料を与える必要はありません。寒冷地では鉢植えのフランネルフラワーを室内に取り込み、日当たりの良い窓辺に置いて管理します。
また、地植えのフランネルフラワーは、株元にバークチップや敷き藁を敷き、霜よけをしておきましょう。
増やし方
フランネルフラワーは、種まきと挿し木で増やすことができます。
種まきのおすすめは5月です。1晩水に浸しておくと発芽が良くなるので、種をまく前に準備をしておきましょう。土に指で軽く押して種をまき、発芽するまでは土を乾かさないように毎日水やりをします。土は市販の種まき用土や赤玉土と鹿沼土を混ぜた用土を選ぶと良いです。発芽したら間引きをして、1株ずつ鉢に植え替えます。植え替え後は、日当たりと風通しの良い場所で管理しましょう。
挿し木のおすすめは、5月から6月です。挿し木用の茎は長さ7cmほどの長さになるようにしながら、節の部分で切り取ります。切り口を斜めに切って発根促進剤をつけててください。水ゴケや培養土に挿した後は、日当たりの良い場所で管理して水やりをこまめに行います。
発根したら1株ずつ鉢に植え替え、植え替え後は、日当たりと風通しの良い場所で管理してください。
フランネルフラワーは、比較的増やしやすい植物です。種まきと挿し木のどちらの方法でも、簡単に増やすことができます。
注意すべき病害虫
フランネルフラワーは比較的育てやすい植物ですが、病害虫には注意が必要です。ここでは、フランネルフラワーが注意すべき病害虫について、症状や予防・対策方法を紹介します。
害虫
フランネルフラワーが注意すべき害虫としては、ハダニやアブラムシが挙げられます。ハダニは葉裏に寄生して吸汁する害虫で、風通しが悪いと発生しやすくなります。症状や予防方法、対策方法は下記の通りです。
症状 | ・葉に白い斑点が出る
・葉が変色する ・葉が枯れる |
予防 | ・葉水をする
・水で薄めた牛乳やコーヒーをスプレーする ・こまめに観察して早期発見・早期駆除をする |
対策 | ・強めのシャワーで流す
・薬剤を散布する |
アブラムシは植物の新芽や葉裏に寄生して吸汁する害虫です。症状や予防方法、対策方法は下記の通りです。
症状 | ・葉や茎にべたついた液体(蜜)が出る
・葉や茎が黄色く変色する ・葉が枯れる |
予防 | ・水で薄めた牛乳や石鹸水をスプレーする
・風通しの良い場所に置く ・こまめに観察して早期発見・早期駆除をする |
対策 | ・テープで剥がす
・歯ブラシなどで軽く擦る ・薬剤を散布する |
病気
フランネルフラワーが注意すべき病気としては、葉や花に灰色のかびが生えて枯れる「灰色かび病」、葉や茎に白色の粉のようなものが付着する「うどんこ病」、苗が立ち枯れる「苗立枯病」などが挙げられます。
予防や対策方法は、風通しを良くする、水やりを適切にする、枯れ葉や花がらをこまめに除去するなどです。フランネルフラワーを病気から守るためには、定期的に観察して、異常を見つけたら早期に対策を行うようにしましょう。
フランネルフラワーを贈るおすすめのシーン
フランネルフラワーは、花言葉が素敵で初心者でも育てやすいので、プレゼントとしても人気です。ここでは、フランネルフラワーを贈るおすすめのシーンについて解説していきます。
- 退職祝い
- 記念日
- 母の日
それぞれ見ていきましょう。
退職祝い
長年勤めた会社を退職する人に贈るお祝いには、フランネルフラワーがおすすめです。退職祝いの贈り物は、相手の好みや関係性に合わせて選ぶのがポイントですが、フランネルフラワーは種類が豊富なので相手の好みに合わせて選ぶことが可能です。
退職する方の好みなどに合った種類を選び、メッセージカードを添えて感謝の気持ちを伝えると良いでしょう。花束やアレンジメントなどで他の花とも組み合わせて贈るのもおすすめです。
記念日
恋人や夫婦、家族、友人など、大切な人との特別な日に、フランネルフラワーを贈って愛情や感謝の気持ちを伝えてみてください。フランネルフラワーは白く美しい花なので、記念日を明るく彩ってくれます。
愛情を伝える花言葉に加えて、「高潔」「誠実」などの花言葉もあるので、どんな記念日に贈りやすい花といえるでしょう。
母の日
母の日は、母親に感謝の気持ちを伝える日です。母の日は5月の第2日曜日と定められており、毎年多くの人が母親に花を贈ります。冒頭でも解説した通り、フランネルフラワーの原産地であるオーストラリアでは、母の日のプレゼントとしても人気があるので、日本でも母の日の贈り物としておすすめできます。
母の日がある5月はフランネルフラワーの開花時期とも一致するので、綺麗に咲いたフランネルフラワーを送ることが可能です。
まとめ
フランネルフラワーは、「高潔」「誠実」「いつも愛して」などの花言葉があり、家族や友人、憧れの先輩など、大切な人への贈り物にもピッタリな花です。さらに、「あなたを愛しています」「純粋な愛」「真実の愛」といった花言葉もあるので、恋人やパートナーへのプレゼントにも向いています。
フランネルフラワーは初心者でも育てやすいので、今まで花をあまり育てたことがない方へのプレゼントとしても適しています。
大切な人へのプレゼントにフランネルフラワーを検討している方は、ぜひフラワーギフトラボをご利用ください。