おしゃれなオリーブの木が欲しい!オリーブの木を通販で購入する時のポイントとは
「オリーブの木」と聞くと、どんな木だったか思い出せない人は、たくさんいるかもしれません。
オリーブの果実ならよく知っていても、木までは覚えていないという人もきっと多いでしょう。
ですがオリーブの木は、意外と多くの人がいろいろな場所で、1度は目にしている木です。
凛としたその佇まいは、おしゃれな空間に馴染むインテリアとしても一役買ってくれます。
そんなオリーブの木に魅了され、自分で育てたいと思う人も増えています。
オリーブの木を自分で購入したいと考えた時、通販で購入するという方法がありますが、インターネットを通じて購入するには、どうしたらいいでしょうか。
オリーブの木の生態や、通販でオリーブの木を購入する際のポイントについて、これから詳しく説明していきます。
オリーブの木ってどんな木?
「オリーブ」という言葉を聞くと、どんなものをイメージしますか?
オリーブオイルやオリーブのピクルスのほか、ギリシャ神話まで思い出す人もいるかもしれません。
オリーブの原産地は西アジアだけではなく、地中海沿岸一帯にまで広がります。
その歴史は約6000年前にまで遡り、想像以上に古く昔から栽培され、人々とともに歩んできた木でもあるのです。
日本では小豆島での栽培が有名で、その栽培率は日本国内において90%にまでのぼります。
平和の象徴としても知られるオリーブは、その美しい姿で人々の目を楽しませ、美味しい果実の味わいで人々を喜ばせている木です。
オリーブの木の生態
オリーブの木は、世界中のいろいろな地域で栽培されています。
暖かい場所で育ちやすく、寒さには弱い木です。
日本では小豆島での栽培がとくに有名ですが、その理由は小豆島の地中海に似た気候が、オリーブに適していたからだと言われています。
オリーブの木はモクセイ科に分類され、大きい木では10m以上にまで成長します。
特にオリーブの木の特徴としてあげられるのが、葉の形です。
先がとがった細長い形の葉は、きれいな楕円形を描き、葉の裏側は薄い銀色をしています。
シンプルな形の葉だからこそ、その美しさが際立つのが、オリーブの木の特徴でもあるのです。
初夏には白い小さな花を咲かせ、秋になると白い小さな実を付けますが、その大きさや形は品種によって、それぞれ違いがあります。
品種の数が豊富
オリーブの木には、たくさんの品種があります。
日本だけでもその種類は50〜60種目あると言われ、品種によって花や葉の大きさ、形にも違いがあるものです。
現在は観賞用に花や葉の形が美しく、小さめの品種が人気を集め、インターネットなどの通販でも数多く販売されています。
品種別や形別によって販売され、予算からオリーブの木を選択できるインターネット販売もあり、いろいろな種類のオリーブの木を購入することができます。
果実までおいしい
オリーブの木はその見た目だけでなく、果実でも私たちを喜ばせてくれる木です。
オリーブの実からつくられたオリーブオイルや、オリーブの酢漬けなど、私たちの食生活にも深いつながりを持っています。
なかでも希少品種とされる、珍しい品種のオリーブからとれる果実は、高級なオリーブの実としてレストランなどでも提供されるほどです。
その味に魅了され、果実の収穫を目的としてオリーブを栽培する人もたくさんいます。
オリーブの木の育て方
育てる場所
オリーブの木は、土に直接植えて栽培する「地植え」と、鉢に入れ替えて栽培する「鉢植え」の、どちらでも育てることができる木です。
家のシンボルツリーとして大きく育てたいなら、大きく成長するオリーブの木を購入し、庭の土に植え替えます。
オリーブの木は大きいものでは10mくらいまで成長するため、植える時にはスペースを考えて植えることを忘れないようにしましょう。
また、成長の段階に合わせて、植え替えや剪定が必要となることもあります。
バルコニーや窓辺に置いたり、リビングにおいて観賞用として育てたいなら、コンパクトサイズの鉢植えがおススメです。
水やりや日当たり
鉢植えのオリーブの木なら、土の表面が乾いたタイミングで水やりをします。
水の量も大事で、鉢の底から水が流れ出てくるくらいの量をあげるようにしましょう。
水のやりすぎは、根枯れや根腐れを引き起こしてしまうので注意が必要です。
地植えの場合、水やりは必要なく自然の雨で充分ですが、真夏は必要に応じて水をあげるようにすると安心です。
鉢植えのオリーブの木には、特に注意が必要です。
日当たりが悪いと充分に育たないため、できるだけ日当たりがいい窓辺やバルコニーに置くことを意識してください。
また、湿気も嫌うため湿度への配慮も欠かせません。
風通しのいい場所を選び、湿度が高くなり過ぎないように気を付けることが、オリーブの木を育てる大切なコツとなります。
肥料のあげかた
肥料はオリーブの木を育てるにあたり、重要なポイントです。
実の大きな果実を実らせるためにも、肥料は大きな役割を果たします。
そしてそのタイミングも重要です。
鉢植えなら、新しい枝が芽生え、花が咲く前の3月に1回。
開花し、散った後の6月に2回目。
実が大きくなり収穫が終わる10月の、合計3回肥料をあげます。
地植えの場合、花咲く前と実の収穫後の2回で充分育ちます。
与える肥料の量や種類は、オリーブの木の大きさや樹齢によって変えると、なお効果的です。
実をつける方法
オリーブが実をつけるのは、樹齢8年ほどです。
そのほとんどが自家受粉できないので、果実の収穫が目的で栽培するなら、品種が異なる2種類のオリーブを栽培する必要があります。
開花のタイミングが同じ2種類のオリーブを、近くにおいて栽培することで、実をつける可能性が高くなり、収穫できるようになります。
オリーブの木を通販で購入する
オリーブの木は、インターネットの通販でも購入可能です。
近年では、インテリアとして観賞用に人気を集めていることから、インターネット上でもオリーブの木がたくさん販売されるようになりました。
オンラインショッピングとして、オリーブの木だけを取り扱うサイトもあり、その種類も実に豊富です。
通販だからこそ購入できるおしゃれなオリーブの木や、デザイン性に優れた鉢に植えられたオリーブなど、様々なオリーブの木が販売されています。
また、その美しさから大切な人への贈り物としても需要が高く、インターネット通販を通じてプレゼントされています。
購入前にまずは目的を決める
オリーブの木にはたくさんの品種があるため、購入して育てる前に、必ずその目的を決めておく必要があります。
リビングで観賞用として栽培したいのか、家のシンボルツリーとして育てたいのか、はたまた実の収穫が目的なのか。
どちらのオリーブの木でも通販で購入可能ですが、その目的によって、購入するオリーブの木の種類は異なってきます。
通販で購入できる品種
インターネット上で販売されている、オリーブの木の種類はたくさんあります。
品種と形だけではなく、購入する目的や用途を考えて、どのオリーブの木を選ぶのか決めるようにしましょう。
現在インターネット通販で購入できる品種には、下記のようなものがあります。
・コロネイキ
小さめの葉と実が特徴的なオリーブの木です。
「オリーブの女王」とも呼ばれ、人気が高いオリーブの木です。
・カリフォルニアクイーン
葉の大きさは比較的小さめですが、大きな実をつけることが特徴です。
珍しい品種でもあり、希少価値のあるオリーブの木です。
・チプレッシーノ
実の形に特徴があり、楕円の形をした実をつけます。
全体的に上に伸びていく品種のオリーブの木です。
・ピクアル
黒い実をつけることが特徴的なオリーブの木です。
上品な薄緑の葉が美しく、定番の品種として人気が高いオリーブの木です。
・ルッカ
チプレッシーノが上に伸びていくのに対し、ルッカは横に伸びて広がっていくタイプのオリーブの木です。
葉の形は丸く、小さな実をつけます。
・コラティーナ
早く実をつけることができる「早生品種」のオリーブの木です。
オイルの含有量が高いことで知られ、イタリアでは特に人気を集めています。
・アルベキーナ
全体的にコンパクトサイズなオリーブの木です。
葉がすずなり状にたくさんつき、小さな実をつけます。
こちらも希少なオリーブとして有名です。
通販で素敵なオリーブの木を購入するポイント
サイズを見極める
オリーブの木には、大きさを現す号数もつけられているので、インターネット販売で購入する際、大きさの目安とすることができます。
また先の説明通り、オリーブには複数の品種があることから、そのサイズも実に様々で、木の高さや号数にも違いがあります。
目的に合わせたサイズのオリーブの木を購入するためにも、木の高さや号数を参考にしながらサイズを決めるようにしましょう。
小さめのオリーブの木なら6号サイズ、大きいものなら10号サイズまで種類があります。
また、苗木での販売を行っているオンラインショップもあり、サイズはさらに小さくなり4号サイズから購入が可能です。
全体的なデザイン性
インターネット通販で購入できるオリーブの木は、その大きさや高さ、品種によって金額が異なりますが、鉢のタイプによっても金額に違いがあります。
プラスチック製の鉢から、素焼きの鉢までその種類も豊富で、デザイン性にも優れたものばかりです。
特に観賞用として購入する場合、オリーブの木そのもののデザイン性だけでなく、鉢のデザイン性も重視し、インテリアに合ったものを選ぶと、よりすてきなオリーブの木と出会えます。
贈り物として選ぶ時
オリーブの木は、見た目が美しくおしゃれな木であることからも、観賞用のインテリアとしても人気を集めている木です。
そのため、贈り物としても喜ばれることから、インターネット販売を利用し、プレゼントされることも多い木でもあります。
贈り物として贈る際、受け取った相手が困らないよう、大きくなりすぎない品種のオリーブの木や、成長後の木の高さや葉の広がりを配慮した品種を選ぶようにしましょう。
どんなオリーブの木を選んでいいのかわからない時には、店員さんに相談してみるのが1番です。
インターネットの通販サイトでは、チャット相談というシステムがあり、リアルタイムで相談できるサービスもあります。
業者の選定
インターネット上で、オリーブの木を通販している業者はたくさんあります。
デザイン性や大きさ、金額を踏まえてオリーブの木を選びますが、どんな業者から購入するかも重要です。
販売するオリーブの木をどこから入手しているのか、どんな風にして栽培していたのかなど、詳細に記載してある業者だと、より安心して購入することができます。
根がしっかり土に根付いているのか、どんな肥料を与えていたのかなど、チェックすべき点がたくさんあります。
根付きや肥料の種類は、病気に強い丈夫なオリーブに育つかどうかのポイントとなるため、これらのことがわかる業者を選定することが大事です。
オリーブの木を通販で購入する時の注意点
土の量が少ない
通販で販売されているオリーブの木は、鉢植えであるうえ運搬の必要があることから、土の量が少なくなっています。
栄養不足になる可能性もあるため、夏にも肥料をあげると安心です。
また、水の量も調整が必要となってきます。
土の量を考え、鉢の底から流れ出る程度の量を意識して与えるようにしましょう。
水は与えなくても与え過ぎても、植物にとってはマイナスであり、適度な量を心がけることが大事です。
すぐには実がつかない
オリーブの木は、果実がなるまで8年以上もの年月が必要です。
通販で販売されているものを購入した場合、実をつけるまで購入後から4〜5年ほどかかります。
木を購入すればすぐに実が収穫できると思い込んで注文しないよう、注意が必要です。
また、前項で触れたように実をつけるには2種類以上の品種の異なるオリーブの木が必要であることも忘れないようにしましょう。
どうしても実がつきそうにない時には、花粉を集めて筆などを使い、人工的に花粉をつけてあげるのも1つの方法です。
手入れを怠らない
どんな植物にも言えることですが、手入れを怠るとすぐに枯れてしまったり、害虫がついてしまったりします。
適切な水やりと日当たりには注意し、湿度管理にも気を配ることが大事です。
室内であれば、暖房や冷房の風が直接当たらないようにするなど、配慮を忘れないようにしましょう。
また、鉢植えでも地植えでも、適度な剪定が必要です。
枝が伸びてきたら剪定して枝の長さや量を整えることで、日当たりもしっかり確保し、害虫がつくことを避けることができます。
まとめ
オリーブの木は様々な形で私たちを楽しませてくれる木です。
見た目の美しさだけではなく、成る果実のおいしさで、視覚的にも味覚的にも私たちを幸せな気持ちにさせてくれます。
そんなオリーブの木を、現代社会ではインターネットを使っての通販で購入することが可能です。
豊富な種類を誇るオリーブの木ですが、通販なら自分の目的に合ったオリーブの木を、ゆっくり選ぶことができます。
正しい育て方の知識を持ち、心を込めて育てることができれば、オリーブの木はより美しい木へと成長してくれるはずです。