バラの花言葉を色・本数・部位・状態別に徹底解説！怖い意味はある？

ガーデニングや花の贈り物として世界中で愛されているバラ。プレゼントに用いられることがとても多いことから、バラの花言葉は色や本数、状態、組み合わせなど状況によって細かく分かれています。せっかくバラを贈るなら、花言葉を意識してより素敵なギフトにしたいですよね。

そこで今回は、バラのさまざまな花言葉を徹底解説します。注意してほしい少し怖い花言葉や、贈る人、贈るシーン別のおすすめのバラとその花言葉も解説しているので、プレゼントの参考にしてみてください。

世界中で愛される愛と美の象徴、バラ

バラは古くから多くの神話や伝説にも登場しており、その繊細で上品な美しさから「花の女王」とも呼ばれています。品種改良も積極的に行われており、毎年のように新種が誕生し、現在では花の色だけでなく大きさや咲き方など、数多くの品種が誕生しました。

自宅の庭でも育てやすいのでガーデニングで楽しむ人も多いですが、フラワーギフトとして贈られることも多く、1年を通して切り花が流通しています。

また、ブライダルシーンでも、会場装花やブーケの定番の花として大人気です。

バラ全般の花言葉

バラ全般の花言葉は「愛」や「美」です。気品あふれる洗練された美しさをもつバラにふさわしい意味合いになっています。バラは品種によって花の色や咲き方のバリエーションが豊富ですが、どの花にも共有して優雅さと気品があることからこのような花言葉になったのでしょう。

バラは愛を伝える花のイメージが強いですが、この花言葉から定着したのかもしれません。

バラの色別の花言葉

バラは定番色の赤や白の他に、ピンクや黄色、オレンジなど色とりどりの花を咲かせます。色から受ける印象は少しずつ異なりますが、どれも上品で美しい姿です。花の色によって花言葉が異なるのもバラの魅力の1つといえます。贈り物のときなど、バラの色選びの参考にしてみてください。

赤いバラの花言葉

情熱的でエネルギッシュな印象の赤いバラ。バラと聞いて、まず赤をイメージする人も多いのではないでしょうか。赤いバラの花言葉は「愛情」「情熱」「美」などがあります。他にも、「私を射止めて」や「I love you」などもあり、告白やプロポーズに最適の花です。

ピンクのバラの花言葉

上品ながらも優しい雰囲気もただようピンクのバラは、赤いバラはちょっと派手と思ってしまう方でも贈りやすいのではないでしょうか。ピンクのバラの花言葉には「上品」「かわいい人」「気品」などがあります。女性同士でも贈りやすい花言葉なので、誕生日などのお祝いにもおすすめ。他にも、「感謝」や「感銘」などもあるので、お世話になっている人に贈っても良いでしょう。

白いバラの花言葉

ブライダルシーンでも人気の高い白いバラには、「純潔」「私はあなたにふさわしい」「相思相愛」といった花言葉があります。まさに愛を誓いあった2人にピッタリの意味合いですね。

他にも、「心からの尊敬」という花言葉もあるので、年上や目上の方に贈るのもおすすめです。白いバラのみだとウエディングのイメージが強くなるので、他の色の花と組み合わせるのが良いでしょう。

黄色いバラの花言葉

元気で明るい印象の黄色いバラ。葉や茎のグリーンとのコントラストが美しく、置くだけでその場がぱっと明るくなるような花です。黄色いバラの花言葉は「愛の告白」なので、赤いバラと同じように告白やプロポーズにおすすめです。また、「友情」や「平和」という意味合いもあるので、友人に贈っても良いでしょう。

ただし、黄色いバラには「不貞」「嫉妬」「薄らぐ愛」というネガティブな花言葉も存在するので、プレゼントするときには誤解されないように注意しましょう。

オレンジのバラの花言葉

まるで太陽を象徴するような、あたたかみのあるオレンジのバラは、バラの中ではカジュアルな印象なので、バラを贈りたいけどロマンティックになりすぎるのは恥ずかしいという方におすすめです。

オレンジのバラには「絆」や「信頼」という花言葉があるので、恋人やパートナーはもちろん、家族や友人など幅広く贈りやすくなっています。他にも、「すこやか」「無邪気」「元気」という花言葉もあるので、お子様へのお祝いとしてもおすすめです。

青いバラの花言葉

以前まで青いバラは、長い研究や品種改良を重ねてもなかなか作り出すことができなかったため、「不可能」とういう花言葉がつけられていました。しかし、約20年の研究の末、ついに青いバラが誕生し、「夢叶う」や「奇跡」という花言葉に変化したのです。

これに続いて、「神の祝福」「神秘的」などの花言葉もつけられました。何かに挑戦している人や、何かを成し遂げた人に贈りたい花です。

紫のバラの花言葉

上品で落ち着いた印象の紫のバラ。古来より紫色は高貴な色として扱われていたため、その名残で紫のバラには「上品」や「気品」といった花言葉がつけられています。大人っぽい方や上品さただよう方へのプレゼントにいかがでしょうか。

他にも、「誇り」や「王座」などの花言葉もあるので、合格祝いや入賞祝いなどにもおすすめです。

緑のバラの花言葉

爽やかな初夏の雰囲気をまとう緑のバラ。緑色には、見る人の心を落ち着かせ、癒す効果があることから「癒し」や「やすらぎ」、「穏やか」といった花言葉がつけられています。いるだけで周りの人を癒してくれるような、優しい人へのプレゼントにおすすめです。カジュアルな印象なので、友人や家族にも贈りやすいでしょう。

レインボーのバラの花言葉

自然界には存在しませんが、プリザーブドフラワーやアーティシャルフラワーの中には、レインボーの特別感のあるバラも商品化されています。7つの色を持つことから、花言葉は「無限の可能性」となっており、これから何かに挑戦する人や、卒業、退職する人を応援する気持ちで贈れます。また、青いバラと同様に「奇跡」という花言葉もあります。

バラの本数別の花言葉

花束として贈るシーンの多いバラには、花の本数ごとにも花言葉がつけられています。その多くは愛にまつわるものですが、友情をうたうものや幅広いシーンで贈れるものもあります。プレゼントしたい相手や目的によって本数も検討してみましょう。しかし、中にはネガティブな花言葉もあるので注意してください。

愛にまつわる花言葉

1本	ひとめぼれ
2本	この世界は二人だけのもの
3本	告白
4本	死ぬまで気持ちは変わらない
6本	あなたに夢中
7本	ひそかな愛
11本	最愛
12本	私と付き合ってください
21本	あなただけに尽くします
40本	真実の愛
44本	不変の愛
99本	ずっと好きでした
100本	100％の愛
108本	結婚してください
999本	何度生まれ変わってもあなたを愛する

幅広く贈れる花言葉

5本	あなたに出会えて本当によかった
8本	あなたの思いやりと励ましに感謝します
9本	いつも一緒にいてください
10本	あなたはすべてが完璧
13本	永遠の友情
14本	誇りに思う
18本	誠実
30本	ご縁がありますように
50本	偶然の出逢い

ネガティブな花言葉

15本	ごめんなさい
16本	不安な愛
17本	絶望的な愛

その他のバラの花言葉

世界中の人から愛され、フラワーギフトの定番になっているバラ。実は、花の色や本数以外でも細かい状態によって花言葉が異なります。花言葉にこだわったプレゼントをしたいという方は、以下も参考にしてみてください。

バラの部位

バラは、花自体だけでなく、トゲや枝葉にも花言葉がつけられています。フラワーギフトの際にはあまり意識しない項目かもしれませんが、知っておくとバラへの理解を深められるでしょう。

バラのトゲ	不幸中の幸い
バラの枝	あなたの不快さが私を悩ませる
バラの葉	希望がある

バラの状態

さらにバラには、花がつぼみの状態なのか、しおれてしまっているのかなど、花の状態によっても花言葉が変化します。しおれたバラをプレゼントする機会は少ないかもしれませんが、アレンジメントならつぼみのバラも混ざっていることがあるので、参考にしてみてください。はっきり伝えにくいような、裏テーマのように扱ってみるのも面白いです。

赤いバラのつぼみ	純粋な愛に染まる
白いバラのつぼみ	恋をするには若すぎる
満開のバラ	私は人妻
満開のピンクのバラ	赤ちゃんができました
赤いしおれたバラ	儚い
白いしおれたバラ	生涯を誓う
トゲのないバラ	誠意

バラの組み合わせ

最後に、バラの組み合わせによって変わる花言葉をご紹介します。花束やアレンジメントでどのバラを組み合わせるか迷ったときに参考にしてみてください。しかし、条件が細かく、花言葉も意味深になるものもあり、周りには知られたくないメッセージなどを伝えたいときに使えるかもしれません。

赤いバラの中に白いバラ	結婚してください
黄色いバラの中に赤いバラ	あなたがどんなに不誠実でも
1本のバラのつぼみに2本の開花したバラ	あのことは当分秘密
3本のバラのつぼみに1本の開花したバラ	あのことは永遠に秘密
バラ以外の花の中に1本のバラ	あなたが望むものをなんでも友達から受け取ることができる

バラに怖い花言葉はある？

これまで紹介したバラの花言葉の中にも、いくつか怖いイメージの花言葉がありました。バラは愛や友情、感謝を伝える花言葉が多いのですが、ごく一部にネガティブな意味合いもあります。

プレゼントする際には、誤解されないようにそのようなバラは避け、どうしても贈りたいなら、花言葉とは関係のない、伝えたい気持ちをメッセージカードに記すなどすると安心です。

例えば、黄色いバラには「友情」という花言葉がある反面、「愛情の薄らぎ」や「嫉妬」というネガティブな意味も存在します。また、黒に近いほどの赤褐色のバラには、「憎悪」や「恨み」といういかにも怖い花言葉があるのでプレゼントには不向きです。さらに、あまり見かけませんが、赤い花びらに斑点が入っているバラには「戦争」という恐ろしい花言葉もあります。

バラの本数についても、上記で解説した通り、15～17本のバラにはネガティブな花言葉があるので注意してください。

【贈る人別】花言葉を意識したバラのギフト

バラにはたくさんの花言葉があるため、いざプレゼントしようと思っても、どのバラを贈ればいいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこでここからは、バラをプレゼントする人別に、花言葉を意識したおすすめのバラをご紹介していきます。近々、以下の関係の人にバラをプレゼントする予定のある方は参考にしてみてください。

片想いの相手・恋人・パートナー

片想いしている人や、恋人には赤いバラが一番おすすめです。赤いバラには「愛しています」や「愛情」など、愛を伝える花言葉が多いので、告白やプロポーズの際に背中を押してくれます。

赤いバラを贈るなら、ぜひ本数にもこだわってみましょう。3本の「告白」や6本の「あなたに夢中」、11本の「最愛」などがおすすめです。

母親

母親に贈る花といえばカーネーションというイメージが強いかもしれませんが、たまにはバラを贈ってみるのはいかがでしょうか。ピンクのバラには「感謝」という花言葉があり、日頃の感謝を伝えたいときにおすすめです。

また、紫のバラには「気品」や「上品」などの花言葉もあり、品のあるお母さんへの誕生日プレゼントに最適です。バラの本数は、「あなたの思いやりと励ましに感謝します」の8本が良いでしょう。

父親

日本では父の日に黄色いバラを贈る風習があります。これは、1981年に設立された「日本ファーザーズ・デイ委員会」が「父の日黄色いリボンキャンペーン」を開催したことがきっかけになっています。

黄色いバラには「平和」という花言葉があるので、一家の大黒柱として家族を守ってくれているお父さんへのプレゼントにピッタリです。ただし、黄色いバラには「薄らぐ愛」というネガティブな花言葉もあるので、本数を14本にして「誇りに思う」という花言葉をプラスすると良いでしょう。

子ども

自分の子どもや親戚の子どもにバラを贈るのも素敵です。その際には、オレンジのバラやピンクのバラがおすすめ。

オレンジのバラには「すこやか」や「元気」といった花言葉があるので、子どもの健やかな成長を願うことができます。また、ピンクのバラには「かわいい人」という花言葉があるので、かわいいものが大好きな女の子に贈ると喜ばれるでしょう。

小さな子どもにバラを贈るなら、怪我をしないようトゲの処理がしてあるものを贈りましょう。テディベアや風船など飾りがついているフラワーギフトがおすすめです。

友人・同僚

友達や職場の同僚にバラを贈るなら、青やオレンジのバラがおすすめです。青いバラには「夢がかなう」や「奇跡」といった花言葉があり、相手の方を応援する気持ちが込められます。また、オレンジのバラには「絆」や「信頼」という花言葉もあるので、友情を確かめ合う素敵なフラワーギフトになるでしょう。

年上・目上の人

おじいちゃんやおばあちゃん、職場の上司など目上の方にバラを贈るなら、ぜひ紫の花を選びましょう。紫のバラには「上品」や「気品」などの花言葉があるので、落ち着いた雰囲気の人に贈るのがおすすめです。紫色は高貴な色のイメージがあるので、尊敬の気持ちも込められますよ。

紫1色だと寂しい印象になると思われがちですが、淡い紫や濃い紫など、さまざまな明るさの紫色を取り入れれば華やかな印象になります。

バラのおすすめのフラワーギフト

バラは茎がしっかりしているので切り花として扱いやすく、さまざまなフラワーギフトに用いられます。しかし、バラの美しさを素直に出したいなら、花束やアレンジメントなどの定番のギフトがおすすめです。

花束

バラは1つの花の存在感が大きいので、本数が少ない花束でも十分華やかになります。バラの花束は花のギフトの定番中の定番で、特に女性はバラの花束に憧れを抱いている人も少なくありません。

告白やプロポーズ、結婚記念日など女性に特別なプレゼントを贈りたいときは、ぜひロマンティックなバラの花束を用意してみてください。友人や男性への花束なら、片手で持てるサイズの小ぶりな花束ならカジュアルな印象になります。

フラワーアレンジメント

花束は華やかなギフトなのですが、切り花なので花びんを用意する必要があります。しかし、フラワーアレンジメントなら受け取ったまま飾れるので気軽に贈りたいときにおすすめです。忙しい方や花を飾る習慣がない人でも、手間をかけずに花を楽しんでもらえます。

アレンジメントは、袋に入れて持ち運べるものも多いので、職場や学校など出先でも贈りやすいというメリットもあります。

バラの花言葉を知って素敵なプレゼントをしよう

バラには、ロマンティックな愛にまつわるものや、感謝を伝えるもの、ポジティブな気分になれるものなど、たくさんの花言葉があります。花の色や本数、状態によっても細かく花言葉がつけられているので、どんな相手にどんな気持ちを伝えたいかで、バラを選んでいくと面白いでしょう。

あなたも大切な人へ、花言葉を意識したバラを贈ってみてください。フラワーギフトラボでは、バラの花束やアレンジメントなどを幅広く取り扱っているので、きっと最適なプレゼントが見つかるでしょう。