サボテンの種類別の花言葉は?プレゼントするときの費用相場や選び方も紹介
花をプレゼントする際に、花束が真っ先に思い浮かぶ方は多いかと思います。切り花は華やかでプレゼントにピッタリですが、一方ですぐに枯れてしまいやすいという点には注意が必要です。特に、贈る相手が花を育てることに慣れていないと、逆に負担になってしまう可能性もあります。
そんなときは、サボテンのプレゼントを検討してみてはいかがでしょうか。サボテンはあまり手がかからず、植物を育てることに慣れていない人でも長持ちさせることができます。さらに、情熱的な花言葉も持っているので、実はプレゼントに最適な植物なのです。今回は、サボテンの花言葉やプレゼントの選び方・種類についてくわしくご紹介します。
サボテンの基本情報
暑い地域に生えているイメージのあるサボテンは、アメリカ大陸のメキシコ周辺や中米を原産とするサボテン科の多肉植物です。体に水分と栄養をたっぷり含むサボテンは、メキシコ北部にある砂漠や高山などの厳しい環境でも生息でき、種類によっては食用としても重宝されています。体にチクチクとしたトゲを持ち、そのトゲの根元に綿毛のような「刺座(しざ)」があることが、サボテンの仲間の大きな特徴です。
サボテンの花言葉
トゲがとても印象的なので、サボテンの花言葉にはちょっと刺激的なものが多いのかと思ってしまう方もいるかと思います。しかし、実は「枯れない愛」「情熱」「燃える心」などの、情熱的でポジティブな印象の言葉が多いのです。
これは、サボテンが暑く厳しい環境でもしっかりと花を咲かせ、元気に生息し続けることに由来しているといえます。サボテンはごつごつした外見のものが多いですが、赤やピンク、白、黄色などの明るい色の花を咲かせます。そういったサボテンの印象とピッタリの花言葉といえるでしょう。
サボテンの種類ごとの花言葉
サボテンは非常に種類が多く、現在2000種以上が存在しているとされています。サボテンの花言葉は種類によっても少しずつ違うので、贈り物のタイミングにピッタリの意味を選べる楽しさがあるでしょう。
ここでは、なじみのあるサボテンの花言葉をいくつか紹介していきます。愛情のあふれるものからミステリアスなものまでさまざまなので、ぜひ参考にしてみてください。
ウチワサボテン
ウチワサボテンの花言葉は、「偉大」「熱愛」などです。ウチワサボテンは、日本の伝統工芸である「うちわ」のように、大きくて丸い平らなボディを持っているのが特徴的な品種で、先端に艶やかな花を咲かせます。
また、丸いボディに2枚の楕円の葉がつく姿がうさぎにも見える可愛らしさも持ち合わせており、「バニーカクタス」などと呼ばれることもあります。
サボテン科オプンティア属で、南米やタイ、イスラエルなどが原産です。砂漠などの非常に厳しい環境でも元気に生息する大きな立派な姿が、花言葉にピッタリといえるでしょう。
セレウスサボテン
セレウスサボテンの花言葉も「熱情」と、とても強くポジティブな印象があります。セレウスサボテンはサボテン科セレウス属、原産地は南米と北米の南部です。そこまで大きくならず、柱のように上に上に縦に長く伸びてゆくような形状をしています。
「パソコンなどのそばに置くと目や頭が疲れない」などといわれており、「電磁波吸収サボテン」として人気が高まっています。セレウスサボテンのトゲは柔らかく、触っても痛くありません。サイズも小さいのでデスクの上にも配置しやすく、贈り物にはピッタリの品種です。
シャコバサボテン
シャコバサボテンは、「一時の美」「美しい眺め」「もつれやすい恋」「つむじまがり」など、情熱的なサボテンの中では一風変わった花言葉を持っています。サボテン科カニバサボテン属で、ブラジルが原産国です。
シャコバサボテンは非常に控えめな印象ですが、開花時期になると赤やピンク、オレンジ、白、黄色などの艶やかな花をたくさん咲かせ、急に印象が変わることからこの花言葉がついたといわれています。また、シャコバサボテンのねじねじとした不思議な葉の形なども花言葉の由来になったとされています。
クジャクサボテン
クジャクサボテンは「幸せをつかむ」「艶やかな美人」などの、ポジティブな花言葉を持っています。クジャクサボテンは中南米原産のサボテン科エピフィルム属の多肉植物です。サボテンの代名詞ともいわれるトゲを持たず、印象的な美しい花を咲かせるのが大きな特徴で、この花言葉にはピッタリといえるでしょう。
また、クジャクサボテンに由来する「ゲッカビジン(月下美人)」は、夜の間に花を咲かせて、朝までにはしぼんでしまうという特徴を持っていることから「はかない美」という花言葉もあります。
ゲッカビジン
ゲッカビジンは月下美人と表記し、その名の通り夜にとても美しい花を咲かせる、サボテン科エピフィルム属の多肉植物です。その花言葉は「はかない美」「はかない恋」「艶やかな美人」です。ゲッカビジンは、白くハッキリとした大きな花を咲かせます。香りも強く、香りだけで花が咲いたことに気づくというほどです。しかし、この花は夜に咲きはじめても、朝までにはしおれてしまうという特徴があります。まさに花言葉通りのはかなさを持っているといえるでしょう。
柱サボテン
柱サボテンは、その名の通りしっかりした柱のようなボディを持ち、まっすぐに上へ向かって伸びます。南米やインド、アフリカを原産地としている品種です。立派なボディには大きく存在感のある花が咲きます。そんな特徴から、柱サボテンの花言葉は「情熱」とされています。見た目は非常にゴージャスで、新しい門出のタイミングなどにピッタリでしょう。開業祝い、開店祝いなどの贈り物に選べばきっと喜ばれます。
キンシャチ
サボテンは情熱的な花言葉が多いですが、キンシャチの花言葉は「はかない夢」で、少しロマンチックです。キンシャチはサボテン科タマサボテン属で、メキシコ原産の多肉植物です。ツンツンとして強いトゲが丸いボディ一面についているのが特徴的で、そのトゲが黄金色に見えることから「金鯱(キンシャチ)」と名付けられてます。
大きいもので1mにもなり、「サボテンの王様」とも呼ばれる品種です。このゴージャスなサボテンの花言葉がなぜ「はかない夢」なのかというと、キンシャチの黄色い花は、つけるまでに30年もかかるからといわれています。
マミラリア白玉殿
マミラリア白玉殿(はくぎょくでん)は、サボテン科マミラリア属で、柱の形に太く大きく育つ品種です。マミラリアの種類はとても豊富ですが、白玉殿は中でも大型、まっ白の短いトゲが全身を覆い、上部にくるりと濃いピンク色の花が咲きます。その姿は、まるでお姫様の冠のようにロマンチックです。
そんなマミラリア白玉殿の花言葉は「内気な乙女」。ふわっとしたトゲに守られた、マミラリア白玉殿のイメージそのものといえるでしょう。
サボテンの風水効果
風水では、「緑(観葉植物など)を部屋に置くと運気アップ」などというフレーズをよく耳にします。中でもトゲや尖った葉を持つサボテンは、「魔」や「邪気」を寄せつけないとして、非常に風水効果が高い植物といわれているのです。
スピリッチュアルな観点でも、「邪気を断ち切る」という意味があり、悪い気を吸い過ぎたサボテンは枯れてしまうともいわれているほどです。風水においては、サボテンの置き方、置き場所によって効果がなくなってしまうこともあるので、部屋に飾る際には気をつけてください。ここからは、風水効果を高めるサボテンの置き方を紹介します。プレゼントをするときに置き場所のアドバイスをしてみるのも良いでしょう。
風水効果を高める置き場所
サボテンは、トイレやベランダ、テレビなどのそばに置くと効果が高まるとされています。トイレは悪い気が溜まりやすく、家族の健康運と大きく関係しています。サボテンの魔除けの力は、邪気を払い家族を健康に導いてくれるでしょう。
また、第二の玄関ともいわれるベランダも同様、家の中へ悪い気が入り込むのを妨げてくれます。テレビは見る人の気を乱すことがあるとされていますが、サボテンがあれば抑えられるでしょう。トゲのあるサボテンは、寝室やキッチンに置くと気を乱してしまうので注意してください。
風水効果を高める方角
風水では、東西南北の方角も重要です。サボテンの場合は「北東」と「南西」に置くと良いとされています。北東はいわゆる「鬼門」の方角で、鬼が入って来る方向です。その対となる南西は「裏鬼門」といって、こちらも悪い気が入り込みやすいといわれています。サボテンは良い気を呼び込むようなことはできませんが、悪いものをはねのける力が強いので、邪気払いのポイントに配置すると良いでしょう。
サボテンを贈るのにピッタリのシーン
お祝いの花というと、花束などのイメージがあるかもしれませんが、実は情熱的な花言葉が多いサボテンも、さまざまなお祝いのシーンにピッタリの植物です。こちらでは、サボテンに特におすすめできるお祝いのシーンを紹介していきます。ぜひ、参考にしてみてください。
結婚祝い
サボテンは厳しい環境でもしっかり育つことから、「枯れない愛」という結婚祝いにピッタリの花言葉を持っています。サボテンは可愛い花や艶やかな花が多く、気のきいたインテリアとしてもおすすめの植物といえるでしょう。個性的なご夫婦、インテリアデザインにこだわっているご夫婦などにおすすめです。水やりの手間がかからないので、共働きで活躍している忙しいご夫婦にも向いています。
出産祝い
出産祝いにサボテン?と思うかもしれませんが、こちらもとてもおすすめです。産後のママは忙しく、子どもにかかりきりです。花の水替えなども面倒なので、ほとんど手のかからないサボテンは、とても向いています。
また、サボテンには、ホルムアルデヒドやアンモニアなどの空気中の悪い成分を吸着してくれる清浄効果があり、赤ちゃんのいる家庭でも安心です。トゲのないサボテンならば赤ちゃんもケガをしませんし、コンパクトで可愛い花が咲くものを選べば、忙しいママさんもほっと一息つけるでしょう。
サボテンをプレゼントするときの費用相場
一般的な花束であれば、「5,000円で」「10,000円で」などの値段を指定できますが、サボテンであればそうはいきません。ですがサボテンの種類は非常にさまざまなのでお値段も幅広く、予算に合ったものを選べるでしょう。高級なものならば10,000円ほどしますが、お手頃なものならば1,000円程度で購入できることもあります。大きさやレア度、トゲがあるかないかなどでお値段は変わりますので、じっくり選んでみると良いでしょう。
プレゼントする際のサボテンの選び方
サボテンはプレゼントにとても向いている愛嬌のある植物ですが、贈り物にする場合は、お相手の状況を考えていくつか気にするべきポイントがあります。こちらでは、贈り物にするときのサボテンの選び方のポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にして、最高の一品を選んでください。
相手の好みを意識する
サボテンにはとても多くの種類がありますが、あなたが可愛いと思った品種を贈っても、贈られる方の好みにあっていなければ意味がありません。「トゲのある植物が苦手」という方もいますので、事前にさりげなくうかがっておくと良いでしょう。また、シンプルな雰囲気が好きか、個性的な趣味なのかによっても、選ぶサボテンは変わってきます。その方のお部屋の雰囲気にあった一品を選んで差し上げると、もらった方もインテリアとして取り入れやすいでしょう。
サボテンのサイズに気を付ける
サボテンのプレゼントで特に気をつけたいのは、サイズです。サボテンは種類が豊富で、非常に大きなものから手のひらサイズの寄せ植えまでさまざまです。大きなお宅や開店祝いなどで店舗に送るのであれば、しっかりしたサイズの存在感のあるものが良いですが、1人暮らしの方にとって大きな鉢植えは少し手に余ってしまうでしょう。その方が飾る場所が窓辺なのかデスクなのか、仕事場なのかリビングなのか、そういったことを考えて負担とならないように気をつけましょう。
トゲのない種類も検討する
もし贈る相手に、小さいお子さんやペットがいるのであれば、サボテンのトゲにも気をつけましょう。サボテンの種類によっては非常にとげが鋭いので、お子さんが手でふれて指を切ってしまうかもしれません。サボテンの中にはトゲがない種類もたくさんあるので、そういった観点からも注目して検討してみると良いでしょう。大人であれば大丈夫かもしれませんが、一般的な贈り物として考えるならば、あまりトゲトゲしていないもののほうが良いかもしれません。
サボテンをおしゃれにプレゼントするコツ
サボテンはサイズが豊富でたたずまいが愛らしいからか、一般の観葉植物よりも、おしゃれなアレンジが豊富にそろっています。サボテン自体が可愛いので、鉢植えをそのままプレゼントするのも喜ばれるかもしれませんが、どうせなら「わっ」と喜んでもらえるおしゃれな一品をプレゼントしたいものです。
ここでは、プレゼントの際のおしゃれなアレンジ方法をご紹介します。それだけでインテリアになるような、とても素敵なものもありますので、ぜひ参考にしてみてください。
寄せ植え
サボテンの寄せ植えは、小さな植木鉢、ガラスのボトル、ウッドフレームなどのおしゃれな容器に、何種類かの小さなサボテンが一緒に植えられているアレンジメントです。動物などのオブジェがついていれば、まるで小さな庭か森のように見えます。デザインや品種がさまざまなので、作品をそのまま購入するだけでもおしゃれなものが購入できます。プレゼント選びが苦手な方でも、とても手軽に選べるでしょう。場所も取らないので、どこでもフィットするインテリアとして最適です。
水耕栽培
水耕栽培とは、ビンなどのガラスの器の中で、水に浮かべて栽培する方法のことをいいます。ビンの上にちょこんとのったサボテンは愛らしく、根の美しさも楽しめるでしょう。昼は太陽を浴びてキラキラと光り、夜はライトアップすれば、水に浮かぶ白い根っこがとても神秘的なインテリアとなります。もちろん自分で作る必要はなく、通販などでもプレゼント用の一品が手軽に購入できるので、チェックしてみてください。
テラリウム
テラリウムとは、透明なガラス容器の中で植物を育てる方法のことです。自然の世界をそのまま再現できるスタイルが魅力で、コケリウム(苔を再現)、アクアテラリウム(水と陸を再現)などとともに、サボテンテラリウムも近年のトレンドとなっています。ビンの中に数種類のサボテンの世界が再現されており、それだけでプレゼントとして成立するので手軽です。通販サイトでお手頃なお値段で購入できます。
吊り下げプランター
サボテンというと、にょきにょきと柱のように立つ姿をイメージし、鉢植えという印象があると思います。ですが、リプサリスやエピフィルムなどの、ツル性や長く伸びる葉を特徴とする品種であれば、吊り下げプランター(ハンギング)がおすすめです。吊り下げプランターは、その名の通り鉢を下に置かず、ひもで空中に吊るして楽しむ方法です。リプサリスは熱帯雨林の木や岩にからんで育つタイプなので、上から吊るせば、ぐんぐんと伸びていく独特な形を楽しむことができるでしょう。
サボテンの花言葉を知ってプレゼントを贈ろう
サボテンの花言葉はとても情熱的でポジティブなので、さまざまな贈り物のシーンに最適です。サボテンは種類やサイズがとにかく豊富で、可愛いアレンジメントやおしゃれなインテリアがたくさんあります。
そのまま購入してすぐプレゼントできるため、贈り物の際にはぜひチェックしてみてください。
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