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空気清浄効果のある植物17選!選び方やおすすめの置き場所は?

空気清浄効果のある植物であるサンスベリアやドラセナなど17種類に厳選してご紹介。それぞれの特徴や育て方を解説します。植物の選び方や、効果をより高められる置き場所にも注目してご覧ください。

植物には、優しい緑色による癒し効果やリラックス効果がありますが、そのほかにもお部屋の空気を整えてくれる空気清浄効果があるのもご存知でしょうか。

この記事では、空気清浄効果の高いとされているおすすめの植物を17種類に厳選して紹介しています。

失敗しにくい選び方や効果を高める置き場所も併せて解説しているので、お部屋に飾る植物選びの参考にしてみてください。

インテリアだけじゃない!植物の空気清浄効果

お部屋のインテリアをおしゃれに演出してくれる植物。切り花よりも管理しやすく寿命も長いので飾っている人も多いのではないでしょうか。

植物の中には見た目から受ける心理的効果だけでなく、お部屋の空気を整えてくれる空気清浄効果をもつ植物もあり、近年ではエコプラントと呼ばれています。

植物のほとんどは、太陽の光を浴びることで光合成を行いますが、その際に空気中の二酸化炭素を吸収して酸素を放出します。

お部屋の中に酸素が増えることで、集中力やリラックス効果が高まるメリットがあります。

また、根から吸収した水分を水蒸気として葉から放出する蒸散作用により、加湿効果も期待できます。乾燥が気になる冬には、加湿器の代わりとしてお部屋の空気を潤してくれることでしょう。

空気清浄効果の高い植物17選

ここからは、空気清浄効果があるとされているおすすめの植物をご紹介します。それぞれの空気清浄効果に加えて見た目や性質などを解説しているので、お部屋に飾る植物選びの参考にしてみてください。

サンスベリア

サンスベリアは植物の中でも高い空気清浄効果をもっています。シックハウス症候群の原因になるホルムアルデヒドなどの有害物質を吸着するだけでなく、マイナスイオンや水分を放出してお部屋の空気を整えてくれるのです。

サンスベリアの特徴はすらっと伸びた剣のような葉。植物の中では珍しく、夜間にも光合成を行う植物です。

ドラセナ

別名「幸福の木」とも呼ばれているドラセナは、縁起の良い植物として人気です。ホルムアルデヒドやアンモニアを吸着する性質をもち、空気をきれいにしてくれます。

どっしりとした太い幹が特徴的で、葉の形や色も美しい植物です。

アイビー

星型の可愛らしい葉が魅力のアイビー。

乾燥や暑さ・寒さに強く、初心者の方でも育てやすい植物です。

ホルムアルデヒドやベンゼンの吸着力が高いとされています。どんどん伸びるツル性なので、ハンギングとして吊るして飾るのがおすすめです。

ポトス

ポトスは、葉に黄色い斑が入っているのが特徴です。アイビーと同じくツル性で、吊るしたり支柱に巻き付けて育てるとそれだけでパッと部屋がおしゃれになりますよ。

ポトスも空気清浄効果が高いとされており、手入れが簡単で寿命が長いのもメリットです。

アロエ

アロエは、日本でも昔から火傷や怪我の薬として親しまれていますが、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドなどの有害物質を吸着する効果もあります。

多肉植物のため害虫が付きにくく、水やりの頻度も低いのでお世話が簡単です。

アンスリウム

ハート型の赤や白の苞が特徴的なアンスリウム。他の観葉植物にはあまりない色味で、インテリアのおしゃれなアクセントになります。

アンスリウムは特にアンモニアの除去に効果的です。育て方はそれほど難しくありませんが、寒さに弱いので冬場はあたたかい室内で育てましょう。

ベンジャミン

ベンジャミンの幹は柔らかく、好みの樹形に育てることができますが、三つ編みに仕立てるのが人気です。個性がありながらも落ち着いた雰囲気で、どんなインテリアにもマッチします。空気清浄効果も高く、育てやすいので観葉植物としておすすめです。

オリヅルラン

黄色い斑の入った細長い葉が放射線状に伸びているオリヅルラン。寒さや暑さに強くて丈夫なので初心者の方でも育てやすい植物です。

有害物質であるホルムアルデヒドやキシレンを吸着し、お部屋の空気をきれいにしてくれます。

エバーフレッシュ

エバーフレッシュは、小さくて細長い葉をたくさん付けた姿が涼し気な雰囲気をかもしだす植物です。日中は葉を開き、夜になると閉じるという面白い性質も持っています。

エバーフレッシュはその名の通り、マイナスイオンの放出にたけており、有害物質も吸着してくれるエコプラントです。

アレカヤシ

アレカヤシは南国ムード漂う樹の形が人気の植物です。丈夫でよく育ち、大きいものだと人の背丈ほどになることもあります。

ホルムアルデヒドなどの有害物質を吸着しますが、葉が大きい分その空気清浄効果も高いとされています。

ゴムの木

ゴムの木は、丸みを帯びた肉厚の大きな葉が印象的な植物です。葉が落ちにくく、成長スピードが早いので観葉植物として人気があります。

ホルムアルデヒドの除去効果が高いとされており、葉が大きいので蒸散効果も期待できます。

パキラ

ぐるりと編み込まれた幹と、ぱっと開いたような葉が存在感たっぷりのパキラ。育つのが早いだけでなく丈夫で害虫も付きにくいので初心者の方にもおすすめです。

パキラは、ホルムアルデヒドなどの有害物質を除去するだけでなく、消臭効果も期待できる植物です。

スパティフィラム

スパティフィラムは、花を包み込んでいる白い苞が美しい植物です。特にベンゼンやアンモニアの吸着効果が高いとされていますが、葉や茎から出る汁に触れるとかぶれることがあるので注意してください。

カラテア・マコヤナ

葉に独特な模様が入っているカラテア・マコヤナは、その個性的な見た目でインテリアのアクセントにぴったりです。日光を好みますが、ある程度の耐陰性もあるので室内でも育てられます。

小さいながらも空気清浄効果のある人気の植物です。

フィロデンドロン

フィロデンドロンは、太めのしっかりした茎と大きな葉が特徴的な植物です。品種によって葉の形や大きさなどが異なりますが、どれも艶やかな美しい葉を付けます。

ホルムアルデヒドなどの有害物質を吸着してくれますが、葉や茎には動物には有害な物質が含まれているので、ペットのいる家庭では注意してください。

シンゴニウム

シンゴニウムは矢印型の葉が可愛らしい植物で、種類によって葉の色や模様が異なります。葉がよく茂るので、その分空気清浄効果も高まるとされています。

直射日光と寒さに弱い性質があるので、季節によって置き場所を移動させましょう。

アグラオネマ・マリア

葉に入ったまだらな斑が個性的なアグラオネマ・マリア。葉をたくさん付けるので、高い空気清浄効果と蒸散効果が期待できます。

ある程度の耐陰性はありますが、ときどき日光に当てると元気な株に育ちます。

 

空気清浄効果のある植物の選び方

空気清浄効果のある植物をご紹介しましたが、これほど多いとどの種類を選べばよいか迷ってしまいますよね。そこで、お部屋に飾る植物を選ぶときのポイントをいくつか解説します。

見た目が好みか

観葉植物はなんといっても見た目の美しさを楽しむものです。どのような空気清浄効果があるのかも大切ですが、自分の気分が上がるような好みの樹形のものを探してみましょう。

見た目が好きな植物は、お世話も楽しくなり愛着もわいてきます。観葉植物は寿命が長いものが多く、これからの生活を共にしていく相棒ともいえるので、見た目を重視するのも悪くありません。

置き場所に合うサイズか

植物を購入する前に、どこに置くかを検討してみましょう。そして、そのスペースに置けるサイズ感の植物を選びます。生活する上で邪魔になったり、置けるスペースが無くなってしまったりするのは避けたいですよね。

植物の種類によっては、生長スピードが早いものや、大きく育つものがあるので、事前にチェックしておくことが大切です。

育てやすいかどうか

植物のお世話や取扱いに慣れている人であれば問題ありませんが、初心者の方ならできるだけ簡単に育てられる植物を選びましょう。

忙しく毎日を過ごしている人は、ついつい植物のお世話まで手が回らないこともあります。部屋の中に置きっぱなしになることも考えられるので、耐陰性があるものや水やりの頻度が高くないものがおすすめです。

植物の空気清浄効果を高める育て方

植物の空気清浄効果を高めるためには、適切なお世話を続けて株を健康に育てることが大切です。

今回ご紹介した植物は、どれも育て方がそれほど難しくありませんが、最低限3つのポイントを抑えておきましょう。

水やりの頻度と葉水

水は植物にとって重要な栄養源ですが、水をたくさんあげれば良いというものではありません。植物によって多湿を好んだり、乾燥を好んだりするものがあるので、性質に合わせた水やりが必要です。

普通の水やりで良い場合は、鉢植えの土の表面が乾いたタイミングで水を与えます。土が乾いているかどうかは、土の表面に指を当ててみるのが分かりやすいでしょう。

指先に土が付かなければ乾いており、付いていれば湿っているという目安になります。

また、定期的に霧吹きなどで葉に水を与えましょう。植物の葉を健やかに保ち、ホコリなどの汚れの付着を防ぐ効果もあります。

衛生的に保つ

お部屋で植物を育てていると、いつの間にか葉にホコリがかぶっていることもあるかもしれません。

葉にホコリがたまると、光合成がしにくくなり空気清浄効果や蒸散などの効果も減ってくるので、きれいに保っておくことが大切です。

植物にホコリが付いているのを見つけたら濡れた布などで優しく拭き取ってあげましょう。定期的な葉水も効果的です。

適切な環境を整える

お部屋で育てられる植物は、多少の日陰でも元気に育つものが多くあります。しかし、植物は基本的に日光を好むものなので、ときどき日当たりの良い場所で日光浴させてあげましょう。

ただし、強い直射日光に当たりすぎると「葉焼け」を起こすので、柔らかい光が当たるレースカーテン越しの窓際などがおすすめです。

また、植物の種類によっては暑さや寒さに弱い品種もあるので、季節に合わせて置き場所を移動させてあげてください。

 

空気清浄効果のある植物のおすすめの置き場所

植物は家の中の好きな場所に飾って楽しむことができます。しかし、せっかくの空気清浄効果をより引き出すために、おすすめの置き場所がいくつかあるので、置き場所に迷ったら以下のポイントを検討してみましょう。

リビング

リビングは1日の中でも過ごす時間が長く、家族も集まりやすい場所です。くつろいだりご飯を食べたりする場所の空気がきれいになると嬉しいですよね。

リビングはスペースも広いので、大きなシンボルツリーを置いたり、複数の植物を置いたりできます。植物が増えるほど空気清浄効果も高まるので、余裕があればいろんな植物を飾ってみましょう。

寝室

寝室は一日の疲れを癒し、翌日のためのエネルギーを回復する場所。家の中でも最もくつろげる場所という人も多いのではないでしょうか。

人は寝ている間の呼吸によって二酸化炭素を吐き出します。そこで植物を置くことで二酸化炭素を吸収し、さらに空気中に漂う有害物質も除去してくれるので、安眠効果が期待できるでしょう。

勉強部屋・書斎

勉強部屋や書斎に植物があると、見た目やマイナスイオンで適度なリラックス効果が合わさり、集中力が高まります。頭を動かすためには酸素も必要なので、光合成によって酸素を放出してくれる植物を飾りましょう。

水道から離れている部屋は、どうしても水やりを忘れることが多いので、水やりの頻度がそれほど高くない植物がおすすめです。

トイレ

家の中でもスペースが狭いトイレは、空気清浄効果を高められるぴったりの場所。無機質になりがちなトイレに自然のフレッシュさをプラスしてくれます。

ただ、トイレのスペースにより、飾ることのできる植物のサイズに限りがあるので、選び方に注意しましょう。また、トイレに窓がない場合は、定期的に窓際に移動させて日光浴させてあげてください。

植物の空気清浄効果によくある質問

最後に、植物の空気清浄効果に関してよく寄せられている質問とその答えを解説します。こちらの内容を踏まえたうえで、植物を愛情をもって育てましょう。

空気清浄機の代わりになる?

植物に空気清浄効果があるなら、今置いている空気清浄機はいらないのでは?と考える人もいらっしゃるでしょう。しかし、結論からいうと植物は空気清浄機の代わりにはなりません。

それは、植物の空気清浄効果が機械に比べて微々たるものだからです。

例えば、お部屋1つの空気の質をまるごと変えたければ、部屋いっぱいの植物が必要になるとされています。

しかし、逆に考えると植物を置けば置くほど空気清浄効果が期待できるということです。

効果はどのくらい保てる?

植物の空気清浄効果はどのくらいまで続くのでしょうか。

空気清浄機の効果が無くなるのが機械が壊れたときであるように、植物も枯れるまでは効果を発揮します。

ただし、葉にホコリを被っていたり害虫が付いていたりすると効果が減少してしまうので、適切なお世話で健康的に育てることが重要です。

空気清浄効果が嘘っていう噂もある?

植物による空気清浄効果は機械ほど大きくはないので、嘘だという意見もあるようです。しかし、効果はきちんと実証されているので安心してください。

ただし、効果を肌で実感できることは少ないかもしれません。少しでも空気清浄効果を高めたいのであれば、大きな植物を置いたり、複数の植物を置いたりしてみましょう。

まとめ

この記事では植物の空気清浄効果の概要とおすすめの植物を植物には、二酸化炭素や有害物質を除去して、お部屋の空気をきれいにしてくれる効果があるものがたくさんあります。リラックス効果だけでなく空気清浄効果の恩恵を得るために、お部屋に植物を飾ってお世話してみましょう。

1つ1つの効果は大きくはありませんが、効果はあるので、お世話を楽しんでみてくださいね。