おすすめの中型観葉植物10選をまとめて紹介|育てる際の注意点は?
「手頃なサイズの観葉植物をインテリアに利用したい」「初心者なので手軽に育てられる観葉植物を選びたい」そんな場合には中型観葉植物がおすすめです。中型観葉植物は手頃なサイズ感や育てやすさ、種類の豊富さなどの魅力があり、インテリアアイテムとしても適しています。
手軽にお世話できる種類も多いため、園芸初心者もチャレンジしやすいはずでしょう。今回は、中型観葉植物をテーマに、選ぶメリットやおすすめの種類、基本の育て方などを解説します。中型観葉植物を通販で購入するおすすめポイントなども紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
中型と言われる観葉植物のサイズは?
中型とカテゴライズされる観葉植物の平均的なサイズは、おおよそ80〜110cmほどの高さのものです。鉢で言えば6~10号くらいが中型に該当し、Mサイズなどと表記される場合もあります。
中型のサイズ感であれば女性などあまり力が強くない人でも、無理なく動かすことが可能です。リビングや寝室など、模様替えを行う可能性がある場所に設置すると、インテリア変更の際も手間が少ないでしょう。
中型観葉植物を選ぶメリット
中型観葉植物を選ぶメリットとしてまず挙げられるのはサイズ感です。観葉植物にはさまざまなサイズのものがあります。大型の観葉植物は迫力あるインテリアを叶えられる一方、設置に広いスペースを必要とするため、室内の面積によっては圧迫感が出たり、生活スペースが狭まったりする場合もあります。
また、小型の観葉植物はコンパクトなサイズで卓上など、限られたスペースでも置けることが魅力ですが、インパクトが欲しい場合には物足りなさを感じることもあるでしょう。
その点、中型観葉植物は手頃な大きさなので、設置してもそれほど室内スペースを圧迫しないため、気軽にインテリアに取り入れられます。ほど良く存在感のあるサイズもポイントです。
その他、観葉植物を部屋に飾るとナチュラルな雰囲気がプラスされておしゃれに見える、植物の働きによって室内の酸素が増えたり有害物質が減ったり空気がきれいになることも大きなメリットといえます。
おすすめの中型観葉植物10選
中型観葉植物のメリットについて見たところで、ここからはおすすめの中型観葉植物を紹介します。観葉植物にはさまざまな種類がありますが、これまであまり植物を育てた経験のないビギナーさんなら、強くてお世話が簡単な種類を選ぶと育てやすいでしょう。次に挙げる観葉植物は、全て比較的簡単に育てられるため初心者向けです。
ベンジャミンバロック
小さな葉がくるんとカールしたユニークで可愛い見た目が人気の観葉植物です。ベンジャミンは観葉植物において定番であり、さまざまな種類があります。ベンジャミンバロックはその中でも新しめの品種で、ボリュームのあるフォルムが空間をパッと華やかにしてくれます。
アルテシマ(ゴムの木)
濃いグリーンや黄緑、黄色など、さまざまな色の斑が入った葉が特徴的な観葉植物です。くせのない自然な雰囲気で、どのようなインテリアにもマッチしやすいでしょう。日光を好むので、しっかり日が入る場所に置いてあげると、葉がみずみずしく鮮やかな色になり、元気に育ちます。
ガジュマル
熱帯地域に生息する植物で、小人が立っているような独特な形の幹が特徴的です。沖縄では赤髪の小さな精霊「キジムナー」が住む木としても親しまれています。幹は下の部分がぽっこりと太く、上に伸びた先端に近づくほど細くなります。どっしりとして愛嬌が感じられる見た目から人気のある種類で、南国育ちの植物らしく日光と温暖な環境を好みます。日当たりや温度調節には注意が必要ですが、比較的栽培は簡単です。
カポック
丸く放射状に広がる葉が特徴的な観葉植物で、「シェフレラ」とも呼ばれています。個性的ながらナチュラルな雰囲気もある見た目から、さまざまなテイストのインテリアにマッチしやすくとても人気があります。また、非常に丈夫であることも人気の理由で、極端な寒冷地でなければ、1年を通して屋外で育てることも可能です。観葉植物初心者でも安心して育てられる種類といえるでしょう。
ポトス
観葉植物の中でもポピュラーで人気の高い種類です。つる性の植物で葉はハート型をしています。鉢から垂らして育てたり、支柱を使って縦に育てたり、形を自在にしやすいためインテリアにぴったりです。なお、ポトスは非常に強い植物で、環境を選ばず元気に育ってくれることも魅力といえます。挿し木で容易に増やせるので、園芸的な楽しみ方をしたい人にもおすすめです。
アンスリウム
南国リゾートの写真や絵などによく登場する、トロピカルな雰囲気の観葉植物です。つやのある大きな葉と、カラーによく似た花のような赤い仏炎苞(ぶつえんほう)が特徴的といえます。この仏炎苞がハート型であることも人気が高い理由の1つです。見た目が非常に明るくおしゃれなので、南国風のインテリアを演出したい方、華やかなインテリアにしたい方などにぴったりです。
エバーフレッシュ
小さく細い葉が多数連なるような形が特徴的な観葉植物です。エバーフレッシュは朝に葉を開き、夜に葉を閉じるユニークな特徴があります。これは、葉から水分が蒸発するのを防ぐために行う行動であり、エバーフレッシュの仲間であるネムノキにも同じ行動が見られます。ややデリケートなところもあり、栽培は簡単とまでは言い切れませんが、ポイントさえ押さえれば元気に育てられます。
モンステラ
リゾート感たっぷりの観葉植物で、独特な切れ込みの入った大きな葉が特徴的です。南国の雰囲気が強く、おしゃれなので置いただけでインテリアがランクアップして見えるでしょう。なお、モンテスラはそのスタイリッシュな見た目だけでなく、育てやすいという特徴もあります。暑さや暗さに耐性があるため、設置場所の選択肢が広く、またお世話に神経をとがらせる必要もありません。初めての観葉植物にもおすすめできる種類です。
パキラ
つやつやと光沢のある葉が特徴的な植物です。丈夫で生命力が強いため、観葉植物をあまり育てたことがない初心者にもおすすめといえます。幹の根元がぷっくりふくらんでいるもの(中に水が蓄えられています)、幹が編み込まれているものなど、見た目のバリエーションが多様であることも特徴です。パキラは「発財樹」とも呼ばれています。
これは、パキラを売った人がお金持ちになったという言い伝えに由来するもので、金運アップが期待できる植物としても人気が高いです。
サンスベリア
葉に浮かぶ縞模様が虎に似ていることから「トラノオ」とも呼ばれる植物です。幹はなく葉のみの形状で、地面からまっすぐに肉厚な葉が伸びます。成長しても横に広がることはないので、コンパクトに設置できることが魅力の1つです。
また、葉の面積が多いことから光合成なども盛んに行われるため、キレイな空間や癒しを得やすいこともポイントといえます。なお、基本的には丈夫な植物ですが、寒さに弱いため冬場は注意が必要です。
観葉植物を窓辺で育てるときの注意点
観葉植物を窓辺に置くパターンはとても多く見られます。日光が差し込みやすいため、植物にとって利点がありますが、同時に気を付けなければならない部分もあります。ここでは、観葉植物を窓辺で育てるときに注意したい点を解説します。
日当たりに気を付ける
観葉植物を日光に当てることは大切です。観葉植物は日の光によって光合成を行うため、日の当たらない暗い場所では発育が悪くなってしまいます。しかし、日光の当て過ぎには要注意です。
あまりにも日差しが強い場所に観葉植物を置くと、葉の日焼け「葉焼け」を起こします。この葉焼けで葉の細胞が消滅してしまうと、その葉では光合成が行えなくなり、植物の生育に悪影響を及ぼします。植物の種類によって好む日当たりはまちまちですが、どのような植物でも適度な日当たりを意識してください。
エアコンの風に注意する
観葉植物はエアコンの風ができる限り当たらないよう気を付けましょう。エアコンの風が直接観葉植物に当たってしまうと、葉が乾燥しやすくなります。葉が乾燥すれば水分が不足してしまい、観葉植物の育ちが悪くなったり、枯れてしまったりする可能性があるのです。
また、エアコンの風による急激な温度変化が植物にとってストレスになる場合もあります。
その他、葉が乾くと害虫がつきやすくなることもデメリットです。エアコンの風向きを考えつつ、自然の風が通りやすい場所に置くのが良いでしょう。乾燥しないよう、葉・茎・幹に霧吹きで水をあげるのも有効です。
水漏れしていないかを確認する
観葉植物は水のあげ方にも注意が必要です。観葉植物の中には、水やりで鉢底から水があふれるほどたっぷりとあげるものもあります。水の量に対し受け皿が浅かったり小さかったりすると、水やりのたびに水漏れが発生しかねません。その観葉植物はどのくらいの水やりが必要なのか、受け皿のサイズは適切かなどをしっかり確認してください。
また、水がたっぷりになった受け皿をそのままにしておくと、土が湿気を含み過ぎて根腐れの原因になることもあります。受け皿にたまった水は都度捨てるようにしましょう。
中型観葉植物の育て方
続いて、中型観葉植物の育て方を解説します。おすすめの種類の項目でも述べた通り、中型観葉植物には育てやすい種類が多数あります。しかし、どんなに雑な育て方をしてもすくすく元気に成長するというわけではありません。次のようなポイントは、育て方の基本としてしっかり押さえておいてください。
置き場所
中型観葉植物の種類によって、好む日当たりは異なります。ただし、全く日光を必要としない観葉植物はまずありません。適度に日光の当たる窓辺などに置くのが望ましいでしょう。もし日差しが強すぎるなら、窓にレースカーテンを設置するなど、光をやわらげる工夫をしてみてください。
また、湿気がこもりやすい場所に置いてしまうと、カビが生えたり根腐れが発生したりする可能性があります。風通しの良さを意識しながら置き場所を考えることも大切です。
水やり
観葉植物に水やりが必要なのは、土が乾いたときです。土の表面を触ったり、鉢の重さを確認したり、土が乾燥していないか調べて適宜水を与えてください。水の量は前の項目でもふれた通り、鉢の底から水が出てくるくらいです。あげ過ぎると根腐れが発生しやすくなるので注意してください。
なお、水やりをする時間帯は朝か遅くとも午前中がベストです。夏場など土が乾燥しやすい季節は夕方にもあげると良いでしょう。また、あげる回数は春・秋で月に3~5回ほど、夏はそれより少し多めに、冬は反対に少なめにするのが目安となります。
用土
観葉植物の用土のポイントは通気性と水はけです。先に説明している通り、観葉植物に湿気は大敵なので、通気性の良い環境に置くだけでなく、土の通気性も意識しましょう。また、水が溜まるとそれも生育に良くないため、水はけの良さにもこだわると良いでしょう。自分で土を作るのも良いですが、市販の草木用培養土などを使うと手軽です。
肥料
観葉植物は鉢の中の土から養分を得ていますが、土を頻繁に変えることはまずないので、養分が不足する可能性があります。そのため、適切に肥料を与えることが大切です。窒素(N)・リン酸(P)・カリウム(K)がバランス良く含まれている肥料を用意してください。与えるタイミングは観葉植物の成長期です。一般的には春・秋頃ですが、植物によって異なるので確認をしておきましょう。
病害虫
観葉植物は室内に設置するため、屋外で育てる植物よりは病害虫のリスクは低めです。ただし、全くリスクがないわけではないので注意はしましょう。病気で見られやすいのはうどん粉病やすす病です。
うどん粉病は葉に白い粉が、すす病は葉に黒い粉がついたような症状が特徴的な病気です。どちらもカビが原因で発生するもので、生育に悪影響を及ぼす病気なので、見つけたら速やかに対処をしましょう。薬剤の散布やこすり落としなどが有効です。炭そ病・斑点病など葉が変色する病気は、変色した葉を剪定した上で、薬剤散布などの対策を行います。
害虫でよく見られるのはアブラムシです。アブラムシが直接の原因になって観葉植物を枯らせることはないとされていますが、他の病気の媒介になったりする危険性はあります。
また、ハダニやカイガラムシは観葉植物につくと枯れてしまう可能性もあるのです。殺虫剤の散布やこすり落とし、剪定、植え替えなどの対策をするようにしてください。
また、このような害虫は密閉された空間で発生しやすいので、通気性には十分気を配りましょう。
中型観葉植物を購入するなら通販がおすすめ
中型観葉植物を購入する場合は、通販の利用がおすすめです。最後に、通販で観葉植物を購入する主なメリットを紹介します。観葉植物を購入するタイミングや選択肢、購入後の運搬など、細かい部分で通販は満足度が高めです。
好きなタイミングで購入できる
通販を利用する大きなメリットは、自分の好きなタイミングで購入できることです。実店舗で購入する場合は、営業時間内に来店しなければいけません。忙しい日々の生活の中で、観葉植物購入のために店舗に足を運ぶ時間をつくるのがなかなか難しい人もいるでしょう。
通販は自分の都合の良い時間に購入手続きを行うことができ、店舗の営業時間などに影響されないため、忙しい人にとっても便利です。
種類が多く選択肢が広い
豊富な種類の商品が取り扱われているのも通販のメリットの1つです。店舗で購入する場合、基本的には店舗内にある商品から選ぶことになります。そのため、面積があまり広くない店舗は置ける商品の数も限られ、選択肢も狭まりがちです。その点、通販は店舗面積などに関係なく、さまざまな種類の商品を取り扱えるので、購入する側も広い選択肢を持てます。
品質が良く安心して購入できる
通販は品質が良い中型観葉植物を簡単に購入できるのもメリットです。植物の通販サイトは、商品の質に強いこだわりをもっているところが多く、植物のプロが豊富なノウハウをもって選んだ、クオリティの高い商品を取り扱っています。
自宅まで配送してくれて運ぶ手間がない
通販は購入した商品を自分で運ぶ手間がかからないのもメリットです。中型観葉植物は手頃なサイズ感が魅力ですが、運ぶとなるとそれなりの重さになります。配達などに対応していない店舗で買った場合、自分で運搬することになるので車などが必要になり、手間がかかってしまいます。しかし通販で購入すれば、配送業者が自宅まで届けてくれるので自分で運ぶ手間は一切ありません。
中型観葉植物はインテリアにピッタリ
中型観葉植物は手頃なサイズ感やおしゃれな見た目、空気をキレイにしてくれるなど、インテリアにぴったりなアイテムです。種類が豊富なので、選択肢の幅が広く選ぶ楽しみもあります。初心者でも育てやすい種類を選べば、気軽に観葉植物を生活に取り入れられるでしょう。
購入時は通販を利用すれば、さらに手間なく便利にお気に入りの観葉植物が手に入ります。フラワーギフトラボでは、観葉植物や花束・ブーケ、アレンジメント、スタンド花など、フラワーギフトを専門的に取り扱っています。商品の種類が豊富で、シーンや色、贈る相手などさまざまな条件からぴったりのギフトを探すことが可能です。大切な人へのギフトとしてはもちろんのこと、自分への贈り物として選ぶのも良いでしょう。ぜひフラワーギフトラボで、長く育てていけそうな中型観葉植物を探してみてください。