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オレンジのバラの花言葉は?品種やおすすめの贈り方も合わせて紹介

バラは贈り物としても人気がありますが、品種や贈り方によっては、相手に誤解を与えてしまうこともあります。そこでこの記事では、オレンジのバラを贈りたいとお考えの方のために、オレンジのバラの花言葉や品種、おすすめの贈り方などを紹介します。

オレンジのバラを贈ろうか悩んでいる、オレンジのバラを贈ってもマナー違反にはならないのかなど、気になる点がある方はぜひ記事を参考にしてみてください。

バラの基本情報

植物名 バラ(セイヨウバラ)
学名 Rosa
英名 Rose
和名 薔薇(西洋薔薇)
科名・属名 バラ科・バラ属
原産地 チベット、中国、ミャンマーなど

 

バラは花の中でも特に人気が高く、「花の女王」とも呼ばれる、多くの人々に愛される花です。2,000年以上の歴史があり、世界中に約15,000種類以上の品種があるとされています。

バラは古代から多くの人がその美しさや香りに魅了され、世界中で栽培されてきました。現在では、庭園や公園、街路樹などで見ることができ、花束などのプレゼントとしても人気が高い花です。

バラの特徴

バラは、世界中で愛される美しい花であり、多くの人々から贈り物やプレゼントに選ばれることがあります。バラは品種によってさまざまな特徴がありますが、多くのバラが該当する主な特徴は下記の通りです。

  • 花弁が多い
  • 色彩も豊富
  • 香りが強い

その他にも、バラの種類ごとの特徴があります。例えば、ハイブリッド・ティー・ローズという花は大輪で色鮮やかな花が特徴で切り花に人気、グランドフローラは大輪で豪華な花が特徴的、小ぶりな花が多数咲くフロリバンダは花壇や鉢植えにも適しているなどです。

オレンジのバラの花言葉

オレンジのバラの花言葉には、「信頼」「健やか」「無邪気」「愛嬌」などの、絆に関係するような花言葉があります。その他にも、「情熱的な愛情」や「燃えるような情熱」などの熱狂的な情熱や愛情を表すような花言葉もあるため、家族や友人はもちろん、好きな人や恋人へのプレゼントにもピッタリです。また、10月の誕生花になっていて、10月に誕生日を迎える人に贈るのもおすすめできます。

オレンジ色は温かみがあり、女性的・男性的というイメージもないので、男女関係なく贈りやすいです。好きな人や恋人、パートナーに贈る場合は、赤いバラと組み合わせて贈ると、より情熱的な感情を表現できるでしょう。

他の色のバラの花言葉

バラ全体の花言葉には、「愛情」「美」「感謝」「幸福」「尊敬」「純愛」といった意味があり、特に赤いバラは愛情の象徴として有名です。

バラの色 色ごとの花言葉
赤色 愛情、情熱、熱烈な恋、美、美貌
ピンク色 幸福、感謝、感銘、愛の誓い、愛を持つ
白色 純潔、清らかさ、私はあなたにふさわしい、深い尊敬
黄色 友情、感謝、友愛、平和、献身、愛の告白
青色 奇跡、夢叶う、神の祝福、不可能、神秘的
紫色 気品、誇り、高貴、尊敬、上品

色以外の条件で変わる花言葉

バラは色以外にも、本数や状態によっても花言葉が異なります。ここからは、本数ごとの花言葉、状態ごとの花言葉、ネガティブなバラの花言葉などをご紹介します。バラを贈る際には、これらの点にも注意しましょう。

バラの本数ごとの花言葉

バラは本数ごとに、それぞれ異なる花言葉があります。バラを贈る際には、本数にも注意してください。

本数 花言葉
1本 一目惚れ、あなたしかいない
2本 この世界はあなたの2人
3本 告白、愛しています
4本 死ぬまで気持ちは変わりません
5本 あなたに出会えて心から嬉しい
10本 あなたは完璧な人
30本 縁を信じています
99本 ずっと好きでした
100本 100%の愛
108本 結婚してください
365本 あなたが毎日恋しい
999本 何度生まれ変わってもあなたを愛する

好きな人や大切な人へのプレゼントなら、これらの本数で贈るのがおすすめです。一方で、15本は「ごめんなさい」「永遠の友情」、16本は「すぐに変わってしまうような不安定な愛」、17本は「絶望的な愛」などのマイナスな意味を持つ本数の花言葉もあるため、知らないうちにネガティブな言葉になってしまう本数でプレゼントを贈っていたなんてことにならないよう、気を付けましょう。

状態ごとのバラの花言葉

バラの花言葉は、状態ごとでも断ります。例えば、赤いバラには「愛情」「情熱」などの花言葉がありますが、これが蕾の状態だと「純粋な愛に染まる」という意味になるのです。

他にも、「純潔」「清らかさ」などの花言葉がある白いバラは、蕾だと「恋をするには若すぎる」「少女時代」などの意味が含まれます。

さらに、満開のピンクのバラは「赤ちゃんができました」、白い枯れたバラは 「生涯を誓う」、トゲのないバラ は「誠意」「友情」という意味です。このように、バラは状態によっても花言葉の意味が異なるため、贈る際には花の状態にも注目しておきましょう。

ネガティブなバラの花言葉

バラには、ネガティブな花言葉も存在します。例えば、黒いバラは「永遠の愛」といった良い花言葉もありますが、同時に「あなたはあくまで私のもの」「死ぬまで憎む」「憎悪」「恨み」などのマイナスな意味もあります。

また、黄色のバラは、「友情」「感謝」「友愛」などの良い意味も多いですが、「薄らぐ愛」「嫉妬」「不貞」などの意味もあるのです。プレゼントとして贈る際は事前に花言葉を確認して、マイナスな意味を持つ色は避ける、もしくはメッセージカードを添えてマイナスな意味で贈っているわけではないと伝わるようにしましょう。

オレンジ色のバラは誰に贈るのがおすすめ?

オレンジ色のバラは、友情や感謝の気持ちを伝えるために、友人や家族に贈る人が多いです。オレンジ色は男女ともに贈りやすい色ということからも、選ばれやすいのでしょう。

また、オレンジ色のバラは熱烈な愛情や情熱を表現するために恋人やパートナーに贈る人も少なくありません。バラの本数などにも気を付けて贈ると、より気持ちを伝えられます。

一方で、職場の上司などのビジネスに関する相手への贈り物としては、あまり適していないとされています。ビジネス関係の方に贈る場合は注意しましょう。

オレンジ色のバラの品種

バラは赤や白のイメージが多いかと思いますが、実はさまざまな品種でオレンジ色のバラがあるのです。ここからは、オレンジ色のバラの品種を紹介します。

アブラハム・ダービー

アブラハム・ダービーは、19世紀にイギリスの有名なバラブリーダーであるデビッドオースティンによって作出された品種です。最大70枚の花びらを持つ大ぶりな花で、その花の優雅さと美しさから、とても人気があります。開花時期が長く、ムスクのような甘い香りがするため、長期間に渡って視覚からも嗅覚からも楽しませてくれるでしょう。

また、丈夫で育てやすい品種なので花をあまり育てたことがないという方からも人気があり、花壇などに植える花としても人気です。プレゼントとして贈る際は、花束などで贈ると良いでしょう。

ベビーロマンティカ

ベビーロマンティカは、オレンジ色とピンク色が混ざりあったような可愛らしい花色が特徴です。また、ロゼット咲きの丸い花の形は見る人に癒しを与えてくれます。花持ちが良いため、花束はもちろんアレンジメントとしてプレゼントをするのもおすすめです。特別な日には、ベビーロマンティカを使ったブーケを贈るのも素敵です。バラの中でも、可愛らしさが際立つベビーロマンティカは、贈られた人の心を温かくしてくれるでしょう。

タモラ

タモラは1983年に作出された比較的古い品種ですが、オレンジ味のある淡いピンクの色合いと美しい花の姿から、今でも根強い人気があります。芳しい香りも特徴的で、プレゼントとして贈ればきっと喜ばれるでしょう。贈り方としては、バラの花束やアレンジメント、プリザーブドフラワーなどがあります。

ジャストジョーイ

ジャストジョーイは、世界のバラ愛好家からも認められた美しいバラです。あんずのような柔らかいオレンジ色や、フリルを思わせるひらひらとした花びら、大ぶりな花の姿から人気があります。フルーツのような香りがあり、見る人を幸せな気持ちにしてくれるでしょう。

蕾の段階では銅に近い色をしているため、蕾と満開の花が混ざった花束を贈ると、色の変化を楽しめます。

おすすめのバラの贈り方

オレンジ色のバラは、どのように贈ると相手に喜ばれるのでしょうか。ここでは、おすすめのバラの贈り方を紹介します。

花束

花束は、贈り物としてもらう人の心を温かくする素敵なプレゼントです。オレンジのバラを組み合わせた花束には、黄色やピンクなどの色とのコントラストが美しく、華やかな印象を与えます。花束を贈る際には、相手の好みやイメージに合わせたデザインやサイズを選ぶことも大切です。自分の好みだけで選ぶのではなく、相手の好みなども考慮した上で選ぶようにしてください。

花束は、誕生日や記念日、結婚式などの特別な日にピッタリです。花束を渡す際には、相手の好意を伝えるメッセージカードを添えると、より一層感動を与えられるでしょう。

アレンジメント

オレンジのバラをアレンジメントの中で使うと、鮮やかなオレンジ色が目を引き、華やかさを演出してくれます。アレンジメントをする場合は、鮮やかなオレンジ色の引き立つような色合いにしたり、カラフルな花を集めて明るい印象の色合いにしたりなど、さまざまな選択肢があるため、贈る相手の好きなデザインや自分がどんな気持ちを伝えたいのかなどを考えた上で決めると良いでしょう。

また、他の花と組み合わせるデザインにする場合は、他の花の花言葉についても注目しておくと良いです。

オレンジ色のバラの育て方

オレンジ色のバラはプレゼントとしてもおすすめですが、自分で育てたいという人もいますよね。ここからは、オレンジ色のバラの育て方について解説していきます。

置き場所

バラを育てる際は、置き場所は非常に重要です。バラは日当たりが良く風通しの良い場所が好きです。風通しの悪い場所で育てると病気にかかりやすくなるため、置き場所には注意してください。また、バラは蒸れない環境で育ちやすいため、湿気があまりないところを選ぶとより育ちやすくなるでしょう。

水やり

先ほども少し解説したように、バラは湿気があまりない環境を好むため、土がいつも湿っていると枯れてしまいます。乾燥しすぎても枯れてしまうので、水やりの方法には注意が必要です。

バラに水やりをする際には、土の状態に気を付けて行うようにしてください。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら水やりを行うタイミングです。水が蒸発して蒸れるとバラに良くないので、午前中か夕方に鉢底から溢れるくらいまで株元に水を注いでください。

地植えの場合は、植え付けをしてから2週間ほどは水やりを行いますが、その後は基本的に水やりの必要はありません。猛暑でバラが乾燥する、極端に雨が降らない場合にのみ水やりをすれば問題ないでしょう。

用土・肥料

バラは湿度を嫌うため、水はけが良い土を選ぶようにしましょう。自分でブレンドをする場合は、赤玉土(小粒):堆肥 =  7~6:3~4の割合が適しています。自分でブレンドをするのは大変、ガーデニング初心者で不安という方は、バラ専用の培養土を利用するのがおすすめです。

また、バラは他の花よりも多くの肥料を必要とします。「肥料食い」とも呼ばれるほどで、植える際の土にたっぷりと含めるだけでなく、生長中にもたくさんの肥料を与えます。バラは、毎月1回程度の頻度で水やりの代わりに液体肥料を与えるのが基本です。しかし、それ以外のタイミングで肥料を必要とするタイミングもあります。肥料を与えるタイミングは、下記の通りです。

 

元肥(もとごえ) 植え付け時に与える肥料
寒肥(かんごえ) 12〜2月の寒い時期に与える肥料
お礼肥え(おれいごえ) 春の花の開花後(5月下旬〜6月下旬)に与える肥料

成株になった地植えのバラや一季咲き性品種には必要ありません。鉢植えのバラや四季咲き性品種、若い苗に与えます

追肥(ついひ) 8月下旬〜9月上旬に与える肥料

鉢植えのバラや四季咲き性品種、若い苗に与えます

 

バラに与える肥料は、バラに最適な栄養が含まれている「バラ専用」のものを選ぶと良いでしょう。

植え付け

バラの苗を購入した場合、まずは植え付けを行います。購入時のポットは株の大きさの割に小さくなっているものが多いため、元のポットよりも2周りほど大きな鉢に植え替えるか、地植えをしてください。ここでは、鉢に植え替える方法を紹介します。

  • 用意した植木鉢に、底が見えなくなるくらいまで鉢底石を敷く
  • 鉢底石の上に培養土を入れる(鉢の縁から3~5cmほど低い位置まで)
  • バラの苗をポットから出し、表土を軽く落として雑草の種子などを取り除く
  • 苗を鉢の中心に入れて、隙間がなくなるくらい培養土を入れる
  • 鉢底から水が溢れるまでたっぷりと水をあげる

基本的な流れはこのようになります。

植え替え

地植えの場合は基本的に必要ありませんが、鉢植えの場合は1年に1回程度の頻度で植え替えが必要になります。バラは土の栄養をどんどん吸っていくため、3年以上同じ土のままでいると生育が衰えていく可能性があるのです。

そのため、できれば1年に1回ほどの頻度で1度鉢から取り出して、新しい土に植え替えましょう。その際に、根が詰まってしまっているようだったら、一回り大きな鉢に植え替えます。植え替えを行う時期は、休眠期の12〜2月が良いです。

剪定

バラの剪定は品種によっても異なりますが、基本的に夏と冬に行います。夏は8月下旬から9月初旬にかけての間に、弱い枝や枯れ葉などを取り除き、長くなった枝を1/3ほど切り落とします。全体的なバランスも意識しながら整えましょう。

冬は12月下旬から2月の期間に、細い枝や病気にかかった枝などを根元から切り落とします。花を咲かせたい枝を残しておけば良いので、バッサリと切ってしまって大丈夫です。株全体の2/3ほどは切っても問題ありません。

バラを育てる際に注意すべき病害虫

最後に、バラを育てる際に気を付けるべき病気や害虫について解説していきます。

病気

バラがかかりやすい病気としては、主に下記の3つが挙げられます。

  • うどんこ病

春から秋にかけて発生しやすい病気で、枝や葉がうどん粉をかけたように白くなる病気です。放っておくと全体に広がって、やがて枯れてしまう可能性もあります。病気のところを取り除く、殺菌剤を使用するなどの方法で対策をしましょう。

  • 灰色カビ病

灰色カビ病にかかると、花びらにカビが発生し、そのまま放置していると腐ってしまいます。カビが発生した部分をすぐに切り落とすなど、早めに対処をしましょう。

害虫

バラを育てる際に注意すべき害虫は、次の通りです。

  • アブラムシ

葉や新芽などにつく小さな虫で、たくさんの小さな虫がびっしりとついて樹液を吸います。大量発生をすると、花が咲かなくなる、株が弱るなどの被害につながります。アブラムシを発見したら、歯ブラシなどで落とす、殺虫剤を使うなどの方法で対策をしましょう。

  • カイガラムシ

名前の通り、白色の貝殻を被っているような見た目をしている虫で、古い枝について樹液を吸います。放置していると、カイガラムシの排泄物によって葉を黒く汚れるスス病などを誘発する二次被害につながる可能性があります。

カイガラムシを発見した際に歯ブラシなどで落とす、幼虫が発生する時期に薬剤を散布しておくなどの対策をしましょう。

プレゼントにはオレンジのバラを贈ろう

オレンジ色のバラは、「信頼」「健やか」「無邪気」「愛嬌」などの、絆に関係する花言葉がたくさんあることから、友人や家族への贈り物に人気です。その他にも、「情熱的な愛情」や「燃えるような情熱」などの熱狂的な情熱や愛情を表すような花言葉もあり、恋人やパートナーへのプレゼントにも選ばれます。

オレンジ色は男女ともに選びやすく、明るく万人を笑顔にするような色合いなので、プレゼントとしておすすめです。品種もさまざまななので、相手の好みに合ったバラを見つけられるでしょう。

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