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4月の誕生花|月・日別の花と花言葉を紹介

誕生花には、12ヶ月分の誕生月花と、365日分の誕生日花がそれぞれあります。大切な人の誕生日や記念日など、特別な日にちなんだフラワーギフトを贈りたいと考えているなら、誕生花を取り入れてみてはいかがでしょうか。

この記事では、春を迎えて次々に花開く、4月の誕生花について紹介しています。まずは、4月の誕生月花からご紹介しましょう。

4月の誕生月花:サクラ

科・属 バラ科・サクラ属
和名 桜(さくら)
英名 Cherry blossom
学名 Cerasus
原産地 日本、中国、ヨーロッパ他
花言葉 「精神の美」「優雅な女性」

 

4月の誕生月花はサクラです。日本のシンボルの花の1つであり、春の花の代表格であるサクラは、園芸品種を含めると300種類にも及ぶ品種があると言われています。

桜前線の基準として開花宣言でお馴染みなのは、日本固有の桜である「ソメイヨシノ(染井吉野)」です。江戸時代末期に、現在の東京都豊島区付近に当たる、染井村という地で発祥したことが名前の由来です。

咲き始めは濃い桜色で、だんだんと白色へ変化していき、満開を迎える頃にはほとんど白色になる色の変化を楽しめます。

4月の誕生日花一覧

続いては、365日それぞれにある誕生日花のご紹介です。誕生日花は1日に複数の花が指定されているので、ここでご紹介するものが全てではありません。ここで解説する花以外にも素敵な誕生日花があるので、興味のある方はぜひ調べてみてください。

それでは、4月1日から30日までの誕生日花を、花の特徴や花言葉、名前の由来などを交えつつ紹介していきます。

【4月1日】マーガレット

科・属 キク科・モクシュンギク属
和名 木春菊(もくしゅんぎく)
英名 Marguerite
学名 Argyranthemum frutescens
原産地 カナリア諸島
花言葉 「恋占い」「真実の愛」「信頼」「誠実」「貞節」「慈悲」「安らぎ」

 

マーガレットは花びらをちぎっていき、恋を占う花として有名です。実はマーガレットの花びらは、だいたいが奇数枚なので「好き」で始めると「好き」で終わる確率が高いのです。花言葉でも、「恋占い」や「真実の愛」などの言葉を持っています。

マーガレットと言えば花の中心が黄色で花びらが白色のイメージですが、他にも赤やオレンジ、ピンク、黄色などの豊富なカラーバリエーションがあります。開花期間は晩秋から春までと長いので、ガーデニングでも人気の高い花です。

【4月2日】アネモネ

科・属 キンポウゲ科・イチリンソウ属
和名 紅花翁草(べにばなおきなぐさ)、牡丹一華(ぼたんいちげ)、花一華(はないちげ)
英名 Anemone coronaria
学名 Anemone, Windflower
原産地 地中海沿岸
花言葉 「はかない恋」「恋の苦しみ」「見捨てられた」「見放された」

 

冬から咲き出すアネモネは、ビビッドカラーが美しい花です。中心には大きな楕円の芯があり、芯を囲むようにして丸みのある花びらが広がります。芯の色は品種で変わるので、花びらの色との組み合わせを楽しめます。

はっきりとしたビビッドカラーが代表的ですが、他にもアンティークな雰囲気のあるくすみカラー、グラデーションの美しいものなど種類がたくさんあります。

【4月3日】ジャスミン

 

科・属 モクセイ科・ソケイ属
和名 茉莉花(まつりか)
英名 Jasmine
学名 Jasminum sambac
原産地 インド
花言葉 「愛想の良い」「愛らしさ」「温順」「柔和」

 

ジャスミンは「香りの王様」とも呼ばれ、ホワイトフローラルを代表する人気の花です。香水を始め、香料としてさまざまなアイテムに使われています。

ジャスミンの花がフレーバーに使われるジャスミンティーは、すっきりとした味わいが魅力のお茶で、普段からよく飲むという人もいるのではないでしょうか。このフレーバーは、花を先に収穫しておき、茶葉の収穫後に花と混ぜ合わせて香り付けされています。

【4月4日】オオアラセイトウ

科・属 アブラナ科・オオアラセイトウ属
和名 大紫羅欄花(むらさきはなな)
英名 Chinese violet cress
学名 Orychophragmus violaceus
原産地 中国
花言葉 「知恵の泉」「優秀」

 

アブラナ科のオオアラセイトウは、春になるとスミレのような青紫色の花を涼しげに咲かせます。繁殖力がとても強いので、群生して咲くと辺り一面が紫色に染まって美しい光景が広がります。春先には、街中のあちこちでオオアラセイトウを見かけるという人もいるでしょう。一重咲きのストックという花と姿が似ているため、ストックの和名である「アラセイトウ」から名付けられました。

【4月5日】ウォールフラワー

科・属 アブラナ科・エゾスズシロ属
和名 匂紫羅欄花(においあらせいとう)
英名 Wallflower, English wallflower
学名 Erysimum cheiri
原産地 ヨーロッパ
花言葉 「愛の絆」「末永い愛情」「好奇心」「ほのかな思い」「逆境に打ち勝つ」

 

ヨーロッパを原産地とするウォールフラワーは、自生地では土壁や崖、岩地などに自生していることが多いため、「Wallflower(壁の花)」と名付けられました。良い香りの漂う花は黄色が代表的ですが、赤やピンク、オレンジ、青紫などの花色もあります。

また、一説では駆け落ちの合図として使われていた花だとされ、花言葉にも「愛の絆」「末永い愛情」「逆境に打ち勝つ」など、逆境の中でも愛を貫く様子が表れています。

【4月6日】キブシ

科・属 キブシ科・キブシ属
和名 木五倍子(きぶし)
英名 stachyurus family
学名 Stachyurus praecox
原産地 日本
花言葉 「待ち合わせ」「出会い」

 

日本を原産とするキブシは、桜の開花よりも早く、黄色い穂状の花を枝から垂らして咲かせます。花色は乳白色にうっすらと色味がかっているのが特徴です。

フジのように垂れ下がって咲くため「キフジ」とも呼ばれます。昔の日本で染料として使われていた「五倍子(ふし)」の代用品として使われていた花なので、「木五倍子(きぶし)」と呼ばれるようになりました。

【4月7日】ディモルフォセカ

科・属 キク科・ディモルフォセカ属
和名 アフリカ金盞花(きんせんか)
英名 Dimorphotheca
学名 Dimorphotheca sinuata
原産地 南アフリカ
花言葉 「元気」「豊富」

 

明るく眩しいオレンジ色や黄色の花びらを持つディモルフォセカは、光に当たると光沢のある花びらが輝きます。和名では「アフリカ金盞花(きんせんか)」と呼ばれ、発色の美しいビタミンカラーが代表的ですが、白色の品種も存在します。どの花色のディモルフォセカも花の中心が濃い青色をしていて、明るい花色と青色のコントラストが美しい花です。

4月頃から咲き出して7月頃まで開花するので、太陽の下で眩しく輝く花姿を見ることができます。

【4月8日】シバザクラ

科・属 ハナシノブ科・フロックス属
和名 芝桜(しばざくら)
英名 moss phlox
学名 Phlox subulata
原産地 北アメリカ
花言葉 「合意」「一致」「忍耐」「希望」「臆病な心」

 

サクラによく似たピンク色の花を、カーペットのようにして地面に広く咲かせるシバザクラは、グラウンドカバーとして人気の花です。名前に「芝」とあるものの、芝のように踏んではいけません。

花色には淡いピンク色をはじめ、赤や薄紫、白色などがあり、花色の違うシバザクラがグラデーションになるよう並んで咲いている様子は圧巻です。小さな花をたくさん咲かせて群生するシバザクラには、「合意」や「一致」といった集団から連想される花言葉を持っています。

【4月9日】ミモザ(銀葉アカシア)

科・属 マメ科・アカシア属
和名 房(ふさ)アカシア、銀葉(ぎんよう)アカシア
英名 mimosa
学名 Acacia decurrense var.dealbata
原産地 オーストラリア
花言葉 『秘密の恋』『友情』『神秘』『感受性』『思いやり』『エレガンス』『堅実』

 

ふわふわとした丸い黄色の花がいくつも咲くミモザは、サクラよりも早く春の訪れを告げる春のシンボルフラワーです。ドライフラワーにしても美しい黄色が鮮やかに残るので、スワッグやリースなどのアイテムとしても人気があります。

ちょっとややこしいのですが、一般的にミモザとして流通しているのは「銀葉(ぎんよう)アカシア」です。本来のミモザは「オジギソウ」のことで、銀葉アカシアの葉がオジギソウの葉の形によく似ていたことから名付けられました。

【4月10日】リナリア

科・属 ゴマノハグサ科・ウンラン属
和名 姫金魚草(ひめきんぎょそう)
英名 Linaria
学名 Linaria
原産地 ヨーロッパ
花言葉 「この恋に気づいて」「乱れる乙女心」「幻想」

 

和名では「姫金魚草(ひめきんぎょそう)」として親しまれるリナリアは、キンギョソウよりも一回り小さい花を咲かせる可憐な花です。3月頃から咲き出して、6月まで見頃を迎えます。可愛らしい花姿と淡いパステルカラーの花色で、春らしさを感じられる花です。どことなく少女のような愛らしさを持つ花姿から、「この恋に気づいて」「乱れる乙女心」という花言葉を持っています。

【4月11日】ヤエザクラ

科・属 バラ科・サクラ属
和名 八重桜(やえざくら)
英名 Cherry Blossom
学名 Prunus lannesiana
原産地 日本
花言葉 「おしとやか」「豊かな教養」

 

日本の春を彩る花の1つであるヤエザクラは、花弁を6枚以上持っている八重咲き品種です。花の名前は品種名ではなく、八重咲き品種を総称しています。5枚の花弁を持つソメイヨシノなどは一重咲き品種です。もこもことしたボリューミーな花びらは、豪華な印象がありますね。中には花びらが70枚にもなる品種や、100枚以上の花びらを持つ菊咲き品種も存在します。

【4月12日】ケマンソウ

科・属 ケシ科・ケマンソウ属
和名 華鬘草(けまんそう)、鯛釣草(たいつりそう)
英名 Bleeding heart
学名 Dicentra spectabilis
原産地 中国
花言葉 「あなたに従う」「恋心」

 

ケマンソウは、丸みを帯びてふくらんだ花びらがハート型に似ている花です。伸びた花茎から数輪の花が、綺麗に並んで垂れ下がっています。この姿が寺院の装飾品である「華鬘(けまん)」に似ていることから、ケマンソウと名付けられました。

また、垂れ下がっているピンク色の花が鯛に似ているので「鯛釣草(たいつりそう)」の和名も持っています。海外では、花を心臓に見立てて「Bleedeng hear(血を流す心臓)」と呼ばれます。

【4月13日】イチゴ

科・属 バラ科・オランダイチゴ属
和名 苺(いちご)
英名 Strawberry, Garden strawbeeey, Pineapple strawberry, Ananas strawberry
学名 Lactuca sativa, Fragaria
原産地 北アメリカ、南アメリカ
花言葉 「幸福な家庭」「先見の明」「尊重と愛情」「あなたは私を喜ばせる」

 

春先はイチゴ狩りを開催している農家もあり、新鮮で美味しいイチゴをあちこちで味わえますね。小さい5枚の花びらを咲かせるイチゴは白色の花がほとんどですが、ピンク色の品種もあります。小さな花がだんだんと結実していき、5〜6月頃には甘く熟した実を収穫できます。どんどん茎を伸ばしていき、実をたくさんつける様子から、「幸福な家庭」の花言葉を持っています。

【4月14日】ドウダンツツジ

科・属 ツツジ科・ドウダンツツジ属
和名 灯台躑躅、満点星躑躅(どうだんつつじ)
英名 Enkianthus, Dodan-tsutsuji
学名 Enkianthus perulatus
原産地 日本
花言葉 「上品」「節制」「返礼」「素直な告白」

 

夏の枝物として人気のドウダンツツジは、秋になると美しく紅葉する落葉低木です。秋になると、葉がポインセチアのような鮮やかな赤色に色づきます。枝が左右に分かれている姿が結び灯台の脚に似ていたため、「灯台」がだんだんとなまっていき、ドウダンツツジと呼ばれるようになりました。また、春になると白い花が枝を覆い、満点の星空を連想させることから、「満点星躑躅(どうだんつつじ)」とも表記されるようになりました。

【4月15日】キンギョソウ

科・属 オオバコ科・キンギョソウ属
和名 金魚草(きんぎょそう)
英名 Common snapdragon
学名 Antirrhinum majus
原産地 南ヨーロッパ〜北アフリカ
花言葉 「おしゃべり」「上品」「優雅」

 

ふっくらとしたカラフルな花が集まって咲くキンギョソウは、ひとつひとつの花の形が金魚に似ていることから名付けられました。小花がにぎやかに集まる様子から「おしゃべり」の花言葉を持っています。欧米では、花の形を金魚ではなく竜になぞらえ、「snapdragon(スナップドラゴン)」と呼ばれています。甘い香りが漂い、春らしいエレガントな雰囲気もある花です。

【4月16日】レンゲツツジ

科・属 ツツジ科・ツツジ属
和名 蓮華躑躅(れんげつつじ)、馬躑躅(うまつつじ)、牛躑躅(べこつつじ)
英名 Rhododendron molle, Japanese azalea
学名 Rhododendron molle
原産地 日本
花言葉 「情熱」「堅実」「溢れる向上心」「節制」

 

淡い朱色の花を咲かせるレンゲツツジは、街路樹として多く見かけるツツジよりも一回り小さい花姿です。「馬躑躅(うまつつじ)」「牛躑躅(べこつつじ)」と動物名を含んだ和名がありますが、これはレンゲツツジには毒があるので牛や馬が食べないことにちなんでいるようです。

花の蜜にも毒を含むので、レンゲツツジの自生地や開花期には養蜂業者はハチミツの採取を行なわないとされています。原産地は日本なので、欧米では「Japanese azalea(日本のアザレア)」と呼ばれます。

【4月17日】アイリス

科・属 アヤメ科・アヤメ属
和名 文目(あやめ)
英名 Iris, Iris germanica Hybrid
学名 Iris
原産地 東アジア、ヨーロッパ
花言葉 「吉報」「良い便り」「メッセージ」「使者」

 

青紫色の大ぶりの花を咲かせるアイリスは、ギリシャ神話において、虹を渡って人間界と神々の世界の橋渡しをしていた「イリス(Iris)」にちなんで名付けられました。欧米では「Rainbow flower(虹の花)」と呼ばれています。虹色の名前の通りカラーバリエーションが豊富で、代表的な青紫を始め、赤やピンク、オレンジや黄色など、さまざまな表情を楽しめます。

【4月18日】スターチス

科・属 イソマツ科・リモニウム属
和名 花浜匙(はなはまさじ)
英名 Statice, Limonium
学名 Limonium sinuatum
原産地 ヨーロッパ
花言葉 「変わらぬ心」「永遠に変わらない」「途絶えぬ記憶」

 

スターチスは、触れてみるとかさかさとした手触りをしています。もともと乾燥気味の花なので、乾燥させても美しい花色が残り、その特徴にちなんで「変わらぬ心」「永遠に変わらない」「途絶えぬ記憶」といった花言葉が付けられました。

ギリシャ語の「statizo(止める)」花の形を匙に見立てて、浜辺に多く咲いていたことから「花浜匙(はなはまさじ)」の和名でも呼ばれます。

【4月19日】アマランサス

科・属 ヒユ科・ヒユ属(アマランサス属)
和名 紐鶏頭(ひもげいとう)
英名 Prince’s feather, Grain amaranthus
学名 Amaranthus hypochondriacus
原産地 メキシコ
花言葉 「根気」「忍耐」「粘り強い精神」

 

アマランサスは、もこもことした花房をブドウのように垂らして咲かせる特徴的な花です。花の質感がケイトウに似ているので、紐状に垂らして咲かせる姿から「紐鶏頭(ひもげいとう)」の和名も持っています。

花の形状からして花束用の花材としては向きませんが、アレンジメントフラワーのアクセントとしておすすめです。アマランサスの種は、スーパーフードとして有名なキヌアと同じ、とても栄養価の高い食品で、観賞用だけではなく食用としても役立つ植物です。

【4月20日】ストロベリーキャンドル

科・属 マメ科・シャジクソウ属
和名 紅花詰草(べにばなつめくさ)
英名 Crimson clover
学名 Trifolium incarnatum
原産地 ヨーロッパ
花言葉 「胸に火を灯す」「素朴な愛らしさ」「幸運を呼ぶ」「私を思い出して」

 

クリムゾンクローバーとも呼ばれているストロベリーキャンドルは、イチゴの先端を空に向けたように花穂を咲かせる花です。イチゴに似た形の花が、火の灯ったキャンドルのように見えることが名前の由来となっています。キャンドル型のケイトウにも雰囲気が似ています。牧草として育てられていたことから、素朴に咲く姿に「素朴な愛らしさ」の花言葉も付けられました。

【4月21日】ワスレナグサ

科・属 ムラサキ科・ワスレナグサ属
和名 勿忘草、忘れな草(わすれなぐさ)
英名 forget-me-not
学名 Myosotis
原産地 ヨーロッパ
花言葉 「私を忘れないで」「真実の愛」

 

華奢なフォルムの青紫色の花が、どことなく儚げな印象を漂わせるワスレナグサは、定番の青紫色以外にも、青みが強い色や薄紫色、白やピンクなども存在します。日本で多く見かける品種は「シルバチカ」で、水色、ピンク、白などのカラーバリエーションです

。薄桃色のシルバチカは繊細な雰囲気を持ちますが、性質は丈夫なのでガーデニングでも育てやすい品種です。「ミオマルク」という品種は、咲き始めは花びらがピンク色をしていますが、徐々に水色へと移り変わる変化を楽しめます。

【4月22日】カリフォルニアポピー

科・属 ケシ科・ハナビシソウ属
和名 花菱草(はなびしそう)
英名 California poppy
学名 Eschscholzia californica
原産地 北アメリカ
花言葉 「富」「成功」

 

カリフォルニアポピーは、晴れやかなオレンジの花色が明るい雰囲気を持つ花です。ひらひらした薄い質感の花びらが陽の光できらめく様子は、おだやかな春らしさを感じて気分が高揚します。オレンジ以外にも、アプリコット色やアイボリーなど、やわらかな印象の花色もあります。和名の「花菱草(はなびしそう)」は、花菱の家紋に花の形が似ていることが名前の由来です。

【4月23日】カンパニュラ

科・属 キキョウ科・ホタルブクロ属
和名 風鈴草(ふうりんそう)、釣鐘草(つりがねそう)
英名 Bellflower
学名 Campanula
原産地 ヨーロッパ
花言葉 「感謝」「思いを告げる」「誠実」「共感」「節操」

 

花名のカンパニュラは、ラテン語で「釣鐘」を意味します。ベル型の花は教会の鐘を思い浮かべることから、「感謝」「誠実」「節操」などの花言葉が付けられました。

和名でも「釣鐘草(つりがねそう)」、もしくは花の形を風鈴に見立てて「風鈴草(ふうりんそう)」と呼ばれます。ふっくらと柔らかくふくらんだ花を俯きがちに咲かせる様子は、夏の風に揺れる風鈴によく似ています。

【4月24日】コデマリ

科・属 バラ科・シモツケ属
和名 小手鞠(こでまり)、手鞠花(てまりか・てまりばな)
英名 Reeves spirea
学名 Spiraea cantoniensis
原産地 中国
花言葉 「優雅」「上品」「友情」「努力」

 

白く小さな花がたくさん集まって、鞠のように丸く咲くコデマリは、中国を原産とするバラ科の花です。「手鞠花(てまりか・てまりばな)」とも呼ばれ、そま可憐な花姿から、観賞用として高い人気を持っています。定番は一重咲きの小花ですが、八重咲き品種や、葉に斑状模様が入った品種なども存在します。

【4月25日】ビジョナデシコ

科・属 ナデシコ科・ナデシコ属
和名 美女撫子(びじょなでしこ)、新緋車(ひげなでしこ)
英名 Sweet William
学名 Dianthus barbatus
原産地 ヨーロッパ
花言葉 「細やかな思い」「器用」「純粋な愛情」

 

ビジョナデシコは、花径2センチほどの花がこんもりと集まって咲きます。前述したコデマリのように球状に咲きますが、コデマリより花径が大きいのでゴージャスです。花は単色や複色のツートンカラーなどがあり、複色は華やかさがさらに増します。日本に渡来した頃、あまりの美しさに驚いたことから「美女撫子(びじょなでしこ)」の名前が付けられました。

【4月26日】ヤグルマギク

科・属 キク科・ヤグルマギク属
和名 矢車菊(やぐるまぎく)
英名 Cornflower
学名 Centaurea cyanus
原産地 ヨーロッパ
花言葉 「優雅」「繊細」

 

春から初夏にかけて、涼やかな青紫色の花を咲かせるヤグルマギクは、ドイツの国花です。かつては「ヤグルマソウ」と呼ばれていましたが、本来のヤグルマソウは葉の形状が矢車に似た日本を原産とする別の植物なので、区別するために現在では「ヤグルマギク」と呼ばれています。

ダリアのような大輪の花は、たくさんの小花が集まった頭花です。本来は一重咲きが主流でしたが八重咲き品種が多く栽培されています。園芸品種が多く存在するヤグルマギクはカラーバリエーションが豊富なので、花材としても人気です。

【4月27日】シャガ

科・属 アヤメ科・アヤメ属
和名 著莪(しゃが)
英名 fringed iris
学名 Iris japonica
原産地 中国
花言葉 「決心」「私を認めて」

 

シャガは、アジア地域を原産とする多年草です。夏から秋にかけて美しい花を咲かせます。花色には、白やピンク、赤、紫などがあり、咲き方には一重咲き、八重咲きがあって大変華やかで美しい花姿です。葉は細長く、先端が尖ったユリ科の植物に共通する形状を持っています。シャガの根茎は食用として利用できて、とても栄養豊富なので健康に良いです。

【4月28日】ユスラウメ

科・属 バラ科・サクラ属
和名 梅桃、梅桜、桜桃、山桜桃梅(ゆすらうめ)
英名 downy cherry
学名 Prunus tomentosa
原産地 中国
花言葉 「郷愁」「輝き」

 

ユスラウメの花は、ウメの花に似た5枚の花弁を持ち、花径は約2センチ程です。一重咲きと八重咲きがあり、枝先にたくさん花を咲かせるので、八重咲きのユスラウメは特に豪華な印象を与えます。

花が終わると、6~7月にかけて直径1センチ程の球形のぷっくりとした赤い実をつけます。実の味は甘酸っぱいため、そのまま食べるよりも果実酒やジャムなどに加工されることがほとんどです。実がなるまでには、2~3年はかかると言われています。

【4月29日】クチナシ

科・属 アカネ科・クチナシ属
和名 梔子(くちなし)
英名 Cape jasmine
学名 Gardenia jasminoide
原産地 日本、台湾、中国、インドシナ
花言葉 「とても幸せです」

 

エキゾチックで濃厚な甘い香りを漂わせるクチナシは、人気香料の1つです。そのフローラルな香りから、「Cape jasmine(ケープ・ジャスミン)」の英名も持っています。クチナシの果実は熟しても裂けないことから「口が無い=口無し」と呼ばれたのが名前の由来です。

漢方の材料としても使われ、古くから親しまれています。欧米では、女性をダンスに誘うときに贈る定番の花で、誘いを受ける女性の心を表した「とても幸せです」の花言葉を持っています。

【4月30日】モッコウバラ

科・属 バラ科・バラ属
和名 木香薔薇(もっこうばら)
英名 banksia rose
学名 Rosa banksiae
原産地 中国
花言葉 「純潔」「初恋」「素朴な美」

 

刺がないバラであるモッコウバラは、白っぽいカスタード色の薄い花びらを何重にも連ねて咲く、可憐な花姿が魅力です。一重咲きと八重咲きの品種があり、大きくなると10メートルにまで生長します。

とても丈夫な性質を持つので、ガーデニング初心者でも育てやすい花です。枝先に房のように花を咲かせるので、たわわに咲いた花の重みで枝がたわむ様子がやわらかさを生み、観賞価値の高い植物です。

まとめ

4月の誕生花について、誕生月花・誕生日花と、月別・日別の花の種類をご紹介してきました。厳しい寒さが終わり、つぼみがほどけてたくさんの花が開花する4月の誕生花は、色とりどりの美しい花が並んでいます。春を代表する定番の花から、ちょっと珍しい花までさまざまです。

カラーバリエーションも豊富なので、贈る相手に喜んでもらえそうな素敵な花を探して、ぜひフラワーギフトに取り入れてみてくださいね。4月が誕生日の人に花を贈りたいという人は、ぜひフラワーギフトラボをご利用ください。