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ラ・メールコラム > 胡蝶蘭 > 知っておくべき!胡蝶蘭に立て札は必要!書き方や文言を知ろう

胡蝶蘭を贈るとき、立て札をつけるのは一般的ですが、書き方、文言について困ったことはありませんか?今日は、立て札の書き方、文言、マナーについてお話していきたいと思います。

 

お祝いの胡蝶蘭には立て札は必要

ここでは立て札が必要な理由について説明していきます。

 

誰からの贈り物か明確にするため

 

胡蝶蘭についている立て札には必ず贈り主の名前がついています。一般的にはビジネスでは誰から贈られてきたか一目でわかるようにつけることがマナーとされています。また開店祝いなどの場合には、お祝いごとがあったことを周りに知らせるためだったり、来客に対し、交友関係の広さもアピールしたりする役目にもなります。

 

立て札の種類について

 

立て札には2つの種類があります。ここでは「木札」と「紙札」についてお話していきます。

立て札には2種類ある

立て札には、木でできた「木札」と厚紙でできた「紙札」の2種類があります。一般的に「木札」は高級感が出るので、ビジネスやフォーマル向けです。仕事の取引先に胡蝶蘭を贈る場合などに使用されます。「紙札」は木札にくらべるとカジュアルなシーン向けなので友人など、親しい人に贈るときに向いています。贈るシーンに合った立て札を選んでください。

 

立て札の基本

 

立て札には、贈り先、贈り主、頭書き、表書きがあります。立て札の頭に赤字で表書きといわれる「祝」と記入し、黒字で「贈り主」と「贈り先」を記入します。

ビジネスやフォーマルの場合の立て札は縦書きですが、贈り主や贈り先の名前にカタカナやアルファベットが含まれる場合は横書きにしても問題ありません。お悔やみの場合は全て黒字で記入するのがマナーです。赤字は使用しないでください。

 

立て札の基本的な書き方

ここでは、立て札の基本的な書き方について説明していきます。

 

表書き

 

縦書きの場合は、中央上部、または右側、横書きの場合は中央に記入しお祝いの名目(赤で記入)

贈り主

縦書きの場合は左側、横書きの場合は下部、贈り主の個人名、社名、代表者の役職や氏名(黒で記入)

贈り先

縦書きの場合は右側、横書きは上部、贈り先の個人名、社名(黒)

 

また、個人の連名で記入する際には、肩書きや役職が上の人の名前を最初に記入するようにしてください。縦書きであれば右側から、横書きであれば上側から書くように注意しましょう。

 

胡蝶蘭を連名で贈る場合の立て札の書き方

 

部署や家族など人数が多い連名で贈る場合の立て札の書き方は、贈り主名に会社名や部署名などを正式名称で記入し、最後には必ず「〇〇一同」と記入してください。個人名の名前を連ねることもできますが、人数が多くなると、立て札の名前が小さくなって見づらくなってしまうので事前に、何名記入することができそうか、花屋さんに確認しておくといいかもしれません。

 

お祝いの胡蝶蘭を贈るときの立て札の書き方

ここではお祝いの胡蝶蘭を贈るときの立て札の書き方をシーン別に紹介していきます。

 

開店、開業、開院祝い

 

開店、開業、開院祝いの場合は贈り主名とい贈り先名を記入します。贈り主名のアピール、周りの人にも新しくできたことを知ってもらうためにも両方記入しましょう。

次に、文言は「

 

・開店祝い

 

「御開店御祝」「祝御開店」「祝開店」

 

・開業祝い

「祝御開業」「祝開業」「祝開業」

 

・開院祝い

 

「祝御開院」「祝御開院」「祝開院」

 

周年、設立、創立記念祝い

周年祝いの贈り主名のみを記入したもの、贈り主、贈り先名両方記入したものどちらでも構いませんが、創立記念式典の立て札の場合は、贈り主のみ記入したものを贈ったほうが、わかりやすく、見やすいです。また、数字は漢数字を使用するのが一般的です。

 

「祝〇周年」「周年御祝」「〇周年御祝」

 

上場祝い

上場祝の場合は贈り主名のみ記入するのが多いのですが、基本は贈り主名は会社名と代表者名を記入します。しかし、代表者名を記入せず、会社名だけを記入した立て札は見やすいという理由から選ぶ人が多いのです。

 

「祝上場」「祝一部上場」「祝東証〇部上場」

 

就任、昇進祝い

就任、昇進祝いの場合は誰からきたものかわかるように贈り主名や贈り先名、両方の名前を記入しましょう。贈り主名だけを記入してもいいですが、同時期に複数の人からの就任、昇進お祝いを贈られているかもしれません。その場合、贈り先名が記入されていないと誰宛のお祝いなのか、わからなくなってしまいますので必ず贈り先名も記入するように注意しましょう。

 

「祝御就任」「御就任御祝」「祝就任」

 

「祝御昇進」「御昇進御祝」「祝昇進」

 

当選祝い

 

当選祝いに贈る胡蝶蘭の立て札には、わかりやすくするためにも、贈り主名と贈り先名の両方を記入してください。

 

当選祝いを贈るときは、次の点に注意が必要です。

 

・企業などの法人から政治家個人あてに当選祝いを贈ることはタブーとされており、贈り主名は、法人名(社名)ではなく、必ず個人名で記入する。

 

個人事業主が会社名で当選祝いの物品を贈ることは法律違反になります。これを破ってしまうと、「公職選挙法」と「政治資金規正法選挙法違反」にあたりますので法律に触れないよう配慮して贈るようにしましょう。

 

「祝当選」「当選御祝」「祝御当選」

お悔やみ

お悔やみの場合は、頭書きは「供」「御供」なを黒字で記入し、その下に贈り主名を記入してください。贈り主が法人の場合は、会社名のみ、会社名と役職名と名前を記入します。ビジネスと同じで家族や複数の連名で贈る場合は「〇〇一同」と記入しましょう。

お悔やみのときの立て札は白紙のものを選ぶのが一般的です。

 

「供」「御供」「お供え」「御霊前」「御仏前」

胡蝶蘭を贈るときにはメッセージカードも!

 

胡蝶蘭を贈るときにつける立て札には、文字数の制限があります。メッセージカードは、立て札に記入することができない長文や、直接気持ちを伝えたいときに使用することが多く、手紙を贈る感じで贈ってください。時間が経ってからのお祝いを贈るときや時間が経ってからの訃報などに贈る場合はメッセージカードを使うといいでしょう。

 

まとめ

胡蝶蘭を贈るときには立て札が必要です。立て札には2種類あり、贈るシーンによって違い記入する文言も決められています。当選祝いを贈る場合とお悔やみの胡蝶蘭を贈る場合は注意が必要です。直接気持ちを伝えたかったり、時間が経ってしまったりした場合は、メッセージカードを使うことをおすすめします。