赤系の花束はどんなときに贈る?贈るのにおすすめのシーンや花を紹介
誕生日やお祝いの日の花束、あなたならどんな色の花束を選びますか。ピンクや黄色、赤に紫、花屋さんにはたくさんの色の美しい花が並んでいるのでどんな色にしようか迷ってしまいますよね。
そんな中で今回ご紹介するのは、お祝いにぴったりな真っ赤な花束です。
お祝いを鮮やかに彩ってくれる赤系の花束はモダンな雰囲気で、どんな年齢層の方にも喜ばれます。
この記事では、赤い花束を贈るのにおすすめのシーンや、贈ってはいけないシーン、赤い花束におすすめの花についても解説していきます。
赤系の花束は相手にどんな印象を与える?
数ある色の中でも、特に目を惹く赤色。日本ではとても縁起の良い色とされ、60歳の還暦には赤いちゃんちゃんこを着てお祝いするなど、古くからお祝いの日に用いられている色です。それ以外にも、愛情や熱意を表現するときにも赤色が使われることが多い傾向にあります。ここでは、赤い色が持つ色の効果について見ていきましょう。
赤色はエネルギーを表すポジティブな色
赤色は、愛場や熱意、お祝いの気持ちを表すと同時に、エネルギーを感じるポジティブな色として捉えられます。赤色には人の交感神経を刺激する作用があり、それにより気持ちがポジティブになったり、興奮したりする効果もあります。
愛情や情熱をストレートに表す色
愛情を表す色として、真っ先に赤を想像する人は多いですよね。ピンク色やマゼンタのような優しい愛とは違う、情熱を持ったストレートな愛を表現するのが赤色です。ハートを赤色で表現することが多いという点からも分かるように、赤色はロマンチックな色としても私たちに認識されています。
日本ではお祝いごとに重宝される色
日本では、紅白を表す赤色と白色が、縁起が良い色とされてお祝いに重宝されています。紅白饅頭や紅白幕など、お祝いごとには紅白が使われるのです。赤は縁起が良く、おめでたい日の色とされているので、赤系の花束はお祝いの日に最適です。
赤い花束を贈るのにおすすめのシーンは?
人をポジティブな気持にしてくれる、情熱的な赤色の花束。実際にどんなシーンのギフトにおすすめなのでしょうか。赤色はインパクトのある色なので、1輪だけをギフトに添えて贈るのもスマートでおすすめです。お祝い事におすすめの花束と合わせてご紹介していきます。
大切な恋人へのプロポーズの花束
大切な人に愛を伝えるプロポーズのシーンは、赤色の花束がぴったりのシチュエーションです。プロポーズの場面で選びたい花は、赤いバラの花。赤いバラには「あなたを愛しています」という花言葉があるので、プロポーズには最適な花といえるでしょう。
プロポーズのシーンには赤系の花束が特におすすめですが、もっと感動的なプロポーズを演出したいという人におすすめなのが「108本のバラ」を贈るプロポーズです。一生分の想いを108本のバラに託して贈るプロポーズなら、この先何度でも思い返したくなる特別な日の思い出になるでしょう。
また、バラは贈る本数によってさまざまな意味を持ちます。例えば、1本であれば「あなたは運命の人」、3本であれば「愛しています」という意味が込められています。12本はダズンローズと呼ばれ、誠実や感謝、幸福などの12の意味をバラに込めて贈るギフトもあります。
日本では108を永久(トワ)と読むことから、108本のバラをプロポーズに贈るようになったといわれており、プロポーズにピッタリの花束となっています。
母の日に贈る花束
愛情や感謝の気持ちを伝えたい母の日も、赤系の花束を贈りたいイベントです。赤色のカーネーションの花言葉はまさに「母の愛」です。カーネーション自体には「無垢で深い愛」という花言葉もあります。
赤色のカーネーションをスマートに1輪、ギフトに添えて贈るのも素敵ですし、赤いカーネーションが入った赤系の花束を贈ればきっと喜んでもらえるはずです。
還暦のお祝いの花束
60歳の還暦のお祝いには、お祝いの日にピッタリな赤色の花束を選ぶ人が多いですよね。実は、男性は還暦の年が厄年に重なります。赤色には魔除けの力があるとも考えられているので、無病息災を祈って、真っ赤な花束を贈るのも良いでしょう。還暦祝いのテーマカラーでもある赤いバラを60本贈る贅沢な花束も長寿のお祝いならではです。華やかでゴージャスなイメージの赤いバラは、還暦のお祝いのギフトに最適といえます。
バレンタインデーの花束
バレンタインデーは、好きな人にチョコレートを贈る日として認識されていますが、最近では、大切な人に花束を贈る人も増えてきています。バレンタインデーには、チョコレートを連想させるような、濃い深紅の赤色は、シックで大人っぽいバレンタインデーの花束におすすめです。
毎年チョコレートを贈っている家族には、今年はバラの花を1輪添えて贈ってみるのはいかがでしょうか。いつもとは違った贈り物に、きっと驚いた笑顔が見られるでしょう。
クリスマスに贈る花束
クリスマスといえば、赤白緑の3色のテーマカラーですよね。寒い冬の時期に、見た目も暖かさを感じさせてくれる赤系の花束は、贈られた人の心も暖めてくれる贈り物になるでしょう。この時期に花屋さんに並ぶコットンフラワーと一緒に花束にすれば、まるでサンタクロースを思わせる賑やかな花束に仕上がります。
赤系の花束やダズンローズもおすすめ
108本のバラの花束は、とてもロマンチックな贈り物ですが、実際に贈るとなると重さがあり、インパクトが強すぎて躊躇してしまう人も多いかもしれません。そんな人は12本のバラを贈るダズンローズや、「あなたを愛しています」という花言葉を持つ赤いバラを入れた赤系の花束を選んでみてください。主張しすぎずに、大切な人にまっすぐな想いを届けてくれるはずです。
赤系の花を贈ってはいけないシーンは?
インパクトの強い赤系の花束は、シーンによっては相手に嫌なイメージを連想させてしまうこともあります。せっかく選んだ贈り物が、相手にとってマイナスな印象を与えないためにも、赤系の花束を贈らないほうが良いシーンも知っておきましょう。
開店祝い・開業祝い
開店祝いや開業祝いでは、立て札をつけたアレンジメントを贈ることが多いです。しかし、「赤字」「火事」を連想することから、花束であっても赤系の色味のみを選ぶのはおすすめできません。
ただ、赤色はお祝いの気持ちを表すとともに、開店や開業シーンを鮮やかに彩ってくれる華やかな色味でもあるため、他の色とミックスしながらアレンジメントをすれば、あまり気にしないという方も増えています。
そうはいっても失礼に感じる人もいるので、赤色単色は避けておくのが無難です。
引っ越し祝い
「火事」を連想される赤色単色の花束は、引っ越し祝いにもおすすめはできません。引っ越し祝いであれば、真新しい新居にぴったりな白グリーン系の花束や、門出を祝福する意味を持つ黄色系の花束を選ぶのが良いでしょう。
赤系の花が好きな人に贈りたい場合は、他の色味も少し足すなど配慮して贈るように気を付けてみてください。
お見舞いの花束
赤は「血」を連想させるので、お見舞いの花束にも不向きです。色以外にも、菊や百合、椿、シクラメンなどもタブーな花とされています。
入院中は気持ちがナーバスになっている人も多く、些細なことでも気が滅入りがちなので細かい配慮が必要です。花の持ち込み自体を禁止している病院も多いので、事前に必ず確認を取りましょう。
お祝いにおすすめしたい赤系の花束のテイスト
一言で赤系の花束といっても、可愛らしい赤の花束だったり、大人っぽい深紅の花束だったり、想像する色や形はさまざまですよね。選ぶ花の種類によって、同じ赤でもずいぶんと雰囲気が変わります。
赤とピンクの可愛らしい花束
赤だけだと印象が強すぎるという人におすすめなのは、赤にピンクを混ぜた可愛らしい雰囲気の花束です。バラやガーベラ、カーネーション、ラナンキュラスなど丸い形の花をミックスすると、赤が入っていても優しい雰囲気の花束に仕上がります。
赤とパープルをミックスした大人っぽいシックな花束
赤系の花にパープル系をミックスすると、大人っぽい印象の花束に仕上がります。赤系のバラに、凛とした姿の美しいパープル系のカラーやラナンキュラスをミックスしたり、赤系のバラとパープル系のバラをミックスしたりした花束も、シックで大人っぽい印象です。
濃いグリーンの葉物を合わせるとスタイリッシュな花束
スタイリッシュな人に贈るなら、赤系の花に合わせる葉物は濃いグリーンがおすすめです。全体のトーンは暗いながらも、真っ赤な花が引き立ち大人っぽい印象を与えてくれます。ブラウン系のラッピングを選べば、まるでチョコレートを思わせる花束で、バレンタインの時期にもおすすめしたい色合わせです。
シンプルでスタイリッシュな赤バラだけの花束
赤系の花束といえばやっぱり赤バラ。シンプルに赤バラだけで作る花束も美しいです。先ほどご紹介したダズンローズも、お祝いシーンには祝福の思いがより一層伝わります。1本1本のバラに想いをのせて贈る花束も、ぜひお祝いシーンに贈ってみてはいかがでしょうか。
花束にピッタリの美しい赤バラの魅力
プロポーズや長寿のお祝いに欠かせない赤バラには、いくつか代表的な品種があります。なかなか同じ花屋さんに赤バラが数種類並ぶことは少ないですが、ここでは代表的な品種を解説していきます。
- ローテローゼ
赤バラの女王、ローテローゼは日本人が生み出した赤バラの品種です。赤バラといえばローテローゼといわれるくらい、代表的な品種でもあります。花びらの枚数が多く贅沢な美しい赤バラです。
- サムライ
ビロードの美しい深紅色のバラで、ローテローゼに比べると花が大きく、持ちが非常に良いという特徴があります。日本人の「サムライ・スピリット」に敬意を表して命名されたというエピソードも素敵なバラです。
- レッドエレガンス
とても華やかなカップ咲きの赤バラで、まさにエレガンスという名前がピッタリです。蕾から少しずつ開花していく姿が美しく、新しい1日を迎えるのが楽しみになるバラといえます。
バラ以外のおすすめの赤系の花10選
赤い花というとバラの印象が強いですが、バラ以外にも美しい赤い花はたくさんあります。
赤い実をつける植物も花束に入れれば、ぐっとおしゃれな印象になるでしょう。定番の花に加えて、ちょっと珍しい花も、おしゃれな花束に取り入れたいおすすめの花10選をご紹介します。
チューリップ
春の印象が強いチューリップですが、花屋さんには少し早めに季節が訪れるので、寒い冬の時期には並び始めます。一重咲き、八重咲き、フリル咲きなど、同じ赤でも品種によってさまざまな姿を楽しめるでしょう。花瓶に生けてもぐんぐん伸びる姿は強い生命力を感じさせます。
アネモネ
春の花であるアネモネは、花びらに見えている部分は実はガクで、アネモネは花びらのない珍しい花です。大きく開く華やかな姿は、お祝いの花束を華やかに彩ります。赤いアネモネの花言葉は「君を愛す」。朝になると開き夜になると閉じる性質があるので、眺めているのも楽しい花です。
カーネーション
母の日にはかかせない赤いカーネーション。開花時期は4月~5月なので、まさに母の日はカーネーションが美しい季節です。真っ赤な1本咲きのカーネーション以外にも、スプレー咲きの品種やダークレッドの大人っぽい品種もあります。持ちの良い花なので、母の日に贈れば美しい姿を長く楽しんでもらうことができるのも魅力です。
ラナンキュラス
何層にも重なる繊細な花びらが美しいラナンキュラスは、可愛らしい雰囲気の花ですが、赤いラナンキュラスは少し高貴でエレガントな印象です。誕生日やお祝い、送別など、どんなギフトにも相応しく人気があります。
ダリア
大きく華やかな花を咲かせるダリアは、1輪でも華やかなのでお祝いに重宝されます。赤系の品種も多く、花の形もバリエーション豊かなので、ダリアだけを集めて作る花束もゴージャスです。
可愛らしい雰囲気にしたい場合はポンポン咲きやデコラ咲きと呼ばれる丸いダリアを、大人っぽい雰囲気にしたい場合はカクタス咲きと呼ばれる花弁が尖った品種を選んでみましょう。
ケイトウ
鶏頭に似ていることからその名がついたケイトウは、ビロードのような美しく個性的な姿をした花です。クルメケイトウ系の丸いケイトウは、脳みそのように見える少し個性的な形が特徴となります。人とは違った赤系の花束を贈りたいという人には、ぜひおすすめしたい花です。
グズマニア
個性的な形で派手な色をしたグズマニアは、中南米が原産のパイナップルの仲間です。まさにトロピカルな見た目をしているので、アンスリウムやランとの相性が良く、こちらも個性的な赤系の花束を探している人におすすめしたい花です。1本で大きく存在感があるので、ボリュームたっぷりの赤系の花束に仕上がります。
アンスリウム
葉っぱのような形の花に、まるで鼻のような突起がついてるのが特徴的な花です。丸いハート型の品種に加え、蝶が羽を広げたように見えるバタフライ系、少しスリムなチューリップ系などがあります。
赤いアンスリウムは、濃いグリーンの葉物と合わせるとシックで大人っぽい雰囲気の花束に仕上がります。トロピカルな雰囲気の見た目ですが、バラやダリアとモダンに合わせられる魅力的な花です。
グロリオサ
1本でもボリュームたっぷりで、自由に伸びた姿が美しいグロリオサは高級感があり、とても華やかなのでギフトにぴったりの花です。
花びらが反り返ったような個性的な見た目をしていて、くるくるとからみあう葉がおしゃれな印象を与えます。予算は決まっているけれど、ボリュームのある花束を贈りたいときにも重宝するので、ダイナミックは花束を贈りたい方におすすめしたい花です。
ヒペリカム
コロンとした赤い実が可愛いヒペリカムは、花束にも重宝する実物です。他の花と一緒に花束に入れると、ヒペリカムの赤い実がより引き立ちます。実物なのでとても花持ちが良く、他の花が枯れてしまった後も最後まで長く楽しむことができます。赤系の花束に入れれば、質感の違うアクセントになるのでおすすめです。
想いを伝えるなら赤色の花束を
華やかでお祝いのシーンを華やかに演出してくれる赤系の花束は、贈り物にぴったりの色合いです。赤系の花束のエネルギッシュなその色は、贈られた人を笑顔にしてくれることでしょう。
普段は気恥ずかしくて伝えられないストレートな愛情を花束に替えて、家族や恋人、大切な人に伝えてみてはいかがでしょうか。赤色の花束をお探しの方は、ぜひフラワーギフトラボでお探しください。さまざまな花を取り入れた赤色の花束をご用意しております。