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もらった花束を長持ちさせる6つのポイント!|綺麗な花を長く楽しもう!

花束をプレゼントされて嬉しい反面ちゃんとお世話できるか不安になる人も多いかと思います。もらった花は管理方法次第で、長く楽しむことができます。

この記事では、もらった花束を長持ちさせるためのポイントをわかりやすく解説していきます。ご自宅で誰でも簡単にできる方法のみをとりあげていますので、ぜひ挑戦して美しい花を長く楽しんでくださいね。

 

花束を長持ちさせる6つのコツ

ラッピングをすぐに外す

ラッピングは花を輸送時に傷つくことから守るためで、飾る際には必要な物ではありません。

 

花束の美しさを際立たせてくれているラッピングはリボンなどの飾りも可愛く解いてしまうのがもったいないと感じますが、写真に残すなどしてなるべく早くラッピングは外してしまいましょう。

 

ラッピングに使用されているセロハンは、空気を通すことができないので蒸れの原因になります。

蒸れが発生すると花の痛みが進みやすくなります。ひどい場合には枯れてしまうので、風通しのためには外してしまうことをおすすめします。

 

清潔な花瓶を使う

花瓶の中の清潔は切り花を長持ちさせる重要なポイントです。

水が循環しない花瓶は、バクテリアや細菌が繁殖しやすい環境です。

特に暖かくなってくる季節には注意が必要です。

 

バクテリアが増殖すると水がドロっとしてきて、切り花は水を吸い上げにくくなります。そうなると、切り花は、バクテリアや細菌を吸い上げてしまい寿命が短くなってしまいます。

 

バクテリア、細菌対策には、中性洗剤使って花瓶を洗うことも効果的です。

また、水の中にピカピカの10円玉を入れておけば銅イオンが発生し、バクテリア増殖を抑える効果がありますので、ぜひ活用してみてくださいね。

 

水切り

切り花を長持ちさせるためのひとつに水切りがあります。

花が弱ってしまう多くの原因は、切り口の状態が悪くなり、水を吸い上げられなくなることです。

水切りは切り口を新しくし、花が水分の吸い上げをやすくしてあげる作業です。

 

まず、切り花の茎を水に浸けます。

水の中で、ハサミを使って茎の切り口を斜めにカットします。

水の中で切り落とすことにより、切り口に水圧がかかり水を吸い上げやすくなるのです。

また、茎への空気の侵入を防ぎ、水の通りを妨げません。

 

切り口を綺麗な状態にすることが目的です。切れ味の悪いハサミでは余計に水を吸い上げる管を潰してしまいますので注意してください。

斜めにカットする理由は、断面積を多く作ることにより水の吸い上げを良くさせるためです。

 

この水切りも、可能であれば毎日の水換えの際に一緒に行ってください。

 

毎日の水換え

水を交換するときには、花瓶の内部もスポンジなどで擦り洗いが必要です。

花の茎で水に浸っている部分はヌメリがつきやすくなっています。

このヌメリも優しく洗い落としてください。

 

さらに、花は水の中から酸素も取り入れています。酸素が無くなってしまっては、植物だって生きていけません。

花瓶の中の水量については、満タンなら良いという訳ではありません。

 

ガーベラ、チューリップ、ひまわりなど、茎が柔らかい花は2センチ程の水位があれば充分です。

柔らかい茎は水の中で痛みやすいので、最小限にとどめておきましょう。

 

バラ、ライラック、アジサイ、ワスレナグサなどの茎が固い種類の花には花瓶の8割程まで水を入れてください。

しかし、バクテリア増殖を防ぐため、水に浸かってしまう葉っぱは取り除きましょう。

 

また、これら2種類のタイプの花が混在している場合は、水深5センチを目安に、花瓶に水を溜めておくことをおすすめします。

 

風通しの良い場所に飾る

なぜ風通しの良い場所なのかというと、ラッピング同様で蒸れ対策です。

 

全ての花は呼吸しており、吸い上げた水も花から蒸発していきます。同様に花瓶の水も自然と蒸発しています。そんな閉め切った空間で置かれていると、花全体が蒸れてしまい痛みにつながるのです。

 

また、小さい花瓶に無理にたくさんの花を詰め込むことも風通しが悪くなるので避けてください。

花の量に対して花瓶が小さいと、水温も上がりやすくなり花を弱らせる原因となりますので、できるだけ大きめの花瓶を用意することをおすすめします。

 

欲をいうならば風通しが良く、涼しい場所が望ましいです。

エアコンなどで気温が上がったり、窓際で直射日光が当たったりすると、水もバクテリアが繁殖しやすくなりますので注意してください。

枯れそうになったら早めにドライフラワーにする

残念ながら花はいずれ寿命がきてしまいます。

枯れて飾れなくなってしまう前に、ドライフラワーにするとまた新しい形で花を楽しめます。

 

最も手軽なドライフラワーの方法はハンギング法です。

 

花瓶に入っていた場合、水に浸かっていた茎の切り口は切り落とします。

続いて、余分な葉っぱは取り除き、麻紐などで花を逆さ吊り、風通しの良い場所で一輪ずつ並べます。1週間から2週間ほど乾かせばドライフラワーの完成です。

 

花束を長持ちさせるコツに関するよくある疑問

花瓶に漂白剤や砂糖を入れるのは本当に効くの?

花束を購入するとお店で延命剤をつけてくれている場合もあります。

延命剤とは糖分が入っており、花への養分となる一方、バクテリアなどの増殖を抑制する効果もあります。

花瓶のお水に入れるだけなのでとても手軽に花の長持ちをサポートしてくれるのです。

 

しかし「糖分とバクテリア抑制ならば、砂糖と漂白剤でも良いの?」と感じる人も多いと思います。

 

確かに成分面では成り立ちます。

水200mlに対して砂糖が小さじ2杯

漂白剤を1〜2でできあがりです。

漂白剤の代わりに中性洗剤でも同じ効果が得られます。

 

ただし、砂糖だけではバクテリア増殖につながってしまうので、くれぐれも漂白剤が中性洗剤と共に配合してください。

 

結論、水だけで活けておくよりは、はるかに効果がありますが、余裕があれば延命剤を購入しておくことをおすすめします。

 

花束を渡すまでにやるべきポイントは?

 

まず購入の日に渡さないのであれば、購入の時点でお店のに今日渡さないことを伝えてください。

そうすれば花選びの際に蕾に近い物をチョイスしてくれたり、ラッピングの方法や、水分調整を行ってくれたりします。

 

持ち帰ってからは、とにかく家の中で1番涼しい所に保管してください。一般的には北向きで日の当たらない所が涼しい場所です。

 

保管方法は花束を立てたままにしておいてください。切り口には水分を吸い上げられるように工夫されています。

横倒しになっていては花は上手く水を吸い上げられずに、しおれてしまいます。

 

また、花びらが変色してしまう恐れがあるため、花が他の物に当たらないように注意してください。

花瓶が無いときはどうするべき?おすすめの代替え品は?

突然サプライズ的に頂いた花束だと、自宅に花瓶が無くても焦らないでください。

お水が入れば何だって代わりは効きます。

 

たとえば、コップやグラスでいくつもの小分けにすれば、家中にたくさん飾ることができるのでおすすめです。

少し深さのあるお皿ならば、思い切って茎をほとんど切り落とし、たくさんお皿に盛りつけることで華やかさが増します。

 

ご自宅にある空きビン、バケツ、なども使い方によっては、とてもおしゃれになります。

 

最近では適当な容器に花を入れて、お気に入りのショップの紙袋に容器ごと入れてしまうという飾り方も人気です。

高級ブランドショップの紙袋などはより華やかな雰囲気になりますのでぜひチャレンジしてみてくださいね。

まとめ

以上が花束を長持ちさせるコツでした。

毎日の水換えは大変かもしれませんが、ゆっくりと花と向き合う時間を楽しみながらお世話してみてください。

大切に扱うことで花束を贈ってくれた人にもきっと喜んでもらえるでしょう。