フラワーアレンジメントを長く楽しみたいなら試すべき5つの方法
お祝いごとや、記念の日には花をプレゼントされるととても嬉しいものです。
頂いた花がフラワーアレンジメントならば、自宅に帰ってからもそのまま飾っておけます。
今回は手軽なフラワーアレンジメントを長く楽しむためにできる、日々のお手入れ方法や、花選びの際に、どのような花ならば長持ちするのか?をご紹介いたします。
フラワーアレンジメントを選ぶといいシーンとは?
花を贈る際には大きく2つのタイプに分けられ、1つは切り花を花束にするという形です。
もう1つが今回ご紹介する切り花をフラワーアレンジメントにする形となります。
フラワーアレンジメントが喜ばれるシーンとは、花の扱いに慣れてない人、または難しい人に贈る場合です。
フラワーアレンジメントと花束を比較した際のメリットに花瓶の掃除や水換えが要らず、断然お手入れが楽なことがあげられます。
さらに自宅で飾る際、花瓶に移す必要がなく、そのまま飾るというスタイルも人気の理由です。
こういった観点から男性、お年寄り、身体を悪くされている人などに贈る際のおすすめとなっています。
フラワーアレンジメントはいつまで飾れる?
使用されている花の種類と季節により、かなり変動しますが、平均して1週間程になります。
夏場はエアコンがなく暑い場所に置いておくと、どうしても3日程度でしおれてしまいます。
冬場になり暖房のない玄関や廊下に飾っておくと10日程度は鑑賞できます。
傷んできた花が出たからといってすぐに捨ててしまわず、傷んでしまった花は引き抜けば吸水スポンジから簡単に取り除けます。
少しのお手入れでフラワーアレンジメントの姿を長持ちさせることも可能です。
フラワーアレンジメントを長持ちさせる方法5選
ついているラッピングはすぐに外す
きれいにラッピングされた姿を崩してしまうのは勿体ない気もしますが、ラッピングに使用している、セロハンや包装紙等をつけたままでは、花にとって、いい環境ではありません。
あくまでラッピングは花の輸送時に傷をつけないための保護の役割です。
セロハンは風通しを遮断してしまうので、花なら出る蒸気によりムレを発生させる原因となります。
ムレが発生すると花が弱ってしまうので、必ずラッピングはすぐに外してください。
水やりをする
フラワーアレンジメントならばスポンジに水が入っているから水をあげなくても大丈夫だろうと油断していると、突然花がしおれてしまいます。
花屋で包装される際には、輸送時のことを考慮して吸水スポンジの水は控えめに入れられています。まずはご自宅でたっぷりのお水を与えてください。
そして注意してほしいのは、吸水スポンジが乾いてからの水やりでは手遅れだということです。吸水スポンジは一度乾いてしまうと再び水を吸うことができないため、必ず吸水スポンジが乾く前に水をあげてください。基本は毎日の水やりです。
直射日光に当てない
フラワーアレンジメントに限った話ではありませんが、窓や屋外から降り注ぐ直射日光は花にとっては、大敵です。
スポンジの水が蒸発してしまうことに加え、花自身もすぐに熱で傷んでしまいます。
花瓶に入れた切り花と同様の環境が好ましいです。
適度な気温と湿度を保たれた、直射日光の当たらない場所を探して置いてください。
しおれやすい花材を使わない
せっかくの華やかなフラワーアレンジメントでも、痛みが早いとガッカリしてしまいます。
どんなにお世話を欠かさずしていても、冒頭の記事でも触れましたが、性質上切り花にしてしまうと弱い花があります。
花屋には、その旨を伝えて枯れやすい花は避けてもらうことがポイントです。
目安としては、カーネーション、ガーベラなど茎がしっかりとしている花は長持ちする傾向にあります。
ドライフラワーにする
いっそのこと頂いた花をドライフラワーにしてしまうのも一つの手段です。
本来ならばそのまま鑑賞するために生けられているフラワーアレンジメントですが、ドライフラワーにすることにより鑑賞期間が半年程伸びます。
すぐにドライフラワーにすることで、きれいに仕上がりますが、小さい花ならば2、3日生花として楽しんでから吊るしてもドライフラワーとして鑑賞可能です。
手順としても、一輪ずつ麻の紐などで逆さ吊りにし、直射日光の当たらない、風通しの良い場所で1週間程すると完成です。とても簡単なのでぜひ、お試しください。
フラワーアレンジメントに最適!切り花でも長持ちする花5選
カーネーション
古くから現代までずっと愛される花で、17世紀には既に300種類以上の品種が存在しました。色や形は種類が豊富で、大きく分けると、1本の茎に対して一輪が咲く「スタンダードタイプ」と、複数の花が咲く「スプレータイプ」があります。
花言葉としては色によって「母への愛」「誇り」「気品」などがあります。
ただし黄色のカーネーションには、「軽蔑」という花言葉がついているので、気にされる人は注意くしてださい。
菊
菊は2つのジャンルに分けられ、中国から江戸時代に日本から伝わった「古典菊」と、西洋で生まれ、日本に伝わった「洋菊」があります。どちらも豊富な種類があり、花の形や色も多岐に渡ります。
菊の花言葉には「高貴」「甘い夢」「真実」などがありますが、黄色はカーネーションと同じく、少しネガティブな「破れた恋」という意味を持っていますので注意しましょう。
カスミソウ
一般的には白く小さな花をたくさんつける種類が連想されがちですが、種類はいくつかあり、花の大きい物や、薄いピンクがかった色の物もあります。
カスミソウ特有の香りを持っているので苦手な人は注意してください。
ドライフラワーにもしやすい品種です。花言葉は「清らなか心」「幸福」
ピンク色になると「切なる願い」となっています。
アルストロメリア
アルストロメリアは南アフリカが原産の球根植物です。
品種改良が進んだ現在は約100種類も存在します。花は花弁が6枚で、外側に3枚内側3枚ずついており、丸みを帯びた花弁で、内側は少し小さくなっています。
また特徴として、縞模様がまだらに入っています。
花言葉は「持続」「未来への憧れ」「エキゾチック」などがあります。
また、花言葉の持続の由来は花持ちの良さから来ており、フラワーアレンジメントにも最適の花です。
バラ
バラは大きく3つのタイプに分けられます。樹形の種類にはブッシュローズ、シュラブローズ、クライミング・ローズがあり、それ以外にもいくつかの種類があります。
色についても近年は大変豊富にそろっており、また香りも様々です。
花言葉には「愛」「美」「あなたを愛しています」「情熱」などがあります。
また花束として贈る場合、バラの本数によって、花束が持つ意味が変わるという面白さもあります。
まとめ
ここまでフラワーアレンジメントについての基本的なお手入れ方法やおすすめの種類をご紹介いたしました。
この記事を参考にして、贈る側も、花言葉を考えたり、フラワーアレンジメントのデザインを考えたりして楽しんでくださいね。