幸せになる花を大切なあの人へ贈ろう!シーン別に縁起のいい花を紹介
花にはそれぞれ個性があります。パッと明るい華やかな花、ひっそりと咲く野の花のような花、季節を感じさせるような花など、花屋さんに行くと色とりどりの花が並んでいますよね。
大切な人へ花を贈りたいけれど、どれを選んだら良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。誰にとっても訪れる人生の転機や特別な日に贈る花なら、できるだけ縁起が良いものをチョイスしたいですよね。
幸福を運ぶ花は飾るだけで幸せな気持ちになります。大切な人へのギフトには幸福を願い縁起のいい花を選びましょう。ここではお正月・結婚・長寿などお祝いのシーン別に、プレゼントにふさわしい花をピックアップしてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
縁起のいい花ってどんな花?
具体的に、どのような花を縁起のいい花と言うのでしょうか。ここでは、縁起のいい花の特徴を解説していきます。
- 花言葉に素敵な意味がある
- 冬でも葉が青々している
- 風水的に縁起がいいとされている
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
花言葉に素敵な意味がある
ほとんどの植物には、見た目の印象や生命力の強さなどにちなんで、花言葉がつけられています。花言葉はギリシャ神話が由来となっているものや、歴史や風習に関連づけられているものも多いので、国によって花言葉が変わる場合もあります。
縁起のいい花は、花言葉に幸運を運ぶ意味を含んでいるのです。例えば、お正月に用いられる松竹梅などは、松は生命力に満ち溢れていることから「不老長寿」、竹は寒さの中でも青々とした葉が枯れることがないので「繁栄」、また梅の花が咲くと春が訪れることから「喜び」という花言葉がついており、縁起がいいとされています。
冬でも葉が青々している
縁起のいい植物としては、冬でも緑色の葉を絶やさない常緑樹などもあります。例を挙げると、センリョウ・マンリョウなどです。これらの植物は赤い実を沢山付けることから、庭に植えるとお金持ちになるとも言われています。お正月飾りにもよく活用されていますね。
また、スタイリッシュなシルバーの葉が魅力的なオリーブも、「平和」と言う花言葉があります。お家のシンボルツリーとしてもおすすめです。
風水的に縁起がいいとされている
風水的に、花は大地や太陽の恵みを受けて育っているので、エネルギーが凝縮されていると言われているのです。どの花にもパワーがありますが、特に旬の花を飾ると運気が上がるとされています。
家全体を幸福に導きたい場合は、出入り口である玄関に季節の花を飾ってみましょう。また、人は目覚めた瞬間に目に入るものの影響を強く受けると言われています。このことから、ベッドのそばに観葉植物などを置くのもおすすめです。
お正月に飾りたい!縁起のいい花3選
お正月は新しい年を迎える大切な行事の1つです。また家族が揃って新年の幸福と家内安全を願う日でもあります。普段はお花を飾らないお宅でも、新年にはお客様をもてなすために花を購入するという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
年末になると、花屋さんには松やマム・センリョウなどが入っている花束が並びます。年末やお正月に飾る花にお悩みの方は、そのような花束を利用しつつ、自分の好みの花を何本か組み合わせても素敵です。ここでは、新年にふさわしい縁起のいい花をご紹介していくので参考にしてください。
梅
はじめにご紹介するのは梅です。梅はまだ寒い時期に咲き、1番先に春の訪れを知らせてくれることから、縁起がいいとされています。また、古くから薬用としても用いられており、私たちの生活の中にも浸透している花です。
梅の新芽は空に向かってまっすぐに伸びているため、発展を連想させる縁起のいい花とも言われます。白梅の花言葉は「気品」で、赤いチューリップなどと組み合わせると華やかさを演出できます。
葉牡丹
葉牡丹には「祝福」と言うおめでたい花言葉があります。カラーもサイズもさまざまに展開されていますが、お正月におすすめなのはミニサイズの葉牡丹です。透明なガラスのコップに挿せば、バラのような華やかさがありますし、小さくて飾りやすいというメリットもあります。
花のように見える部分もすべてが葉っぱで、それが幾重にもなり、さまざまな色のグラデーションを奏でています。アレンジもしやすいので、他の花と組み合わせても良いでしょう。
ピンポンマム(菊)
洋室の部屋にも和室の部屋にも不思議に調和するのはピンポンマムです。丸い球のように可愛らしいフォルムが特徴で、丈夫で長持ちすることからアレンジメントやブーケにもよく使われています。
花言葉は「高貴」で、カラーはホワイトやオレンジなどの明るい色だけでなく、グリーンなどのシックな色合いもあるのでアレンジしやすいです。
結婚祝いに贈りたい!縁起のいい花5選
結婚祝いとして花を贈るのなら、縁起のいい花をセレクトしたいですよね。二人の門出を祝福するためには、どんな花を贈れば喜んでもらえるのでしょうか。
結婚祝いに贈る場合、どんな花でも良いと言うわけではありません。特に不吉な花言葉がついているものや、仏花などは避けたほうが良いでしょう。ここでは、ゴージャスでもあり、ロマンチックな雰囲気を持っている花を厳選してご紹介していきます。
バラ(ブルー)
最初にご紹介するのはバラになります。特に、ブルーのバラには「夢叶う」という縁起がいい花言葉があるのでおすすめです。自然界にはないブルーのバラは、白いバラに専用の着色料を吸収させることで作られています。まるで深い海の底のような不思議な色彩のバラは、特別な思いを伝えるのにピッタリです。
かすみ草
よく花束の脇役として用いられるかすみ草には「幸福」の花言葉が込められています。清楚で繊細な美しさは、控えめながら印象に残るものです。もし白だけでは少し寂しいと感じるのなら、レインボーカラーのかすみ草を花束にして贈るのはいかがでしょうか。奥ゆかしさに華やかさが加わり、素敵なプレゼントになりますよ。
ブルースター
次におすすめする花は、「幸福な愛」と言う花言葉を持つブルースターです。星型の小さい花は、エレガントで魅力的。花嫁が青いものを身に着けると幸せになると言うおまじないの「サムシングブルー(西洋の伝説)」にちなんで、ブライダルの装花としても人気があります。透明感がある青い花を見ているだけでも、幸福感で満たされるでしょう。
デンファレ
デンファレは洋ランの一種で、花持ちがいいのでアレンジメントにもよく使用されている花です。胡蝶蘭のような煌びやかさはありませんが、華やかで存在感があります。デンファレに秘められている「お似合いの二人」と言う花言葉が、心からの祝福の思いを伝えてくれるでしょう。シルバーグレイの小粋な色合いのラムズイヤーや、ユーカリなどと組み合わせるとおしゃれです。
ラナンキュラス
薄いベールのような花びらが重なって咲くラナンキュラスは、パッと見るとバラの花のような印象です。気品ある繊細な美しさは、見る人の気持ちをうっとりとさせてくれるでしょう。
花のサイズも大きなものでは10cm以上あり、華やかさを演出できるのも魅力です。ラナンキュラスの全体の花言葉には「とても魅力的」「純潔」などがあるので、ギフトにも最適ですよ。
長寿のお祝いにピッタリな縁起のいい花3選
日本には長寿を祝う風習がありますが、身近な人の人生の節目に、日頃の感謝を込めたプレゼントとして花を贈ってみませんか。相手の大好きなお酒やお菓子などにプラスして、縁起のいい花などを贈ると喜ばれますよ。
ここでは日本に馴染み深い長寿のお祝いの種類と、ギフトにふさわしい花をご紹介していきましょう。
還暦(かんれき)祝い
60歳を迎える長寿のお祝いは「還暦」と言います。赤い羽織を着てお祝いする行事を連想される方も多いでしょう。なぜ赤い羽織を着るのが主流になったのかと言うと「十干十二支」が一巡りして、生まれたときの干支に還ることに由来しているのです。(昔は赤ちゃんに赤い産着を着せたことから)
また、赤は昔から魔除けの色としても知られているため、悪いものを払いいつまでも元気でいてほしいという願いを込めたとされています。還暦祝いにおすすめの花は、「希望」という意味の花言葉が込められている赤いガーベラです。
古稀(こき)祝い
満70歳のお祝いは「古稀」で、中国の詩人が詠んだ「人生七十古來稀」と言う詩が由来になっています。これは、「人生は短く70歳まで生きることは稀である」と言う意味です。今では寿命が延びましたが、昔は70歳まで生きることは本当に珍しいことだったのでしょう。
70歳をお祝いするシンボルカラーは紫で、花ギフトのおすすめは「感謝」「華麗」の花言葉がついている紫色のダリアです。
傘寿(さんじゅ)祝い
傘寿は、数え年の80歳をお祝いする風習です。これは、漢数字の八十の文字を縦にすると傘の新字である「仐」に似ていることが由来と言われています。
80歳のテーマカラーは明るい「黄色」または「金茶色」です。金茶色とは、山吹色を渋くしたような色合いで、どちらかと言うとゴールドに近い色になります。傘寿に贈る花は、黄色のアマリリスやシンビジウムがおすすめ。アマリリスの花言葉は「輝くばかりの美しさ」・シンビジウムの花言葉は「誠実な愛情」です。
その他の長寿祝い
長寿のお祝いは、還暦祝いを始めとして121歳まで存在しています。例えば、88歳のお祝いは「米寿(べいじゅ)」でテーマカラーは金茶色です。東北地方ではお祝いにお米を贈る風習もあります。おすすめの花は、「長寿」と言う縁起のいい花言葉があるカロライナジャスミンです。
また、90歳は「卒寿(そつじゅ)」で、吉色は紫色になります。おすすめの花はストックで、花言葉に込められている意味は「おおらかな愛情」です。
100歳のお祝いは、「百寿(ももじゅ・ひゃくじゅ)」です。シンボルカラーはピンク(桃)色なので、思い切りゴージャスな印象の花を贈りましょう。「優しい思い出」と言う花言葉があるピンクのスイートピーや、「可憐」の花言葉を秘める上品な孔雀草の花束などがおすすめです。
昔からの日本の風習を大切にして、次の世代に伝承していけたら良いですね。
開店祝いや新築祝いに贈りたい・縁起のいい花(植物)3選
知り合いの開店祝いや新築祝いなどには、心からの祝福を込めて縁起のいい花を贈りましょう。どんな花がいいのか迷っている方は、そのまま飾れる観葉植物や鉢植えの花などを選ぶのがおすすめです。
実は鉢植えの花は「根づく」と言うジンクスがあるので、新しい出発には最適と言えます。ここでは、お祝いの気持ちが伝わる花(植物)の種類をご紹介します。
胡蝶蘭
花の姿が美しい胡蝶蘭は、おめでたい日のプレゼントに最適です。何と言ってもその魅力は花持ちの良さでしょう。快適な環境下においては、2~3か月間きれいな花を楽しめます。それに加えて、きちんとお手入れをすれば、何年でも観賞できる植物なのです。
贈り物として胡蝶蘭を贈るときは、相手先の置き場所にも配慮する必要があります。ビジネスシーンでは豪華な胡蝶蘭を選ぶ方が多いですが、新築祝いなどではミディサイズも人気です。
また、華やかな外見だけではなく、縁起のいい花言葉を秘めているのも胡蝶蘭のセールスポイントと言えるでしょう。胡蝶蘭の全体の花言葉は、「幸福が飛んでくる」です。
パキラ(観葉植物)
次におすすめするのは、観葉植物のパキラになります。パキラは風水的に金運を上げる効果があると言われているので、開店祝いにはピッタリです。フォルムもスタイリッシュなので、どんな場所に置いてもおしゃれな雰囲気になるでしょう。
また、植物は基本的には太陽の光を好みますが、パキラは耐陰性があるので育てやすいのも魅力です。パキラが秘めている花言葉は「勝利」になります。
クレマチス
鉢植えの植物は、切り花と違って長く楽しめるのがメリットですね。次にご紹介する縁起のいい花は、クレマチスになります。年を追うごとに人気が高まるこの植物は、ツル性の女王とも呼ばれるほど美しい花を咲かせます。
また、ツル性なので、庭先のアーチなどに絡ませてアレンジすることも可能です。クレマチスには実にさまざまな品種があるので、好みのものをチョイスして贈るのがおすすめです。クレマチスには、「精神の美」と言う素敵な花言葉があります。
縁起のいい花を選ぶときの注意点とは?
結婚のお祝いや引っ越しのお祝いなど、人生の中で花をプレゼントする機会は意外に多いでしょう。しかし、そんなに頻繁に贈るものでもないので、花を選ぶ際に迷ってしまう人も少なくありません。では、縁起のいい花を選ぶ際、どんな点に注意すれば良いのでしょうか。ここでは、前もって確認しておいたほうがいいポイントをご紹介します。
結婚祝いに黄色のバラは贈らない方が良い
結婚祝いに人気があるバラは、花の色や本数によっても花言葉が変わるので注意してください。黄色のバラには「嫉妬」や「薄らぐ愛情」と言ったネガティブな花言葉があります。相手が花に詳しい場合、誤解を与えてしまうこともあるので注意しましょう。
芳香が強すぎる花は避けよう
香りが強い花は、状況によっては避けたほうが良い場合があります。例えば、飲食店などでは料理の味や香りに影響を及ぼす可能性があるからです。また、アレルギーを持っている方に贈る場合には、花粉が飛びにくい花を選ぶといった配慮も必要でしょう。
相手にピッタリの花ギフトを選ぶコツ
お祝いの場面で贈る花には、さまざまな種類があります。したがって、色んな花の中から、相手にピッタリのアイテムをセレクトすることが大切です。例えば、花束は価格帯を選べるのはメリットですが、花器がない人に贈ると迷惑になる場合もあります。このようなケースでは、そのまま飾ることができるプリザーブドフラワーやアレンジメントなどをセレクトすると良いでしょう。
アレンジメントはあまり長持ちはしませんが、花屋さんが旬の花を選び丹精を込めて束ねてくれるので、オリジナリティに溢れています。
祝福の日にピッタリの縁起のいい花を贈ろう!
今回は、お祝いの日にふさわしい縁起のいい花について、ご紹介させて頂きました。縁起のいい花の特徴は、素敵な花言葉を持っていることや冬でも緑の葉を絶やさない常緑樹であることなどがあります。
また、その季節にしか咲かない花もパワーがあるため、プレゼントにピッタリです。おめでたい日に欠かせない花ギフトは、さまざまなシーンを彩ってくれる素敵なアイテムです。
あなたもぜひ大切な人の祝福の日に、気持ちを込めた花ギフトを贈ってみませんか。