お花のクリスマスプレゼントでロマンチックな聖夜を演出しよう
ハロウィンが終わると、世間はいよいよクリスマスムード一色です。街の木々にイルミネーションが飾られ、雑貨店にはクリスマス飾りやグッズが並びます。店内BGMもクリスマス曲に彩られ、ケーキやチキンなどのご馳走も待ち遠しくなる時期ですね。
クリスマスと言えばプレゼント。今年のクリスマスプレゼントには、お花のプレゼントを選んで、ロマンチックな1日を演出してみませんか?
今回は、クリスマスプレゼントにおすすめのフラワーギフトについて、選び方のポイントやギフトタイプを詳しく解説していきます。失敗しないプレゼント選びの参考に、最後まで読んでみてくださいね。
お花のクリスマスプレゼントで特別感を演出
お花のプレゼントは、お菓子や小物類と違って、なかなかもらう機会が少ない贈り物です。珍しさやサプライズ感があり、さらに華やかな見た目のお花は、受け取るだけで笑顔になれるようなポジティブなパワーを持っています。
特別な日にしたいシーンにこそ、お花のプレゼントでスペシャルなプレゼントを演出してみましょう。大切な恋人やパートナー、家族や友人、お世話になった職場の方など、あなたがクリスマスにお花のプレゼントを渡したい相手のことを思い浮かべながら、この記事を読んでみてください。
失敗しないクリスマスプレゼントの花の選び方
一年に一度のクリスマスは、素敵なクリスマスプレゼントを用意して、相手を喜ばせたいですよね。しかし、普段からお花の注文や花選びに慣れていない方は、どんなお花を選べば良いのか、何が喜ばれるのかがいまいち分からないこともあるでしょう。そんなときに役立つ、相手に喜んでもらえるクリスマスのフラワーギフト選びのコツをまとめてみました。
フラワーギフトタイプを選ぶ
フラワーギフトとは花束だけではありません。カゴに活けたおしゃれなアレンジメントフラワーや、箱の中に花を敷き詰めたボックスフラワー、特殊加工した長期保存向きの加工花や鉢植えなど、フラワーギフトとして括っても、そのタイプはさまざまなのです。
あなたがプレゼントを渡したいと考えている方は、恋人やパートナーでしょうか。食事の席やここぞというシーンで手渡したい場合には、花束を用意してみましょう。お手入れが苦手そうな方には、お世話に手間がかからないアレンジメントフラワーやボックスフラワーがおすすめです。
このように、贈る相手の性格や好みを思い浮かべてフラワーギフトの種類を考えると、より喜ばれやすい贈り物を選べます。ギフトタイプの特長やそれぞれのメリットについては、後述で詳しく解説するので参考にしてみてくださいね。
好きな花や色で選ぶ
プレゼントを渡したい方の、好きなお花や好みの色はご存じでしょうか。プレゼントは相手に喜んでもらえることが何よりも大切です。好きな花の種類や色が分かっていれば、相手の好みにあわせたフラワーギフトを選びましょう。
花の種類も好きな色も分からないというときは、相手が身につけている服や使っている小物類を思い出してみてください。服や持ち物にはその人の好みの色が多く選ばれているはずですから、きっと参考になりますよ。
贈る目的やシーンで選ぶ
クリスマスプレゼントとしてお花を贈るのは、どんな気持ちを伝えるためでしょうか。今年一年お世話になった気持ちを表す、愛情や大切な想いを伝える、日頃の感謝を込めるなど、フラワーギフトが担う役割は、相手へ伝えたい気持ちやシーンによって異なります。
クリスマスに直接会って、手渡しできるのであれば花束・ブーケがおすすめです。スマートに渡しやすいボックスフラワーも多く選ばれています。お歳暮のように感謝の気持ちを伝えれるときは、自宅に配送しやすいアレンジメントフラワーや鉢植えなどもおすすめです。
添えたい花言葉で選ぶ
フラワーギフトで注目される花言葉。さまざまな花にそれぞれ違う花言葉があり、中には色別の花言葉を持っているお花もあります。ギフトで伝えたい気持ちに近い花言葉を探して、自分の心を託したフラワーギフトを贈るのも素敵な選び方です。
相手に伝わりやすいよう、メッセージカードなどに花言葉を書き添えて贈ると、花の印象がもっと心に残り、相手にとっての思い出のお花となるかもしれません。
設定した予算内で選ぶ
フラワーギフトは、使用する花材によって単価が異なり、野菜のように時価で値段が変動するので季節でも単価が変わります。使いたい花材が特に決まっていない場合は、プレゼントの予算をだいたいで構わないので設定して、その予算枠内からギフト選びを進めましょう。
オンラインショップなどでは商品が価格別に掲載されているので、出来上がりのイメージ画像を見ながら、分かりやすくフラワーギフトを探せます。
生花店で花束などをオーダーする場合も、予算やだいたいの大きさ、イメージを伝えておくと、希望に近い仕上がりが叶います。
店頭オーダーのコツは優先順位
失敗しないフラワーギフト選びのコツとして、店頭でオーダーメイドをする場合に必ず抑えてほしいポイントがあります。フラワーギフトの優先順位です。
- 予算
- 大きさ
- 花材
中でもこの3つは、必ず優先順位を付けてほしい項目です。
例えば、「豪華な花束が欲しいからバラの花をふんだんに使ってください」とお願いした場合、1本あたりの単価が高いバラをたくさん使うことで予算がオーバーする可能性があります。予算が足りないからと本数を減らせば、今度は花束の大きさが物足りなくなってしまいます。
そこで重要なのが、3項目の優先順位です。とにかくボリューム感にこだわりたい方は、店員さんに花材をお任せしましょう。予算内で上手に抑えながらも、ボリュームを出したものを作ってくれます。とにかく花材にこだわったものを作りたい方は、使いたい花材が高価だった場合、ある程度の予算オーバーは覚悟する必要があります。
その辺りは、数々のオーダーをこなしてきた店員さんが、納得のいくようにうまく仕上げてくれますが、分かりやすく自分の希望を伝えながら相談しましょう。
クリスマスプレゼントにおすすめのギフトタイプ
先ほども軽く触れましたが、フラワーギフトにはいくつかのタイプがあり、それぞれにメリットやデメリットになる部分があります。今回ご紹介するのは、花束・アレンジメントフラワー・ボックスフラワー・プリザーブドフラワー・鉢植えの5種類です。それではさっそく、各ギフトの特長を見ていきましょう。
花束・ブーケ
まずはフラワーギフトの定番かつ王道の花束・ブーケです。持ち運びがしやすいことから、最も気軽に渡せるフラワーギフトとして選ばれています。
手軽に贈れるミニサイズのブーケは、既製品が生花店に並んでいるので、レジで会計をすればすぐに持ち帰れます。花材の余裕があれば、当日の注文でも受け取り可能なフラワーギフトです。ただし、両手で支えて持つほどの大きい花束を用意したいときは、必ず早いうちから予約しておきましょう。ボリュームを出したいときには、葉ものや枝ものを取り入れることで、予算を抑えながらも広がりのある大きさを作ります。
たっぷりの花材を使った花束は、大きめの花瓶にまとめて活けるのも良いですし、いくつかに分けて飾るのも楽しいです。新鮮なうちに乾燥させてドライフラワーを作れば、ナチュラルなインテリアアイテムとしても活躍します。ただ、花瓶などの器が必要で、毎日の水替えや水揚げ作業を必要とするのがデメリットです。
フラワーアレンジメント
フラワーアレンジメントは、吸水スポンジをあらかじめカゴなどの容器に入れておき、スポンジに切り花を挿してデザインを作っていくアレンジメントです。容器によって雰囲気を変えられる他、切り花を束ねるだけの花束とは違って、奥行きや広がりを意識したデザイン性の高さが特長です。
さらに、お花は給水スポンジに活けてあるため、花瓶に移す必要はありません。スポンジに水を吸わせれば水やりが済むので、一手間でお手入れできます。
プレゼントされた状態で置いて飾れるので、卓上や玄関先を彩るアイテムとしても優秀です。お手入れは簡単なのですが、花瓶に活けた状態よりも切り花が長持ちしにくいデメリットがあります。
プリザーブドフラワー
特殊な保存液によって花の色を抜き、自然な花と同じように、もしくは自然界ではなかなか見られない花色に染色されたのが、プリザーブドフラワーです。生花のように見えても加工花なので、水やりの手間がありません。また、長期保存用として開発された方法なので、良い状態で保存すれば、なんと5年以上も美しい姿を楽しめます。生花と違って数日で枯れることもなく、特別な1日の思い出のプレゼントを、長く飾って楽しめることから人気のあるフラワーギフトです。
特殊加工の技術や手間がかかっている分、価格は高価になるものの、長期的に楽しめると考えれば気にならないかもしれません。生花の状態よりもアレンジメントの幅が広がるので、フォトフレームなどの雑貨類と組み合わせた商品や、レインボーカラーなどのカラフルな花色に仕上げたものが販売されています。
大きなデメリットはありませんが、強いて挙げるならば生花よりも高価な点や、生花ならではの香りやみずみずしさを楽しめない点です。
ボックスフラワー
箱の中に鮮やかな花を詰めこんだのが、ボックスフラワーのアレンジメントです。箱の蓋を閉じてしまえば、おしゃれなラッピングボックスにしか見えないので、まさかお花が入っているとは思わない意外さから、サプライズ演出におすすめしたいフラワーギフトです。
中に入れる花材は生花以外にも、先述したプリザーブドフラワーや石鹸で作られたソープフラワーがあります。生花の場合は、吸水スポンジを使ったアレンジメントフラワーと同じ要領でデザインを作っていきます。生花は長持ちしないデメリットがありますが、箱を開けたときの生花のみずみずしい香りや色が楽しめて、刹那の美しさを味わえるという魅力もあります。衛生的に生花の持ち込みが気になる食事の席でも、箱に入れたまま紙袋などで持ち歩けて便利です。
鉢植え
草花の栽培が好きな方は、鉢植えのフラワーギフトが喜ばれるでしょう。育てる楽しみを味わえて、お世話をする限り切り花よりもはるかに長く観賞できます。プレゼントされたときはまだつぼみの多かった鉢植えが、毎日のお世話でだんだんと花開いていく感動を味わえるのは、鉢植えならではの最大のメリットです。
鉢植え選びのコツは、扱いやすい適度なサイズを選ぶことと、初心者でも育てやすい丈夫な種類を選ぶことです。温度や水やりの調節が難しい繊細な種類だと維持や管理が難しく、お世話が負担になってしまいます。
クリスマスプレゼントにぴったりな花言葉を持つ花
最後に、クリスマスプレゼントのフラワーギフトとして多く選ばれている花を2種類ご紹介します。花のプレゼントでは欠かせない存在のバラと、クリスマスのシンボルとも言えるポインセチアです。どちらもクリスマスの日にふさわしい花言葉を持っています。
バラには色別や本数別の花言葉もあるので、クリスマスシーンに適した花言葉をピックアップしてご紹介していきます。
バラ
科・属 | バラ科・バラ属 |
和名 | 薔薇(ばら) |
英名 | Rose |
学名 | Rosa |
原産地 | 北半球の亜熱帯〜寒帯 |
花言葉 | 「愛」「美」 |
バラの花束はプレゼントの定番品ですね。色別や本数別にも花言葉を持つことで有名なバラですが、中でもクリスマスプレゼントとしておすすめしたいのが、赤と青のバラの花言葉です。情熱的な赤色のバラには、言わずもがな愛情を表す言葉が多く添えられています。自分の恋人やパートナーに愛情を表現する花としてはもちろん、家族への愛情を表す花としても使えますよ。
青色のバラは、本来は自然界に存在しない色でしたが、日本の研究チームのたゆまぬ努力によって、染色ではない青色のバラが誕生しています。残念ながら、市場には流通しておらず、出回っている青色のバラは染色されたものなのですが、その功績から「夢かなう」「神の祝福」「奇跡」の花言葉を持っています。かつては「不可能」という花言葉だった青いバラが、「夢かなう」の花言葉に変わっているのが感慨深いですよね。「神の祝福」や「奇跡」は、キリストの生誕を祝うクリスマスにはぴったりな花言葉とも言えます。
色別のバラの花言葉 | |
赤 | 「あなたを愛します」「愛情」「情熱」「美」「恋」「熱烈な恋」 |
ピンク | 「上品」「可愛い人」「美しい少女」「しとやか」「愛の誓い」 |
白 | 「私はあなたにふさわしい」「純潔」「清純」「深い尊敬」 |
黄 | 「友情」「友愛」「献身」「平和」 |
オレンジ | 「無邪気」「絆」「信頼」「健やか」「愛嬌」「魅惑」 |
青 | 「夢かなう」「神の祝福」「奇跡」 |
紫 | 「誇り」「高貴」「気品」「尊敬」 |
本数別のバラの花言葉
本数別のバラの花言葉はバリエーションが豊富でたくさんありますが、中でもパートナーへ愛情を伝えるのにふさわしい本数をピックアップしてみました。
愛情を表現できる本数別のバラの花言葉 | |
1本 | 「私にはあなたしかいません」「一目ぼれ」 |
9本 | 「いつも一緒にいてほしい」「いつまでも一緒に」 |
10本 | 「あなたは完璧な人」 |
11本 | 「最愛」 |
12本 | 「日ごとに強まる愛」
「私と付き合ってください/妻になってください」 |
33本 | 「生まれ変わってもあなたを愛す」 |
40本 | 「死ぬまで変わらぬ愛」「真実の愛を誓います」 |
99本 | 「ずっと一緒にいてください」「永遠の愛」「長年の想い」 |
101本 | 「これ以上ないほど愛しています」「あなただけ」 |
144本 | 「何度生まれ変わっても好きです」 |
ポインセチア
科・属 | トウダイグサ科・トウダイグサ属(ユーフォルビア属) |
和名 | 猩々木(しょうじょうぼく) |
英名 | Poinsettia |
学名 | Euphorbia pulcherrima |
原産地 | メキシコ、中央アメリカ |
花言葉 | 「祝福」「幸運を祈る」「私の心は燃えている」「聖なる願い」「聖夜」「清純」 |
クリスマスシーズンの鉢植えと言えば、ポインセチアが思い浮かびます。シーズンになるとあちこちの店先でも見かけるようになる、冬らしさを感じるお花です。
イエス・キリストを讃える日であるクリスマスには、シンボルカラーとして赤・緑・白が使われています。この定番色には、実はそれぞれ由来があります。赤色にキリストが流した血や愛、白色に純潔や平和、緑色には永遠の意味を込めて、キリストを讃えているのです。
赤が最も多く見かける色ですが、他にピンクと緑、白と緑、淡い黄色と緑など、カラーバリエーションによって異なる葉とのコントラストを楽しめます。
鮮やかな赤と緑の対比も美しいですが、白と緑のポインセチアも、降り積もる雪を連想させるので、クリスマスプレゼントとして人気が高い色ですよ。やさしげなピンクと緑も女性的な雰囲気を感じられて素敵です。
まとめ
今回は、クリスマスに贈りたいお花のプレゼントについて、失敗しない選び方のコツや、贈る相手やシーン別に選びたいギフトタイプを解説してきました。
街中がイルミネーションで光り輝くクリスマスシーズン。デートやディナーを存分に楽しんだ後に、その日を締めくくる最高のプレゼントとしてフラワーギフトを選んでみてはいかがでしょうか。特別感を演出できるお花のプレゼントは、サプライズ演出にもおすすめです。
相手との関係性や伝えたい想い、渡すシーンに応じたベストなフラワーギフトを準備して、素敵な笑顔を引き出しましょう。