アラレアの花言葉や風水の効果は?育て方と合わせて解説
遠くから見てもボリュームたっぷりで、ギザギザとした細い葉をたくさん茂らせる観葉植物アラレア。ナチュラルな雰囲気でどんなお部屋もおしゃれに魅せてくれるアラレアは、室内用の観葉植物としてもとても人気があります。
せっかくお部屋に飾るなら良い運気を運んでくれる植物を飾りたいですよね。この記事では、風水から見たアラレアの効果を育て方と合わせてご紹介していきます。
アラレアの基本情報
アラレアの一番の特徴は、細くてギザギザとした葉っぱです。かえでやもみじの葉を細長くしたような見た目から、日本ではモミジバアラレアと呼ばれることもあります。繊細な葉の姿が魅力的で、お部屋のどんなインテリアとも相性が良く、飾るだけでおしゃれな雰囲気を演出してくれるのがアラレアの魅力。
まずは、アラレアの基本情報から見ていきましょう。原産国を知り、その環境に近づけてあげることは、元気に育てるためのヒントになることもあります。
アラレア(ディジゴセカ)の基本情報
植物名 | アラレア(ディジゴセカ) |
学名 | Dizygotheca elegantissima |
英名 | False aralia,Spide aralia,Threadleaf aralia,Finger aralia |
和名 | ディジゴセカ、ノコギリヤツデ、孔雀木 |
別名/流通名 | ディジゴセカ/モミジバアラレア |
科目/属性 | ウコギ科/プレランドラ属 |
原産国 | ニューカレドニア |
アラレアの名前の由来
現在流通しているアラレアのほとんどは「プレランドラ・エレガンティシマ」という種類で、日本でモミジバアラレアと呼ばれている品種です。プレランドラ・エレガンティシマはもともとアラレア属に分類されていましたが、その後ディシゴセカ属、さらにシェフレラ属へと変わり、現在のプレランドラ属に分類されることになったという複雑な経緯をたどっています。
そのため、もともと日本に流通したときのアラレア属がいまでも定着しており、いまでもアラレアや、その次に所属していたディシゴセカという名前で親しまれています。
アラレアにはどんな花が咲く?
アラレアは草木ですが、花を咲かせる場合もあります。日本ではほとんど咲かせることがなく、なかなかお目にかかることはできませんが、同じウコギ属のヤツデの花に似た散形花序の花を咲かせます。 小さな花がまるく集まった状態で花を咲かせるので、ふわふわとしたパラソルのように見える花の形が特徴的です。
アラレアの花言葉
アラレアは「繊細」「優雅」という花言葉を持ちます。学名のelegantissimaには、非常に優美であるという意味を持ち、光沢のある細く美しい葉の見た目からその花言葉がついたと考えられています。
少しエキゾチックに見えるアラレアですが、飾る鉢や鉢カバーを変えると和風にも洋風にも変化する一面を備えており、お部屋の観葉植物として、優雅に佇む姿はまさに花言葉にもぴったりです。
風水としての効果
アラレアの持つ風水の効果は「邪気祓い」です。これは、葉がギザギザと尖っていることに由来したもので、悪い気を払ってくれる植物としての風水効果が高いと考えられます。
方角では、鬼門(邪気の出入りする方角)である「北東」や、裏鬼門(鬼門と反対にある方角)である「南西」の方角との相性が良いとされています。
風水において、気の入口は玄関とされているので、入口である玄関や、おうちの中で鬼門の邦楽とされる場にアラレラを置くと、悪い気が侵入するのを防ぎ、家を守ってくれるかもしれませんね。
アラレアの種類
先ほど、現在流通しているアラレアのほとんどが「プレランドラ・エレガンティッシマ」であることをご紹介しましたが、他にも人気の品種があります。
アラレア・エレガンティッシマ・カスター
アラレア・エレガンティッシマ・カスターは、代表品種であるプレランドラ・エレガンティッシマの矮性品種(同じ品種で背丈が小さくコンパクトなもの)。アラレアは自生地ではなんと8mという高さにまでなる、非常に生育の良い大きな植物です。
そのため、アラレアの栽培しやすいサイズに止めて、ミニバージョンにした品種がアラレア・エレガンティッシマ・カスターです。葉の形状が、異なっており、プレランドラ・エレガンティッシマに比べて、切込みが浅くギザギザが柔らかい雰囲気の葉が特徴的な品種です。
アラレア・エレガンティッシマ・バリエガータ
こちらはアラレアの中でも、斑入りのおしゃれな品種です。大きいものだと高さ最大15mにもなる品種で、葉の大きさもプレランドラ・エレガンティッシマに比べて長くなります。
葉は10~20cmほどあり、数枚の葉が拳状に広がった形をしています。成長するにつれて葉の幅も広くなっていくのも特徴で、成長と共に変化する姿を楽しむことができます。
アラレアの育て方
お気に入りのアラレアを見つけたら、次は育て方を見ていきましょう。アラレアは寒さに弱い植物ですが、室内で管理する場合は冬越しするのは簡単です。耐陰性もあるので、少しの日陰なら枯れてしまうことも少ないでしょう。比較的室内で育てやすく、室内で育てる場合は屋外に比べてゆっくり成長する傾向があります。
置き場所
耐陰性があるというものの、日光は大好きなので、室内でも日当たりの良い明るい場所に置きましょう。春と秋の気候の良い時期は、屋外に出して日光に当てるとより元気に育ってくれます。
しかし、真夏の直射日光は葉焼けの原因になるので、室内での管理がおすすめです。真夏の期間中でも、直射日光が当たらない半日陰の場所なら屋外に出してあげることもできますよ。
アラレアは、温度変化が激しいと葉が落ちる習性があります。そのため、置き場所はあまり頻繁に変えないほうが安心です。置き場所を頻繁に替えると、植物が環境に馴染まないので、なるべく同じ場所で育ててあげた方がよりよく成長します。
植え付け
植え付けは5月~9月の暖かい時期に行うのがおすすめです。7月以降に行う場合は、毛著の日は避けてなるべく涼しい日に行いましょう。8月の厚すぎる時期は避け、9月以降の暑さの和らいだ頃でも植え付けが可能です。
直物は、冬の期間中が休眠期になるので、可能であれば根の成長させておくためにも、気温が上がってくる4~5月が最も適していると言えます。
水やり
水やりは、一般的な観葉植物と同じ、土の表面が乾いたら底穴から溢れ出るまでたっぷりと水をあげてください。土が濡れた状態で、ちょこちょこ水やりをしていると、いつまでも土が乾かずに腐って根腐れしてしまう原因になります。受け皿に残った水も腐りやすいので捨ててあげましょう。
アラレアは乾燥に強い植物なので、乾燥気味に管理してあげるのもうまく育てるコツ。植物は、葉水といって葉からも水分を吸収することができるので霧吹きで葉っぱに水をかけてあげると成長を促し、葉の色艶が良くなるのでおすすめです。特に夏場は、葉水をすると良く成長します。
冬場の水やりを控えることで、寒さにも負けない強い株に育てられます。冬は表面が渇いたと感じてから3~4日後の水やりでも問題ないので、やりすぎないように気をつけて育てましょう。
用土・肥料
植え替えの際に使用する土によっては、もともと栄養分が多く含まれるものもあるので事前に確認が必要ですが、真夏を除く春から秋にかけて、肥料を足してあげるとよりよく成長します。
しかし、アラレアは肥料を使うとよく生育する反面、葉っぱ自体も徐々に太くなってくるのも特徴です。細いギザギザの葉を維持したい場合はあまり肥料を与えずに育てたほうが良い場合もあるので、観察しながら上手に調整してみてください。
病気・害虫
葉が細いので害虫がつきづらいですが、乾燥しすぎているとハダニやカイガラムシがつくことがあります。こまめな葉水で害虫がつくのを防ぎましょう。
また、葉の裏にくっついて栄養分を吸ってしまうハダニにも注意が必要です。特に新芽が芽吹く時期には害虫がつきやすく、害虫は湿気のある環境を嫌うので、室内をある程度湿度のある状態に保つのも効果的です。
害虫がついてしまったら、まずは水で害虫を洗い流してしまいましょう。それでも取れない場合は布やブラシで取り除きます。一度取ってもまた害虫がついてしまう場合は薬剤の使用を検討しましょう。
剪定・仕立て直し
室内で管理している場合は、ゆっくり成長することが多いのであまり剪定や仕立て直しをする必要はありません。
葉の形状がギザギザではなくなってきた場合は仕立て直しをすることで、形状を取り戻す可能性があります。仕立て直しをする場合は、新芽が出てくる5~7月がおすすめです。土から15cmほどのところで枝を切ってしまっても幼葉はまた生えてくるので安心してください。
葉は1年くらい経つと寿命でポロポロ落ちてしまうことがありますが、暖かい時期に仕立て直しを行うと、幼葉が出やすくなり、見栄えも良くなります。
植え替え
大きくなってきて、鉢の中で根詰まりを起こすと、水切れが起きやすくなるので枯れてしまいます。アラレアは成長すると根も大きくなりがちです。2年に1回は植え替えをして、成長に応じて少し大きな鉢に植え替えをしてあげましょう。
植え替えの時期は、植物が芽吹く5月前後がもっとも適していますが、根詰まりの症状が出てしまった場合は、その時期以外でもすぐに植え替えを行います。
植え替えた後は一度たっぷりの水やりをして、根が定着するまでしばらくの間は半日陰でゆっくりと休ませてあげましょう。
増やし方
アラレアは挿し木で増やすことが可能です。なるべく株元に誓い、葉が数枚ついた枝を切り取って挿し穂にします。しっかりと発根するまでは、赤玉土などを敷き詰めた容器の中で丁寧に管理しましょう。発根までのしばらくの間は、水を切らさないようにするのもポイントです。発根したら、鉢に植え付けを行います。
アラレアの季節ごとのポイント
急激な温度変化は、アラレアの葉が落ちる原因になります。室内で管理している場合は、夏越しも冬越しもあまり難しくはありませんが、季節によって水やりの頻度や、管理方法を変えてあげる必要があります。
夏越し
日当たりは好みますが、夏場の直射日光は葉焼けの原因にもなるので避けましょう。また、夏場のエアコンの風は植物を乾燥させてしまうので、直接当たらない場所に置くなど注意が必要です。室内で管理すれば、特別なことをしなくても夏越しは問題なくできる植物です。
冬越し
外に出して管理している場合は、耐寒温度よりも少し高い10~15℃を下回った頃には室内に入れてあげたほうが安心です。あまり寒くなってから室内に戻すと、温度変化が大きく植物に負担がかかります。暖房を使用した場所に置く場合は、暖房の風が直接当たらないように置き場所に気をつけてください。
アラレアを育てる際によくあるトラブル
アラレアを育てる際によくあるトラブルを見ていきましょう。他の観葉植物にも共通するトラブルなので、状態をよく見て、適切な処置をしてあげることでまた元気に育ってくれるはずです。
根腐れ
根腐れを起こすと、葉に元気がなくなり、葉が落ちてしまうことが多いです。根腐れは、土が長い間乾ききらずに根っこが呼吸できず、腐ってしまう植物の病気で、そのままにしておくとやがて枯れてしまいます。
よくある原因は水やりの仕方です。土が乾いたら、底穴から水が出るくらいたっぷりと、メリハリをつけてあげるのが大切です。少ない水をちょこちょことあげていると根腐れの原因になるので気をつけましょう。
根腐れが起きてしまったら、水やり方法を見直して改善する場合もありますし、被害が大きい場合には腐った部分を取り除いてから新しい土に植え替えを行います。
根詰まり
根っこが成長しすぎて、鉢の中に根が詰まってしまった状態です。そのままにしておくと、吸水がうまくできずに、本体にも十分な栄養や水分が届かないのでやがて枯れてしまいます。
根詰まりを起こしてしまったら、もう1回り大きな鉢を用意して植え替えを行いましょう。根を整理して、土を足した新しい土の中に植え替えをします。
植え替えたあとは、人間でいう手術をしたあとの状態なので、たっぷり水をあげたあと値が定着するまでは休ませてあげましょう。
葉焼け
直射日光に当たりすぎて葉焼けを起こしてしまうと、葉っぱの色が焼けたようになり、変色してしまうことがあります。室内から屋外に移動した場合には、直射日光に当たっていなくても葉焼けが起こる場合があります。
葉焼けを起こしても植物自体が枯れてしまったわけではないので安心してください。ただ一度葉焼けしてしまった葉っぱはもとには戻らないので、特に夏場の強い直射日光は避け、柔らかい日差しのもとで管理するように気をつけましょう。
ハダニ
0.5mmほどしかないとても小さなダニで、葉っぱの裏にくっついて植物の栄養を吸い取ってしまう害虫です。ハダニが栄養を吸い取った部分は、白い斑点状になるのでよく注意して観察しましょう。
乾燥した場所を好み湿気を嫌う性質があるので、ある程度部屋の中の湿度を保ったり、葉水をしたりしてあげることで植物が乾燥するのを防ぎます。葉水に加えて葉の表面を、柔らかい布で拭き取ってあげるのも効果的です。
アラレアを購入するときのポイント
では、実際にアラレアをおうちに飾りたい場合は、どのようなことに気をつけて植物を選ぶと良いのでしょうか。品種によってさほど育て易さに変わりはないので、まずは気に入った枝ぶり、サイズ感の植物を選ぶと愛情を持って大切に育てることができるはずです。
購入する方法は?
購入する場合は、店舗に行って探すこともできますが、店頭にアラレアを置いてあるお店は限られるので、通販を利用するのがおすすめです。通販サイトであれば、ご自宅で好きな時間に、豊富な種類からお気に入りの1鉢を選べます。お店のように営業時間もないので移動時間や休憩時間といった隙間時間にも商品を探すことが可能です。
また、大きな観葉植物となると、持ち帰りの方法も悩んでしまいます。通販サイトで購入すれば、ご自宅まで配送してくれるので安心です。
購入するときのポイントは?
植物を購入する場合は、まず先に置き場所を決めてから、その場所にあったサイズ感の植物を探すのがおすすめです。お部屋のシンボルツリーとして飾りたいのか、コーナーにインテリアに交えて飾りたいのかをまずは検討してみましょう。
実際に植物を選ぶ場合は、葉の状態に艶があり、できれば新芽が出ている状態のものを選ぶと元気に成長してくれるはずです。根元に誓い茎に、枝や葉がしっかりついているかも、元気な植物を見分ける際のポイントです。
通販サイトであれば、これらの品質のチェックをしっかりしてから梱包、配送作業を手配してくれるので、元気な観葉植物がご自宅に届き安心して購入できるのも魅力です。
まとめ
今回は、ギザギザの葉っぱが少し個性的でおしゃれなアラレアについて、育て方や管理の仕方、風水の効果も合わせてご紹介しました。
観葉植物は、日々表情が変わるので、毎日のちょっとした変化を見つけるのもとても楽しく、毎日の生活をより豊かにしてくれるアイテムです。ぜひお気に入りの植物に出会って、自分だけの1鉢を育てる喜びを実感していただければ嬉しいです。