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観葉植物の上手な選び方 | 育てやすさやサイズ、風水がポイント

観葉植物を部屋のインテリアに取り入れてみたいけど、どんな選び方をすればよいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、失敗しにくい観葉植物の選び方や、健康な観葉植物の見極め方などを解説します。観葉植物選びの参考にしてみてください。

 

観葉植物のメリット

観葉植物とは、室内に飾る植物のことです。観葉植物を室内に飾るメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。

  • インテリアがおしゃれになる
  • 癒し効果がある
  • 空気清浄効果がある

以下にて、詳しい内容を見ていきましょう。

 

インテリアがおしゃれになる

観葉植物を1つ置くだけでも、部屋の雰囲気がガラリと変わります。家具や家電だけではなんとなく寂しい、彩りが足りない気がするという場合には、観葉植物を置いてみましょう。キッチンやリビング、寝室などのちょっとしたスペースに飾ることで自然の景観を部屋に取り入れることができます。

 

大型家具と違って、気分によって場所も移動させやすいのも嬉しいポイントです。

 

癒し効果がある

観葉植物の緑色には、見る人の気持ちを落ち着かせてリラックスさせる効果があるとされています。目の疲労回復効果もあると言われているので、パソコンやスマホ、テレビの視聴時間が長い現代人を癒してくれるのです。

 

また、観葉植物から発せられる「フィトンチッド」という香り成分には自律神経を整えてリラックスさせてくれる効果があることが、化学的にも証明されています。

 

仕事で疲れて帰宅したときも、部屋で観葉植物が迎えてくれることでホッと一息つけるかもしれません。

 

空気清浄効果がある

植物の多くは、光合成によって二酸化炭素を吸収し、酸素を放出しています。そのため、観葉植物を部屋に置くことで酸素量が増え、きれいな空気を吸って過ごせるようになるのです。

 

また、観葉植物の種類によっては二酸化炭素だけでなく空気中の有害物質も吸着してくれるものもあるので、空気清浄効果も期待できます。さらに、観葉植物は根から吸収した水分を葉から蒸散させるので、部屋の加湿効果も得られるでしょう。

 

観葉植物のデメリット

部屋がおしゃれになり、癒し効果や空気清浄効果も期待できる観葉植物ですが、いいことばかりではありません。では、観葉植物を部屋に置くデメリットは何があるのでしょうか。

 

  • 日々のお世話や管理が必要
  • 害虫発生の恐れがある
  • 大きくなりすぎると場所をとる

以下にて、詳しい内容を見ていきましょう。

 

日々のお世話や管理が必要

まず、種類や季節によって頻度が変わりますが、観葉植物にはこまめな水やりが不可欠です。うっかり水やりを忘れてしまうと、葉の元気が無くなったり枯れてしまうこともあるでしょう。

 

また、室内で育てられる観葉植物といっても、ある程度の日光も必要になります。普段観葉植物を置いている場所が日当たりの悪い場所であれば、たまに明るい場所に移動させてあげなければなりません。

 

さらに、観葉植物が成長するにつれて根も鉢いっぱいに回るようになります。成長スピードや品種にもよりますが、二〜三年に一度程度の植え替え作業も必要です。

 

害虫発生の恐れがある

観葉植物が乾燥しすぎていたり、逆に湿度が高すぎたりすると害虫が発生する可能性があります。観葉植物に付いた害虫は、発見次第速やかに取り除くことが大切ですが、虫が極端に苦手な方にとっては苦痛な作業になりかねません。

 

他にも、根腐れを起こすとコバエやカビなどが発生することもあります。いざというとき、そのようなものに対応できるか、考えてみましょう。

 

大きくなりすぎると場所をとる

観葉植物の中には、育成が旺盛で数年うちに何倍もの高さに育つものもあります。

購入したときにはスペースにぴったりだった観葉植物でも、成長するにつれて置き場所が無くなってしまうことも少なくありません。

 

観葉植物が大きくなると、それにともなってお世話の手間もかかるようになるので、あまり背を高くしたくない場合は定期的に剪定したり、株分けしてボリュームを減らすのがおすすめです。

 

観葉植物の選び方

観葉植物は、適切な環境で育てれば何年も一緒に過ごすことになる生活の相棒です。長い目で見て無理なくお世話できるものや、家具のテイストに合うものを選びましょう。

 

他にも、購入しやすいものや花言葉・風水で選ぶのも観葉植物の上手な選び方です。ではここからは、観葉植物の選び方について、詳しくまとめていきましょう。

 

育てやすさで選ぶ

観葉植物は日々のお世話が欠かせません。自分がどの程度、観葉植物の世話をすることができるのか、把握することからはじめましょう。あまり観葉植物に手がかけられないと思う方は、以下のポイントを鑑みて観葉植物を選択するとよいです。

 

  • 耐陰性や耐寒性がある
  • 害虫や病気に強い

 

では以下にて、詳しい内容をみていきます。

 

耐陰性や耐寒性がある

耐陰性とは暗い室内でも育ちやすいことで、耐寒性とは冬の寒い気温にも耐えられることです。観葉植物は熱帯地方で自生しているものも多いので、基本的には日光や温かい気温を好みますが、種類によってはそれほど日光を必要としないものや冬の寒さにも動じないものもあります。

 

冬の寒さに特に弱い観葉植物は、部屋のエアコンを効かせたりビニールをかぶせたりしなければならないものもあるので、観葉植物にあまり手をかけられない方はできるだけ耐寒性のあるものを選びましょう。

 

害虫や病気に強い

観葉植物にあまり手をかけることができず、かつ虫が苦手な方は、できるだけ虫や病気に強い観葉植物を選ぶのがおすすめです。他にも、防虫効果のあるミントやハーブを観葉植物の近くに置くのも効果的です。

 

害虫や病気が進行してしまうとその部分を切り取るだけでは間に合わず株全体が枯れてしまうこともあるので、早期発見が重要になります。水やりのタイミングで観葉植物をしっかり観察し、異常がないかをチェックしましょう。

 

見た目で選ぶ

観葉植物はそれぞれ葉の形や枝の伸び方などが異なり、成長するにつれて存在感のある樹形になっていきます。観葉植物を選ぶ際には、部屋の雰囲気や家具のテイストに合うものを選ぶと、インテリアに統一感が生まれるでしょう。観葉植物に多い人気のイメージをご紹介します。

 

  • ナチュラル
  • エキゾチック
  • スタイリッシュ
  • 個性的

 

以下にて、詳しい内容をまとめます。

 

ナチュラル

丸みを帯びた葉や曲線的な枝を持つ観葉植物は、ナチュラルなイメージの明るい部屋によく似合います。柔らかくて優しい印象の観葉植物であれば、複数個置いても圧迫感がそれほどありません。葉が大きなものは部屋のアクセントになり、葉が小さなものは可愛らしい印象になります。

 

基本的にどのようなインテリアの部屋にも合いやすいので、自分の部屋の雰囲気のイメージがつきにくい場合はナチュラル系の観葉植物であればそれほど失敗はしないでしょう。ナチュラルなイメージの観葉植物には、パキラやゴムの木、ポトスなどがあります。

 

エキゾチック

細い葉が放射線状に伸びるものや、葉に大きな切り込みが入っているものは、エキゾチックで南国感のある観葉植物になります。例えば、モンステラやシュロチク、ヤシ系の観葉植物などがエキゾチックなイメージに近いです。

 

リゾート風の家具や、アジアンテイストのインテリアに良く似合い、観葉植物を置くことでその雰囲気をより盛り上げてくれます。

 

スタイリッシュ

シンプルで洗練された部屋には、スマートでスタイリッシュな観葉植物がよく似合います。土の表面から肉厚の細長い葉をいくつも生やすサンスベリアや太い幹をまっすぐ上に伸ばすドラセナなどがおすすめです。

 

樹形が広がりにくいスタイリッシュな観葉植物は、ちょっとしたスペースにも置きやすいというメリットもあります。

 

個性的

ありきたりではなく、珍しい家具やこだわりのインテリアが好きな方には、個性的な樹形の観葉植物がおすすめです。フィカスアフリカンプリンスという観葉植物は、太い幹が螺旋状に伸びていくのが特徴的で、夜になると葉を閉じて就眠体勢に入るエバーフレッシュも個性的な性質を持っています。

 

あきることなく毎日楽しくお世話でき、来客の際にも珍しさを自慢できることでしょう。

 

サイズで選ぶ

観葉植物は、サイズで選ぶこともできます。

 

  • 存在感のある大きなサイズ
  • コンパクトな小型サイズ

 

以下にて、内容を見ていきましょう。

 

存在感のある大きなサイズ

大きな観葉植物は、その圧倒的な存在感で部屋のインテリアの主役になってくれます。観葉植物の成長を楽しみたい方や、大きな観葉植物を育ててみたい方におすすめです。

 

オーガスタはどっしりした茎と大きな葉が特徴的で、企業のエントランスや大広間にも飾られている観葉植物です。また、パキラは編みこまれたおしゃれな幹がまっすぐ上に伸びていくので、大きく成長するにも関わらず圧迫感は少なくなります。

 

コンパクトな小型サイズ

観葉植物を置くスペースに余裕がないときや、棚やテーブル、窓際にさりげなく飾りたい場合には大きく成長しすぎないコンパクトな観葉植物がおすすめです。小さめの観葉植物をいくつも並べてディスプレイしてもおしゃれになりますよ。

 

小さい観葉植物であれば、管理やお世話もしやすいので初心者の方にもおすすめです。ガジュマルは小さくても独特の樹形で存在感抜群。他にも、ぷっくりした葉を楽しみたいのであれば多肉植物やサボテンなども省スペースで飾れます。

 

購入しやすさで選ぶ

気軽に購入しやすい値段のものや、人気の品種で市場に多く出回っているものを選択するのもよいでしょう。

 

お手頃価格の観葉植物であれば、万が一枯れてしまった場合や部屋の雰囲気に合わなかった場合にもそれほどショックではないかもしれません。

 

人気の観葉植物であれば、お世話の仕方や管理のポイントなどを検索しやすいので調べながら育てられそうです。

 

花言葉や風水で選ぶ

観葉植物に意味を持たせたいときや願いを込めたいとき、誰かにプレゼントしたいときには花言葉に着目してみましょう。例えば、ポトスには「永遠の富」、ストレリチアには「輝かしい未来」、ガジュマルには「健康」という花言葉があります。

 

また、観葉植物の種類や置き場所、方角によってはさまざまな風水効果も期待できます。風水の考え方において、自然のパワーを持つ観葉植物は、パワフルな開運アイテムとされているのです。

 

花が咲くかどうかで選ぶ

観葉植物には花が咲く品種と咲かない品種が存在します。花が咲く品種はそれほど多くはなく、毎年ではなく数年に一度しか咲かないものや、環境が適していないと咲かないものもあるのでチャレンジしてみたい方におすすめです。

 

サボテンには花を咲かせる品種が多く、棘と対照的な可愛らしい花が楽しめます。パキラは、花を咲かせられるほど熟成するのに5年ほどかかりますが、一度咲くと毎年のようにきれいな花を咲かせてくれる頼もしい観葉植物です。

 

元気な観葉植物の選び方

観葉植物の選び方は種類ごとだけではなく、元気で健康な株の選び方も重要です。特に、店頭で販売されているものはじっくり吟味して観葉植物の健康状態をチェックしましょう。ここからは、元気な観葉植物の選び方についてまとめていきます。元気な観葉植物を選ぶポイントは、以下の4つです。

 

  • 葉にツヤがあるか
  • 葉や枝のバランスが良いか
  • 根元がぐらついていないか
  • 虫やカビがないか

 

では、詳しい内容を見ていきましょう。

 

葉にツヤがあるか

葉がみずみずしくツヤのある観葉植物は、根から吸収した水分が隅々にまで行き渡っている健康の証です。観葉植物にとって葉は健康状態のバロメーターのようなものなので、葉が美しく茂っている観葉植物は元気な株と判断してよいでしょう。

 

逆に、葉がしおれていたり変色していたりする観葉植物は水不足や根腐れ、病気などにより弱っている可能性が高いです。ただし、観葉植物の種類によっては黄色い斑や模様が入っているのが正常なものもあるため、事前に調べたり店員さんに聞いてみたりしましょう。

 

葉や枝のバランスが良いか

葉がバランスよく茂り、枝や幹がしっかりしているものも健康な観葉植物の目安です。葉が部分的に落ちていたり、枝が不自然に折れているものなどは弱っている可能性があります。

 

葉や枝のバランスがよいものは、見た目もおしゃれでインテリアとしても美しく映えるのでおすすめです。

 

根元がぐらついていないか

葉の次に確認すべきは、観葉植物の根元部分です。根元を軽く揺らしてみて、大きくぐらつくものはまだ根がしっかりと張れていない可能性があります。

 

ある程度成長している観葉植物の場合は、根腐れや病気により根が弱っていたり、植え替えの際に植え付けがうまくいっていなかったりなども考えられます。根元は注目されにくく、自宅に届いてから異変に気付くということも多いので、購入前にしっかり確認しておきましょう。

 

虫やカビがないか

最も決定的なポイントは、害虫やカビが発生していないかどうかです。虫がつくと病気の進行が早くなり、放置していると大量発生することもあるので注意しなければなりません。葉の表面だけでなく裏側や茎にも虫が付いていることが多いので細かくチェックしてみましょう。

 

また、多湿によるカビは植物本体だけでなく鉢や土の表面に発生していることもあるので、よく確認してみてください。

 

観葉植物の購入方法

観葉植物の選び方が一通り把握できたら、いよいよ実際に購入を検討してみましょう。観葉植物の購入方法については主に、フラワーショップやホームセンター、家具店などの実店舗で購入する方法と、通販サイトで購入する方法の2つです。

 

それぞれメリットやデメリットがあるので、購入したい品種や生活環境により、どちらの方法が合っているかを検討してみましょう。

 

販売店で購入する

実店舗で観葉植物を購入するメリットは、実際に目で見て状態を確認できることです。大きさやバランスも確認しやすいので部屋に置いたイメージがわきやすいでしょう。

 

しかし、観葉植物の中には大型のものもあり、持ち帰りが大変になることも考えられます。

また、店舗には限られた種類しか並んでいないので、お目当ての観葉植物がないこともあるでしょう。

 

通販サイトで購入する

通販サイトであれば、お求めの観葉植物の品種だけでなく、その大きさや樹形の個体差まで膨大な量から吟味して選ぶことができます。実店舗とは違い、時間や場所を問わず観葉植物を選べるので、日中は仕事や家事で忙しい方にもおすすめです。

 

また、配達してもらえることがほとんどなので自分で持ち帰る必要がなく、安心して購入できます。

 

しかし、実際の商品を細かくチェックすることはできないので、大きさが合わなかったりイメージと違っていたりすることもあるかもしれません。

 

上手に観葉植物を選んでお世話を楽しもう!

観葉植物は、気軽に取り入れられるインテリアというだけでなく、人を癒したり空気をきれいにしてくれるものです。観葉植物を選ぶ際には、育てやすいものや丈夫なもの、人気の種類などを選ぶのがおすすめです。花言葉や風水が好きな方は、そのあたりも意識してみましょう。

健康な観葉植物の選び方も頭の片隅に入れておいて、観葉植物を購入する際のヒントにしてみてくださいね。