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ケイトウってどんな花?基本的な育て方や花言葉を解説!

「ケイトウの花ってどうやって育てるの?」

「ケイトウの花にはどんな特徴があるの?」

ケイトウの花を育ててみたい!と思っても、育て方が分からずに躊躇してしまってはいませんか?

ケイトウは、個性的な花を咲かすことで知られていますが、そんな綺麗な花を見るにはやっぱり適切なお世話があってこそです。

そこで今回は、ケイトウの花の基本的な育て方と、花言葉などを紹介します。

育て方を覚えて、美しい花をぜひ鑑賞してください。

 

ケイトウとは?

そもそもケイトウの花ってどんな花なのでしょうか?

まずはケイトウの基本情報から見てみましょう。

 

【ケイトウの基本情報】

名前 ケイトウ
原産地 インド•熱帯アジア
学名 Celosia argentea
英名 plumed cockscomb
科目 ヒユ科
属名 ケイトウ属
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
花色 赤•ピンク•黄•オレンジ•淡緑

 

ケイトウの特徴

ケイトウは、ニワトリのトサカのように花を咲かせる植物です。

名前の由来はその名の通り、トサカに似ているから。炎が立ち上ったような形をした花の姿は珍しく人目を惹きます。

原産地はアジアやアフリカなどの熱帯地方です。したがって、暑さには強く、寒さにはめっぽう弱いという性質を持っています。

ケイトウは一年草なので翌年は花を咲かすことはありません。

開花の時期は7月から11月のあたたかい時期で、トサカの花の色は赤やピンク、黄色などさまざまです。

 

ケイトウの品種は?

ケイトウの種類は約60種類以上あるとされていて、さまざまなケイトウが存在します。

ケイトウは、大きく5つのグループに分けられるようですので、ここで解説します。

 

クラスタータグループ(トサカ系)

ケイトウといえば、このタイプがスタンダードとして知られています。

トサカの大きさは、個体差がかなりあります。

 

久留米ゲイトウグループ

トサカのような花をしているクラスタータグループとは違い、球状になっています。

ポンッと丸みのあるその花の姿はとても可愛らしく見栄えがすることから、花壇などでの寄せ植えとしても人気のタイプです。

 

羽毛ゲイトウグループ

円錐形をしたふさふさした花穂をつけるのが特徴的な羽毛ゲイトウグループ。

その柔らかさはまるで羽毛。

この長さはにも個体差があり、長い物もあれば短いものもあります。

 

ヤリゲイトツグループ

その名の通り、やりの穂先のような形をした花を咲かせるタイプです。

こちらも、品種によって穂先の長さが異なります。

 

ケイトウを育てるための準備

ケイトウを育てる前に、いくつか準備をしておくものがあります。

植物を育てるときには、事前に以下のものを準備しておくと便利です。

 

  • 剪定バサミ
  • 新聞紙
  • 軍手
  • ビニール袋
  • 霧吹き
  • ジョウロ

 

それぞれの道具について、簡単に説明していきます。

 

準備①土・鉢

鉢は、苗を購入したらまず鉢に植え替えをおすすめします。

購入時のまま育ててしまうと、土が古くなっていたり虫がついていたりする場合があります。綺麗な土と、ケイトウの大きさにあった鉢を準備しておきましょう。

 

準備②剪定バサミ

植え替えの時に剪定バサミは重宝します。

例えば、根が腐っていた場合には取り除かなくてはいけませんが、剪定バサミだととても簡単に切ることができます。

普通のハサミでも切ることは可能ですが、専用バサミではないため余計な力を加えたりしてしまうことで怪我に繋がるリスクがあります。

そのため、植物を育てるのであれば剪定バサミは準備しておきましょう。

 

準備③新聞紙•軍手•ビニール袋

こちらも植え替え時には重宝します。

室内で植え替えを行う場合には、土が散らばらないように広げた新聞紙の上でしましょう。

新聞紙の上で作業することで、土が床に落ちないほか、新聞紙を丸めて捨てるだけで掃除が完了するのでとても楽です。

 

軍手も、植物を育てるのであれば用意しておきたいアイテムです。

土を触ったり植物を触ったりするので、時には手が荒れたり怪我をしてしまうこともあるでしょう。そのため、手を保護できるように軍手は何着かは持っておくのがおすすめです。

 

準備④霧吹き•ジョウロ

霧吹きやジョウロも、植物を育てるのであれば必須アイテムです。

霧吹きは葉水を与えたい時に重宝しますし、ジョウロは鉢植えに水を与える時には必要になります。

水圧で土が飛び散ったり、根を傷つけてしまう恐れがあるため、水道からそのまま鉢に水を与えることはしないようにしましょう。

 

ケイトウの基本的な育て方!

それでは、実際にケイトウの基本的な育て方について解説します。

植物の性質によって管理場所や水やりなど、日頃のケアの方法は異なります。誤ったお世話をしてしまうと、うまく育たなかったり枯れてしまうことも。

そのため、基本的な育て方についてはしっかりチェックしてくださいね!

 

基本の育て方①日当たり・管理場所

ケイトウは日光を好む性質を持っています。

そのため、室内で育てる場合でも屋外であっても日当たりが良い環境下での管理は必須条件です。

ただし、直射日光に当たると葉焼けをしてしまう恐れがあるため、直射日光の当たらない場所で管理するようにしましょう。

室内であれば、レースカーテン越しの窓際が最も最適です。

※植物は基本的にエアコンの風は苦手です。そのため、エアコンの風が直接当たる場所での管理はおすすめしません。エアコンの風が当たると、葉が乾燥し害虫や病気の発生原因になったり、苦手な風を受け続けることでだんだんと元気がなくなってしまうことも。

 

基本の育て方②水やり

ケイトウを植え付けた後は水を切らさないようにたっぷりと与えます。

根が張るまでは水切れにならないようにしっかり水やりをしてください。

根が張ったあとは、土の表面が乾いたら鉢底から流れ出るくらいしっかりと水を与えましょう。

種から育てる場合も同じです。

根が張るまでは水切れを起こさないようにこまめに水やりをしてください。

 

基本の育て方③用土

ケイトウは、土質はさほど神経質にならなくても大丈夫です。

ホームセンターなどで販売している草苗用の培養土でも問題ありません。

自作する場合には、赤玉土7腐葉土3の割合で混ぜ込み使用します。

 

基本の育て方④肥料の与え方

花が咲くまでは10日に一度程度の頻度で液体肥料を与えるようにします。

追肥は必ずしも必要なものではありませんが、肥料を与えることで生育を促進することができます。

 

基本の育て方⑤植え替え

ケイトウは一年草です。

苗の購入時以外では、植え替えは必要ありません。

また、ケイトウは「植え替え」を嫌う性質を持っているので、無闇に鉢を移し替えることはやめましょう。

地植えの場合も定植をしたら、そこからは基本的には移動はさせないでください。

定植のさいには、場所をしっかり吟味したうえで行うようにしましょう。

 

基本の育て方⑥種まき

ケイトウはタネから育てることもできます。

タネまきの最適な時期は5月から6月。

発芽に必要な気温が25度なので、比較的暖かくなってからの時期が最適。

気温が25度に達しない時期に種まきをしてしまうと、発芽せず育たないので注意してください。

ケイトウのタネまきのさいに必要な道具はこちら。

 

  • 育苗用ポット
  • 種まき用の土
  • ケイトウのタネ
  • 液肥

 

種まきの手順は以下の通りです。

  1. 育苗用のポットを用意(3号)
  2. 種まき用の土を敷き詰める
  3. ケイトウのタネを5粒から10粒ほどまく
  4. 発芽まで水切れに注意する
  5. 発芽までは半日影で
  6. 発芽したら日当たりの良い場所へ
  7. 発芽から1週間くらいに液肥を追加
  8. 白い根が出てきたら、鉢またはプランターなどへ定植(発芽から40日前後)

 

このような流れでケイトウのタネをまきます。

 

基本の育て方⑦ケイトウの増やしかた

ケイトウは、挿し木で増やすことができます。

茎を10センチほど切ったら、その茎に付いている葉を落とします。

カットした茎の先端には「発根促進剤」をつけるのもおすすめ。

 

挿し木用の土に挿して、根が出てくるのを待ちます。

水切れには注意してください。

 

ケイトウが気をつけたい病害虫と対処法

ケイトウも植物ですので、病害虫の発生によりトラブルになることはあります。

 

ここでは、ケイトウが気をつけたい病害虫について解説します。

 

病害虫①アブラムシ

 

特に、ケイトウが注意しなければならないのはアブラムシです。

アブラムシは、通気性が悪くなり多湿状態になると発生します。

アブラムシは集団で寄生する特徴を持っているので、アブラムシの存在に気づいた時にはびっしりくっついていることも…。

放っておくと、植物の栄養はアブラムシにどんどん吸い取られ、葉には元気がなくなっていき、最終的に枯れてしまいます。

 

そのため、万が一ケイトウにアブラムシが発生したら早急に駆除するようにしましょう。

薬剤使用のほか、歯ブラシや布で駆除することもできます。

 

発生しても駆除は可能ではありますが、やはり寄生されてしまつたこと自体でダメージは多少なりとも受けてしまうので、発生させないように管理することが大切です。

 

アブラムシは多湿状態になると発生する危険が高くなるので、葉の通気性を良くし日当たりの良い場所での管理で予防しましょう。

 

病害虫②立ち枯れ病

立ち枯れ病は、発生してしまうと他の株まで伝染していく厄介な病気です。

特に、花壇などで複数のケイトウや植物を地植植えしている場合には、伝染することを防ぐためにも発生した株を取り除くようにしてください。

立ち枯れ病は、水はけの悪い環境で多湿状態になること、また日当たりの悪い環境で育てていることで発生する恐れのある病気です。

適切な管理で予防することは可能ですので、日頃からケアを怠らないようにしましょう。

害虫も病気もある程度予防することは可能です。

病害虫が発生してしまってから慌てるのではなく、発生させないためのケアをしっかり身につけましょう。

 

ケイトウの苗の選び方

タネから育てる方法もあれば、苗から育てる方法もあります。しかし、どんな苗でもいいわけではありません。

ここでは、ケイトウの苗の選び方について解説します。

 

選び方①虫や病気が発生していない

ケイトウの苗を選ぶ時には、必ず虫や病気が発生していないかどうかを入念にチェックしましょう。

苗の中には、購入時にはなにかしらのトラブルが発生していることも珍しくありません。

購入後健康なケイトウを育てるには、このようなトラブルがない苗を選ぶことです。

 

選び方②葉が健康的

ケイトウの苗を選ぶ時には、葉っぱが健康的な苗を選びましょう。

葉っぱが枯れていたり元気がない苗は、すでに弱っている可能性があります。

ちなみに、このような弱っている苗は本来の販売価格よりも値引きされていることも珍しくありません。

そのような苗を購入しても、元気に元通りにできる保証もありませんし、トラブルが増えていく可能性も。購入する前に、必ず葉や土の入念なチェックをしましょう。

 

ケイトウの花言葉は?

ケイトウの花言葉は「おしゃれ」「個性」「色褪せぬ愛」「気取り屋」「風変り」です。

トサカのような珍しく個性的な花を咲かせる特徴があることや、とても鮮やかでおしゃれな雰囲気を持つケイトウにはぴったりの花言葉です。

「色褪せない愛」という花言葉もあることから、ケイトウを使った寄せ植えギフトを大切な人に贈るのもおすすめですよ。

 

番外編!ケイトウを寄せ植えに!相性のいい花

ケイトウは、夏から秋にかけて花壇を彩る代表的な花です。

もちろん、ケイトウ単独でもとても存在感があり美しいですが、ケイトウは寄せ植えをしてより美しさを際立たせ楽しむ方法もあります。

もちろん、プランターや大きめの鉢で寄せ植えを楽しむことも可能です。

ただし、植物には相性があり、寄せ植えする場合は植物同士の相性に気をつけなければなりません。

ここでは、ケイトウとの寄せ植えで相性のいい植物を紹介します。

 

ハツユキカズラ

名前 ハツユキカズラ
原産地 日本、朝鮮半島
学名 Trachelospermum asiaticum ‘Hatsuyukikazura
英名 Asian Jasmine ‘Hatuyukikazura
科目 キョウチクトウ科
属名 カカズラ属
耐寒性 強い
耐暑性 強い
花色 ピンク・白

ハツユキカズラは、その名の通り葉の上に雪が乗ったような模様が特徴的です。

葉はとても小さく、また新芽はピンクと白の不定形な班が入りとても可愛らしい一方で、全面的に主張をしてこない雰囲気も相まって他の花を際立たせ名脇役の植物でもあります。

 

アイビー

名前 アイビー
原産地 ヨーロッパ、北アフリカ、西アジア、カナリア諸島
学名 Hedera helix
英名 English ivy
科目 ウコギ科
属名 ヘデラ(キヅタ)属
耐寒性 強い
耐暑性 強い
花色 赤•ピンク•黄•オレンジ•淡緑

生命力と繁殖力の強さからグランドカバーとしても人気のあるアイビー。

葉の形は品種により異なりますが、丸やハートなどさまざまです。

 

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まとめ

今回は、個性的な花を持つケイトウについて解説しました。

ケイトウはその花の姿が珍しく、小さいながらもとても存在感のある植物です。カラーバリエーションもさまざまで、色鮮やかなケイトウは美しいですよね。

また、ケイトウは寄せ植えにも適していますのでぜひ花の寄せ植えで秋の訪れを感じてみましょう。