観葉植物をオシャレに飾るプランターの選び方・簡単にDIYするコツ
お家時間が増えた昨今、家庭で植物を育てる人が増加しています。
観葉植物を買ったはいいけれど、100均や園芸ショップで買ってきた観葉植物をそのまま飾っていませんか?
観葉植物を家で観賞するなら、いっそインテリアの一部のようにオシャレにできたら素敵ですよね。
でも植え替えるのも面倒だし、サイズの選び方もわからない……そんな方のために、この記事ではあなたにピッタリなプランターを選ぶコツを紹介していきましょう。
実はちょっとしたアイデアで、観葉植物をオシャレに見せるコツがあるんです。
さらに家にあるもので簡単にDIYする方法も伝授しますので、最後までチェックしてみてくださいね。
観葉植物のプランターの選び方
観葉植物はお部屋を彩るアイテムとして人気が高まっています。
インテリアグリーンは空気をきれいにする作用の他にも、多忙な現代人の心をリラックスさせてくれる効果も期待できるのです。
また、お部屋にマッチしたプランターとコラボすることで、よりステキな雰囲気を演出できるでしょう。
つまりプランター選びは、観葉植物をよりドレスアップするツールなのです。ここではオシャレなプランターを選ぶポイントを紹介しましょう。
サイズの選び方について
最初に気をつけたいのは、プランターのサイズについてです。
プランターは大きければ大きいほど良いと考えがちですが、植物に対してプランターが大き過ぎるとオシャレに見えません。
ですから洗練された雰囲気を出したい場合は、植物の根に対してひと回り大きなサイズのプランターをチョイスしましょう。
そのためには、あらかじめ植物の根の大きさを測っておくと安心です。
何回も植え替えするのが面倒だと感じる方もいらっしゃると思いますが、植物にとっては少しずつプランターを大きくしていった方がいいでしょう。
その理由は、最初から大きなプランターに植えてしまうと根がまとまらずに隙間だらけになってしまう危険があるからです。
また逆にプランターが小さ過ぎても根が生長不良になり、植物にとってマイナスになります。
カラーや素材にも凝ってみよう
プランターは、お部屋の雰囲気に合わせたカラーを選ぶとオシャレに見せることができます。
どんな素材をチョイスするかによっても、全く違った佇まいになるのが面白いですよ。
初心者の方に扱いやすいのは、プラスティック素材。お手入れがしやすく軽いので、とても人気が高いです。
ただしそれぞれの素材には、メリットとデメリットがあります。
詳しくは下記の項で紹介していますので、チェックしてみてくださいね。
深さのあるプランターを使用するときの工夫
観葉植物の種類によっても根の深さが違うため、プランターの深さ(高さ)にもこだわりましょう。
基本的には上に伸びていくパワーがある観葉植物は、根が伸びる速度も速いため、直径だけではなく高さもチェックするのがおすすめです。
ただし高さがあるプランターほど、土の容量が増えるので水分を蒸発させるスピードは遅くなります。
したがって、根腐れを起こしやすくなるのがデメリットです。深さがあるプランターを使う場合は、鉢の底に軽石や黒曜石を敷いて、水はけを良くしておきましょう。
プランターの素材の特徴
プランターには、色々な種類や素材・カラーがあります。
あなたは、どんな素材のプランターが好きですか?
観葉植物の緑をより美しく見せるためには、どんな素材を選んだら良いのでしょうか。
ここではプランターの素材の特徴を紹介していきますので参考にしてください。
プラスティック
プラスティックの素材は、価格がお手頃・軽い・壊れにくいなどのメリットがあり広く人気があります。また、カラーやデザインが多彩な点もうれしいポイントです。
例えばミニサイズの観葉植物を、窓際に並べて置く際にも活用できますし、サイドに切り込みが入ったスリットプランターを壁掛けにしても素敵ですね。
プラスティック素材のデメリットは熱がこもりやすい点なので、梅雨時の管理には注意しましょう。
ただしコスパも良いので、植物を育てるのが初めての方や、定期的に模様替えしたい方にはおすすめです。
陶器
陶器のプランターはデザイン性が高いので、お部屋をオシャレにしたい方に向いています。
通気性にも優れており重量感もあるので、室外に置く際にもおすすめです。
でも壊れやすく重みもあるため、日当たりの問題などで何度も入れ替えが必要な場合は不向きと言えるでしょう。
またコーティングしてあるタイプは、手触りも良く汚れが付きにくくなるものの、通気性が悪くなってしまう欠点があります。
木製プランター
木製のプランターは通気性が抜群なので、植物にとってはうれしい環境を作ることができるでしょう。
また木で出来ているため、観葉植物との相性も良く、見た目にもナチュラルな雰囲気を創り出すことが可能です。
ただし木製は苔が生えてくる心配や、温度差によって朽ちやすくなるデメリットがあります。したがって木のプランターをチョイスする場合には、下側にビニールなどを敷いてから土を入れると水が直接触れる心配もなく安心です。
素焼き(テラコッタ)
素焼きのプランターは土で出来ているので、植物には優しいアイテムです。
また小さな穴がたくさん空いているため、植物にとって心地よい環境を生み出すことができるでしょう。
素焼きのプランターは、植物にとって比較的いいことばかりですが、わずかな衝撃で割れてしまうこともあり、野外に置くのはおすすめできません。
またシンプル過ぎるので、オシャレ感がないところもデメリットでしょう。しかし転写シールなどを使ってリメイクする方法もありますよ。
植物のことを一番に考えるなら、素焼きのプランターがおすすめです。
布(不織布)製プランター
不織布製のプランターは、私たちが普段使っているマスクのような素材で作られています。
軽いので女性にも扱いやすく、植物にとってもうれしい環境を作れるのがメリットです。
布が持つ性質上バケツのような形をしているアイテムが多く、持ち運びしやすいように取っ手がついています。
また値段も比較的安いので、プランターにお金を掛けたくない方にもおすすめです。
不織布製は軽いので、風が吹くと倒れやすいのがデメリットになります。
ブリキ缶プランター
ブリキ缶は独特の味わいを楽しめて、100円均一にも販売されているため安価な点もメリットです。
またリメイクしやすいので、個性的なプランターが好みの方にもおすすめですよ。
ただしブリキ缶は熱がこもりやすく、夏場はかなり高温多湿になります。特に屋外に置く場合には注意しましょう。また、錆びやすい点もデメリットです。
放っておくと2年くらいで錆びてしまうため、錆止めペンキなどでコーティングすることをおすすめします。
セメント
男性に人気があるのがセメント素材のプランター。
シンプルですが、意外とインテリアに溶け込みやすい点が採用されているポイントではないでしょうか。
セメントは頑丈なので野外でも使いやすく、雨や風にも強いです。また背の高いものやコロッと丸いフォルムまで揃っていて、デザイン性が高い点でも評価されています。
ただしちょっとした衝撃に弱いという欠点もあります。
持ち上げたり移動するときには、落とさないように充分に注意しましょう。
オシャレなプランターの選び方
プランターにはさまざまな種類があり、ホームセンターなどに行くとズラリと並べられています。あまりにもたくさんあるので、一体どれを選べば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。
そんな時には、植物のタイプに合わせたプランターを選ぶのがおすすめです。
背が高い観葉植物に合うプランター
背が高く大きく生長するタイプの観葉植物におすすめのプランターは、シャープなスクエアタイプです。
例えば茎が長く株が小さい台形を逆さまにしたように生長する植物には、広がっていく葉の形に合わせたデザインを選ぶとスタイリッシュな雰囲気になります。
またサンセベリアのように勢い良く伸びるタイプの植物には、樹形に合わせたストレートなスクエアタイプのプランターがおすすめ。
つまり観葉植物のシルエットに合わせたプランターをチョイスすると、洗練された外観を創り上げることができます。
また安定感があるキューブタイプも、背が高い観葉植物に最適です。
高く伸びる植物は根も真っ直ぐに伸びるため、ある程度高さのあるアイテムを選ぶと生長を妨げることがなく安心ですよ。
ミニサイズの観葉植物に合うプランター
観葉植物にとってプランターを選ぶのは、私たちが着る洋服を選ぶような感覚です。
小さいサイズの観葉植物は手軽に飾ることができるので、お部屋の雰囲気に合わせて色々と替えてみるのも楽しいでしょう。
例えばソレイロリアやペペロミアなど、こんもりと丸みがあるシルエットの観葉植物にはコロンとふくらみがあるボールプランターがおすすめです。
中でも陶磁器のアイテムは温かみがあるので、どんなお部屋にも馴染みます。ソーサーがセットになっているものを選ぶとオシャレ度がアップしますね。
また、コニファーなど菱形シルエットの観葉植物には、スタンダードタイプやコニック型を選ぶと良いでしょう。
さらにガジュマル・テーブルヤシなどのアジアンテイストの観葉植物なら、どっしりとしたセメントタイプのプランターが似合います。
もし迷った時には、口径と深さが等しくバランスの取れたアイテムを選んでみてください。
寄せ植えに適したプランター
観葉植物を寄せ植えするなら、育ち方が同じものを選ぶと失敗しません。
例を挙げると、土の表面が乾いたら水を与えるタイプの観葉植物のポトス・アジュガ・アイビー・トラディスカンティア・オキシカルジュームなどをまとめると良いでしょう。
高さのある観葉植物のはす向かい(対角線上)にツル性の観葉植物を植えるのがコツです。
その際のプランターは、ヴィンテージ感がある横長のウッドタイプがおすすめになります。
セメントプランターは、モダンな雰囲気の部屋に向いています。
また、室外に置くのなら、レンガ調のパーテーションタイプのプランターもおしゃれです。
オシャレなプランターカバーのおすすめ3選
植物を育てるのが初めてと言う方は、植え替えをするのは荷が重いと感じるかもしれません。そんな時には、鉢をそのまま入れるだけの鉢カバーがおすすめですよ。
カバーにも色んな素材があります。天然の竹やラタンを使用したもの・樹脂製のものなど、あなたのアイデア次第でさまざまな演出が楽しめるアイテムがたくさん揃っていますよ。
ここでは特におすすめのプランターカバーを紹介します。
籐(ラタン)タイプ
籐タイプのカバーは、天然の素材を編み込んで作っています。
籐とは熱帯アジアが原産のヤシ科の植物のこと。
籐の良さは夏に湿気を吸い上げ、冬には余分な水分を排出して乾燥を防ぐことにあります。植物にとってやさしい環境を作れる点も魅力ですね。
籐の天然の色味はシンプルにもナチュラルにも演出できて、飾るだけでお部屋をリゾート風の空間に変えてくれるでしょう。
アジアンテイスト風のインテリアとは特に相性が良いです。
ワイヤータイプ
お部屋をアンティーク調にしたい方におすすめなのは、ワイヤータイプのカバーになります。
特にハンギングタイプは、お部屋のデッドスペースにも飾れる優秀なアイテムです。ワイヤータイプはお値段も安く、アイデア次第でどんな雰囲気にも変えることができます。
お庭ではベランダやフェンスにも掛けることもできて便利ですよ。
木製タイプ
次におすすめするのは木製タイプのプランターカバーです。
できるだけシンプルな形を選ぶことで、観葉植物を引き立てることができるでしょう。
木のメリットは見た目のオシャレさだけではなく、断熱効果があるので冬場の管理にも最適なところです。
観葉植物は寒さに弱いタイプが多いので、木の温もりがうれしいですね。
ただし鉢カバーにはプランターとは違い、水を排出する穴がなくそのまま使用すると傷んでくることがあります。
特に木は水分に弱いので、受け皿付きのプランターを使用するようにしましょう。
家にあるものでプランターをDIYしてみよう
お部屋を自分好みにデザインしたいと思っていても、それほど予算をかけたくない方もいらっしゃるでしょう。
そんな方におすすめなのは、気軽にできるDIYです。
あなたも身近にあるアイテムを使ってセンスアップした空間を作ってみませんか。
ここではお家や100均で購入できるものを使って、観葉植物のプランターを作るコツを紹介します。
好みの空き缶をリメイク
最初に紹介するのは空き缶を使ったリメイクです。
空き缶にも色々なサイズがあるので、植えたい植物より一回り大きな缶を選びましょう。
缶を切る必要がある時には切り口が鋭くなっているので、ペンチなどで潰して使用してください。
そして、中をきれいに洗いラベルを剥がしたらよく乾かします。
次に缶の底に釘を当ててハンマーを使って何か所か穴を開けましょう。
さらにシェラックでコーティングしたら、好きなラッピングペーパーを貼り完成です。
コーティングが少し大変ですが、缶が錆びるのを防ぐ効果もあるのでひと手間掛けると安心ですよ。もし缶のラベルが気に入って剥がしたくない場合は、そのまま使用する方法もあります。
たまごの殻
次はたまごの殻を使ったDIYです。
たまごの殻は自宅でお料理に使ったものを良く洗って使用しましょう。
また水はけのために穴を空ける時には、割れやすいので気をつけてください。(キリや画びょうなどを使うと良いです。)
あとは土を入れて、たまごが入っていたパックに飾れば完成になります。
多肉など小さめな植物を入れるとかわいいですよ。
キッチンなどに飾っておくだけで癒しの空間になります。
牛乳パックをアレンジ
次に紹介するのは牛乳パックを使ったアレンジ方法です。
牛乳パックは水にも強くタフなので、半分にカットするだけでも使用することができます。
横長にしたい場合は、カッターでくり抜いて使いましょう。
水はけを良くするために、牛乳パックの底に穴を開けるようにしてください。
また好きなマスキングテープやシールを貼ることでオリジナル感が出ます。
オシャレなプランターで観葉植物をもっと楽しもう
見慣れている観葉植物でも、プランターを変えるだけでオシャレになります。
お部屋の雰囲気に合った素材や、好みのデザインを選んで植物をもっと楽しみませんか。
わたし達にとって、お家で寛ぐひとときは心と身体を休める貴重な時間です。
インテリアの一部になるような素敵なプランターを選んで、居心地のいい環境を作りましょう。