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8月の誕生花一覧|月別・日別の花言葉もご紹介

誕生月によってシンボルとなる誕生石が決まっているように、誕生月によってもお花があることをご存じでしょうか。

誕生花を知ることは、その月に見頃を迎える旬の花を知ることでもあります。

誕生日プレゼント用の花選びの参考や、ご自身の誕生日近くに旬を迎える花を知るという意味でも、とても興味深いコンテンツです。ぜひ楽しんでご覧になってみてくださいね。

 

誕生花は月と日ごとに決まっている

誕生花は、誕生石のように12ヶ月それぞれだけではなく、365日の各日別に花が割り当てられています。

ただし、このような誕生月花や誕生日花は、国や地域、さらにお花屋さんによって若干のバラつきがあります。

明確に振り分けられているものではなく、その月やその日に見頃を迎える旬のお花が割り振られていたりと、やや曖昧な部分もあることを理解しておきましょう。

 

8月の誕生月花【ヒマワリ】

 

科・属 キク科・ヒマワリ属
和名 向日葵(ひまわり)
英名 Sunflower
学名 Helianthus
原産地 北アメリカ
花言葉 「あなただけを見つめている」「愛慕」「崇拝」「熱愛」

 それではまず、月ごとの誕生花として、8月に設定されているお花からご紹介します。

8月の誕生月花は「ヒマワリ」です。夏の盛りである8月らしいお花ですね。

梅雨が終わる頃に咲き出すヒマワリは、太陽のある方角へ花を向ける性質があります。そのため、「あなただけを見つめている」「愛慕」「崇拝」という花言葉が付けられました。

夏生まれの人には、夏らしさ満点のヒマワリの花束でお祝いしたいですね。他の花材と組み合わせるのも良いですが、あえてヒマワリだけをシンプルに束ねたフラワーギフトもおすすめです。

 

8月の誕生日花一覧

続いては、8月1日から8月31日までの、日別に添えられている誕生日花を見ていきましょう。

誕生日花はその日ごとに数種類がありますが、この記事ではそのうちの1種類に絞ってその日の花をご紹介していこうと思います。

 

8月1日【アサガオ】

先述したヒマワリに次いで夏らしさを感じるのが「アサガオ」です。

日本の夏の風物詩でもあり、浴衣の柄など和風のモチーフにアサガオの花柄がよく使われている人気のお花ですね。

アサガオといえば支柱につるを絡ませて伸びていく姿がおなじみですが、このつる性の特徴から「固い絆」「結束」などの花言葉が付けられています。

奈良時代にはすでに日本へ持ち込まれていましたが、日本へやってきた当時は、花の色が薄く、観賞用としては不向きでした。しかし江戸時代にアサガオが大流行したことから品種改良が重ねられ、現在のような絞り染めのような美しいアサガオの姿が誕生しています。

 

8月2日【カンナ】

トロピカルな雰囲気を持つ「カンナ」は、赤やオレンジ、黄色などのビビッドな花色が多いお花です。

花びらには斑状の模様や混色のものなどバリエーションがあり、カンナの花は少しユニークな花びらの形をしていますが、これは雄しべを6本伸ばしていき、そのうちの1本だけを残して、他の5本を花びらへ変化させるためだと言われています。

カンナの花は暑さにとても強く、暑い日ほど生き生きと咲いているようにも見えます。花期が長いことも魅力のひとつで、早いものでは6月頃から咲き出し、秋の終わり頃まで長い期間楽しむことができるでしょう。

 

8月3日【ブッドレア】

和名で「房藤空木(ふさふじうつぎ)」と呼ばれている「ブッドレア」は、和名に「藤」と入っているように、藤色の小花を円錐状に集めて咲かせるお花です。

藤の花ほどのしなやかさや繊細さはありませんが、その咲き姿は藤の花を思わせます。

そんなブッドレアの最大の魅力は、花の持つ甘い香りです。その芳香に多くの虫たちが引き寄せられることから、英名では「バタフライブッシュ」とも呼ばれています。

藤に似た紫色以外にも、青やピンク、黄色などのカラーバリエーションもあるので、色ごとに違った雰囲気を楽しめますね。

そんな甘い香りが魅力的なブッドレアは、「魅力」「あなたを慕う」「親しみのある関係」「信仰心」などの花言葉を持っています。

 

8月4日【フロックス】

艶やかな花姿が美しい「フロックス」にはいろいろな呼び名がありますが、一般的には「フロックス」もしくは「宿根フロックス」の名前で流通しています。和名では、この艶やかな花姿から「花魁草(おいらんそう)」という名前もあり、一説では、フロックスの香りが花魁の使っていた白粉に似ていることから名付けられたそうです。

花の形がキョウチクトウに似ているため、「草夾竹桃(くさきょうちくとう)」という別名もあります。

フロックスの花はどの花びらも大きさが同じで、統一感があります。

同じ大きさの花びらを持ったフロックスたちが集まって咲く姿は、まとまりがあり調和性を感じることができるでしょう。そのため、花言葉には「合意」や「協調」、英語圏においても「harmony(調和)」「Our souls are united(私たちは魂で結ばれている)」などの協調性や結びつきといった人との関係性を表す花言葉が多く並んでいます。

 

8月5日【エリカ】

ツツジ科の花である「エリカ」は、スズランのようなベル型の花や、壺のような細長い筒状の花など、花の形に種類があります。このような形の小花を枝先にたくさん咲かせるため、可愛らしい雰囲気を持っているお花なのです。

繊細そうな見た目を持ちながらも、植物が自生するにはやや過酷な、整地されていない荒野にも根を下ろすほどタフさを持っている植物です。

イギリスにおいては「Heath」、ドイツでは「Heide」と呼ばれていますが、そのどちらもが「荒野」という意味を表します。

控えめな花姿から、花言葉には「謙遜」「博愛」などを持ちつつも、荒野に咲く様子から「孤独」「寂しさ」の花言葉も持っています。

 

8月6日【トレニア】

「トレニア」は、白地の花びらの周りに、くっきりとしたあでやかなピンク色の帯が縁取るように色づいた、色の対比が美しいお花です。

このような色づきは覆輪と呼ばれ、トレニアには基本的に白地の花びらが多いのですが、他にも青地に紫色の覆輪が入ったものもありますよ。

花の形がスミレの花に似ているため、和名では「夏菫(なつすみれ)」とも呼ばれています 。

トレニアの花言葉には「ひらめき」「温和」「愛嬌」「可憐」「大切な人のそばで」などやさしげな雰囲気の言葉が並びますが、「ひらめき」の花言葉は、2つに分かれた雄しべに触れると花が閉じるという性質が由来です。

 

8月7日【カルミア】

ツツジ科の「カルミア」は、五角形のお皿型に花を咲かせ、レース傘を広げたような可愛い形です。

花のひとつひとつは小ぶりで、どことなく作り物めいたお菓子のような、ミニチュアのお皿のような雰囲気があります。

カルミアはつぼみのうちは金平糖のようなチャーミングな姿をしていて、淡い桃色のカルミアのつぼみは、まるで甘い砂糖菓子のようです。

アメリカシャクナゲとも呼ばれるカルミアには、「優美な女性」「大きな希望」「野心」の花言葉があります。

 

8月8日【ブーゲンビリア】

南国の花という印象が強いブーゲンビリアは、実は棘を持っているお花です。そのため、ハワイでは「花の悪魔」と呼ばれることもあるようです。きれいな花には棘があるものなのですね。

ブーゲンビリアの鮮やかに色づいた花びらに見える部分は本当の花を包んで守っている「苞(ほう)」という組織で、葉の一部になります。

そのためか「薄情」という花言葉が付けられていますが、ブーゲンビリアには他にも「情熱」「熱心」「魅力」「あなたしか見えない」「あなたは魅力に満ちている」「秘められた思い」などの、恋愛に関する情熱的な花言葉をたくさん持っていますよ。

  

8月9日【ホオズキ】

お盆のシーズンが近づいてくると、花屋さんやスーパーの花売り場などで見かけるようになるのが「ホオズキ」です。

多く流通している観賞用のホオズキといえば、朱色の実の形を思い浮かべますが、本来ホオズキは生成色の花を咲かせることをご存じでしょうか。開花して受粉をすると、果実と一緒に萼(がく)もどんどん大きくなっていき、果実よりも大きくなって果実を包んで守ります。緑色だった萼は徐々に変化していき、私たちがよくホオズキを目にする8月には、おなじみの朱色の姿に色づきます。

故人が現世まで迷わぬよう目印となる盆提灯として飾られるホオズキには、「自然美」「心の平安」の花言葉が付けられています。

 

8月10日【ハイビスカス】

ハワイのシンボルともいえるハイビスカスの花は、日本では沖縄で多く見かけることができます。ハイビスカスは英名では「チャイナローズ」と呼ばれることもあり、バラの花のように繊細で美しい艶やかな姿をしています。

この美しい花の姿から、「繊細な美」「華やか」の花言葉を持っています。

ハイビスカスの花は基本的には一日花で、夜にはその美しい花が萎んでしまうもの。しかし、次々と新しいつぼみを作って花を咲かせていくので、長く観賞を楽しめますよ。

この新しい花をどんどん咲かせていく性質から、「新しい恋」「常に新しい美」といったポジティブな花言葉も付けられています。

 

8月11日【ゼラニウム】

小ぶりな花をいくつか集めて咲かせるゼラニウムは、丸みを帯びた葉からとても良い香りがするため、ハーブとしても楽しまれている草花です。

ゼラニウムの葉の香りは虫が苦手とする匂いなので、ガーデニングではゼラニウムを虫除けとして植えることも多くあります。

ゼラニウムの花色には定番の可愛らしいピンク色以外にも、赤や紫、白や黒に近い紫色のものも存在します。

和名では「天竺葵(てんじくあおい)」とも呼ばれ、この天竺とは日本などで「インド」を指す古い呼び方です。ハーブや虫除けとしても役立つゼラニウムは、「尊敬」「信頼」「真の友情」 「育ちの良さ」といった素敵な花言葉をたくさん持っています。

 

8月12日【タンジー】

キク科の「タンジー」は、丸い粒がぎっしりと詰まったような丸い花を咲かせる、独特な香りを持っているハーブの一種です。花のひとつひとつは小さく、花径は1センチほどになります。

タンジーからは甘みと苦みが混じり合ったような独特な香りがして、この匂いは虫が嫌うため害虫対策としてお庭や花壇に植えられます。タンジーの花で作った匂い袋や、花束にして吊るすことで虫除けにも使われてきました。

花の様子がヨモギの花に似ているので、和名では「蓬菊(よみぎぎく)」とも呼ばれます。

鮮やかな黄色が美しいタンジーは、ドライフラワーとしても人気の高いお花です。

 

8月13日【サギソウ】

ラン科の「サギソウ」は、漢字では「鷺草」と表すように、鷺が白い羽を広げて優雅に空を羽ばたいているような、芸術的な花姿が魅力のお花です。左右対称に広がる細かい切れ込みの入った繊細な花びらが、より鷺の羽を思わせます。

そんなサギソウには、「清純」「繊細」「夢でもあなたを想う」という、優美でしとやかな花姿にふさわしい花言葉が並んでいますよね。

球根植物であるサギソウは寒さには弱く、以前は東北地方を除く日本の各地で自生している姿が見られましたが、近年では乱獲が行われたことで自生数が著しく減っています。

サギソウの管理はポイントさえ抑えれば育て方は難しくないので、鉢植えで育てて、ぜひ美しい花を咲かせてみてくださいね。

 

8月14日【ウスベニアオイ】

「ウスベニアオイ」の花は、近年「夜明けのハーブティー」として人気が出ている「ブルーマロウ」の名前でご存じの方が多いかもしれませんね。

ウスベニアオイの花をよく乾燥させ、花びらでハーブティーを作ると美しい青色のハーブティーが抽出されます。さらにそこへレモン果汁などの酸性のものを加えると、徐々に紫色からピンク色へと変化していくのです。

青色を夜に、透き通るピンク色を朝焼けに例え、「夜明けのハーブティー」と呼ばれています。味はほとんどしないので、ブルーマロウティーは味よりも見た目の美しさを楽しむハーブティーです。

効能としては炎症による痛みを緩和してくれるため、ウスベニアオイには「穏やか」の花言葉があります。

 

8月15日【ハス】

池に浮かび上がるようにして咲く幻想的な姿を持つ「ハス」は、泥水の中からでも清い花を咲かせる様子から「清らかな心」「神聖」の花言葉があります。

仏教においては、極楽浄土にはハスの花が咲いていると考えられており、仏様もハスの台(うてな)に立っているなど、神聖な花として扱われているようです。

 

8月16日【ダチュラ】

ナス科の花である「ダチュラ」は、「朝鮮朝顔(ちょうせんあさがお)」「曼荼羅華(まんだらげ)」の別名も持っています。

花の形はアサガオのように漏斗型をしていますが、アサガオの仲間ではありません。アサガオのような見た目以外にも、トランペットのような花を咲かせる「エンゼルス・トランペット」という園芸品種もあります。

ダチュラの花からはエキゾチックな甘い香りがするため、魅惑的な香料として香水にもよく使われています。ただし、葉には多くの有毒アルカロイドを含んでおり、誤って摂取すると中毒症状が表れますので注意が必要です。

美しい姿と香りながらも毒を持つ性質から、ダチュラには「夢の中」「あなたを酔わせる」「愛嬌」「愛敬」「deceitful charms(人をだます可愛さ)」という花言葉を持っています。

 

8月17日【ネムノキ】

「ネムノキ」は夜になると、鳥の羽のような葉を左右で合わせるように閉じる「就眠運動」の性質を持つ植物です。

近年人気の高い観葉植物「エバーフレッシュ」は、和名では「赤莢合歓木(あかさやねむのき)」と呼ばれ、ネムノキと同じマメ科で同じ性質を持っています。しかし、ネムノキは寒さに強く日本にも自生して、エバーフレッシュは寒さに弱く日本の環境では自生できないという違いがあるため、購入の際は注意してくださいね。

花言葉には「歓喜」「胸のときめき」があります。

 

8月18日【エーデルワイス】

高山に咲く珍しい花というイメージが強い「エーデルワイス」は、日本では自生しておらず、ウスユキソウ属の高山植物全般をエーデルワイスとして呼んでおり、なかなかお目にかかるのは難しい花です。

世界的なミュージカル映画の劇中歌としても有名なエーデルワイスは、花びらのような白い部分がやわらかく細かい毛で覆われており、ふわふわとしています。

花言葉には「奥ゆかしい美しさ」「高貴」「勇気」「大切な思い出」​「noble courage(高潔な勇気)」「daring(大胆不敵)」などを持っており、花の名前はドイツ語で「高貴な白」が由来となっています。

 

8月19日【スイセンノウ】

紅色の鮮やかな花色が美しい「スイセンノウ」は、カップ状の小さな花を上向きに咲かせる愛らしい姿のお花です。

漢字では「酔仙翁」と表しますが、この名称は、京都の仙翁寺という寺で開花したスイセンノウの花色が、酔った人の赤らんだ顔に似ていたことに由来します。花いろのバリエーションが豊かで、色のグラデーションも楽しめますね。

毎年開花する性質から、「私の愛は不変」「いつも愛して」「好感」の花言葉を持っています。

 

8月20日【ヤツシロソウ】

「ヤツシロソウ」はキキョウやリンドウによく似た花を上向きに咲かせ、花の姿がカンパニュラにも似ているため、「リンドウ咲きカンパニュラ」という別名も持っています。もともとは熊本県八代市で発見された花であることから、地名にちなんで「八代草(やつしろそう)」と名付けられました。

花言葉には「従順な人」「誠実」がありますが、花を上向きに健気に咲かせる様子から思い浮かべられたのかもしれませんね。

ヤツシロソウは暑さに弱い花なので、鉢植えやガーデニングで育てる場合は、夏場の暑さ対策に注意が必要です。

 

8月21日【ブルーベリー】

食用の青い果実としておなじみの「ブルーベリー」は、壺型の小さく可愛い花を咲かせるのをご存じでしょうか。

ブルーベリーの苗はホームセンターなどでも販売されていますので、ご家庭で気軽に育て始めることができますよ。

ブルーベリーの実をご家庭で収穫したいときは、2品種以上の苗を植えて育てていくとたくさん結実しやすくなりますよ。花や果実の収穫だけではなく、秋になると葉が紅く色づく姿も眺められるでしょう。

おいしい実を作ってくれるブルーベリーには、「実りある人生」「思いやり」の花言葉があります。

 

8月22日【クルクマ】

「クルクマ」の名前だといまいちピンとこないかもしれませんが、「ウコン」の名前であればご存じでしょう。正確に言うと、食用のものをウコン、観賞用のものをクルクマと呼びます。英名では「Siam tulip(サイアムチューリップ)」と呼ばれるクルクマですが、確かにチューリップとハスを足して割ったような姿をしています。

ほんのりと桃色に色づいている部分は、苞(ほう)という葉が変化してできたもので、この苞に守られて本当の花がひっそりと中心に咲いています。そのため、観賞期間が長いのが魅力的なお花です。耐暑性があり、日本の暑い夏でも長持ちしやすいため、贈り物にも最適ですよ。

 

8月23日【ボダイジュ】

チェコの国花として指定されている「ボダイジュ」は、黄色い小花を下向きにたくさん咲かせます。英名では「Linden」と呼ばれ、ハーブティーやアロマの香料としても親しまれています。

このボダイジュには「conjugal love(夫婦愛)」「matrimony(結婚)」という日本でも英語圏でも共通の花言葉がありますが、これはギリシャ神話に登場するフィレモンとバウキスという老夫婦の話が由来です。

フィレモンとバウキスは、互いの死によって離れることを恐れ、フィレモンは樫の木に、バウキスはボダイジュへと姿を変えて、肉体の死に怯えることなくいつまでも仲睦まじく暮らしたという言い伝えがあります。

ちなみに、釈迦が悟りを開いた菩提樹は、クワ科の印度菩提樹(いんどぼだいじゅ)のことであり、ここでご紹介しているアオイ科シナノキ属のボダイジュとは別の木になります。

 

8月24日【ケイトウ】

漢字で「鶏頭」と書かれるように、鶏のトサカのような姿がユニークな「ケイトウ」ですが、この定番の姿以外にも、キャンドル型や円錐型、ふさふさとした姿などバリエーションが豊富にあり、それぞれの姿によって印象がかなり変わるお花です。

乾燥させても鮮やかな色合いが残りやすく、中でもキャンドル型のケイトウはドライフラワー用の花材としても人気です。

この色が褪せにくい性質から、「色あせぬ恋」や、個性的な姿から「個性」「おしゃれ」といった花言葉を持っています。ケイトウにはビビッドカラー以外にも、淡いパステルカラーなど色も豊富に展開されているので、色によっても異なる雰囲気をお楽しみください。

 

8月25日【アンスリウム】

ハート型の鮮やかな赤い仏炎苞が美しい「アンスリウム」は、ハワイではバレンタインデーに贈る花として有名です。

日本ではこの仏炎苞をうちわに例えたことから、和名では「大紅団扇(おおべにうちわ)」の名前が付いています。定番の赤色以外にも、薄めのピンクや白などのバリエーションがあります。

ハート型から恋愛的なイメージの強いアンスリウムには、「恋にもだえる心」の花言葉があります。

 

8月26日【ユウゼンギク】

爽やかな紫色の小花がたくさん集まって咲くユウゼンギクは、その咲き姿が染め物の手法である、花柄などの模様を美しく描くことができる「友禅染」に似ていることが名前の由来です。

花びらの一枚一枚は細長く繊細な印象で、落ち着きがある和の雰囲気も感じられるお花となっています。

花言葉には「若者に負けぬ元気」「老いても元気で」があり、敬老の日にプレゼントするフラワーギフトとしても人気がありますよ。

 

8月27日【ユウガオ】

ユウガオは、漢字では「夕顔」と表記され、夕方に咲かせた花が翌日の午前中に萎んでしまいます。朝に咲いて夕方に花が萎むアサガオと対照的なお花ですね。

ヒルガオ科の仲間であるアサガオやヒルガオと花の形がよく似ているのですが、ユウガオはウリ科ユウガオ属に分類されるため、違う植物になります。

源氏物語にも夕顔の君のエピソードとして登場するため、平安時代にはすでに栽培されていたのではないかと考えられているお花です。花言葉には「はかない恋」「夜の思い出」があります。

 

8月28日【エリンジウム】

「エリンジウム」は銀色がかった球状の花の周りに、総苞という美しく色づいた葉が花を装飾するように囲んでおり、造形的な美しさのあるお花です。「エリンジューム」「エリンジウム」の呼び方でも流通しています。

エリンジウムの花言葉は「秘めた愛」「秘密の恋」です。

定番の品種は「エリジウム・プラナム」で、ややシルバーめいた青紫色の花が特徴的です。

白色の「エリンジウム・ギガンチューム」という品種も存在します。もともと乾燥気味のお花なので、ドライフラワーにしても美しく人気があります。

 

8月29日【サルスベリ】

漢字では「猿滑」もしくは「百日紅」と表記されるサルスベリの木は、木登りの名人である猿さえも登るときに滑ってしまうほど、木の幹がツルツルとなめらかであるのが名前の由来です。一方で、長い期間花を咲かせてくれることから、「百日も紅い花を咲かせる=百日紅」という表記もされています。

ピンクや紫、白などの花が夏空の下で爽やかに咲く姿は清涼感がありますね。花言葉には「雄弁」「愛嬌」「あなたを信じる」があります。

 

8月30日【スパティフィラム】

サトイモ科のスパティフィラムは、純白の仏炎苞が厚みのある胡蝶蘭の花びらのような高級感を持っているエレガントなお花です。その気品ある花の姿から、「上品な淑女」「清らかな心」「清々しい日々」「包み込む愛」の花言葉が付けられました。

観葉植物として多く流通しているスパティフィラムは、小型の「ミニメリー」、これよりもさらに小さな「ショパン」など、小さなスペースでも飾りやすいテーブルサイズも人気があります。

 

8月31日【レンゲソウ】

ハスに似た花を咲かせる「レンゲソウ」は、白地の花びらの先端が薄紫色に染まる、グラデーションが美しい花です。紫色やピンク色が定番ですが、白色やクリーム色の品種もあります。

古くから痛みを緩和する効果があるとして薬草として用いられてきました。そのため、「あなたと一緒なら苦痛が和らぐ」「心が和らぐ」「私の幸福」という花言葉を持っています。

レンゲソウの花はすぐに萎れてしまうため、切り花としては不向きなお花です。贈り物として選ぶ場合には、鉢植えのレンゲソウを贈りましょう。

 

まとめ

今回は、8月の誕生花について、8月の誕生月の花と、8月1日から31日までのそれぞれの日に当てられている誕生日花をひとつずつご紹介してきました。

誕生花は、自分の誕生日は何の花なのか、大切な人や友人の誕生日はどんな花があるのかなど、調べてみると楽しいですよね。ここでご紹介した以外にも、日によって数種類の誕生花があります。プレゼント選びの参考になれば幸いです。