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フラワーアレンジメントをもらったら?長持ちさせる7つのポイント

綺麗にアレンジされたフラワーアレンジメントをもらうと、飾る場所が一気に華やかになりますよね。それを少しでも長く楽しめたら、と思ってもどうすればいいのか迷う方もいるでしょう。

フラワーアレンジメントを長持ちさせるための7つのコツを守れば、生き生きとした花を長く楽しむことができます。難しいことはないので、少しだけ花の気持ちになって環境を整えてみましょう。

 

フラワーアレンジメントはどれくらい長持ちするの?

 

せっかくもらったフラワーアレンジメントなら、少しでも長く美しい姿を鑑賞したいですよね。

一般的にフラワーアレンジメントは1週間から2週間ほど長持ちさせることができると言われていますが、一概に言えないところがあります。

生きている花ですから、周りの環境に影響を受けることが大きいので、日持ちはお世話や環境によって大きく異なってきます。もちろん、花の種類やアレンジの仕方によっても違いがでます。

逆にいうとお世話や環境を整えるだけでも長持ちさせることが可能です。美しい姿を楽しむためには、ちょっとした工夫をすることが大切です。そのためにはどんな点に気を付ければいいのでしょうか。実は決して難しいことではなく、少しの注意点を抑えるだけでいいのです。

 

フラワーアレンジメントを長持ちさせるための7つのポイント

①持ち帰ったらすぐにラッピングを外す

持ち運び用にフラワーアレンジメントはラッピングをしてあります。このラッピングは花束を外で風などから守るのはいいのですが、花にとっては自然界にないものですから異物です。葉や花の成長すれば広がります。それを不自然に押さえつけるラッピングは、花の勢いを押さえつけてしまいます。

さらに通気性を阻害することになるのも大きなマイナス点です。持ち帰りの一時的ならまだしも、長時間通気がない状態では萎れてきてしまい、長持ちはしません。持ち運びにはラッピングはガード役をしてくれますので必須ですが、家に帰ったらすぐに丁寧に外すようにしましょう。

 

②余分な葉っぱや蕾は取り除く

フラワーアレンジメントは見た目の美しさやバランスも重要視して形作られます。そのため、葉や蕾も含めて1つの作品として仕上げられています。ただ、長持ちさせることを考えると、不要な部分は取り除くことがおすすめです。

葉や蕾も成長しようとするので、水分や栄養をどんどんと吸収していきます。これが自然の土に生えている状態なら、全体に行きわたる十分な栄養や水分が賄えます。しかし、フラワーアレンジメントでは、水や日差しの光合成だけと限れますので、あまり多くの栄養や水分が必要だと不足する可能性が高いです。今咲いている花にまでたっぷりの栄養が行きわたらなくなるので、枯れるのも早くなってしまいます。

それを防いで長持ちさせることを優先に考えると、ある程度の剪定は必要になってきます。

 

③直射日光を避ける

光合成するには日光は必要不可欠です。しかし、直射日光を強くダイレクトに浴びるとダメージの方が大きくなってしまいます。強い日差しは花からの水分を奪ってしまいますし、花に熱がこもってしまい萎れてしまいます。飾っている花瓶やスポンジの水も熱で温まり、お湯を与えているような状態になります。

日が届くことは大切ですが、あくまでも日が届いても直接的ではない場所が重要です。直射日光は避けるように心がけましょう。また、日光が必要なのは土に根付いているときの植物なので、フラワーアレンジメントになったときには高温にならずに通気が良い、湿気が高くなりすぎないことが重要です。ダイレクトな日差しは避けられる場所に飾るように気を付けましょう。

 

④部屋の空調をお花に合わせる

 

フラワーアレンジメントは根付いていないので、花が繊細な状態です。そのため、生き生きとした状態にするには空調も気にしてあげる必要があります。

空調の強さは弱めにして、エアコンの風が花に当たるのは避けましょう。温かい風は水分を蒸発させるので萎れる原因になります。逆に冷たい風だと急に冷えることで、花が傷んで枯れてしまいます。

空調で温度管理をするにも自然な環境にすることが肝心で、あとは直接風を当てないことがポイントです。できるだけ涼しくて通気が良いことが前提ですが、エアコンであまり気温差を出さないことと、風を循環させる目的にすることが大切です。人間と同じで、冷やしすぎや温めすぎ、乾燥しすぎではデメリットの方が大きくなってしまいます。

 

⑤スポンジを乾かさない

水分が大事なフラワーアレンジメントですから、スポンジの水分量には気を配らなくてはなりません。スポンジは花の茎の全体ではなく、切れ口の部分だけに使います。茎全体を水に浸かりっぱなしにならないので腐らせることありません。

さらに、必要な水分を少しずつ吸水できるので、多すぎる水分量で花が痛むのを防止することもできます。

ただ、その分スポンジには適切な水分量がキープされている必要があります。乾ききってしまうと、スポンジは水を吸収しにくくなる性質もあるので、常に適切な水分が残っているかのチェックもしましょう。コンスタントに水分量を見ながら、調節してあげると安心です。花束に合ったスポンジの大きさや切れ込みの深さになっているかもチェックしましょう。

 

⑥萎れてしまったら水揚げをして花瓶に移す

丁寧にお世話をしても、やがては萎れてきます。そこで終わりではなく、水揚げをして花瓶に移すことで、再度美しさを取り戻します。萎れてくれば、水分が不足している状態でもあります。その時にたっぷりの水分を与えることで、今一度ハリを取り戻すことが多いです。完全に枯れてしまう前に、スポンジをとって花瓶に移し替えると、水分の補給で生き生きとしてきます。

コツは枯れてしまう前の萎れて、ハリがなくなってきた程度のときに移すことです。遅すぎると復活しにくくなります。タイミングを逸しないためにはよく観察して花の状態を見て判断することです。花瓶に移すだけでも日持ちさせることができます。

ただ、花瓶に移した後も高温多湿、直射日光を避ける、風を当てないなどはそのまま守りましょう。また、水もいつも清潔で冷たすぎない状態で交換します。

 

⑦ドライフラワーや押し花にする

もし、萎れてきてしまったら、そのままの美しさをキープしたいならドライフラワーとして残す方法もあります。ドライフラワーだとずっと形に残りますので、記憶にも残り記念にもなります。これなら長く持ちますので、いつでも自分のそばに置いて楽しめます。

ドライフラワーは専門店に依頼することも可能です。この場合はプロの技術で豪華に、見ごたえある仕上げになります。額縁に入れて飾ったりもできますし、本数も多くドライフラワーにできるのも魅力です。

自分でもできるので決して難しいことではありません。また、少しだけ残したい場合には押し花もおすすめです。押し花なら、そこからしおりにしたりとバリエーションも豊富に生活に取り入れられます。

 

◯まとめ

せっかくもらったフラワーアレンジメントは、できるだけ長持ちさせて楽しみましょう。そのためのコツは飾る場所の環境管理と水分管理です。十分堪能したら、今度はドライフラワーなどに加工すると、何度も楽しめて花がいつでも周りにある生活を送れます。