胡蝶蘭

ラ・メールコラム > 胡蝶蘭 > 胡蝶蘭がお祝いに贈られるのはなぜ?マナーやタイミングや相場を徹底解説!

開業や開店祝い、結婚式や入学式の席、更には就任や叙勲,退職のお祝いなど、祝福の場所になくてはならないのが胡蝶蘭ではないでしょうか。

華やかで美しい胡蝶蘭は、これから始まる輝かしい未来を象徴しているかのようです。今回は胡蝶蘭がお祝いの場所に欠かすことがきでないのはなぜか、更には贈る側のマナーやタイミング、胡蝶蘭の相場なども合わせて、その魅力に迫ります。

 

なぜ胡蝶蘭はお祝いの席に贈られるの?

縁起の良い花言葉がついているから

胡蝶蘭の胡蝶とは花の形からもわかるように、蝶そのものを意味します。また胡蝶蘭には「幸せが飛んでくる」という花言葉がありますので、とても縁起が良く贈った人に喜ばれる花です。

特に白い胡蝶蘭は「清純」という花言葉があり、結婚式の新婦のブーケや、コサージュなどにもよく利用されます。他にもピンクの胡蝶蘭は「あなたを愛しています」というとても情熱的な花言葉があります。このようなことからも胡蝶蘭が幸福の象徴になっています。

 

匂いと花粉が少ないから

胡蝶蘭の大きな特徴とは、匂いがあまりないことです。近くによって匂いをかいでみても花の甘い香りはほとんどしません。また、花粉も服についたり、花粉が舞い散ったりすることもありません。人が多く集まる場所などでは匂いがきつすぎたり、花粉が飛んでしまっては大変です。お祝いの席には匂いも花粉の少ない胡蝶蘭がおすすめです。

 

お手入れが簡単で花もちが良いから

胡蝶蘭は1年を通して、直接日光の当たらない明るい室内での管理が適しています。

水やりも、(3,4,5、6)月はできれば朝に、10日に一度、コップ一杯程度の水やりをしてください。

(7、8、9)月は夕方の涼しい時間に1週間に一度、10月から11月の寒い時期には、10日一度、コップ一杯程度、胡蝶蘭は寒さに弱いので(12、1、2)月は、暖かい日の午前中に2週間に一度、コップ一杯程度の水やりをしてください。

胡蝶蘭は手入れがとても簡単で花持ちがいいですが、水をあげすぎて根腐れをおこさないように注意してください。

 

お祝いに送る胡蝶蘭の値段相場は?

 

ミディ胡蝶蘭の値段相場

ミディは大輪と違い、花弁の大きさが6cm~9cm程です。またよく見る3本立ちのものになると高さは40cm~60cm程とになります。色も豊富にあり模様がついている可愛らしいものも、あります。個人的に誕生日などにプレゼントするにおすすめです。

ミディは10000円~30000円前後が相場ですが、特別な柄や珍しい色の胡蝶蘭は30000円~50000円程の高価なものもあります。

 

3本立ち胡蝶蘭の値段相場

大輪の3本立ちで花が30輪ほど咲いていた場合は、20000円~25000円が相場となっています。また3本立ちでも花が多い場合ですと、25000円~35000円前後となることから、花の数によって金額が大きく変っていくことを知っておくこと大切です。

 

・5本立ち胡蝶蘭の値段相場

5本立ちになると、花の数や鉢の大きさなどもかなりの豪華になります。40000円~60000円前後が相場になるでしょう。また花の数によって値段が変わってきます。贈る用途によっては、ラッピングなどが異なり更に料金がかかるでしょう。

 

お祝いに贈る胡蝶蘭の立て札の書き方

 

必ず立て札をつける

立て札には大きな役割があります。一つ目は、誰からその胡蝶蘭が届いたか一目瞭然わかるためです。二つ目は、何のお祝いとして贈ったかを明確にわかるようにするためです。これらはビジネス上の贈り物の場合特に重要になります。またお祝いに駆けつけた人達の目に触れることで、贈り主の存在を強くアピールすることができるので、立て札を必ずつけるようにしましょう。

 

立て札は正しく書く

立て札には、紙札と木札があります。紙札の場合は木札より少しカジュアルな感じになるでしょう。やはり木札の方が高級感があり見栄えが良いかもしれません。

書き方としては、一番上に祝と大きく朱色で、その下に御移転等とお祝いの目的を書きます。他の書き方では開業御祝、開店御祝などと書く場合もあります。そしてその隣に会社名、贈り主の名前と書かれるのが一般的です。しかし連名で出したい場合には、いくつもの名前を書いてしまうと字が小さくなってしまうので、会社名を書き一同とする方が良いでしょう。

 

お祝いに贈る胡蝶蘭に関するよくある疑問

 

おすすめの色はありますか?

定番の色と言えば白と白赤の赤リップと言われている胡蝶蘭でしょうか。どちらも純白で可憐なイメージですが、赤リップは口紅をさしたように純白の中に、赤が彩られているので、紅白のおめでたさが感じられます。また、華やかで鮮やかなピンクの胡蝶蘭もその場の雰囲気を一気に明るくしてくれるのでおすすめです。他にも珍しい色で青色などがありますが、定番とは違う美しさがありとても個性的になります。

 

渡した後の胡蝶蘭はどうなるの?

お祝いを演出してくれた胡蝶蘭もいつかはしおれ落ちてしまいます。

胡蝶蘭は花が枯れたあとは次の花を咲かせる準備にかかります。

なるべく節を残して短く根元を切ってください。

そうすることで新芽が出やすく次の花が咲きやすくなります。

葉っぱが白くなったり、黒くなったり、もう一枚もない場合は、根腐れを起こしてるので、変色した部分だけを切って植え替えをしてください。

根の部分が黒くなっていたり、干からびたりしてしまっている場合は、残念ながら完全に枯れてしまったといえます。

その場合は胡蝶蘭を小さく切ってゴミとして捨てて下さい。

 

気をつけるべきマナーはありますか?

胡蝶蘭を贈るタイミングはとても重要です。開店や開業のお祝いの場合、当日は忙しいので、できれば、その前日や前々日に贈るのがベストでしょう。

また就任や昇進のお祝いの場合は、着任した日以降が望ましいでしょう。なるべく仏滅を避けることをおすすめします。そしてその時にメッセージカードを添えると、より一層自分の気持ちを伝えることができるでしょう。書き方としてはお祝いの言葉を書いた後、一言、心を込めたメッセージを入れて、贈り主の名前を明記するのが一般的です。ぜひ、胡蝶蘭だけではなく、メッセージカードを添えてみてはいかがでしょうか。祝福の気持ちがより深まることでしょう。

 

まとめ

胡蝶蘭はその存在だけで新たな門出や、華やかな未来を演出するのにピッタリな花です。この花を選んで間違いがないという確かな安心感があります。大切な人に花を贈るときはぜひ、胡蝶蘭をプレゼントして下さいね。