各種お祝いや、特別な日のプレゼント、また日頃の感謝を伝える贈り物など、ビジネスやプライベートに区別なくフラワーギフトは多くのシチュエーションで贈られています。一般的に生花は元気がなくなれば終わりになりますし、たとえば風水においては、枯れたお花は悪い気を吸い取ってくれたと考えて、新しいお花に換えます。一方で、お花を贈られた方にとって思い入れのあるイベント、あるいは特定の贈り主からのお花を、できるだけ長くキレイな状態に保ちたいと考えることもあるのではないでしょうか。

花束やフラワーアレンジメント、スタンド花といったフラワーギフトには、基本的に切り花が用いられます。この切り花を、生花の状態で可能な限り長く楽しみたい場合、もっとも大切なのは、水やり・水替えを怠らないことです。また切り花が水をしっかりと吸い上げやすいように、可能であれば水中で茎の先端を斜めに1〜2センチ程度カットします。この作業を毎日行うのがたいへんな場合は、お水を換えるタイミングで実施してみてはいかがでしょうか。その他、1本1本のお花に、余分な葉やつぼみがある場合、それをカットすることにより、いま咲いているお花に集中的に栄養が行くようになります。またお花の延命剤をお水に加えるのも、有効な手段と言えます。

飾る場所に関しては、直射日光を当たらず、エアコンの風が直接当たらず、そして風通しの良い明るい場所がおすすめです。風水の関係で飾る場所にこだわりたい場合は、ときどき他のお花と場所を入れ替えるなどの工夫をしてみてはいかがでしょうか。

生花の状態よりも、より一層長く思い入れのあるお花を楽しみたい場合は、ドライフラワーにしてみるのもおすすめです。ドライフラワーは、ご家庭でも作ることができますので、趣味の一環としてチャレンジしてみても面白いかも知れません。主に、ハンギング法、ドライインウォーター法、シリカゲル法、グリセリン法といった方法がありますが、その中でもっともシンプルなのがハンギング法です。プロセスは、お花の茎を紐で縛って、お花を下に向けて吊るだけで、1〜2週間で完成します。なおドライフラワーは直射日光だけでなく蛍光灯の光にも弱いため、用いる電球を工夫したり、窓辺を避けて飾るなどの工夫をしつつ、保存剤を活用することにより、長持ちします。

その他の作成方法も、それぞれにメリットがありますので、もしご興味をお持ちになられましたら、この機会にお調べになってみてはいかがでしょうか。