お花をお贈りするときに、お花の色を重視する方は多いと思います。相手の方が好む色のお花をお贈りする方、お祝いのシーンにふさわしいお花の色を選ぶ方、風水効果を考慮して色を選ぶ方など、選ぶ理由は様々でしょう。企業向けのフラワーギフトの場合は、コーポレートカラーに合わせてお選びになる方もいらっしゃるかと思います。

しかし、お花の色を選ぶ基準がなかったり、あいまいだったりすると、何色のお花を選ぼうか迷ってしまうかもしれません。そこで、人気の高いお花の色をお贈りしてみてはいかがでしょうか。ある市場調査によると、最も人気の高いお花の色は、男女ともにピンクです。特に女性からの人気は高く、アンケートに回答したほとんどの女性がピンクのお花が好きだと回答しました。

ピンクのお花は、色彩心理学では「女性らしさ」の象徴であり、「優しさ」「かわいらしさ」を表す色だと考えられていますので、女性からの人気が高いのも頷けます。また、ピンクはストレスを軽減し、女性ホルモンを活性化して美しい肌を作る効果がありますから、多くの女性は無意識のうちにピンクを選んでしまうのかもしれませんね。

次に人気があるのは白いお花です。白いお花も特に女性からの人気が高く、半数近い女性が白いお花が一番好きだと回答しました。男性に関しては、ピンク、赤、黄色に続いて白いお花の人気は4位です。約3割の男性が白いお花を最も好むと回答。そのため、白いお花もさまざまな方にお贈りできそうですね。

白いお花と聞くと、ウェディングシーンにお贈りするお花、またはお亡くなりになられた方に手向けるお花というイメージが強いかもしれません。しかし、意外と白いお花はさまざまなシーンでお贈りできるかと思います。風水において、白いお花は、何色にも染まっておらず、何色にも染まる可能性を秘めているため「始まりの色」「旅立ちの色」と考えられています。新しい物事に挑戦しようとしている方にお贈りすると喜んでいただけるのではないでしょうか。就職祝いや転職祝い、開店・開業祝いなどにおすすめです。新しい地で新生活をスタートさせる引っ越し祝いにも喜んでいただけそうですね。

また、男性へお花をお贈りするときは、ピンクよりも白いお花をお贈りするのがおすすめです。近年は、ジェンダーレス化が進み「ピンクは女の子の色」「男の子だから青い持ち物を持つべきだ」といった考えはなくなりつつあります。とはいえ、ピンクのお花を手に持つのは、少々照れくさいと感じてしまう男性は多いようです。その点、白いお花ならシンプル、形状によってはスタイリッシュですので、手に持ちやすいのではないでしょうか。

このような人気の色のお花なら、年代を問わずに喜んで受け取っていただけるかと思います。相手の方の好みがわからないときなどは、ぜひ参考にしていただければ幸いです。