大きなものでは高さが2メートルほどになるスタンド花は、フラワーギフトの中でもたいへん存在感のある商品として、さまざまなお祝いのシチュエーションをはじめ、お悔やみの場面でも供花として贈られています。

用いられるお花は、花の女王と呼ばれているバラやカーネーション、カラー、ガーベラ、胡蝶蘭などをはじめ、種類や色バリエーションは多岐にわたり、葉物や枝物などを含めますと、無数の組み合わせがあると言えます。そのようにたくさんのお花がありますので、実際にスタンド花を贈る場面になったとき、どのようにお花を選べば良いか迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。

お花の色の傾向としては、華やか系ですと赤やピンク、紫などのお花の他、複数のお花をあしらったもの、ナチュラル系ですと白やグリーンなどのお花を中心にあしらったもの、くすみ系（ニュアンスカラー）の色のお花をあしらったアンティークな風合いのお仕立てもおすすめです。また明るい黄色やグリーン、オレンジなどビタミンカラーと呼ばれる爽やかお花たちを主体とした組み合わせも、明るく前向きで元気な印象を演出できますので、シチュエーションによっては、空間に相応しいフラワーギフトになりそうです。

その他、季節感を出すことができるのも、お花を飾ることの楽しみの1つと言えます。現代は栽培技術の進化により、年間を通じて多くのお花を入手することができますが、日本には四季がありますので、季節のものや旬のものを欲する感覚もあると言えます。

たとえば春のお花といえば、ナデシコや菜の花、チューリップ、アネモネなどがあります。複数の季節に開花しますが、バラも春に咲くお花の1つとなっています。夏といえば、ヒマワリも季節を代表するお花の１つです。ビタミンカラーを構成するお花としてもお使いいただけますね。

秋のお花は、ヒガンバナやコスモス、リンドウ、ダリア、パンジーその他、さまざまなお花があります。そして冬は、スノードロップやクリスマスローズ、ノースポール、サイネリア、スイセン、マーガレットなど。その他、さまざまな季節のお花があります。

ボリューム感たっぷりのスタンド花は、こうしたお花に加えて動きや広がり、そして高さを出すためにグリーンの葉物もふんだんに用いることがあります。そのあたりのバランスも見比べますと、よりお花選びも楽しくなりそうです。