カラーバリエーションが豊富なバラ。赤やピンク、白、オレンジ、黄色のほか、紫、緑色といった少しめずらしい色のバラも存在します。2002年には日本の研究チームが不可能とされていた青いバラを創り出すことに成功しました。品種改良によってさまざまな色のバラが生み出されましたが、赤とピンク、そして白のバラが定番だと言えるのではないでしょうか。

同じバラと言っても、色が異なるだけで雰囲気がガラリと異なります。赤いバラは情熱的でロマンチック、ピンクは優しげで可愛らしい雰囲気に溢れています。白いバラは高貴さや上品さを感じられるのではないでしょうか。同時に純粋さも感じられ、「無邪気」「純潔」「あなたの色に染まる」という花言葉が付けられています。上品でありながら純真無垢な雰囲気はウエディングシーンにうってつけで、結婚式の会場に飾られたり、花嫁さんが手に持つブーケに取り入れられたりしているのを目にしたことがある方は多いかもしれません。

そのため、白いバラの贈り物は「結婚祝い」を連想する方は多そうです。しかし、白いバラはさまざまなシーンでお贈りできる要素を持っています。例えば、先ほどご紹介した花言葉のほかに「心からの尊敬」「約束を守る」という花言葉も持っています。ご友人へお贈りすれば誠実さが伝わりますし、信頼関係を築きたいお仕事関係の方などへの贈り物にもおすすめです。

また、男性にお花をお贈りするなら白いバラを選んでみてはいかがでしょうか。お花は「女性らしい」「女性向けの贈り物」というイメージが強いかもしれません。実際に、ある調査結果を見ると、男性よりも女性の方がお花をもらったことがある方が多いことがわかりました。赤やピンクのお花は「可愛らしくて手にするのが照れくさい」という男性は多そうです。その点、白いバラならシンプルな色合いですし、スマートな雰囲気も持っていますから、男性が手にしても様になるのではないでしょうか。

白い色が持つ意味についても着目してみましょう。白は何色にも染まっていないことから「はじまりの色」という意味を持っています。あらゆる可能性を秘めていることを表しますので、新しい事業を始める方、新たな土地で生活をする方などへの贈り物におすすめです。

このように白いバラの魅力にスポットライトを当てていくと、さまざまなシーンでお贈りできるお花だということがわかります。結婚祝いはもちろんのこと、他のお祝いにも白いバラを贈り物に選んでみてはいかがでしょうか。