お祝いにお花をお贈りするなら、華やかな色合いのものを選ぶという方が多いのではないでしょうか。おめでたい日を彩るには、明るい色のお花はうってつけです。鮮やかな赤やピンク、オレンジ、黄色などお祝いにお贈りしたいお花の色はさまざまですが、特におすすめしたいのが黄色いお花です。

黄色は、赤やオレンジ、ピンク、青といった有彩色のなかでも最も明るい色だとされているためです。その明るさゆえ、黄色を見る人は光を連想し希望を与えてくれると考えられています。また、黄色は楽しさやユーモアの象徴でもあります。戦隊モノの子供向けテレビ番組やアイドル、アニメなどでキャラクターのテーマカラーが設定されているものがありますよね。その場合、黄色がテーマカラーのキャラクターはユーモアがある人物とされていることが多いのではないでしょうか。これは、黄色が持つ特性が由来かもしれません。

では、なぜ黄色は心を前向きにし、楽しい気分にしてくれるのでしょうか。これは、黄色を見ることによって脳内で分泌されるホルモン「エンドルフィン」の影響と言われています。エンドルフィンとは体内で合成されるモルヒネだと呼ばれ、「脳内麻薬」という別名を持っています。エンドルフィンは、悲しみや苦痛を感じにくくなり、幸福感が得やすくなる物質です。その効果は、モルヒネの数倍もの鎮痛効果があると言われていますから、効果は大きいと言えるでしょう。ちなみに、エンドルフィンはランニング中や後に得られる幸福感・「ランナーズハイ」の状態に陥ったときや、おいしいものを食べているときなどにも分泌されます。

黄色いお花を眺めていただけば、幸福感に包まれるだけでなく、苦痛などが和らぐ効果も得られそうです。お祝いだけでなく、お見舞いにも黄色いお花は喜んでいただけそうですね。

さらには、風水では黄色は金色と並んで金運アップの効果があるとされています。金運とは、単にお金が入ってくる運気ではなく、お金を稼いだり豊かさを得たりする力や能力を高める運気のことです。ビジネスや商売をしている方はもちろんのこと、豊かな生活を望む方にも黄色いお花の贈り物はおすすめです。こうしてみると、黄色いお花はさまざまな方にお贈りできそうですね。

お祝いでお贈りするお花選びにお悩みでしたら、黄色いお花を選んでみてはいかがでしょうか。幸せな気分に導いてくれるうえ、金運アップという縁起の良さもありますので、素敵な贈り物になるのではないかと思います。