「バラの花束」に対して、ロマンチックなイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか。バラ特有の華やかな美しさに加えて、「愛」「美」といった花言葉を持つことが影響しているかもしれません。バラにまつわるエピソードもロマンチックなものばかりです。例えば、ヨーロッパではかつて、男性が女性にプロポーズするときには、12本のバラを摘んで女性に贈るという風流がありました。12本のバラはそれぞれ、「愛情・情熱・感謝・希望・幸福・永遠・尊敬・努力・栄光・誠実・信頼・真実」の象徴とされ、12本のバラを贈ることで「これらのすべてをあなたに誓います」という意味になるのです。この12本のバラは「ダズンローズ」と呼ばれ、近年になって「素敵な風習だ」と見直されるようになりました。結婚式や披露宴、二次会などで、新郎が新婦に12本のバラを贈る「ダズンローズ・セレモニー」を取り入れる方もいらっしゃいます。

では、ダズンローズにバラを1本加えて13本にすると、どのような意味になると思われますか。より一層強い愛情を示す意味になるのでしょうか。……実は、13本のバラは「永遠の友情」という意味になります。バラの花束は恋人にプレゼントするという方が多いものですが、13本のバラならご友人の誕生日やお祝いなどに気軽にお贈りできそうですね。

黄色いバラもご友人へのプレゼントにおすすめです。赤いバラの「愛情」「あなたを愛しています」、白いバラの「あなたの色に染まる」「相思相愛」などのように、バラは恋愛関係にある人に贈りたい花言葉が付けられていることが多いです。しかし、黄色いバラの花言葉は「友情」。まさにご友人への贈り物向けの花言葉だと言えますね。黄色いバラには、ほかにも「美」「献身」という花言葉が付けられています。

ちなみに、黄色は光を連想するような明るさを持っていることから、見る人に希望を与え、前向きな気持ちへと導く効果があるとされています。よって「幸福」の象徴ともされていますので、ご友人など大切な方の特別な日を祝うのに適した色ではないでしょうか。お祝いに黄色いバラをお贈りすれば、相手の方の幸福や成功を願う気持ちが伝わるかもしれません。

バラはお花のなかでも高い人気を誇ります。バラの花束をプレゼントしてもらったら、ほとんどの方が喜んで受け取ってくださるのではないかと思います。ご友人やお知り合いにお花をお贈りする機会がありましたら、黄色いバラの花束を贈り物に選んでみてはいかがでしょうか。