数ある贈り物の中でも、特に人気が高いのはフラワーアレンジメントではないでしょうか。フラワーアレンジメントは、花器に吸水性のスポンジを置き、そこにお花を挿して形成したものです。高いデザイン性と受け取った状態のまま飾れる手軽さが人気の理由です。なかには、フラワーアレンジメントづくりを学ぶため、教室に通う方もいらっしゃいます。

フラワーアレンジメントは、お花をどう配置するか、また、どのようなお花を用いるかによって、デザインや雰囲気が変わります。そのため、非常に多くのデザインのフラワーアレンジメントがあり、その数は無限といっても過言ではないでしょう。しかし、さまざまなフラワーアレンジメントがあるため、どれを選んだら良いかわからなくなるという方もいらっしゃるかもしれません。特に、お贈りするお相手が目上の方や年長の方の場合は、失礼がないようにと、お花選びが慎重になってしまうかもしれません。

ご自身よりも立場が上の方にお花をお贈りするなら、紫色のお花を選んでみてはいかがでしょうか。紫色は、古来より高貴な色とみなされてきたことから、「尊敬」を表す色とされています。日本においても世界においても、紫色の染料を作りだすには、非常に多くの労力がかかっていたうえ、貴重であったことから、身分の高い人しか身に付けられなかったためです。そのため、尊敬や上品、気品などをイメージする色となりました。紫色のお花なら、相手を敬う気持ちが伝わりそうですね。

また、紫色は副腎に刺激を与え、ノルアドレナリンという物質が分泌されます。ノルアドレナリンが分泌されると、向上心がアップし、想像力が豊になります。クリエイティブなお仕事をされている方に紫色のお花をお贈りしても、喜んで抱けるのではないかと思います。

紫色は赤と青が混ざった色で、赤の割合が多くなると赤紫色になります。赤紫色のお花は、女性におすすめです。赤紫は女性的な作用が大きく、赤紫を見ると美肌や若返り効果のある女性ホルモンのエストロゲンの分泌が促進されるためです。美しさをもたらしてくれますから、女性の方に赤紫色のお花をお贈りすると、喜んでいただけるのではないでしょうか。

紫色は、「ミステリアス」「神秘的」というイメージを持つ色ですから、なかなか選びにくいかもしれません。しかし、相手の方に敬意を伝えたいときには、うってつけのお花と言えそうです。会社の上司や恩師、メンターの方、年長の方など、尊敬している方には、紫色のお花をお贈りしてみてはいかがでしょうか。