お祝いの贈り物をするときには、縁起の良いものを選ぶという方は多いのではないでしょうか。相手の方に「良いことがありますように」と願いを込めてお贈りする「縁起物」はさまざま。昆布や蕎麦、海苔といった食品以外にもバウムクーヘンなどのお菓子、だるまや熊手といった置物もありますね。お花もそういった縁起物のひとつであるのをご存知でしょうか。例えば、「松・竹・梅」は、寒い冬でも葉が枯れない生命力を持つことから、縁起物とされてきました。「幸福が飛んでくる」という花言葉を持つ胡蝶蘭も縁起が良いと考えられ、贈答品として多くの方に選ばれています。

風水から見ると、黄色いお花も縁起物の一つと言えそうです。なぜなら、黄色は金色と並んで「金運」向上に効果があるとされているからです。金運とは、「お金や豊かさを得るための自分自身の力を高める運気」だとされています。何もしなくても、お金が入ってくる運気だと思われている方もいらっしゃいますが、実は自分でお金を得られるようになる力が高まる運気なのです。そのため、金運アップに効果があるとされる黄色のお花は、経営者の方やお店を運営している方、商売をされている方へお贈りすると喜んでいただけそうですね。最近は、副業でスモールビジネスをしている方が増えてきていますので、さまざまな方にお贈りできるのではないでしょうか。

金運だけでなく、黄色いお花は人を幸せに導く力も持っています。色彩心理学では、黄色は見る人に「楽しい」といった感情を生み出させ、幸福感で満たす効果があるとされているためです。この効果は科学的にも裏付けされており、人が黄色いものをみると脳内では、苦痛を軽減し幸福感を得られる物質・エンドルフィンが分泌されます。エンドルフィンは、モルヒネよりもはるかに強い鎮静作用があるとされており、嫌な記憶を忘れさせ、人を笑顔にする効果があると考えられています。そのため、お祝いの喜ばしいシーンだけでなく、悲しみの最中にいる方へお贈りするのもおすすめです。お見舞いや快気祝いなどにもお贈りしてみてはいかがでしょうか。

黄色のお花は、ピンクのお花のように「女性らしい」「キュート」といったイメージが少ないため、年代や性別を問わず、どなたにもお贈りできそうです。お祝いのシチュエーションも選ばずお贈りできるお花の一つですので、お花選びにまよったときには、黄色いお花を贈り物に選んでみてはいかがでしょうか。縁起が良いだけでなく、幸せをもたらす黄色いお花は素敵な贈り物になりそうです。