贈り物のお花を選ぶときには、花言葉が気になるという方は多いのではないでしょうか。お花には、それぞれ素敵な花言葉が付けられており、メッセンジャー的な役割も担ってくれています。実際に、花言葉は、17世紀ごろのトルコ・イスタンブールで恋人たちが自分の思いを花に託して贈り合う「セラム」が由来と言われています。同時期には、フランス貴族たちの間でも花を擬人化した詩華集がブームとなり、花を人に例えて恋人の美しさをほめたたえたり、恋人の裏切りを非難したりと、恋の駆け引きにお花が使われていました。現在でも、お祝いのシーンに適した花言葉を持つお花をお贈りするという方は、少なくありません。

あらゆるお花の中でも、特にバラの花は豊富な花言葉を持っています。他のお花と同様に、お花の色によって花言葉が異なるだけでなく、葉や棘にまで花言葉が付けられていますし、つぼみや満開などバラの状態によっても花言葉が変わります。また、バラの花の本数によっても花言葉が異なることは、ご存知の方は多いかもしれません。

バラの中でも、オレンジ色のバラの花言葉はバリエーションに富んでいるため、さまざまなお祝いのシーンでお贈りできそうです。例えば、恋人にお贈りするのにぴったりな「情熱」「熱望」という花言葉のほか、ご友人やご家族、ビジネスパートナーの方にお贈りしたい「絆」という花言葉も持っています。また、「誇り」という花言葉は、プロジェクトなどを成し遂げたり、目標を達成したりした方にお贈りしたい花言葉です。「幸多かれ」という花言葉も持っていますので、出産祝いや結婚祝いにもお贈りできそうですね。お孫さんの発表会や入学祝などでお贈りできそうな「さわやか」「無邪気」という花言葉もつけられています。こうしてみると、オレンジ色のバラはシチュエーションやお相手を選ばずお贈りできるのではないでしょうか。

オレンジ色は、情熱的な赤い色と幸福を表す黄色を混ぜて作られた色です。暖かさやフレンドリーさ、喜びなどを感じさせる色ですので、まさにお祝いにうってつけではないかと思います。また、色彩心理学では、オレンジ色は困難の乗り越える強さを持つ色とされています。オレンジ色のバラをいただいた方は、大きな励ましを感じるかもしれませんね。

多くの素敵な花言葉を持ち、魅力溢れるオレンジ色のバラを贈り物に選んでみてはいかがでしょうか。オレンジ色はフレンドリーな雰囲気を持ちますが、バラは高貴な佇まいのため、高級感がありますので、ビジネスシーンにおける贈り物にもおすすめです。