お祝いのときの贈り物と言えば、花束やフラワーアレンジメントが定番となっていますが、近年はプリザーブドフラワーも人気です。プリザーブドフラワーとは、特殊な液体に生花を浸して枯れないように加工したお花のことです。1980年代後半ごろからプリザーブドフラワーの研究が始まり、1991年にフランスの企業・ヴェルモント社が製法技術を確立し世界特許を取得しました。1990年代に日本にもプリザーブドフラワーが伝わり、それ以来、フローリストやお花の愛好家などを中心に、多くの方に親しまれています。

プリザーブドフラワーは、贈り物としても人気です。その理由は美しい色合いだけでなく、生花と比べて圧倒的に寿命が長いことが要因と言えるでしょう。一般的な切り花は数日、長くても10日ほどで枯れてしまいますが、プリザーブドフラワーは数年に渡って美しい姿を保ちます。プリザーブドフラワーは湿気に弱いため、年間を通じて湿度の高い日本では寿命が短いと言われていますが、それでも2～3年ほど楽しめます。湿気や高温など飾っていただく場所を配慮していただけば、5年以上持つとも言われています。

さらに、プリザーブドフラワーはほとんどお手入れが必要ありません。鉢植えのようにお水をあげる必要も、花束のように花瓶の水交換も必要ないのです。それでいて、生花のような質感を楽しめるのは、うれしいポイントではないでしょうか。お忙しくてお花のお世話をするのが難しいという方にお贈りしても喜んでいただけそうですね。また、お手入れいらずといった点では、お見舞いにもおすすめです。入院中や体調がよくないときにはお花の水やりや花瓶の水交換さえままならないという方は少なくありません。美しいお花を見て心を癒してほしいというときには、プリザーブドフラワーをお贈りしてみてはいかがでしょうか。

年々、プリザーブドフラワーの人気高まり、現在は贈り物の品として定着していると言えます。そのため、花材やカラーバリエーション、デザインも豊富にあります。興味のある方は、当店フラワーギフトラボのようなオンラインショップを覗いてみてはいかがでしょうか。お花のオンラインショップでもプリザーブドフラワーを取り扱うことが増えてきており、種類も豊富です。相手の方のお好みに合ったプリザーブドフラワーが見つかるのではないかと思います。お手入れいらずで長期間美しいお花を気軽に楽しめるプリザーブドフラワーを贈り物に選んでみてはいかがでしょうか。